11 / 25
第11話 ボススライム報告
しおりを挟む
「ゼラ、それは……」
「さっき倒したでっかいスライムから出てきたんだよ」
「「 はぁぁ!?? 」」
親子でハモった。
お店で大声出したので注目の的だ。
「おほん」と咳払いして席に着くおじさん。
「アサン、どういうことだい?」
「実はさっきボスが出たんです――」
ボクらは身振り手振りでアサンのおじさんに頑張って倒したんだよ~と伝えたんだ。
だけど。
「なんて危険なことをするんだ!自己責任だって言われてただろう!」
怒られた。注目がまた集まる。
ボクらがあまりにおちゃらけて説明したからかおじさんは大きくため息を吐いて目を瞑ってしまった。
「ギルドマスターに報告しなければ…」
小声で呟きアサンの両肩に手を置いた。
「いいかい、危険なことをしたんだ。父さんは心配だよ。しかし、ボスが出るのだったら話が違う。このことは一緒に報告してもらう。……いいね」
最後の「いいね」はボクに顔を向けてきた。
こくこくと頷くボク。
「それで……」
一呼吸置いてアサンに渡す。
「これはダンジョンに誘ってくれたからアサンにあげるね」
「え?いや、え??」
アサンはボクとおじさんの顔を交互に見て渋っていた。
「アサン、開けるのは待ってほしい。何があるかわからない!まず私が鑑定しよう」
おじさんは丸いガラスを手に取って宝箱を見ている。
「ふむ」とガラスをしまってボクを見る。
「ゼラ、アサンが開けてもいいのかい?キミが倒したんだろ??」
「全然大丈夫です、むしろボクが持って帰ると怪しまれそう」
「そうか、呪いとかはない箱だったから開けてみなさい」
大きく頷くアサン。
キィィ。
「何コレ?」
アサンは覗き込み不思議がる。
おじさんはまたガラスを取り出して固まっている。
なになに?野次馬のように後ろから覗き込むが見えない。
「契約書…」
羊皮紙と呼ばれる物がクルクルと撒かれて筒状になっていた。アサンのおじさんはそれを解いてテーブルの上に広げる。「えっと…」アサンは読もうとするがおじさんが止める。
「精霊の契約書だ」
おじさんはぷるぷる腕が震えていた。
「精霊って何??」
「「 …… 」」
「ゼラ、魔法を使う時どうやってる?」
「どうって…」
「ボクらの魔力に精霊が答えてくれて魔法が使えるって教会で教えてもらっただろう?」
言ってたっけ?
「その通り?」
「魔法を使う時に何かしらお世話になってるのが精霊ってわけだよ」
「そういうことだ、その精霊と契約できるのがこれらしいぞ」
「へぇ!アサン良かったね、ボクおしっこで離れるね」
「ちょ、あからさま~」
ガシッと腕を掴まれた。やめて、おしっこ漏れる。
「いやほんと」
「ゼラ、これは気軽にあげていいものじゃないぞ」
おじさん汗すごいね。
「お気になさらず」
「「 気にするわぁぁ 」」
一応ナニには間に合ったけど話し合いは平行線。
「アサン、これってなんて書いてあるの?」
「ゼラって文字読めないっけ??え~っと…ここのところに署名するみたいだね」
指で指したところを音読する。
「ぁ ちょっとまっt――」
「――この契約書に偽りがないことを証明する。契約者アサン・ルイスって、ボクだったらこんな感じだね」
「へぇ」
ボクが頷くと契約書の周りが光り始める。
アサンはびっくり、おじさんは頭を抱えていた。
名前を書くところがその光が集まって細い線のようになり文字に変化していく。
契約者 アサン・ルイス
スゥッと光が消えてポワンと小さい火の玉が姿を現す。
「……何それ?」
「わっわっ!!」
「ゼラ、知ってた?」
「知らない、何がどうなったの??」
「アサン、どこか体に異常は無いか?!」
「大丈夫みたい、なんとも。火属性の精霊と契約したみたい…です」
――――――――――――――――――――
今ボクらは冒険者ギルドにいる。アサンのおじさんが受付で急ぎ伝えたいとしてダンジョンの話をすると上の階へ案内された。おっかないおっさんがデカい椅子に腰掛けてこちらを見ている。近くのテーブルには水とお菓子が…お菓子!!
「トレイン被害じゃなくてボスの話と言っていたが…ルイスさん」
「えぇ、うちのが出会しました。1階でね」
「へ??」
アサンの頭に手を乗せると淡々と報告するおじさん。
ボクとアサンはビスケットに夢中だった。
「そのボスから出た宝箱を開けると契約書が入っていたんですがアサンが契約者に――」
「ちょっと待ってくれ。1階でボスだと?スライムしか出ない公開フロアじゃないか」
「えぇ、ですから困ってるんです。うちのが危険な目に遭ったのですから。ボスが出る公開フロアなんて聞いたことがない」
「しかもボスと交戦中は出口すら無かったそうです。逃げられず助けも呼べず周りも気付かないなんて“神隠し”ですよ」
「ボクらがね――」
またしてもボクらが饒舌に戦いぶりを伝えても首を傾げて取りあってくれない……。解せん。
「巨大なスライムとは今まで聞いたことがないな…。このダンジョンなら5階ごとに決まったボスがいると報告はある」
ダンジョン資料はギルドに言うと冒険者であれば見ることができるそうだ。ボクらが見ようとすると隠された。アサンも残念そうだ。ぁ水のおかわりください。
……無視ですか。
ギロリと睨まれるボク。咄嗟にアサンの後ろへ隠れる。
アサンは「ぇぇ」と慌てているが火の精霊がアサンの近くで浮いているとギルドマスターのおっさんが指差した。
「そしてそれをこんな子供が討伐、宝箱を持って帰り中身は契約書で契約したのがこの――」
「アサンですね、守護してるようで常に近くを浮いています」
「アサン君、それは隠せないか?貴族に見つかるとちとマズいかもしれない。特にここではな」
「それが一緒がいいと戻ってはくれなくて」
アハハ…と苦笑するアサン。
実際に火の精霊だから触ると燃えるんじゃないかと思ったがほんのり温かいだけで触れられない。
目の前にいるのに触れられない。まさに不思議精霊だった。
「お水おかわりください」
話を遮って水をせがむ。
ノドからからです。
「それでスライムを討伐したのはお前か、ゼラ」
「です」
「本当か??」
「嘘かもよ」
「ゼラ、ちゃんと言わないと怒られるよ」
「倒せたってだけだろ?証拠がない。あれがボスじゃなくてただでっかいスライムってだけかもしれない」
「つまりは分からないと?」
「倒せたのは本当だけど必死だったからね、もう戦いたくはないかな」
「ふむ、精霊は人を選ぶと言うし契約ができたのはアサン君と相性も良かったんだろう。だが実力うんぬんより危険なフロアに子供だけで行かせたのは解放を宣言した我々の落ち度だがうーむ…」
「申し訳ないことをした」と頭を下げるおっさん。
「いいよ」と肩を叩くボク。止めるアサンと頭を抱えるおじさん。
「やはり納得がいかない!子供がボスを倒せるなどと報告できるわけがない」
ぐぬぬと腕を振り上げてギルドマスターはお怒りだった。
全くもってその通り。
「ゼラの土魔法はすごいんです、試してみたらどうでしょう!」
アサンが暴走している。バッとアサンのおじさんを見ると目を逸らした。解せん!!
「ぜひそうしてもらおう、なんちゅう顔してんだ?すぐ終わるから着いてこいゼラ」
皆お菓子がなくなったのか立ち上がりギルドマスターの後に続く。ボクは水をもらって飲み干し家に帰ろうとするがアサンにホールドされて連行された…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
応援やしおりがとっても励みになりますので、
ぜひよろしくお願いします!
次回もお楽しみに!
ぜひチェックしてくださいね。
コメントやメッセージもお待ちしています。
皆さんの感想を読むのが楽しみです!
もし気に入っていただけたら、お友達にも教えてもらえると嬉しいです。
一緒に物語を盛り上げていきましょう!
「さっき倒したでっかいスライムから出てきたんだよ」
「「 はぁぁ!?? 」」
親子でハモった。
お店で大声出したので注目の的だ。
「おほん」と咳払いして席に着くおじさん。
「アサン、どういうことだい?」
「実はさっきボスが出たんです――」
ボクらは身振り手振りでアサンのおじさんに頑張って倒したんだよ~と伝えたんだ。
だけど。
「なんて危険なことをするんだ!自己責任だって言われてただろう!」
怒られた。注目がまた集まる。
ボクらがあまりにおちゃらけて説明したからかおじさんは大きくため息を吐いて目を瞑ってしまった。
「ギルドマスターに報告しなければ…」
小声で呟きアサンの両肩に手を置いた。
「いいかい、危険なことをしたんだ。父さんは心配だよ。しかし、ボスが出るのだったら話が違う。このことは一緒に報告してもらう。……いいね」
最後の「いいね」はボクに顔を向けてきた。
こくこくと頷くボク。
「それで……」
一呼吸置いてアサンに渡す。
「これはダンジョンに誘ってくれたからアサンにあげるね」
「え?いや、え??」
アサンはボクとおじさんの顔を交互に見て渋っていた。
「アサン、開けるのは待ってほしい。何があるかわからない!まず私が鑑定しよう」
おじさんは丸いガラスを手に取って宝箱を見ている。
「ふむ」とガラスをしまってボクを見る。
「ゼラ、アサンが開けてもいいのかい?キミが倒したんだろ??」
「全然大丈夫です、むしろボクが持って帰ると怪しまれそう」
「そうか、呪いとかはない箱だったから開けてみなさい」
大きく頷くアサン。
キィィ。
「何コレ?」
アサンは覗き込み不思議がる。
おじさんはまたガラスを取り出して固まっている。
なになに?野次馬のように後ろから覗き込むが見えない。
「契約書…」
羊皮紙と呼ばれる物がクルクルと撒かれて筒状になっていた。アサンのおじさんはそれを解いてテーブルの上に広げる。「えっと…」アサンは読もうとするがおじさんが止める。
「精霊の契約書だ」
おじさんはぷるぷる腕が震えていた。
「精霊って何??」
「「 …… 」」
「ゼラ、魔法を使う時どうやってる?」
「どうって…」
「ボクらの魔力に精霊が答えてくれて魔法が使えるって教会で教えてもらっただろう?」
言ってたっけ?
「その通り?」
「魔法を使う時に何かしらお世話になってるのが精霊ってわけだよ」
「そういうことだ、その精霊と契約できるのがこれらしいぞ」
「へぇ!アサン良かったね、ボクおしっこで離れるね」
「ちょ、あからさま~」
ガシッと腕を掴まれた。やめて、おしっこ漏れる。
「いやほんと」
「ゼラ、これは気軽にあげていいものじゃないぞ」
おじさん汗すごいね。
「お気になさらず」
「「 気にするわぁぁ 」」
一応ナニには間に合ったけど話し合いは平行線。
「アサン、これってなんて書いてあるの?」
「ゼラって文字読めないっけ??え~っと…ここのところに署名するみたいだね」
指で指したところを音読する。
「ぁ ちょっとまっt――」
「――この契約書に偽りがないことを証明する。契約者アサン・ルイスって、ボクだったらこんな感じだね」
「へぇ」
ボクが頷くと契約書の周りが光り始める。
アサンはびっくり、おじさんは頭を抱えていた。
名前を書くところがその光が集まって細い線のようになり文字に変化していく。
契約者 アサン・ルイス
スゥッと光が消えてポワンと小さい火の玉が姿を現す。
「……何それ?」
「わっわっ!!」
「ゼラ、知ってた?」
「知らない、何がどうなったの??」
「アサン、どこか体に異常は無いか?!」
「大丈夫みたい、なんとも。火属性の精霊と契約したみたい…です」
――――――――――――――――――――
今ボクらは冒険者ギルドにいる。アサンのおじさんが受付で急ぎ伝えたいとしてダンジョンの話をすると上の階へ案内された。おっかないおっさんがデカい椅子に腰掛けてこちらを見ている。近くのテーブルには水とお菓子が…お菓子!!
「トレイン被害じゃなくてボスの話と言っていたが…ルイスさん」
「えぇ、うちのが出会しました。1階でね」
「へ??」
アサンの頭に手を乗せると淡々と報告するおじさん。
ボクとアサンはビスケットに夢中だった。
「そのボスから出た宝箱を開けると契約書が入っていたんですがアサンが契約者に――」
「ちょっと待ってくれ。1階でボスだと?スライムしか出ない公開フロアじゃないか」
「えぇ、ですから困ってるんです。うちのが危険な目に遭ったのですから。ボスが出る公開フロアなんて聞いたことがない」
「しかもボスと交戦中は出口すら無かったそうです。逃げられず助けも呼べず周りも気付かないなんて“神隠し”ですよ」
「ボクらがね――」
またしてもボクらが饒舌に戦いぶりを伝えても首を傾げて取りあってくれない……。解せん。
「巨大なスライムとは今まで聞いたことがないな…。このダンジョンなら5階ごとに決まったボスがいると報告はある」
ダンジョン資料はギルドに言うと冒険者であれば見ることができるそうだ。ボクらが見ようとすると隠された。アサンも残念そうだ。ぁ水のおかわりください。
……無視ですか。
ギロリと睨まれるボク。咄嗟にアサンの後ろへ隠れる。
アサンは「ぇぇ」と慌てているが火の精霊がアサンの近くで浮いているとギルドマスターのおっさんが指差した。
「そしてそれをこんな子供が討伐、宝箱を持って帰り中身は契約書で契約したのがこの――」
「アサンですね、守護してるようで常に近くを浮いています」
「アサン君、それは隠せないか?貴族に見つかるとちとマズいかもしれない。特にここではな」
「それが一緒がいいと戻ってはくれなくて」
アハハ…と苦笑するアサン。
実際に火の精霊だから触ると燃えるんじゃないかと思ったがほんのり温かいだけで触れられない。
目の前にいるのに触れられない。まさに不思議精霊だった。
「お水おかわりください」
話を遮って水をせがむ。
ノドからからです。
「それでスライムを討伐したのはお前か、ゼラ」
「です」
「本当か??」
「嘘かもよ」
「ゼラ、ちゃんと言わないと怒られるよ」
「倒せたってだけだろ?証拠がない。あれがボスじゃなくてただでっかいスライムってだけかもしれない」
「つまりは分からないと?」
「倒せたのは本当だけど必死だったからね、もう戦いたくはないかな」
「ふむ、精霊は人を選ぶと言うし契約ができたのはアサン君と相性も良かったんだろう。だが実力うんぬんより危険なフロアに子供だけで行かせたのは解放を宣言した我々の落ち度だがうーむ…」
「申し訳ないことをした」と頭を下げるおっさん。
「いいよ」と肩を叩くボク。止めるアサンと頭を抱えるおじさん。
「やはり納得がいかない!子供がボスを倒せるなどと報告できるわけがない」
ぐぬぬと腕を振り上げてギルドマスターはお怒りだった。
全くもってその通り。
「ゼラの土魔法はすごいんです、試してみたらどうでしょう!」
アサンが暴走している。バッとアサンのおじさんを見ると目を逸らした。解せん!!
「ぜひそうしてもらおう、なんちゅう顔してんだ?すぐ終わるから着いてこいゼラ」
皆お菓子がなくなったのか立ち上がりギルドマスターの後に続く。ボクは水をもらって飲み干し家に帰ろうとするがアサンにホールドされて連行された…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
応援やしおりがとっても励みになりますので、
ぜひよろしくお願いします!
次回もお楽しみに!
ぜひチェックしてくださいね。
コメントやメッセージもお待ちしています。
皆さんの感想を読むのが楽しみです!
もし気に入っていただけたら、お友達にも教えてもらえると嬉しいです。
一緒に物語を盛り上げていきましょう!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる