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第10話 サポートありきのスライム倒し
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第10話
ダンジョン前のお店の人にコレ!と言われて借りたのが棍棒だった。手で持つところだけ細く少し重い棍棒。これなら上から振り下ろせばスライムも倒せるだろうと太鼓判だ。
アサンが言うにはつっかえ棒だそうだ。
アサンはではではと歩き出す。その後ろをボクが歩きスライムが出てくる場所まで辿り着いた。
アサンは振り返り「倒してみよう」と両腕を広げる。
ボクは棍棒(つっかえ棒)を振り上げスライムに叩きつけた。ぼわん。
スライムが弾けて消えた。
店の人が言ってたように倒せた。
目の前には昨日ハルからもらったのと同じ魔石がきらりと光る。ちゃんと回収。
「よし、次行ってみよ~」
1匹、そして1匹、さらに1匹と倒していく。
なんか作業みたいになっていった。
アサンは倒さないの?と言うと「実はね」と自分はサポート役でいると言われた。
土魔法では倒せないけど武器なら倒せる、じゃあいっぱい倒したらハルのように魔法がでるようになってさらに攻撃魔法も出来るようになるんじゃないかと言うのだ。
何それかっこいい。
「土属性に攻撃魔法ってあるの?」
「……知らない」
アサンは首を振りボクを見る。
「ボク次第ってこと?」
「そうそう!土を耕すだけじゃないかもしれないし」
やはり畝は農家で土を掘り返すときにやる魔法だそうだ。
アサンの持ってる火属性が有用過ぎて「土は農家」と言うのが一般的だそうだ。実際、騎士や貴族で土属性の魔法持ちはいない。
……泣けるね。
農家になれば生活はできるが出世はない。冒険者も土属性はいない。つまり将来の職業が決まってしまうほどの属性魔法らしい。
ボクは大工じゃなくて農家になるのか。
「いやでもわからないじゃない??」
アサンは手を広げ続ける。
「農家の皆はダンジョンでスライム倒してないし?」
「じゃあ土魔法に新たな1ページを?」
「そうそう!」
「頑張るよ」
そう言ってスライムを倒し続けた。
しばらくは1匹、ちょっとずつ階段近くへ移動してスライムに数が増えていく。アサンは増えすぎることのないように間引きしながらボクにスライムを倒すよう促す。
ちょっと多くてヨロけた拍子にスライムを押してしまい――。
ぼわん。
押して倒せるようになった?
えぇ、めっちゃ強くなったじゃん。
もう一度押してみる。
ぷに~。
なんともない。
??
押して倒してしまったスライムの魔石を拾いにいくととんがった先の尖った岩があった。
あれにぶつかったのか。
ぶつかった。尖った岩に。
尖った岩を作れたら……どぅ??
!!
「……あ」
「ん??」
「アサン、退いてて」
「はいよ?」
アサンはボクの後ろに移動してボクは地面に魔力を広げる。この辺一帯なら出来るね。
地面を柔らかくするのと逆で固くとんがらせれば。
「ふん!!」
ぼわんっ!!
スライムのいる地面から30cmほど土を固めた硬い棘を突き出してスライムを突き刺した。その棘は元の土に戻り地面には小さな魔石が一個落ちている。成功だ。
「…………」
アサン沈黙。ボクも沈黙。
「「 いえーい 」」
ハイタッチをした。
「ゼラすごい!どうやったんだ?」
「あの岩の尖ったところでスライムが当たって魔石になったから地面から尖ったので突き刺せばって思ったんだよ」
ボクは浮かれてアサンも気にせず喜んでいた。
スライムが徐々に増えていく。
「ゼラ、魔力はどう?」
「大丈夫!」
「おぉ、じゃあもう少し奥へ行こう!」
「まっかせなさいー」
魔力を地面に広げてスライムがいるところ目掛けて棘を突き出していく。目が届くところなら大丈夫なようで奥へ奥へ進んで行けた。
なんか平けたな。
「アサン?スライムが多くなるだけだったよな?」
「そう教わったね~」
今も1階のはずだ。スライムはいないのに空気が重い。
「…これってマズい??」
「いや、さっぱり??」
ダメだ、経験者がいない。
元の場所へ戻ろうとするがどこを見ても道がない…。
あれ?迷った??
「ねぇ――」
――――ズズゥゥン
声をかけようとすると前からスライムが現れた。
「でっけぇ…」
「うわぁ……」
そう今まで倒してたのは30cmくらいのスライム。今目の前にいるのはボクたちを合わせても足りないくらい巨大なスライムだった。
「「 うわぁぁぁ!! 」」
ハモった!違う!!
マズいマズい!!なんかわからないけど逃げれないし向こうは攻撃してくるし……もうなんなの?!
「アサン、倒そう!!二手に分かれて攻撃する!あのスライムに近づかれないように左右から攻撃しよう!」
「やってやる~」
一度頷くとアサンは駆け出してボクと反対側へ回った。
火の魔法をスライムにあてて??あてているのに…。
「これ効いてないっぽい~」
「じゃあボクが!!」
地面に魔力を広げる。
スライムを倒した時より大きな棘を。
もっと、もっと!!
頭の中で想像してスライムを睨む。
「これでどうだぁ!!」
ずぼぉんっ!!
5mはありそうな巨大な突起が巨大スライムを貫く。
頭からは棘の突起が貫いて突き出ている。
今までの小さいスライムだったらこれで倒せてたのに…。
ぐにゅぅぅ。
穴が塞がっていく。
倒しきれてなかったみたい。
「一発じゃダメみたい」
「これってボスだよ!ゼラ」
「…ボス?」
「よく分かんないけどダンジョンにはフロアごとにボスが出るんだってさ」
「でも1階はスライムしかいないんだろ?」
「コレもスライムじゃん」
「確かにそうだ」
一度でダメなら体力がなくなるまで!!
壁に手をつきながら考えた結果、壁も土?って気づいちゃった。あたりを見渡すとアサンの近くに窪地がある。
「アサン、そこにいて!」
「わかった!……なんで??」
「こいつをそこに連れていく!!」
アサンは窪地で焦っている。逃げ場がないように感じるだろ?それ正解!!
「アサンこっち!」
ボクは手を伸ばして壁に手をつく。巨大スライムは目の前まで迫ってくるが。――今!!
「くらえ!!」
壁の左右と地面からの三つの棘は巨大スライムの体を三方向から貫いた。これなら!
……ぼわん!!
大きな破裂音と共に魔石と宝箱が落ちていた。
アサンは涙目だったけど拳を合わせて2人で言った。
「「 こわかった~ 」」
ヘタんと座り込むボクら。
するとさっきまでいた場所に戻ってきたみたいだ。空気が重くない。
地面に魔力を広げて波打つように棘を突出してスライムを倒していく。ちなみに今までの魔石と宝箱は手ぶら倉庫にしまってある。地面に魔力を広げた時に離れてても魔石拾わずに手ぶら倉庫に回収できたのだ。だからスライムを倒せば倒すほど魔石が蓄積されていく。クフフ。
「外へ行こう」
「もちろん!お店でお菓子食べよ~」
入り口まで走り抜けるとルイス商店のお店に転がり込んだ。ちょうどおじさんが居たのでご挨拶と借りていた棍棒(つっかえ棒)を返却した。
「父さん、ゼラすごかったよ~」
2人でスライムを倒してたこと。ボクが魔法でスライムを倒せるようになったことをおじさんに報告していた。
「スライム倒せるようになったかい?」
「はい、おかげさまで」
ぺこり。
「魔石もいっぱいです」
ゴト。
「あとコレ、アサン」
「??」
「宝箱出たからアサンが開けて」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
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次回もお楽しみに!
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アサンが言うにはつっかえ棒だそうだ。
アサンはではではと歩き出す。その後ろをボクが歩きスライムが出てくる場所まで辿り着いた。
アサンは振り返り「倒してみよう」と両腕を広げる。
ボクは棍棒(つっかえ棒)を振り上げスライムに叩きつけた。ぼわん。
スライムが弾けて消えた。
店の人が言ってたように倒せた。
目の前には昨日ハルからもらったのと同じ魔石がきらりと光る。ちゃんと回収。
「よし、次行ってみよ~」
1匹、そして1匹、さらに1匹と倒していく。
なんか作業みたいになっていった。
アサンは倒さないの?と言うと「実はね」と自分はサポート役でいると言われた。
土魔法では倒せないけど武器なら倒せる、じゃあいっぱい倒したらハルのように魔法がでるようになってさらに攻撃魔法も出来るようになるんじゃないかと言うのだ。
何それかっこいい。
「土属性に攻撃魔法ってあるの?」
「……知らない」
アサンは首を振りボクを見る。
「ボク次第ってこと?」
「そうそう!土を耕すだけじゃないかもしれないし」
やはり畝は農家で土を掘り返すときにやる魔法だそうだ。
アサンの持ってる火属性が有用過ぎて「土は農家」と言うのが一般的だそうだ。実際、騎士や貴族で土属性の魔法持ちはいない。
……泣けるね。
農家になれば生活はできるが出世はない。冒険者も土属性はいない。つまり将来の職業が決まってしまうほどの属性魔法らしい。
ボクは大工じゃなくて農家になるのか。
「いやでもわからないじゃない??」
アサンは手を広げ続ける。
「農家の皆はダンジョンでスライム倒してないし?」
「じゃあ土魔法に新たな1ページを?」
「そうそう!」
「頑張るよ」
そう言ってスライムを倒し続けた。
しばらくは1匹、ちょっとずつ階段近くへ移動してスライムに数が増えていく。アサンは増えすぎることのないように間引きしながらボクにスライムを倒すよう促す。
ちょっと多くてヨロけた拍子にスライムを押してしまい――。
ぼわん。
押して倒せるようになった?
えぇ、めっちゃ強くなったじゃん。
もう一度押してみる。
ぷに~。
なんともない。
??
押して倒してしまったスライムの魔石を拾いにいくととんがった先の尖った岩があった。
あれにぶつかったのか。
ぶつかった。尖った岩に。
尖った岩を作れたら……どぅ??
!!
「……あ」
「ん??」
「アサン、退いてて」
「はいよ?」
アサンはボクの後ろに移動してボクは地面に魔力を広げる。この辺一帯なら出来るね。
地面を柔らかくするのと逆で固くとんがらせれば。
「ふん!!」
ぼわんっ!!
スライムのいる地面から30cmほど土を固めた硬い棘を突き出してスライムを突き刺した。その棘は元の土に戻り地面には小さな魔石が一個落ちている。成功だ。
「…………」
アサン沈黙。ボクも沈黙。
「「 いえーい 」」
ハイタッチをした。
「ゼラすごい!どうやったんだ?」
「あの岩の尖ったところでスライムが当たって魔石になったから地面から尖ったので突き刺せばって思ったんだよ」
ボクは浮かれてアサンも気にせず喜んでいた。
スライムが徐々に増えていく。
「ゼラ、魔力はどう?」
「大丈夫!」
「おぉ、じゃあもう少し奥へ行こう!」
「まっかせなさいー」
魔力を地面に広げてスライムがいるところ目掛けて棘を突き出していく。目が届くところなら大丈夫なようで奥へ奥へ進んで行けた。
なんか平けたな。
「アサン?スライムが多くなるだけだったよな?」
「そう教わったね~」
今も1階のはずだ。スライムはいないのに空気が重い。
「…これってマズい??」
「いや、さっぱり??」
ダメだ、経験者がいない。
元の場所へ戻ろうとするがどこを見ても道がない…。
あれ?迷った??
「ねぇ――」
――――ズズゥゥン
声をかけようとすると前からスライムが現れた。
「でっけぇ…」
「うわぁ……」
そう今まで倒してたのは30cmくらいのスライム。今目の前にいるのはボクたちを合わせても足りないくらい巨大なスライムだった。
「「 うわぁぁぁ!! 」」
ハモった!違う!!
マズいマズい!!なんかわからないけど逃げれないし向こうは攻撃してくるし……もうなんなの?!
「アサン、倒そう!!二手に分かれて攻撃する!あのスライムに近づかれないように左右から攻撃しよう!」
「やってやる~」
一度頷くとアサンは駆け出してボクと反対側へ回った。
火の魔法をスライムにあてて??あてているのに…。
「これ効いてないっぽい~」
「じゃあボクが!!」
地面に魔力を広げる。
スライムを倒した時より大きな棘を。
もっと、もっと!!
頭の中で想像してスライムを睨む。
「これでどうだぁ!!」
ずぼぉんっ!!
5mはありそうな巨大な突起が巨大スライムを貫く。
頭からは棘の突起が貫いて突き出ている。
今までの小さいスライムだったらこれで倒せてたのに…。
ぐにゅぅぅ。
穴が塞がっていく。
倒しきれてなかったみたい。
「一発じゃダメみたい」
「これってボスだよ!ゼラ」
「…ボス?」
「よく分かんないけどダンジョンにはフロアごとにボスが出るんだってさ」
「でも1階はスライムしかいないんだろ?」
「コレもスライムじゃん」
「確かにそうだ」
一度でダメなら体力がなくなるまで!!
壁に手をつきながら考えた結果、壁も土?って気づいちゃった。あたりを見渡すとアサンの近くに窪地がある。
「アサン、そこにいて!」
「わかった!……なんで??」
「こいつをそこに連れていく!!」
アサンは窪地で焦っている。逃げ場がないように感じるだろ?それ正解!!
「アサンこっち!」
ボクは手を伸ばして壁に手をつく。巨大スライムは目の前まで迫ってくるが。――今!!
「くらえ!!」
壁の左右と地面からの三つの棘は巨大スライムの体を三方向から貫いた。これなら!
……ぼわん!!
大きな破裂音と共に魔石と宝箱が落ちていた。
アサンは涙目だったけど拳を合わせて2人で言った。
「「 こわかった~ 」」
ヘタんと座り込むボクら。
するとさっきまでいた場所に戻ってきたみたいだ。空気が重くない。
地面に魔力を広げて波打つように棘を突出してスライムを倒していく。ちなみに今までの魔石と宝箱は手ぶら倉庫にしまってある。地面に魔力を広げた時に離れてても魔石拾わずに手ぶら倉庫に回収できたのだ。だからスライムを倒せば倒すほど魔石が蓄積されていく。クフフ。
「外へ行こう」
「もちろん!お店でお菓子食べよ~」
入り口まで走り抜けるとルイス商店のお店に転がり込んだ。ちょうどおじさんが居たのでご挨拶と借りていた棍棒(つっかえ棒)を返却した。
「父さん、ゼラすごかったよ~」
2人でスライムを倒してたこと。ボクが魔法でスライムを倒せるようになったことをおじさんに報告していた。
「スライム倒せるようになったかい?」
「はい、おかげさまで」
ぺこり。
「魔石もいっぱいです」
ゴト。
「あとコレ、アサン」
「??」
「宝箱出たからアサンが開けて」
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