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第13話 ノームのミツ
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帰る途中、母さんが声をかけてきたのでそのまま一緒に帰った。父さんは先に家にいるだろうってことで母さんにダンジョンでの話を伝えた。
かなり驚いてたんだけど「あ~?」となんか伝わってない返事をもらったが家が見えた時に父さんが走ってきた。
「うちに魔物がっ!!」
「そうなのよね」
「魔物??」
……あぁ。まさかね。
「スライムがいるんだ、なにもしてこないんだがうちの裏に!」
「あぁ……」
ね?忘れてたわけじゃないよ??
「それ、ボク」
「なに??」
「畝の上に居る?それボクのスライムです…」
「ゼラが魔物使いに?!」
違う違う!!
「えっと、朝植えたら出てきたんだよ」
「ゼラに説明してもらいましょう。ペットはワンちゃんかなと考えてたのよ?」
「ぺ、ペット?!魔物をか?!いや、いやいや無理だろう」
「何もしないよ?要らないもの食べてくれるし便利だよ?きっと」
糞尿はどうか知らないけど生ゴミは食べてくれたし?きっと大丈夫だ。
「へぇそりゃ便利だなぁ、じゃなくって!!ほんとに何もしてこないんだな??」
「うん、人畜無害だよ~」
「どこでそんな言葉を…」
一緒に家の裏手へ行くとスライムが大きくなっていた。
出てきた当初は30cmあるかどうかだったけど今は50cm超えだ。
「あれ?デカくなってる??」
「そうなのよね、なんかちょっとずつ大きくなっちゃって」
「「 え?? 」」
母さん何したの?!
父さんと声が重なった瞬間だった。
「大工での端材がたくさん積まれて日陰になってたからスライムさんにお願いできるか聞いたら任せろ~って食いついたからそのままあげてみたのよ。そうしたら…ね」
ウインクしてくるがそんなキャラだっけ母さん。そういえば隣に積んであった木材達が綺麗になくなって庭が広くなっていた。
「ここにあった端材をか?!確かに捨てる場所がないから木屑として削らなきゃと思っていたがそうか、スライムってすごいんだな」
「ありがとう」とスライムにお辞儀している。スライムもまんざらじゃないみたいに頷いている。あれ?
「ぇ、言葉わかるの??」
スライムに問いかけるが「うんうん」と頷くだけで会話になってるか微妙だ。
「案外理解して動いてくれてるのかもね?畝の上でしか動けないの?」
確かにデカくなったスライムはこの畝は小さそうだ。
「おしっ」畝で道を作るように家の周りをぐるりと囲んでみた。途中父さんからこの辺の端材も頼めるか?とスライムに指差してお願いしていた。「うんうん」スライムは頷きやる気十分なようだ。
後ろをくっついて歩くスライムは喜んでいるようだった。
「ゼラ、これで今の仕事早まるかもしれない!ありがとう!」
「スライムさんもありがとう」とお辞儀をして「うんうん」と頷くスライムはなんだろ?笑ってる??
「修復っていっても結局は瓦礫の撤去からだからどこに持っていくかが焦点になるんだが畝以外は動けないのか?」
「スライムさんどう??」
軽く聞いて振り返ると首を傾げる。首はあの辺なのか。
ぶもんっと動くと畝から出て地面にじっとしていた。
しばらくすると畝の上に戻る。
「あちゃ、ダメみたいだね」
「じゃあここに端材を運び込むか」
「ボクが作業場までスライムさん畝で連れてこようか?」
「いや、少し距離があるから難しいだろう魔力は無限じゃないんだし」
「できそうだよ?猫宿でしょ?」
「そうか、じゃあお願いしようかな?」
ボクとスライムさんを交互に見てくる父さん。
ぁ、そうだ!忘れてた。
「父さん、ボクって冒険者登録してもいい?ギルドマスターにならないかって言われてて」
「え?!ゼラ冒険者になりたいのか?」
「え?まだそこまで考えてないけど無理なく頑張れるらしいから他の階層も行けるのは面白そうだなって思ってて…やってみたいです」
「うーん、いいぞ!色々やるのはいいことだと思うし、学校行かせられないからな。死ぬようなことがなければいいさ」
「学校はいいかなー」
おじさん師匠に教わろうと考えてたし。
「そうか、良ければそのー…なんだ、魔石よろしく!」
それかよっ前にもそんなこと言ってたな。
「このぐらいの大きさだっけ?出たらね」
「おう、気長に待ってるー」
「じゃあ明日朝に畝で猫宿までスライムさん送るから撤去(食事)よろしくね」
「うんうん」と頷くスライムさんは振り返り父さんに頼まれた端材を食べ始める。
この子の名前も考えたいなぁ。
「じゃあ夕飯にしましょう!今日はシチューですよ~」
「やったー」「おかわりは可能か?!」
夕飯は父さんと取り合いになったがそのまま父さんに負けて枕を涙で濡らした。
冒険者になったら腹いっぱい食べてやるー。
――――――――――――――――――
ぁあ、師匠!伝えないと。
「師匠~」
「んぅ~?」
良かった、やっぱり会えた!
「手ぶら倉庫で池の水入れたんですがどれだけ入ってるかわからないんですが分かる方法とかあるんですか?」
「手ぶら倉庫?あぁ収納魔法か。そらまぁ感覚だなぁ~自分でどれくらいこの中に入れるか決めないと魔力いっぱい入っちまう」
「魔力使うの?」
「そりゃ収納魔法だかんね。でも大丈夫じゃないかなぁ?」
「お前さんは尽きないから」
「尽きない?!魔力が?!」
「そうそう、そういう属性だぁ~」
「じゃあ池の水全部抜くのも?」
「できっけどそりゃ災害だなぁ~はっはっは」
いやいや、笑えない笑えない。
「気をつけます」
「あいあい、そうしとけ~」
「あとボク冒険者になるんですけど勉強とかしたことなくって…」
「文字とかかい?」
「そうなんです」
「あぁ、じゃあ相棒でも探すんはどうだろ??」
「相棒ですか…」
「1番手取り早いのは精霊だけどな」
「アサンみたいに契約書が必要ですよね?」
「ぉ、よく知ってるなぁ。契約書というよりはお願いでいいさ、同じ属性だったら相性もいいんじゃねぇかなぁ」
「おすすめとかあります?」
「ノームかなぁ、いいぞぉあいつらは。頑固だけど気にしぃだからな。色々世話焼いてくれる」
「そ、そのノームさんはどちらにいらっしゃるんでしょうか?」
「そこら辺?」
近くの茂みを指差して指で囲う。…アバウト!
「そこら辺ってそんな簡単に…」
ガサっと手で茂みをかき分けると小さな子がいた。目があっている。
「こんにちは、自分ノームのミツ」
「こりゃどうも、ゼラです。人間の」
「相棒になるぞ!」
「おぉ!」
おぉ??師匠に目配せしたが頷いている……いや分からん!
「一緒にダンジョンとか言ってくれる?」
「いいぞ!」
「じゃあよろしく!」
ガシッと指(ボク)と手(ミツ)で握手する。
あれ?でも??
「ミツは目が覚めたらどこにいるの??」
「え?ここだな!だから呼んで!」
「うん、分かった」
改めて握手!明日から楽しくなるそうだ。
「ゼラ、豆知識だぁ~」
「はい?」
「小さい魔石は合わせてご覧ね。小さいのは中くらいに、中くらいは大になるからさ」
「え?たくさん持ってるけどそのままですよ?!」
「勝手にはくっつかないからね~、合わせてみればわかるさ」
指と指をくっつける仕草をする師匠。
「呼んでくれればやるぞ!」
ふんすっと鼻息荒く役立とうとしているミツ。
かわいい。
「ありがとう、実際やってみよ~」
「ちゃんと呼ぶんだぞ!待ってるぞ!」
「はい~」
えっと起きたらご飯食べてスライムさんを猫宿に連れて行ってミツを呼んで魔石を合わせて冒険者登録をしてダンジョンへ――。ぁ、ダンジョンのこと聞いとけば良かった。
やることいっぱいじゃない?!
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「そうなのよね」
「魔物??」
……あぁ。まさかね。
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「あぁ……」
ね?忘れてたわけじゃないよ??
「それ、ボク」
「なに??」
「畝の上に居る?それボクのスライムです…」
「ゼラが魔物使いに?!」
違う違う!!
「えっと、朝植えたら出てきたんだよ」
「ゼラに説明してもらいましょう。ペットはワンちゃんかなと考えてたのよ?」
「ぺ、ペット?!魔物をか?!いや、いやいや無理だろう」
「何もしないよ?要らないもの食べてくれるし便利だよ?きっと」
糞尿はどうか知らないけど生ゴミは食べてくれたし?きっと大丈夫だ。
「へぇそりゃ便利だなぁ、じゃなくって!!ほんとに何もしてこないんだな??」
「うん、人畜無害だよ~」
「どこでそんな言葉を…」
一緒に家の裏手へ行くとスライムが大きくなっていた。
出てきた当初は30cmあるかどうかだったけど今は50cm超えだ。
「あれ?デカくなってる??」
「そうなのよね、なんかちょっとずつ大きくなっちゃって」
「「 え?? 」」
母さん何したの?!
父さんと声が重なった瞬間だった。
「大工での端材がたくさん積まれて日陰になってたからスライムさんにお願いできるか聞いたら任せろ~って食いついたからそのままあげてみたのよ。そうしたら…ね」
ウインクしてくるがそんなキャラだっけ母さん。そういえば隣に積んであった木材達が綺麗になくなって庭が広くなっていた。
「ここにあった端材をか?!確かに捨てる場所がないから木屑として削らなきゃと思っていたがそうか、スライムってすごいんだな」
「ありがとう」とスライムにお辞儀している。スライムもまんざらじゃないみたいに頷いている。あれ?
「ぇ、言葉わかるの??」
スライムに問いかけるが「うんうん」と頷くだけで会話になってるか微妙だ。
「案外理解して動いてくれてるのかもね?畝の上でしか動けないの?」
確かにデカくなったスライムはこの畝は小さそうだ。
「おしっ」畝で道を作るように家の周りをぐるりと囲んでみた。途中父さんからこの辺の端材も頼めるか?とスライムに指差してお願いしていた。「うんうん」スライムは頷きやる気十分なようだ。
後ろをくっついて歩くスライムは喜んでいるようだった。
「ゼラ、これで今の仕事早まるかもしれない!ありがとう!」
「スライムさんもありがとう」とお辞儀をして「うんうん」と頷くスライムはなんだろ?笑ってる??
「修復っていっても結局は瓦礫の撤去からだからどこに持っていくかが焦点になるんだが畝以外は動けないのか?」
「スライムさんどう??」
軽く聞いて振り返ると首を傾げる。首はあの辺なのか。
ぶもんっと動くと畝から出て地面にじっとしていた。
しばらくすると畝の上に戻る。
「あちゃ、ダメみたいだね」
「じゃあここに端材を運び込むか」
「ボクが作業場までスライムさん畝で連れてこようか?」
「いや、少し距離があるから難しいだろう魔力は無限じゃないんだし」
「できそうだよ?猫宿でしょ?」
「そうか、じゃあお願いしようかな?」
ボクとスライムさんを交互に見てくる父さん。
ぁ、そうだ!忘れてた。
「父さん、ボクって冒険者登録してもいい?ギルドマスターにならないかって言われてて」
「え?!ゼラ冒険者になりたいのか?」
「え?まだそこまで考えてないけど無理なく頑張れるらしいから他の階層も行けるのは面白そうだなって思ってて…やってみたいです」
「うーん、いいぞ!色々やるのはいいことだと思うし、学校行かせられないからな。死ぬようなことがなければいいさ」
「学校はいいかなー」
おじさん師匠に教わろうと考えてたし。
「そうか、良ければそのー…なんだ、魔石よろしく!」
それかよっ前にもそんなこと言ってたな。
「このぐらいの大きさだっけ?出たらね」
「おう、気長に待ってるー」
「じゃあ明日朝に畝で猫宿までスライムさん送るから撤去(食事)よろしくね」
「うんうん」と頷くスライムさんは振り返り父さんに頼まれた端材を食べ始める。
この子の名前も考えたいなぁ。
「じゃあ夕飯にしましょう!今日はシチューですよ~」
「やったー」「おかわりは可能か?!」
夕飯は父さんと取り合いになったがそのまま父さんに負けて枕を涙で濡らした。
冒険者になったら腹いっぱい食べてやるー。
――――――――――――――――――
ぁあ、師匠!伝えないと。
「師匠~」
「んぅ~?」
良かった、やっぱり会えた!
「手ぶら倉庫で池の水入れたんですがどれだけ入ってるかわからないんですが分かる方法とかあるんですか?」
「手ぶら倉庫?あぁ収納魔法か。そらまぁ感覚だなぁ~自分でどれくらいこの中に入れるか決めないと魔力いっぱい入っちまう」
「魔力使うの?」
「そりゃ収納魔法だかんね。でも大丈夫じゃないかなぁ?」
「お前さんは尽きないから」
「尽きない?!魔力が?!」
「そうそう、そういう属性だぁ~」
「じゃあ池の水全部抜くのも?」
「できっけどそりゃ災害だなぁ~はっはっは」
いやいや、笑えない笑えない。
「気をつけます」
「あいあい、そうしとけ~」
「あとボク冒険者になるんですけど勉強とかしたことなくって…」
「文字とかかい?」
「そうなんです」
「あぁ、じゃあ相棒でも探すんはどうだろ??」
「相棒ですか…」
「1番手取り早いのは精霊だけどな」
「アサンみたいに契約書が必要ですよね?」
「ぉ、よく知ってるなぁ。契約書というよりはお願いでいいさ、同じ属性だったら相性もいいんじゃねぇかなぁ」
「おすすめとかあります?」
「ノームかなぁ、いいぞぉあいつらは。頑固だけど気にしぃだからな。色々世話焼いてくれる」
「そ、そのノームさんはどちらにいらっしゃるんでしょうか?」
「そこら辺?」
近くの茂みを指差して指で囲う。…アバウト!
「そこら辺ってそんな簡単に…」
ガサっと手で茂みをかき分けると小さな子がいた。目があっている。
「こんにちは、自分ノームのミツ」
「こりゃどうも、ゼラです。人間の」
「相棒になるぞ!」
「おぉ!」
おぉ??師匠に目配せしたが頷いている……いや分からん!
「一緒にダンジョンとか言ってくれる?」
「いいぞ!」
「じゃあよろしく!」
ガシッと指(ボク)と手(ミツ)で握手する。
あれ?でも??
「ミツは目が覚めたらどこにいるの??」
「え?ここだな!だから呼んで!」
「うん、分かった」
改めて握手!明日から楽しくなるそうだ。
「ゼラ、豆知識だぁ~」
「はい?」
「小さい魔石は合わせてご覧ね。小さいのは中くらいに、中くらいは大になるからさ」
「え?たくさん持ってるけどそのままですよ?!」
「勝手にはくっつかないからね~、合わせてみればわかるさ」
指と指をくっつける仕草をする師匠。
「呼んでくれればやるぞ!」
ふんすっと鼻息荒く役立とうとしているミツ。
かわいい。
「ありがとう、実際やってみよ~」
「ちゃんと呼ぶんだぞ!待ってるぞ!」
「はい~」
えっと起きたらご飯食べてスライムさんを猫宿に連れて行ってミツを呼んで魔石を合わせて冒険者登録をしてダンジョンへ――。ぁ、ダンジョンのこと聞いとけば良かった。
やることいっぱいじゃない?!
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