712 / 761
712集結
しおりを挟む
いよいよ、雪が解け始める季節になった。
OZ、アーク、クリームの他に、どこで聞きつけたのか、ゴルゴ達にギルトマスターのバルクまでが合流してきた。
「一体どうして、それにバルクさんはギルドマスターの仕事はどうしたんですか。」
「ギルドマスターの情報網をなめるなよ。
俺が居なくてもギルドは問題ない。今のあいつらなら大丈夫だ。
それに何かあった時、冒険者が役に立つ時がある。」
俺達と一緒に来るらしい。ただ、カイは連れて行かない。
本人は悔しがっているが、カイには残ってもらい妹のレムを守ってもらう。
道崎案内人としてポトリ教授が買って出てくれた。
これからの行動は一部の者しか知らない事になっている。
朝早く、俺達は町を出た。
初めの目的地は街道を10日ほど歩いた場所にある広場だ。
「俺達が一番乗りみたいだな。」
ガラの言う通り、俺達以外に人は居なかった。
途中、皆で自転車を使って移動したので、予定よりもずっと早く到着している。
テントを張り、野営をしていると、馬車に乗ってヨギ魔導士、オリバー隊長、
更に、サリナ姫、ヨハン王子、ガゼルス将軍、リチャード魔道師、ハンナ騎士がやって来た。
「何でサリナお姉さんと、ヨハンさんが一緒に居るのです。」
「皆に危険な所に行かせて、安全な場所で待っているなんて出来ないわ。私には王族として見届ける義務があります。」
「俺もそうだ。この先、皆が平和に暮らすための戦いだ。微力だが手伝わせてもらう。」
横で、ガゼルス将軍が頷いている。
ガゼルス将軍、リチャード魔道師、ハンナ騎士が2人の護衛として付けば問題無いだろう。
こうなったら仕方がない。皆で未来を掴み取るしかないだろう。
さすがに秘密裏の行動でバラン将軍まで来ることは出来なかった。
サリナ姫が周囲を見ているので、どうしたのかと思っていたが
「浩司さんとヤマトが居ないみたいだけど、どうしたの。」
「まさか、ついに拓が愛想をつかされてしまったのか。」
「えっ、拓ちゃんは何をしたのよ。」
「話してみろ。俺も一緒に謝ってやる。」
ついにヨハン王子は、サリナ姫に感化されて人を見る目のないダメ王子になってしまったか。
だいたい、「ついに」って人の事をどんな風に見ていたのだろう。
この2人、このまま行くと最悪のダメ王族夫婦になってしまうのではないだろうか。
横でバラン将軍とガゼルス将軍が心配そうに見ているのは、自分の仕える主を情けなく思っての事だろう。
視線が俺に向けられているようにも見えるが気のせいだ。
「浩司は、別件でヤマトと行動をしています。後で合流しますよ。」
俺が溜息交じりに応えると、後ろの方で皆が笑っている。
これから敵の本拠地に行くというのに、一気に緊張感が無くなってしまった。
3日後、広場には
第3騎士団とブルネリ公爵の私兵の精鋭100名、そしてガゼルス将軍の信頼できるグランザム兵30名が集まっていた。
今回の行動は公にしていなく、騎士や兵士達は冒険者の格好をして参加することになった。
ただし、俺のアイテムボックスに転がっていたミスリル製の防具や剣を渡してある。
以前に作ったミスリルの盾も、布に包んで持ってきているみたいだ。
そして、バラン将軍の第3騎士団に設置していたミスリルで出来た拡張ボックスを持ってきていて、食料やポーション、薬などを大量に用意している。
『浩司がやっと戻ってきたみたいじゃな。少し離れた所に降りたぞ。』
俺が浩司の居るほうへ行くと、ハングライダーの横に浩司とフード付きのマントを被った人が2人。
「浩司、お疲れ様。2人を無事に連れてきてくれてありがとう。」
「しかし、本当に大丈夫なのか。」
「大丈夫だよ。そのままで来られると、2人とも少々問題が有るからフードを被って貰ったけどね。」
そして、2人と少し話して皆の所へ戻ると
「拓、その2人は誰だ。本当に俺達の仲間なのか。」
ガラが剣の柄に手をかけて前に立ち塞がった。
OZ、アーク、クリームのメンバーには事前に助っ人を呼んでくる話はしておいたのだが、
こんなフードを被った怪しい2人組が来れば、この反応も仕方がないだろう。
ちなみにマントは俺の作った魔道具となっていて、フードを被ると顔が分からない様に光魔法で細工がしてある。
「強力な助っ人だよ。訳があり顔を出せないけど安心して欲しい。」
俺がそう言うと、ガラは何も言わずに剣から手を外して道を譲った。
これで、全員が揃った。
いよいよ、明日は全員で目的地に向かって出発する。
OZ、アーク、クリームの他に、どこで聞きつけたのか、ゴルゴ達にギルトマスターのバルクまでが合流してきた。
「一体どうして、それにバルクさんはギルドマスターの仕事はどうしたんですか。」
「ギルドマスターの情報網をなめるなよ。
俺が居なくてもギルドは問題ない。今のあいつらなら大丈夫だ。
それに何かあった時、冒険者が役に立つ時がある。」
俺達と一緒に来るらしい。ただ、カイは連れて行かない。
本人は悔しがっているが、カイには残ってもらい妹のレムを守ってもらう。
道崎案内人としてポトリ教授が買って出てくれた。
これからの行動は一部の者しか知らない事になっている。
朝早く、俺達は町を出た。
初めの目的地は街道を10日ほど歩いた場所にある広場だ。
「俺達が一番乗りみたいだな。」
ガラの言う通り、俺達以外に人は居なかった。
途中、皆で自転車を使って移動したので、予定よりもずっと早く到着している。
テントを張り、野営をしていると、馬車に乗ってヨギ魔導士、オリバー隊長、
更に、サリナ姫、ヨハン王子、ガゼルス将軍、リチャード魔道師、ハンナ騎士がやって来た。
「何でサリナお姉さんと、ヨハンさんが一緒に居るのです。」
「皆に危険な所に行かせて、安全な場所で待っているなんて出来ないわ。私には王族として見届ける義務があります。」
「俺もそうだ。この先、皆が平和に暮らすための戦いだ。微力だが手伝わせてもらう。」
横で、ガゼルス将軍が頷いている。
ガゼルス将軍、リチャード魔道師、ハンナ騎士が2人の護衛として付けば問題無いだろう。
こうなったら仕方がない。皆で未来を掴み取るしかないだろう。
さすがに秘密裏の行動でバラン将軍まで来ることは出来なかった。
サリナ姫が周囲を見ているので、どうしたのかと思っていたが
「浩司さんとヤマトが居ないみたいだけど、どうしたの。」
「まさか、ついに拓が愛想をつかされてしまったのか。」
「えっ、拓ちゃんは何をしたのよ。」
「話してみろ。俺も一緒に謝ってやる。」
ついにヨハン王子は、サリナ姫に感化されて人を見る目のないダメ王子になってしまったか。
だいたい、「ついに」って人の事をどんな風に見ていたのだろう。
この2人、このまま行くと最悪のダメ王族夫婦になってしまうのではないだろうか。
横でバラン将軍とガゼルス将軍が心配そうに見ているのは、自分の仕える主を情けなく思っての事だろう。
視線が俺に向けられているようにも見えるが気のせいだ。
「浩司は、別件でヤマトと行動をしています。後で合流しますよ。」
俺が溜息交じりに応えると、後ろの方で皆が笑っている。
これから敵の本拠地に行くというのに、一気に緊張感が無くなってしまった。
3日後、広場には
第3騎士団とブルネリ公爵の私兵の精鋭100名、そしてガゼルス将軍の信頼できるグランザム兵30名が集まっていた。
今回の行動は公にしていなく、騎士や兵士達は冒険者の格好をして参加することになった。
ただし、俺のアイテムボックスに転がっていたミスリル製の防具や剣を渡してある。
以前に作ったミスリルの盾も、布に包んで持ってきているみたいだ。
そして、バラン将軍の第3騎士団に設置していたミスリルで出来た拡張ボックスを持ってきていて、食料やポーション、薬などを大量に用意している。
『浩司がやっと戻ってきたみたいじゃな。少し離れた所に降りたぞ。』
俺が浩司の居るほうへ行くと、ハングライダーの横に浩司とフード付きのマントを被った人が2人。
「浩司、お疲れ様。2人を無事に連れてきてくれてありがとう。」
「しかし、本当に大丈夫なのか。」
「大丈夫だよ。そのままで来られると、2人とも少々問題が有るからフードを被って貰ったけどね。」
そして、2人と少し話して皆の所へ戻ると
「拓、その2人は誰だ。本当に俺達の仲間なのか。」
ガラが剣の柄に手をかけて前に立ち塞がった。
OZ、アーク、クリームのメンバーには事前に助っ人を呼んでくる話はしておいたのだが、
こんなフードを被った怪しい2人組が来れば、この反応も仕方がないだろう。
ちなみにマントは俺の作った魔道具となっていて、フードを被ると顔が分からない様に光魔法で細工がしてある。
「強力な助っ人だよ。訳があり顔を出せないけど安心して欲しい。」
俺がそう言うと、ガラは何も言わずに剣から手を外して道を譲った。
これで、全員が揃った。
いよいよ、明日は全員で目的地に向かって出発する。
61
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
なんでもアリな異世界は、なんだか楽しそうです!!
日向ぼっこ
ファンタジー
「異世界転生してみないか?」
見覚えのない部屋の中で神を自称する男は話を続ける。
神の暇つぶしに付き合う代わりに異世界チートしてみないか? ってことだよと。
特に悩むこともなくその話を受け入れたクロムは広大な草原の中で目を覚ます。
突如襲い掛かる魔物の群れに対してとっさに突き出した両手より光が輝き、この世界で生き抜くための力を自覚することとなる。
なんでもアリの世界として創造されたこの世界にて、様々な体験をすることとなる。
・魔物に襲われている女の子との出会い
・勇者との出会い
・魔王との出会い
・他の転生者との出会い
・波長の合う仲間との出会い etc.......
チート能力を駆使して異世界生活を楽しむ中、この世界の<異常性>に直面することとなる。
その時クロムは何を想い、何をするのか……
このお話は全てのキッカケとなった創造神の一言から始まることになる……
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる