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「ママ~、見て!お城つくったのぉー」
「ほんとだ、じょうずにできたね」
「うん」
「さぁ、そろそろ家に帰りましょうね」
「はぁーい」
私はジーナ。20さい
そしてこの子は私の子供のナーニ。
2歳になった。
私の住む家は、王宮の直ぐ側にある
。
両親と姉夫婦と私と弟。
そして私の大事な子供と7人家族
姉の義理兄(ダミー)は元々は私の彼だった。
姉が私の彼を見て惚れてしまい、
無理やり自分の旦那にした。
卑怯な手で………
私に彼が呼んでいると嘘の伝言をし、空き地で他の男に襲わせた。
私は不貞を働いた娘と言うことで、
両親からも彼からも見放され、
家の屋根裏部屋で監禁された。
ダミーの家には高額な借金があり、その事で息子が返すために不正をしたと姉はダミーの両親に信じ込ませた。
助けてやると嘘を言い、姉は反対に父親に不正をさせた。
父親の不正を結婚してくれたら黙っていてやると言う言葉に、ダミーは約束をさせられたのだ。
彼はとても優秀で、宰相候補だったので将来を考えると、結婚するしかなかったのだ。
ダミーは姉の筋書き通り結婚させられた
だが、その他は…………実は
姉は男娼に金を渡し、私を襲うように頼んだ。
だが男娼はとても良い人で、姉が計画している日の3日前に可哀想だと私に話してくれた。
そして私もダミーに伝え、男娼ではなく一夜を共にしたのは私と義理兄になるダミーだった。
私たちは貪るようにその夜を過ごした。
そして衣服を乱し汚れて帰った私を見る姉は、ほくそ笑んだ。
「キャー、ジーナが!!」
「まぁ、可哀想なジーナ。
これでは、ダミーとはもう結婚することはできないわ。
そんな汚れた体になってはダミーが気の毒だわ。」
姉の良いようにされるなんて嫌で、姉の計画を聞いた日に、私とダミーは両親に相談した。
始めは信じてくれなかったが、姉はきっとダミーと結婚したいと言い出すし、ダミーの家にも根回しをしているはずだと、私からダミーを奪うつもりだろうと話してあった。
私が、男に襲われたと姉が騒ぎ、父親が形だけ屋根裏部屋へ監禁した日に、
「お父様、ジーナと結婚が決まってたダミーが可哀想。
そうだわ。ダミーと私が結婚すれば良いのよね。お父様、そうしましょう」
私とダミーが相談した通りに言ってきた姉に幻滅し、私達の話を信じてくれた。
もともと、姉は我が儘で癇癪持ちで
両親も手を焼いていた。
それから私が妊娠したことを、両親もダミーもナイショで喜んでくれた。
相手がダミーだからなのだが。
ダミーの家の事もあり、計画通りダミーは姉の旦那になった。
姉は嬉しくて私に何回も「ダミーは私のものよ」と言ってくる。
「そうね」そう言うしかなかった
ダミーと姉が結婚してから、私は可愛い女の子、ニーナを、産んだ。
私に似た子で、ダミー似てるのは目の色の青い色だ。
両親もダミーもとても喜んで抱っこしてくれる。
姉はそんな子は汚いと思っているらしく、近くにもよらない。
むしろダミーに「早く私たちの子供を作りましょう」と言うらしい。
ダミーはもともと仕事人間だ。
帰って来ても夜中遅くか、仕事先から帰って来る事もできないほどだ。
そして、姉に対しては、突然の結婚で戸惑い、愛しているとは言えないから閨を共にするのはまだ先だと伝えてあるらしい。
そんなこともあり、姉とは白い結婚のまま、3年が過ぎている。
月日が流れ宰相となったダミーはもっと忙しくなり、ほとんど家に帰ってこない。
姉はイライラが募り、夜遊びばかなりしている。
たまに王宮へ行き、ダミーに面会しているらしいが、忙しいからといって会いに行っても直ぐに帰ってくる。
「貴方との子が欲しい」とも言っているらしいが、「まだ貴女を愛せてない」と伝えいるらしい。
だからなおさら、家にいて物に当たり、癇癪を起こしている。
ニーナはそんな姉を怖がっている
姉達が結婚して4年たったころ、
私がまた妊娠した。
両親は凄く喜んでくれた。
だが姉は「あんた、また誰の子を?」と驚いていたが、彼がいるよ。と伝えた。
「結婚して出ていけば」と言われたので「そうね、時期が来たら」と伝えた。
私は無事に男の子を産んだ。
今度はダミーにそっくりでビックリするぐらいの子だった。
姉が「父親は誰なの?」と若干ひきつった顔をして聞いてきた。
「今度連れてくるわ」と伝えたら
姉はホッとする顔して喜んだ。
早く結婚して出ていきなさいよ。て言う
息子が半年くらいした頃、ダミーが久しぶりに家にちょくちょく帰ってくるようなった。
ニーナとダミアンを愛しそう見ては、可愛い、可愛いと言って抱いてくれる。
姉はダミーが帰ってくるようになって嬉しくてベッタリくっついている。
ダミーが仕事へ行く朝は必ずといって起きてこない。
ダミーが、帰ってきた次の日は必ず起きてくるのが昼過ぎになってばかりいる。
と言うことは………?
起きてくると顔を赤らめ、嬉しそうにしているのでそう言うことなんだろう。と、姉は思っている。
「ダミーとの子が欲しい。欲しい」
口を開けば言っている。
姉達が結婚した5年たった頃………
ダミーが姉に離婚を要求した
姉は「絶対嫌だ!私は貴方を愛してるし、結婚生活が破綻している訳じゃない!閨もあるしっ!」とダミーに詰め寄る。
ダミーは「閨はない。貴女を愛してもいないのに共にするのは嫌だからね」
「はっ?嘘言わないで!貴方が帰ってきた日は必ずしてたじゃない。」
「いいや、してないよ。だって貴方は必ず僕が部屋に行く前に寝てたじゃない。それに僕は同じ部屋で寝てないよ」
「えっ?」
「僕たちは白い結婚だ。家族皆が証明してくれる」
「なんですって!!どう言うこと?だって、起きると凄い疲れて…」
「そうだ。お前たちは閨を共にしてはいない。何故なら、ダミーが帰ってきた日は、お前の料理には眠り薬をいつもいれていた。だから、普通よりだるかったのだろう」と父様が言う
「なにしてくれるのよー!
じゃあ、まだ一度も?ふざけないでよ!」
「ジャネット、もう言いかげにしないか?ダミーはお前を愛してはいない。お前が無理やり結婚させたことはわかっているんだ。好きでもない女と結婚することがどれほど嫌か、お前にわかるか?」
「お父様は何故私の見方をしないのよ!」
「「お前が卑劣だからだろう!」」
「ジーナを貶めたのはお前じゃないか?」
「お姉さま、あの時手配した男娼の人に私は助けられたのです。
私は貶められなくて助けてもらいました」
「じゃあ、ニーナは?何故妊娠したのよ!」
「それは、私がお付き合いしていた人の子を産んだからです」
「えっ?まさか……」
「ニーナは僕の子だよ」
そう言って、ダミーは私に微笑む
「そんな、そんなこと許されるわけないじゃい。じゃあ、ダミアンは」
「ダミアンも僕の子だ。家に帰ってきた時はジーナと同じ部屋だったし」
「うそ?お父様、お母様は知っていたの?」
「あぁ、もちろんだ」
「お前のような卑劣な計画をたて、貶める娘などいらない。ダミーの家の借金と、お前のせいでダミーの父親が床についていた事もあり、動けないでいたが、内緒で不正とされていた部分をやっと完済できた。
ダミーの父親を騙してわざと不正をさせて、何て言う女だ!お前はこれから修道院へ向かわせる」
「酷い、酷いわ」
「どちらが酷い?俺とジーナをわざと別れさせようとしたお前の方が酷くないか?
騙して貶める行為した奴に俺達を攻めることはおかしいだろ?」
「このぉー、ジーナァーーーー!」
「お姉さま、私の彼は返してもらうわ。いえ、子供達の父親をね。」
それから邸の騎士に連れられ、無理やり馬車へ乗せられお姉さまは修道院へ向かわせられた。
修道院は要塞に囲まれているので、きっと出てくることはできない。
私たち家族は酷いことをしたのかもしれない。
たが、どうだろうか?
どちらが酷いのだろうか?
5年も遠回りさせられた私達家族はとても辛かったのだ
ダミーの両親も辛い思いをさせてしまった。
やっと孫にも会わせられ、泣いて喜んでくれた。
「ママァー」
大きくなったニーナと、ヨチヨチ歩きのダミアンを連れて、ダミーが満面の笑顔で私のところへ来た。
「ジーナ、寒くなってきたよ。
そろそろ家に入ろう。」
「そうね」
「お腹の子も寒そうだ」
「ふふっ、そうね。パパが心配してるから、入りましょうね」
終
「ほんとだ、じょうずにできたね」
「うん」
「さぁ、そろそろ家に帰りましょうね」
「はぁーい」
私はジーナ。20さい
そしてこの子は私の子供のナーニ。
2歳になった。
私の住む家は、王宮の直ぐ側にある
。
両親と姉夫婦と私と弟。
そして私の大事な子供と7人家族
姉の義理兄(ダミー)は元々は私の彼だった。
姉が私の彼を見て惚れてしまい、
無理やり自分の旦那にした。
卑怯な手で………
私に彼が呼んでいると嘘の伝言をし、空き地で他の男に襲わせた。
私は不貞を働いた娘と言うことで、
両親からも彼からも見放され、
家の屋根裏部屋で監禁された。
ダミーの家には高額な借金があり、その事で息子が返すために不正をしたと姉はダミーの両親に信じ込ませた。
助けてやると嘘を言い、姉は反対に父親に不正をさせた。
父親の不正を結婚してくれたら黙っていてやると言う言葉に、ダミーは約束をさせられたのだ。
彼はとても優秀で、宰相候補だったので将来を考えると、結婚するしかなかったのだ。
ダミーは姉の筋書き通り結婚させられた
だが、その他は…………実は
姉は男娼に金を渡し、私を襲うように頼んだ。
だが男娼はとても良い人で、姉が計画している日の3日前に可哀想だと私に話してくれた。
そして私もダミーに伝え、男娼ではなく一夜を共にしたのは私と義理兄になるダミーだった。
私たちは貪るようにその夜を過ごした。
そして衣服を乱し汚れて帰った私を見る姉は、ほくそ笑んだ。
「キャー、ジーナが!!」
「まぁ、可哀想なジーナ。
これでは、ダミーとはもう結婚することはできないわ。
そんな汚れた体になってはダミーが気の毒だわ。」
姉の良いようにされるなんて嫌で、姉の計画を聞いた日に、私とダミーは両親に相談した。
始めは信じてくれなかったが、姉はきっとダミーと結婚したいと言い出すし、ダミーの家にも根回しをしているはずだと、私からダミーを奪うつもりだろうと話してあった。
私が、男に襲われたと姉が騒ぎ、父親が形だけ屋根裏部屋へ監禁した日に、
「お父様、ジーナと結婚が決まってたダミーが可哀想。
そうだわ。ダミーと私が結婚すれば良いのよね。お父様、そうしましょう」
私とダミーが相談した通りに言ってきた姉に幻滅し、私達の話を信じてくれた。
もともと、姉は我が儘で癇癪持ちで
両親も手を焼いていた。
それから私が妊娠したことを、両親もダミーもナイショで喜んでくれた。
相手がダミーだからなのだが。
ダミーの家の事もあり、計画通りダミーは姉の旦那になった。
姉は嬉しくて私に何回も「ダミーは私のものよ」と言ってくる。
「そうね」そう言うしかなかった
ダミーと姉が結婚してから、私は可愛い女の子、ニーナを、産んだ。
私に似た子で、ダミー似てるのは目の色の青い色だ。
両親もダミーもとても喜んで抱っこしてくれる。
姉はそんな子は汚いと思っているらしく、近くにもよらない。
むしろダミーに「早く私たちの子供を作りましょう」と言うらしい。
ダミーはもともと仕事人間だ。
帰って来ても夜中遅くか、仕事先から帰って来る事もできないほどだ。
そして、姉に対しては、突然の結婚で戸惑い、愛しているとは言えないから閨を共にするのはまだ先だと伝えてあるらしい。
そんなこともあり、姉とは白い結婚のまま、3年が過ぎている。
月日が流れ宰相となったダミーはもっと忙しくなり、ほとんど家に帰ってこない。
姉はイライラが募り、夜遊びばかなりしている。
たまに王宮へ行き、ダミーに面会しているらしいが、忙しいからといって会いに行っても直ぐに帰ってくる。
「貴方との子が欲しい」とも言っているらしいが、「まだ貴女を愛せてない」と伝えいるらしい。
だからなおさら、家にいて物に当たり、癇癪を起こしている。
ニーナはそんな姉を怖がっている
姉達が結婚して4年たったころ、
私がまた妊娠した。
両親は凄く喜んでくれた。
だが姉は「あんた、また誰の子を?」と驚いていたが、彼がいるよ。と伝えた。
「結婚して出ていけば」と言われたので「そうね、時期が来たら」と伝えた。
私は無事に男の子を産んだ。
今度はダミーにそっくりでビックリするぐらいの子だった。
姉が「父親は誰なの?」と若干ひきつった顔をして聞いてきた。
「今度連れてくるわ」と伝えたら
姉はホッとする顔して喜んだ。
早く結婚して出ていきなさいよ。て言う
息子が半年くらいした頃、ダミーが久しぶりに家にちょくちょく帰ってくるようなった。
ニーナとダミアンを愛しそう見ては、可愛い、可愛いと言って抱いてくれる。
姉はダミーが帰ってくるようになって嬉しくてベッタリくっついている。
ダミーが仕事へ行く朝は必ずといって起きてこない。
ダミーが、帰ってきた次の日は必ず起きてくるのが昼過ぎになってばかりいる。
と言うことは………?
起きてくると顔を赤らめ、嬉しそうにしているのでそう言うことなんだろう。と、姉は思っている。
「ダミーとの子が欲しい。欲しい」
口を開けば言っている。
姉達が結婚した5年たった頃………
ダミーが姉に離婚を要求した
姉は「絶対嫌だ!私は貴方を愛してるし、結婚生活が破綻している訳じゃない!閨もあるしっ!」とダミーに詰め寄る。
ダミーは「閨はない。貴女を愛してもいないのに共にするのは嫌だからね」
「はっ?嘘言わないで!貴方が帰ってきた日は必ずしてたじゃない。」
「いいや、してないよ。だって貴方は必ず僕が部屋に行く前に寝てたじゃない。それに僕は同じ部屋で寝てないよ」
「えっ?」
「僕たちは白い結婚だ。家族皆が証明してくれる」
「なんですって!!どう言うこと?だって、起きると凄い疲れて…」
「そうだ。お前たちは閨を共にしてはいない。何故なら、ダミーが帰ってきた日は、お前の料理には眠り薬をいつもいれていた。だから、普通よりだるかったのだろう」と父様が言う
「なにしてくれるのよー!
じゃあ、まだ一度も?ふざけないでよ!」
「ジャネット、もう言いかげにしないか?ダミーはお前を愛してはいない。お前が無理やり結婚させたことはわかっているんだ。好きでもない女と結婚することがどれほど嫌か、お前にわかるか?」
「お父様は何故私の見方をしないのよ!」
「「お前が卑劣だからだろう!」」
「ジーナを貶めたのはお前じゃないか?」
「お姉さま、あの時手配した男娼の人に私は助けられたのです。
私は貶められなくて助けてもらいました」
「じゃあ、ニーナは?何故妊娠したのよ!」
「それは、私がお付き合いしていた人の子を産んだからです」
「えっ?まさか……」
「ニーナは僕の子だよ」
そう言って、ダミーは私に微笑む
「そんな、そんなこと許されるわけないじゃい。じゃあ、ダミアンは」
「ダミアンも僕の子だ。家に帰ってきた時はジーナと同じ部屋だったし」
「うそ?お父様、お母様は知っていたの?」
「あぁ、もちろんだ」
「お前のような卑劣な計画をたて、貶める娘などいらない。ダミーの家の借金と、お前のせいでダミーの父親が床についていた事もあり、動けないでいたが、内緒で不正とされていた部分をやっと完済できた。
ダミーの父親を騙してわざと不正をさせて、何て言う女だ!お前はこれから修道院へ向かわせる」
「酷い、酷いわ」
「どちらが酷い?俺とジーナをわざと別れさせようとしたお前の方が酷くないか?
騙して貶める行為した奴に俺達を攻めることはおかしいだろ?」
「このぉー、ジーナァーーーー!」
「お姉さま、私の彼は返してもらうわ。いえ、子供達の父親をね。」
それから邸の騎士に連れられ、無理やり馬車へ乗せられお姉さまは修道院へ向かわせられた。
修道院は要塞に囲まれているので、きっと出てくることはできない。
私たち家族は酷いことをしたのかもしれない。
たが、どうだろうか?
どちらが酷いのだろうか?
5年も遠回りさせられた私達家族はとても辛かったのだ
ダミーの両親も辛い思いをさせてしまった。
やっと孫にも会わせられ、泣いて喜んでくれた。
「ママァー」
大きくなったニーナと、ヨチヨチ歩きのダミアンを連れて、ダミーが満面の笑顔で私のところへ来た。
「ジーナ、寒くなってきたよ。
そろそろ家に入ろう。」
「そうね」
「お腹の子も寒そうだ」
「ふふっ、そうね。パパが心配してるから、入りましょうね」
終
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