私には勿体ない人

瑠渡

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早く行かないと授業に間に合わない。

タンタンタンタンッ


「あの人だ」

すれ違い様にチラッと見る

やはり素敵な人……あの人は誰だろう?

「ク………だ………ぶ?」


   ガバッ

うわっ、また夢を見た。
何度も見る夢。素敵だと夢では言ってるけど顔が雲かかってて見えない


ハァー、なんでいつも見るんだろ?
全然知らない人なのに




………………………………………




私、クララ。今日から高校生。

ずっと辺境の学校にいたが、高校生になることもあり、王都に帰ってきたのだ。

素敵な可愛い制服に着替えて気分も幸せなの。
「お母様行ってきます」
馬車で向かい専属従者に手を借り学校門で降りる。
入学式では、3年の公爵令息のロマン様から祝辞をもらい、早速教室へ向かった。
友達は幼なじみのアンリエッタが同じクラスだ。
私はAクラス。高校の入るに辺り試験が行われ、その時の成績は10番。
アンリエッタは1番。
羨ましいけど私の頭では無理。だからとても尊敬できる友達。

「クララは何部に入るか決めたの?」

「私はね、花が好きだから園芸部でいっかな。アンリエッタは?」

「そう、私は生徒会役員に決まってしまったから無理だわ」

「さすが!1番だもんね。じゃあ、ロマン様と会えるわね。婚約者殿だもんね。」

「ふふっ、今度クララも一緒に生徒会のサロンへ行きましょうか?」

「結構です!あははっ」

「じゃあ、また明日ね!」

噴水の側に咲いていたパンジーが可愛かったなぁ。
まだ時間があるから見に行こう。
あぁ、やっぱり見事!管理してるの用務員さんは凄い。
花を見て笑っていたら「1人で笑って気持ちわり」と声がして、そちらを見るとベンチで寝ながらこちらを見てる1人の男性。
神々しいほど光って見えるその顔は、漆黒の髪に切れ長の目。整った鼻にきれいな口元。口元の下には色気を感じる黒子があり、おもわず見惚れて見てしまった。
それを見て「何見てんだよ」と睨まれる。
「すみません花を見に来ただけです」

「ふーん。俺を追いかけて来たんじゃないならいいや。もう見たんだろあっち行けよ」

「はい、すみません」こわい

慌てて走って逃げた。

あの人は誰?凄い素敵な人だった。
ずっと見ていたい顔で、背が高く悪いところが外見からはわからない。
でも性格は悪そう。怖い
でも、なんか見たことあったような?

馬車に乗りながら考えていたら邸についた。

「お帰りなさい学校はどうでした?」
「お母様、友達と同じクラスで楽しみです」
「良かったわね、お父様が呼んでるから執務室へいってちょうだい」

「お父様戻りました」

「あぁクララ、入学おめでとう。
今日はお前に紹介したい人がいるんだが、まだ着いていないんだ。
これを見なさい」

「えっ、これは?釣書?」

「そうだ。サーシャタートル公爵家のカーク様だ。クララの嫁ぎ先だ」






「旦那様、お客様が到着されました」



「来たようだな。入って頂いてくれ」



「遅くなりました」

そういって入ってきた人は
「えっ、?さっきの人」思わず頬染めてしまった


「………はじめまして、カークです」

「わざわざ来てもらってすまないね。娘のクララだ」

「は、はじめましてクララです」

「娘には今説明したばかりで、また後で説明するがとりあえず隣の応接間に茶を用意するから2人で話をしなさい」

「「はい」」




シーン



「まさか、お前だとはな」

「…はい」

「俺はさ公爵家に産まれたから、いつかこんな日が来るのはわかっていた。まぁ、俺の婚約者は大変だろうけどよろしく」


「よろしくお願いいたします」




    
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