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やかましい
第59話
しおりを挟む絶対に入ってほしくない。
最高のメンバーで、日々楽しんでるっていうのに。
あんまり関わるなって、ハイハイ頷いてたよな?
なに初っ端から公約破ろうとしてるんだ?
他にも色々部活があるだろ!
「部員募集しとるんやろ?」
「してません」
「は?嘘つくなや」
募集はしてない。
生憎だが。
可愛い後輩とかなら入れる予定はある。
だが、お前みたいな変質者は断固お断りだ。
募集してるのは由緒正しき生徒だけだ。
経歴に傷がついてるはやつは基本無理。
「なんやねん「傷」って」
「住居不法侵入罪に、窃盗」
「コーラ飲んだくらいで文句言うなや」
「…いや、重罪ですよ?」
とにかく無理なもんは無理。
諦めて他を探すんだな。
色々あるぞー
弓道部に茶道部。
ダンス部に新体操部にバレーボール。
あ、バレーボールは強豪だから受け付けてなさそう。
あれとかいいんじゃね?
ほら、書道部。
ガサツなお前にはもってこいだと思うぞ?
自分と向き合えるだろうしな。
しっかり清書して、精神を鍛え直してこい。
そのねじ曲がった性格を、叩き直すいい機会だ。
ぜひ、おすすめするね。
「なるほどなぁ」
…そんな睨むなよ。
そういうとこだぞ?
直さなきゃいけないのは。
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