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第25話 家に帰る2
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うわっ足が重い。
足が、、、嘘です。スライムのこと聞きたくないなぁ。
考え事してたからかあっという間に家の前…。
「おぉ、ゼラおかえり」
父さんは手を振りボクも「ただいま」と手を上げた。
すっかり馴染んでる?3メートルはあるんじゃないかと思われるスライムもボクを見て上下に揺れていた。それにしても大きくない??
「スラさんどうしたの?デカくなってるけど…」
「おぉ!そうなんだよ。スラさんはできるやつでなぁ」
腕を組んでうんうんと頷きながら話す父ちゃんの話を聞くと山積みになった瓦礫をできれば軽くしたいとスラさんにお願いしたところ最初は小さく取り込んで消化してたと。まぁ少しでも無くなれば撤去に時間かからず済むからいいなと簡単に考えていたんだけどお昼食べて戻ってみたら瓦礫の山が無くなってて大きくなったスラさんがいたそうで、「もしかして全部食べた?」と聞くと上下に揺れて応えてくれたから「すごい」と褒めて同僚にも言ったら「家のゴミもいいか?」とスラさんに聞いてたそうで試しに宿のゴミをあげたらちゃんと消して近所の人たちも家からゴミやら廃材を持ってきてお願いしてたら噂が広まって帰ってきて今もゴミを食べてくれてるそうだ。
……どんだけ食べさせたのよ!
「スラさんは平気?イヤだったら言うんだよ」
スラさんは上下に何度も揺れて上機嫌のようだった。
母さんもガラガラとスラさんに何か与えて「えらいわぁ」と大喜び。
ん?母さんそれって父さんのじゃなかったっけ??
どさくさに紛れて処分してる……。
父さんの木工コレクションはジュワジュワと溶けていった。
「母さん、夕飯ある?」
「あら!おかえりゼラ、もう私たちは食べたから残り全部食べていいわよ~」
「はーい」
家に戻って夕飯にする、やっぱり肉だった。やったね。
ガツガツ食べてると何故か周りが静かになる。
スラさんの周りにいた人たちは用事が済んだのか帰っていった。
母さんが言うには「寝ちゃったみたい」とのこと。
魔物って寝るんだ?とちょっと不思議に思ったがそうなんだろうなと納得。
それより。
「父さんコレ」
ジャララ
「ぉ!おいおい、魔石がこんなに?!」
「うん、ハルもアサンも父さんに渡していいって言うから持ってきた」
にへっ
「…ダンジョンってすごいんだな」
「まぁ、たのしかったよ」
元貴族助けて事件に巻き込まれそうです、父さん!
なんて言わないほうがいいか。
「危なくなかったか?」
「全然?むしろ暇だね、深く進めばもっと多く出てくるんだろうけど途中で帰ってきちゃったからさ」
「そうか、ゼラは強いんだなぁ。なんで途中で帰ってきたんだ?」
「……」
「夕飯の時間だから??」
「そうそう!それだよ~」
「おかわりー」と話を逸らしたけどボクって嘘つけないのよね。あぶないあぶない。
「魔石はそれで足りそう??一応またダンジョンで持ってくるけど」
「うーむ、しばらくは大丈夫だなぁ多すぎるから返したいくらいだ」
「なんでよ」
「いや、この魔石も高いんだ。家にあるとなぁ」
「え?」
「強盗とかこわいわ」
「なるほどぉ。換金目当てで盗みが入るかもってことね」
「そう!それだ!よく知ってるなぁ」
「こう見えて冒険者だからね」
換金って言葉はリターナさんから教えてもらったばっかりだけどね。
「大したもんだ、んでこの魔石はいくらだ?」
「え?あげるよ?ボクはまた持ってくればいいし」
「……おいおい!この魔石なら10個もあれば父さんの給料と一緒だぞ?それをこんなに…」
「いいからいいから、むしろ換金ならギルドの人にお願いしてる分があるからね」
「ん?これが全部じゃないのか??」
「あはは……もっとだよ」
「…もっとか、じゃあ遠慮なく使うからな」
「はーい」
母さんは魔石を転がしたり持ち上げたりと珍しいもののように触っていた。
「このませき?キレイねぇ母さんも一つもらってもいい?」
「父さんが良ければどうぞどうぞ、もってるのはそれだけだからね」
「いっぱいあるし、気に入ったのがあったのかい?」
「うーん、スラさん食べるかなぁってね」
「どうなんだろう?明日スラさん起きたら聞いてみよう」
「えぇ、そうね」
フフフと笑う母さんは楽しそうだ。
スラさん気に入られてるなぁ。父さんは整理されたコレクションに気が付かず魔石を袋に詰めていた。
「ゼラ?夕飯食べたら体拭いちゃいなさい」
「はーい」
池の水を溜めた瓶から湯を沸かす、あっそうだ!
こういった入れ物を持ち歩けばダンジョンで汚れても拭けるようになるな。
もっとデカい器なら体全部を洗えるかも??
火の調整はアサンに任せてハルに水を頑張って出して貰えばいいかな??
体を拭きつつ明日試してみようと考えが巡る。
汚れた服も一緒に洗って干してある。
普段着に着替えて寝る準備はできたけど、うーん。
師匠に話すことが多すぎて伝え切れるかどうか…。
ミツ先生にもお願いする?その場にいるかなぁ?
「うーん」と考えを巡らせていると父さんが「あぁぁー!!」と叫んでいた。
父さんファイト!
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最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
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次回もお楽しみに!
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コメントやメッセージもお待ちしています。
皆さんの感想を読むのが楽しみです!
もし気に入っていただけたら、お友達にも教えてもらえると嬉しいです。
一緒に物語を盛り上げていきましょう!
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父さんは手を振りボクも「ただいま」と手を上げた。
すっかり馴染んでる?3メートルはあるんじゃないかと思われるスライムもボクを見て上下に揺れていた。それにしても大きくない??
「スラさんどうしたの?デカくなってるけど…」
「おぉ!そうなんだよ。スラさんはできるやつでなぁ」
腕を組んでうんうんと頷きながら話す父ちゃんの話を聞くと山積みになった瓦礫をできれば軽くしたいとスラさんにお願いしたところ最初は小さく取り込んで消化してたと。まぁ少しでも無くなれば撤去に時間かからず済むからいいなと簡単に考えていたんだけどお昼食べて戻ってみたら瓦礫の山が無くなってて大きくなったスラさんがいたそうで、「もしかして全部食べた?」と聞くと上下に揺れて応えてくれたから「すごい」と褒めて同僚にも言ったら「家のゴミもいいか?」とスラさんに聞いてたそうで試しに宿のゴミをあげたらちゃんと消して近所の人たちも家からゴミやら廃材を持ってきてお願いしてたら噂が広まって帰ってきて今もゴミを食べてくれてるそうだ。
……どんだけ食べさせたのよ!
「スラさんは平気?イヤだったら言うんだよ」
スラさんは上下に何度も揺れて上機嫌のようだった。
母さんもガラガラとスラさんに何か与えて「えらいわぁ」と大喜び。
ん?母さんそれって父さんのじゃなかったっけ??
どさくさに紛れて処分してる……。
父さんの木工コレクションはジュワジュワと溶けていった。
「母さん、夕飯ある?」
「あら!おかえりゼラ、もう私たちは食べたから残り全部食べていいわよ~」
「はーい」
家に戻って夕飯にする、やっぱり肉だった。やったね。
ガツガツ食べてると何故か周りが静かになる。
スラさんの周りにいた人たちは用事が済んだのか帰っていった。
母さんが言うには「寝ちゃったみたい」とのこと。
魔物って寝るんだ?とちょっと不思議に思ったがそうなんだろうなと納得。
それより。
「父さんコレ」
ジャララ
「ぉ!おいおい、魔石がこんなに?!」
「うん、ハルもアサンも父さんに渡していいって言うから持ってきた」
にへっ
「…ダンジョンってすごいんだな」
「まぁ、たのしかったよ」
元貴族助けて事件に巻き込まれそうです、父さん!
なんて言わないほうがいいか。
「危なくなかったか?」
「全然?むしろ暇だね、深く進めばもっと多く出てくるんだろうけど途中で帰ってきちゃったからさ」
「そうか、ゼラは強いんだなぁ。なんで途中で帰ってきたんだ?」
「……」
「夕飯の時間だから??」
「そうそう!それだよ~」
「おかわりー」と話を逸らしたけどボクって嘘つけないのよね。あぶないあぶない。
「魔石はそれで足りそう??一応またダンジョンで持ってくるけど」
「うーむ、しばらくは大丈夫だなぁ多すぎるから返したいくらいだ」
「なんでよ」
「いや、この魔石も高いんだ。家にあるとなぁ」
「え?」
「強盗とかこわいわ」
「なるほどぉ。換金目当てで盗みが入るかもってことね」
「そう!それだ!よく知ってるなぁ」
「こう見えて冒険者だからね」
換金って言葉はリターナさんから教えてもらったばっかりだけどね。
「大したもんだ、んでこの魔石はいくらだ?」
「え?あげるよ?ボクはまた持ってくればいいし」
「……おいおい!この魔石なら10個もあれば父さんの給料と一緒だぞ?それをこんなに…」
「いいからいいから、むしろ換金ならギルドの人にお願いしてる分があるからね」
「ん?これが全部じゃないのか??」
「あはは……もっとだよ」
「…もっとか、じゃあ遠慮なく使うからな」
「はーい」
母さんは魔石を転がしたり持ち上げたりと珍しいもののように触っていた。
「このませき?キレイねぇ母さんも一つもらってもいい?」
「父さんが良ければどうぞどうぞ、もってるのはそれだけだからね」
「いっぱいあるし、気に入ったのがあったのかい?」
「うーん、スラさん食べるかなぁってね」
「どうなんだろう?明日スラさん起きたら聞いてみよう」
「えぇ、そうね」
フフフと笑う母さんは楽しそうだ。
スラさん気に入られてるなぁ。父さんは整理されたコレクションに気が付かず魔石を袋に詰めていた。
「ゼラ?夕飯食べたら体拭いちゃいなさい」
「はーい」
池の水を溜めた瓶から湯を沸かす、あっそうだ!
こういった入れ物を持ち歩けばダンジョンで汚れても拭けるようになるな。
もっとデカい器なら体全部を洗えるかも??
火の調整はアサンに任せてハルに水を頑張って出して貰えばいいかな??
体を拭きつつ明日試してみようと考えが巡る。
汚れた服も一緒に洗って干してある。
普段着に着替えて寝る準備はできたけど、うーん。
師匠に話すことが多すぎて伝え切れるかどうか…。
ミツ先生にもお願いする?その場にいるかなぁ?
「うーん」と考えを巡らせていると父さんが「あぁぁー!!」と叫んでいた。
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