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その人は?
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「スーザン、すまない。
仕事になってしまっので出かけられない…」
ルアンと今日は町へ買い物に行く予定だったのに、キャンセルされてしまった。
楽しみにしてたのになぁ
そうだ!仲良しの侍女と買い物に行こう。
ルアンに刺繍入りハンカチを作って渡したいし……
そして私は裏切りを見てしまった。
「ルアン。また今度カフェに行きましょう」
「そうだな。あのパイは旨かった」
「だから言ったじゃない。パイなんて旨いか?何て言うからぁ。美味しかったでしょ?」
「まぁな」
嘘?なにあれ?
「お嬢様………何かの間違いですよ」
「あれが間違い?ルアンに間違いないじゃない」
足が固まって歩けない。
そうこうしているうちに、ルアンがこちらを見た
慌ててこちらへ来て
「スーザン……これは違うんだ。一緒に行こうと頼まれて」
「知らない、私は…嫌だ」
そう言って走って馬車に乗り込み邸に帰った
「お嬢様あの、ルアン様がお見えです」
「はぁ、わかったわ」
「スーザン今日はごめん、あの、違うんだ」
「何がですか?私が今日見たのは貴方と知らない女性が仲良く歩いているところでしたが」
「いや、あれは」
「それに今日は仕事で会えないと聞きましたが」
「うっ、スーザンごめん、そうなんだよ、カフェは誘われて」
「そうなのね、私達は婚約者ではないし、貴方を別に咎められないし…でももう会うのはやめましょう。私は自分が誠実であるように貴方にもそう、求めておりました。なので、私には許せないです」
「あの子はそんなつきあってるとか言う子じゃないんだ。仕事仲間で誘われて」
「ならなおの事です!これからも仕事で会う人ならば今日みたいなことがまたあると言うことです。私は私だけを見てくれる人が良いです。申し訳ありませんが、お帰りください。もう会うこともありません」
「スーザン待ってくれ!」
あれから1ヶ月過ぎた
少し落ち着きを取り戻したが
気がつけばルアンの事を考えてしまう。
だが、脳裏にあの時の見た2人を思い出し、頭をブルブルと振り思い出さないようにした。
一方ルアンはこの1か月、なんであんな誘いを受けてしまったのかと悔やんで過ごしていた。
ルアンもルアンで、スーザンに許してはもらえそうにないのをわかっていた。
なのに何故あの時誘いにのったのか……それは仕事の帰りだったからだ。
だが、その仕事は口外することは禁じられた仕事であり、彼女と言えど話すことも禁止されていた。
その仕事とは、上司の不正取引を調べることだった。
その時は5人で不正を見つけていたのだが、他の3人は家庭持ちであったので、パイを食べて帰りたいという仕事仲間の希望を独身のルアンが叶える事になった。
決して2人とも仕事仲間より越えていたわけではない。
いや、彼女の方は恋愛感情がないわけではなかった。
もしかしたらルアンに好きになってもらえるかも?と思っていた。
だが楽しもうと思っていたカフェで、心ここにないルアンを見て、彼女は諦めながら帰路についていた。そんな時に、ルアンが慌てて女の人に寄っていった。歩いているところを出くわし、ルアンに彼女がいたことを知った。
そしてその一件から、ルアンに笑顔がなくなった。
スーザンが久しぶりに町へきた。
3ヶ月ぶりであるが、ルアンとバッタリあったことがしこりとなってしまい、あまり楽しめない。
だが母様の誕生日プレゼントは買いたいので久しぶりに町に出てきたのだ。
見て歩いていたら「あの……」と呼ぶ声がして振り返ると。そこには何となく見たことがあるような人が立っていた。
そして思いだだした。
この人はルアンといた人だと……
「急に呼んですみません。間違ってなければルアン君の彼女ですよね?」
「いえ、わたしはもう」
「聞いてほしいことがあります。
少し話させてください。」
「……」
「もしかして、あの時バッタリあったあの日からルアン君と会ってませんか?私が今から一方的に話します。聞いてください」
「あの日は休日でしたが5人で仕事をしてたのです。仕事が終わり私はパイを食べたくて皆を誘ったのです。でも他の人は休日だし家庭があるので断られ、ルアン君に一緒に行って欲しいと頼んだのです。パイは嫌いだからって、それに帰りたいとも言ってたのですが、私に渋々つきあってくれました。その日からルアン君は元気がありません。きっとあの時、彼女に誤解されたまま、うまくいってないのかな?と思いました。
私はハッキリ言います、ルアン君が好きなのです。なら私が彼女になってやれ!と思い、それからアプローチをしましたが振り向いてももらえなかった。貴女より私の方がずっともルアン君に寄り添えると思ってたのに……今もルアン君は元気ありません。私ではダメなのです。あの時は私につきあってるくれただけです。これ以上冷たくしないでやってくれませんか?
私の言いたいことはそれだけです」
「私も………あの日から元気ありません。ご飯も喉を通りません。忘れたくても彼を思い出してしまい、辛くて悲しくて考えないように過ごしていました」
「ルアン君は待っていると思います」そう言って、彼女は立ち去っていった。
私はポロポロと涙がでた
私は今日、ルアンのアパートの前で待っている。
ルアンが私とやり直してくれるなら。
ルアンが来た。
「ルアン」
「スーザン?スーザンなのか?」
「ルアン、あの時は私の誤解だったの?私の誤解でいいの?」
「あの日は…彼女は仕事仲間で、仕事帰りにカフェに寄りたいと言われて断れなくて。俺は口下手で誤解を溶けなくて…スーザン信じてくれ!俺にはスーザンだけなんだ」
「ルアン、ごめんね。私が苦しめたね。私も離れて苦しかった。
私、ルアンを忘れられなかった」
「スーザン、俺の方こそごめん。
愛してる。俺にはスーザンだけだ。」
私達は抱き合い涙し口づけした。
私達はもう絶対離れない
終
仕事になってしまっので出かけられない…」
ルアンと今日は町へ買い物に行く予定だったのに、キャンセルされてしまった。
楽しみにしてたのになぁ
そうだ!仲良しの侍女と買い物に行こう。
ルアンに刺繍入りハンカチを作って渡したいし……
そして私は裏切りを見てしまった。
「ルアン。また今度カフェに行きましょう」
「そうだな。あのパイは旨かった」
「だから言ったじゃない。パイなんて旨いか?何て言うからぁ。美味しかったでしょ?」
「まぁな」
嘘?なにあれ?
「お嬢様………何かの間違いですよ」
「あれが間違い?ルアンに間違いないじゃない」
足が固まって歩けない。
そうこうしているうちに、ルアンがこちらを見た
慌ててこちらへ来て
「スーザン……これは違うんだ。一緒に行こうと頼まれて」
「知らない、私は…嫌だ」
そう言って走って馬車に乗り込み邸に帰った
「お嬢様あの、ルアン様がお見えです」
「はぁ、わかったわ」
「スーザン今日はごめん、あの、違うんだ」
「何がですか?私が今日見たのは貴方と知らない女性が仲良く歩いているところでしたが」
「いや、あれは」
「それに今日は仕事で会えないと聞きましたが」
「うっ、スーザンごめん、そうなんだよ、カフェは誘われて」
「そうなのね、私達は婚約者ではないし、貴方を別に咎められないし…でももう会うのはやめましょう。私は自分が誠実であるように貴方にもそう、求めておりました。なので、私には許せないです」
「あの子はそんなつきあってるとか言う子じゃないんだ。仕事仲間で誘われて」
「ならなおの事です!これからも仕事で会う人ならば今日みたいなことがまたあると言うことです。私は私だけを見てくれる人が良いです。申し訳ありませんが、お帰りください。もう会うこともありません」
「スーザン待ってくれ!」
あれから1ヶ月過ぎた
少し落ち着きを取り戻したが
気がつけばルアンの事を考えてしまう。
だが、脳裏にあの時の見た2人を思い出し、頭をブルブルと振り思い出さないようにした。
一方ルアンはこの1か月、なんであんな誘いを受けてしまったのかと悔やんで過ごしていた。
ルアンもルアンで、スーザンに許してはもらえそうにないのをわかっていた。
なのに何故あの時誘いにのったのか……それは仕事の帰りだったからだ。
だが、その仕事は口外することは禁じられた仕事であり、彼女と言えど話すことも禁止されていた。
その仕事とは、上司の不正取引を調べることだった。
その時は5人で不正を見つけていたのだが、他の3人は家庭持ちであったので、パイを食べて帰りたいという仕事仲間の希望を独身のルアンが叶える事になった。
決して2人とも仕事仲間より越えていたわけではない。
いや、彼女の方は恋愛感情がないわけではなかった。
もしかしたらルアンに好きになってもらえるかも?と思っていた。
だが楽しもうと思っていたカフェで、心ここにないルアンを見て、彼女は諦めながら帰路についていた。そんな時に、ルアンが慌てて女の人に寄っていった。歩いているところを出くわし、ルアンに彼女がいたことを知った。
そしてその一件から、ルアンに笑顔がなくなった。
スーザンが久しぶりに町へきた。
3ヶ月ぶりであるが、ルアンとバッタリあったことがしこりとなってしまい、あまり楽しめない。
だが母様の誕生日プレゼントは買いたいので久しぶりに町に出てきたのだ。
見て歩いていたら「あの……」と呼ぶ声がして振り返ると。そこには何となく見たことがあるような人が立っていた。
そして思いだだした。
この人はルアンといた人だと……
「急に呼んですみません。間違ってなければルアン君の彼女ですよね?」
「いえ、わたしはもう」
「聞いてほしいことがあります。
少し話させてください。」
「……」
「もしかして、あの時バッタリあったあの日からルアン君と会ってませんか?私が今から一方的に話します。聞いてください」
「あの日は休日でしたが5人で仕事をしてたのです。仕事が終わり私はパイを食べたくて皆を誘ったのです。でも他の人は休日だし家庭があるので断られ、ルアン君に一緒に行って欲しいと頼んだのです。パイは嫌いだからって、それに帰りたいとも言ってたのですが、私に渋々つきあってくれました。その日からルアン君は元気がありません。きっとあの時、彼女に誤解されたまま、うまくいってないのかな?と思いました。
私はハッキリ言います、ルアン君が好きなのです。なら私が彼女になってやれ!と思い、それからアプローチをしましたが振り向いてももらえなかった。貴女より私の方がずっともルアン君に寄り添えると思ってたのに……今もルアン君は元気ありません。私ではダメなのです。あの時は私につきあってるくれただけです。これ以上冷たくしないでやってくれませんか?
私の言いたいことはそれだけです」
「私も………あの日から元気ありません。ご飯も喉を通りません。忘れたくても彼を思い出してしまい、辛くて悲しくて考えないように過ごしていました」
「ルアン君は待っていると思います」そう言って、彼女は立ち去っていった。
私はポロポロと涙がでた
私は今日、ルアンのアパートの前で待っている。
ルアンが私とやり直してくれるなら。
ルアンが来た。
「ルアン」
「スーザン?スーザンなのか?」
「ルアン、あの時は私の誤解だったの?私の誤解でいいの?」
「あの日は…彼女は仕事仲間で、仕事帰りにカフェに寄りたいと言われて断れなくて。俺は口下手で誤解を溶けなくて…スーザン信じてくれ!俺にはスーザンだけなんだ」
「ルアン、ごめんね。私が苦しめたね。私も離れて苦しかった。
私、ルアンを忘れられなかった」
「スーザン、俺の方こそごめん。
愛してる。俺にはスーザンだけだ。」
私達は抱き合い涙し口づけした。
私達はもう絶対離れない
終
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