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ここまでのあらすじ

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1995年1月に起こった、第一次タイムクラッシュ。

それは、世界が崩壊する最初のトリガーとなった。

あの日に生まれ落ちたイレギュラーな存在、——【セカンドキッド】と呼ばれる者達は、世界の崩壊を止めることができる、唯一のアクセスポイントになると言われていた。

その中の1人であった大坂楓という少女は、自らが“世界に存在することができない事象面“であることを知り、途方に暮れる。

彼女は、「時間」という概念を持つことが許されない“特異点”だったのだ。

彼女が唯一存在することができる距離、——及び“領域“は、「明日の自分」よりも速く、走ることだった。

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