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第三章
第12話 邪龍の行方
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「あ、ありがとうございま、した……」
龍王リヴァリアに直接手ほどきを受けて三日目。
三人は満身創痍で仁王立ちのリヴァリアへと頭を下げた。
場所は訓練場。
ど真ん中で仁王立ちしているリヴァリアの目の前には膝をついて肩で息をする三人の姿があった。
「まあまあ強くなってきたのではないか?」
「いえ……」
「まだ妾には到底及ばんが最初よりかはマシになってきている」
訓練、といっても三人が一方的にボコボコにされているだけである。
ただそのお陰で龍の威圧による竦みはなくなってきたのが少し腹立たしいと無名は心の中で恨み言を呟く。
「動きは悪くない。ただし致命的なほどに攻撃力が乏しい」
「そう言われましても……」
龍王を相手に攻撃力が足らないなどと言われてもどうすればいいんだと三人は項垂れる。
耐久力も化け物クラスである龍王に満足してもらえる攻撃など上級魔法の連続発動か神級魔法でなければ不可能だろう。
唯一三人の中でそれが可能なのは無名だけである。
カイトもセニアも優秀な冒険者であることには変わりないが流石に神級魔法を使えはしない。
「何かこうアッと驚く攻撃はできんのか?」
「何百年も生きておられるリヴァリア様を驚かせるのは難しいかと思いますが」
「カイト。やる前からできんというのは逃げだ。やってみせよ」
無茶苦茶なことを言い出したリヴァリアに呆れた様子の三人。
無名が何かをしようと立ち上がったタイミングで、訓練場にソウリュウが駆け込んできた。
「む、なんだソウリュウ。何かあったのか」
「失礼します。クランハウスの敷地に勝手に入ってしまい申し訳ございませんが、火急の報告がありましたので」
「構いませんよ」
「一度城へ来ていただけませんか?そちらの冒険者の方々も一緒に」
え?俺達も行くの?と不思議そうな顔で無名とリヴァリアの顔を伺うカイト。
ソウリュウがここまで急いで来たということは確実に邪龍について何か動きがあったということだ。
無名とリヴァリアは頷くとカイトとセニアにも目配せする。
何となく察したのかカイトとセニアは何も言わず二人の後を追う。
城へと到着するとそのまま謁見の間まで直行する。
中には当然ガンツが玉座に腰掛けて待っていた。
「来てくれたか……そっちの二人は、ああ、無名の知り合いだな。まあいい、一緒に聞いていてくれ」
「はっ」
無名にとってガンツはだらしないおっさんの印象しかないが、れっきとした獣王である。
カイトとセニアは謁見の間に入るや否や即座に片膝をついて頭を下げていた。
「おいおい、堅苦しいのはなしだぜ。無名の知り合いなんだろ?なら構わねぇよ」
「畏まりました」
カイトとセニアが立ち上がるとガンツは口を開く。
「どうやら邪龍がいよいよ本格的に動き出したらしくてな……マール連邦諸島は知っているか?」
無名は聞いた程度にしか知らなかったがカイトとセニアは強く頷く。
「マール連邦諸島が邪龍による攻撃を受けた」
「それは、今ですか?」
「ああ……ついさっき首相から連絡があったぜ。増援求む、ってな」
「ですがそこは島国なんですよね?そう簡単に増援は送れないのではないですか?」
「そこなんだよ。それに邪龍相手なら有象無象を送った所で何の意味もねぇ」
島国というのがまた難しいところだ。
船を出すかもしくは空を飛べる者だけで隊を組むか、だが大きな戦力を送るのなら船一択であった。
「マール連邦諸島から一番近いのがこのヴォルフシュテン獣王国だ。だが俺は……無理だと返答した」
「マール連邦諸島を見捨てるんですか?」
「どう考えたって無理だからな。船を出したとしてもあそこまでどれだけ時間がかかるか。着いた頃にはもう手遅れだ」
ガンツの表情が曇る。
どうにかして助けは出したいところだが現実はそう簡単ではなかった。
「妾なら一時間であの国まで行けるぞ」
唐突にリヴァリアが口を開いた。
龍の翼ならどんな移動手段よりも速い。
しかしそうなれば獣王国の支援を受けることはできず、乗り込んだ者だけで邪龍と戦わねばならなかった。
「いや……有り難い申し出ですがそれは難しいと言わざるを得ない。無名やそこの冒険者を連れて行ったとしても一切支援ができねぇとなると……殆ど死地に送り込むみたいなもんだ」
「危なくなれば逃げ帰ればよいのではないか?」
「獣王としてそんなリスクは背負えねぇ……リヴァリア殿、俺達はここで迎え討つつもりです」
「ふむ……まあそれでよいなら構わんが」
無名も罪なき民が殺されるのを黙って見ているだけというのは耐え難かった。
「マール連邦諸島がどれだけ邪龍にダメージを入れられるかだが……あまり期待はできないだろう」
マール連邦諸島は強国ではない。
戦力もそれほど持っておらず空からの襲撃では歯が立たないだろうとガンツは考えていた。
海上戦においては無類の強さを誇るマール連邦諸島だが、それは島国特有のものであり邪龍のように縦横無尽に空を飛び回られれば見ていることしかできない。
「今はとにかく他国を気にしている余裕はねぇ。邪龍がこの国にくるまで恐らく一週間もねぇからな、迎撃態勢をとる。無名も頼むぜ」
「分かりました」
城を出た三人とリヴァリアは無言でクランハウスまで歩く。
なんともやるせない気持ちでいっぱいなのだ。
リヴァリアの翼があれば助けに行くことができるのに、リスクは背負えないという判断で行くこともできない。
獣王国に身を置いている以上ガンツの指示に逆らって行動するのはできなかった。
「俺達にもっと力があったらって……思ってしまうね」
「今回は仕方がないかと」
「マール連邦諸島の人達には申し訳ないけど俺達はここで迎え討とう。彼らの分まで戦ってやろう」
リヴァリアは無言で三人のやり取りを見守る。
「ではまた明日」
「うむ」
クランハウスに着くとカイトとセニアに別れを告げリヴァリアと無名は帰路につく。
道すがらリヴァリアが口を開いた。
「無名、三日だ」
「え?」
「三日後には邪龍がこの国を訪れる。獣王は一週間と言っていたが甘いな。マール連邦諸島がどれだけの戦力を保持しているかは知らんがもって二日といったところだ」
「そんなに早く……」
「その島国からここまでの距離であれば、一日とかからん。どれだけゆっくり飛んだところでな」
それをなぜガンツの前で言わなかったのか気になった無名は問いかける。
「妾が教えてやる義理はない。あくまで屋敷を提供された恩は邪龍と戦うことだけ。情報をくれてやるには貸しが足らんな」
「やはり人とは考え方も違うんですね」
「長く生きていればそうなる。さて、あと三日でできる限りの訓練はつけてやるから覚悟しろ」
自室に戻った無名は頭の中で様々なパターンを考えた。
邪龍への対策はいくつ用意していても無駄にはならない。
可能な限り獣王国の民に被害は出したくないのだ。
獣王国へ来た当初は奇異な目で見られることも多々あったが、王国で人間の嫌な部分をみてしまったが故に獣王国の住人の優しさが身に沁みていた。
「フラン師匠に協力を取り付けられれば……」
無名にはフランのような転移魔法は使えない。
今どこで何をしているかも分からないフランに協力を取り付けられるのは不可能に近かった。
魔王にすら劣る自分の力では恐らく獣王国の民に一切の被害を出さず守り切るのは無理だろう。
万能の勇者としての力が十全に発揮できたとしたら邪龍相手にどれだけ善戦できるのか。
未だに勇者としての力を全て使いこなせていない自分に嫌気が差し無名の表情は歪む。
「僕にできないことはない……なんだって……いつだって……うまくやってこれた。今回だって……」
その小さな呟きは誰にも聞かれることなく夜の暗闇へと溶けていった。
龍王リヴァリアに直接手ほどきを受けて三日目。
三人は満身創痍で仁王立ちのリヴァリアへと頭を下げた。
場所は訓練場。
ど真ん中で仁王立ちしているリヴァリアの目の前には膝をついて肩で息をする三人の姿があった。
「まあまあ強くなってきたのではないか?」
「いえ……」
「まだ妾には到底及ばんが最初よりかはマシになってきている」
訓練、といっても三人が一方的にボコボコにされているだけである。
ただそのお陰で龍の威圧による竦みはなくなってきたのが少し腹立たしいと無名は心の中で恨み言を呟く。
「動きは悪くない。ただし致命的なほどに攻撃力が乏しい」
「そう言われましても……」
龍王を相手に攻撃力が足らないなどと言われてもどうすればいいんだと三人は項垂れる。
耐久力も化け物クラスである龍王に満足してもらえる攻撃など上級魔法の連続発動か神級魔法でなければ不可能だろう。
唯一三人の中でそれが可能なのは無名だけである。
カイトもセニアも優秀な冒険者であることには変わりないが流石に神級魔法を使えはしない。
「何かこうアッと驚く攻撃はできんのか?」
「何百年も生きておられるリヴァリア様を驚かせるのは難しいかと思いますが」
「カイト。やる前からできんというのは逃げだ。やってみせよ」
無茶苦茶なことを言い出したリヴァリアに呆れた様子の三人。
無名が何かをしようと立ち上がったタイミングで、訓練場にソウリュウが駆け込んできた。
「む、なんだソウリュウ。何かあったのか」
「失礼します。クランハウスの敷地に勝手に入ってしまい申し訳ございませんが、火急の報告がありましたので」
「構いませんよ」
「一度城へ来ていただけませんか?そちらの冒険者の方々も一緒に」
え?俺達も行くの?と不思議そうな顔で無名とリヴァリアの顔を伺うカイト。
ソウリュウがここまで急いで来たということは確実に邪龍について何か動きがあったということだ。
無名とリヴァリアは頷くとカイトとセニアにも目配せする。
何となく察したのかカイトとセニアは何も言わず二人の後を追う。
城へと到着するとそのまま謁見の間まで直行する。
中には当然ガンツが玉座に腰掛けて待っていた。
「来てくれたか……そっちの二人は、ああ、無名の知り合いだな。まあいい、一緒に聞いていてくれ」
「はっ」
無名にとってガンツはだらしないおっさんの印象しかないが、れっきとした獣王である。
カイトとセニアは謁見の間に入るや否や即座に片膝をついて頭を下げていた。
「おいおい、堅苦しいのはなしだぜ。無名の知り合いなんだろ?なら構わねぇよ」
「畏まりました」
カイトとセニアが立ち上がるとガンツは口を開く。
「どうやら邪龍がいよいよ本格的に動き出したらしくてな……マール連邦諸島は知っているか?」
無名は聞いた程度にしか知らなかったがカイトとセニアは強く頷く。
「マール連邦諸島が邪龍による攻撃を受けた」
「それは、今ですか?」
「ああ……ついさっき首相から連絡があったぜ。増援求む、ってな」
「ですがそこは島国なんですよね?そう簡単に増援は送れないのではないですか?」
「そこなんだよ。それに邪龍相手なら有象無象を送った所で何の意味もねぇ」
島国というのがまた難しいところだ。
船を出すかもしくは空を飛べる者だけで隊を組むか、だが大きな戦力を送るのなら船一択であった。
「マール連邦諸島から一番近いのがこのヴォルフシュテン獣王国だ。だが俺は……無理だと返答した」
「マール連邦諸島を見捨てるんですか?」
「どう考えたって無理だからな。船を出したとしてもあそこまでどれだけ時間がかかるか。着いた頃にはもう手遅れだ」
ガンツの表情が曇る。
どうにかして助けは出したいところだが現実はそう簡単ではなかった。
「妾なら一時間であの国まで行けるぞ」
唐突にリヴァリアが口を開いた。
龍の翼ならどんな移動手段よりも速い。
しかしそうなれば獣王国の支援を受けることはできず、乗り込んだ者だけで邪龍と戦わねばならなかった。
「いや……有り難い申し出ですがそれは難しいと言わざるを得ない。無名やそこの冒険者を連れて行ったとしても一切支援ができねぇとなると……殆ど死地に送り込むみたいなもんだ」
「危なくなれば逃げ帰ればよいのではないか?」
「獣王としてそんなリスクは背負えねぇ……リヴァリア殿、俺達はここで迎え討つつもりです」
「ふむ……まあそれでよいなら構わんが」
無名も罪なき民が殺されるのを黙って見ているだけというのは耐え難かった。
「マール連邦諸島がどれだけ邪龍にダメージを入れられるかだが……あまり期待はできないだろう」
マール連邦諸島は強国ではない。
戦力もそれほど持っておらず空からの襲撃では歯が立たないだろうとガンツは考えていた。
海上戦においては無類の強さを誇るマール連邦諸島だが、それは島国特有のものであり邪龍のように縦横無尽に空を飛び回られれば見ていることしかできない。
「今はとにかく他国を気にしている余裕はねぇ。邪龍がこの国にくるまで恐らく一週間もねぇからな、迎撃態勢をとる。無名も頼むぜ」
「分かりました」
城を出た三人とリヴァリアは無言でクランハウスまで歩く。
なんともやるせない気持ちでいっぱいなのだ。
リヴァリアの翼があれば助けに行くことができるのに、リスクは背負えないという判断で行くこともできない。
獣王国に身を置いている以上ガンツの指示に逆らって行動するのはできなかった。
「俺達にもっと力があったらって……思ってしまうね」
「今回は仕方がないかと」
「マール連邦諸島の人達には申し訳ないけど俺達はここで迎え討とう。彼らの分まで戦ってやろう」
リヴァリアは無言で三人のやり取りを見守る。
「ではまた明日」
「うむ」
クランハウスに着くとカイトとセニアに別れを告げリヴァリアと無名は帰路につく。
道すがらリヴァリアが口を開いた。
「無名、三日だ」
「え?」
「三日後には邪龍がこの国を訪れる。獣王は一週間と言っていたが甘いな。マール連邦諸島がどれだけの戦力を保持しているかは知らんがもって二日といったところだ」
「そんなに早く……」
「その島国からここまでの距離であれば、一日とかからん。どれだけゆっくり飛んだところでな」
それをなぜガンツの前で言わなかったのか気になった無名は問いかける。
「妾が教えてやる義理はない。あくまで屋敷を提供された恩は邪龍と戦うことだけ。情報をくれてやるには貸しが足らんな」
「やはり人とは考え方も違うんですね」
「長く生きていればそうなる。さて、あと三日でできる限りの訓練はつけてやるから覚悟しろ」
自室に戻った無名は頭の中で様々なパターンを考えた。
邪龍への対策はいくつ用意していても無駄にはならない。
可能な限り獣王国の民に被害は出したくないのだ。
獣王国へ来た当初は奇異な目で見られることも多々あったが、王国で人間の嫌な部分をみてしまったが故に獣王国の住人の優しさが身に沁みていた。
「フラン師匠に協力を取り付けられれば……」
無名にはフランのような転移魔法は使えない。
今どこで何をしているかも分からないフランに協力を取り付けられるのは不可能に近かった。
魔王にすら劣る自分の力では恐らく獣王国の民に一切の被害を出さず守り切るのは無理だろう。
万能の勇者としての力が十全に発揮できたとしたら邪龍相手にどれだけ善戦できるのか。
未だに勇者としての力を全て使いこなせていない自分に嫌気が差し無名の表情は歪む。
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