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※番の夜
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「はぁ、はぁ、殿下ぁ…。」
リュートは縋るようにアーディルに抱きつく。
アーディルは、リュートのフェロモンにやられて顔を赤くし、リュートを抱き抱えて寝台に乱暴に放った。
「あうっ!」
アーディルは、自身のモノだけを取り出し、性急にリュートの孔にねじ込んだ。
「あああああんっ!」
限界まで我慢していたリュートはそれだけでイッてしまう。
「どれだけ俺が欲しかったんだ?」
「あふっ…。」
イッてしまったのは、アーディルも同じだった。
抜くとリュートの孔からコポコポと精液が流れ落ちる。
寝室の外まで漏れていたフェロモンと絡みつくリュートの中の動きにアーディルも限界だったのだ。
「俺は疲れている。お前が上に乗って動け。」
リュートは頷くと、イッたばかりの力の入らない体を叱咤して、アーディルの上にまたがる。
すでに直立しているアーディルの陽根をそっと自分の孔にあてがうが、うまく入れられずお尻の表面に滑らせた。
「ここだ。」
「はうっ!」
下から突き上げられてリュートの体が跳ねた。
リュートはゆっくりと上下に動く。その刺激は優しくてもどかしい。
「ふっ…うんんっ…。」
しかし、筋肉がさほどないリュートにはこれ以上早く動くことなどできなかった。
そんなリュートをアーディルは鷹揚に見上げていた。
「こんなんでは、いつまで経ってもイケないぞ。」
「申し訳ございません。」
必死に動くがリュートの足は小刻みに震え出す。
「誰が休んでいいと言った?」
「こ、これ以上動けなくて…。」
「お前が欲しいと言ったのだ。ようやく仕事を終えた俺におねだりしたくせに勝手ではないか?」
「は、はい…。」
言われてなんとか動くが先程と同じであった。
「んんっ…。はうっ!!」
良いところにちょうど当たり声を上げる。
「お前だけ気持ち良さそうだな。」
「あっ…。」
アーディルは起き上がり、リュートをひっくり返すと後ろから思うままに突き上げる。
「あああんっ!」
「お前は俺のを搾りつくす気か。」
リュートの中はアーディルの精を欲しがって絡みつくようにうねる。
アーディルは、あまりの気持ちよさに徹夜だった今夜も明け方近くまでリュートを抱き続け、お互い気絶するように眠りについた。
「殿下、殿下、お時間でございます。」
宦官に起こされたアーディルが横を見るとリュートが青白い顔をして眠っている。
騎士服はどちらとも分からない体液まみれだ。繋がることを優先して、ろくに脱ぐこともしなかったりせいだ。
「風呂に入る。綺麗にしておけ。」
「承知いたしました。リュート殿はいかがしますか?」
「発情期の間は昨日と同じようにしろ。」
「はい。」
アーディルの体を側仕え達に洗わせ湯船につかる。
あれほどの快楽を得られるのは俺の番だからか、それとも単に相性がいいのか、あいつを一度抱いてしまうと他を抱く気にならないな。
それにあの美貌。南の国にはない色を持つリュートは、どんな美姫もかなうことはないだろう。
陛下には、そろそろ近隣の小国の姫でも娶れと言われているが、どうしたものか。
アーディルが、浴場から出ると、リュートは、綺麗に整えられた寝台で、未だ眠っていた。
体を布で拭かれ、着替えもしているのに、起きなかったのだろう。
発情期のせいか、眠っていてもフェロモンを放っているようで、その匂いがアーディルを捕らえる。
こいつは、まだ欲しがるか。
リュートのフェロモンをかいでしまい、アーディルの陽根は少し勃ち上がる。
「着替えを済ませたら、朝食は執務室で取る。」
そう命じて早々にこの場を退去することにした。
リュートは縋るようにアーディルに抱きつく。
アーディルは、リュートのフェロモンにやられて顔を赤くし、リュートを抱き抱えて寝台に乱暴に放った。
「あうっ!」
アーディルは、自身のモノだけを取り出し、性急にリュートの孔にねじ込んだ。
「あああああんっ!」
限界まで我慢していたリュートはそれだけでイッてしまう。
「どれだけ俺が欲しかったんだ?」
「あふっ…。」
イッてしまったのは、アーディルも同じだった。
抜くとリュートの孔からコポコポと精液が流れ落ちる。
寝室の外まで漏れていたフェロモンと絡みつくリュートの中の動きにアーディルも限界だったのだ。
「俺は疲れている。お前が上に乗って動け。」
リュートは頷くと、イッたばかりの力の入らない体を叱咤して、アーディルの上にまたがる。
すでに直立しているアーディルの陽根をそっと自分の孔にあてがうが、うまく入れられずお尻の表面に滑らせた。
「ここだ。」
「はうっ!」
下から突き上げられてリュートの体が跳ねた。
リュートはゆっくりと上下に動く。その刺激は優しくてもどかしい。
「ふっ…うんんっ…。」
しかし、筋肉がさほどないリュートにはこれ以上早く動くことなどできなかった。
そんなリュートをアーディルは鷹揚に見上げていた。
「こんなんでは、いつまで経ってもイケないぞ。」
「申し訳ございません。」
必死に動くがリュートの足は小刻みに震え出す。
「誰が休んでいいと言った?」
「こ、これ以上動けなくて…。」
「お前が欲しいと言ったのだ。ようやく仕事を終えた俺におねだりしたくせに勝手ではないか?」
「は、はい…。」
言われてなんとか動くが先程と同じであった。
「んんっ…。はうっ!!」
良いところにちょうど当たり声を上げる。
「お前だけ気持ち良さそうだな。」
「あっ…。」
アーディルは起き上がり、リュートをひっくり返すと後ろから思うままに突き上げる。
「あああんっ!」
「お前は俺のを搾りつくす気か。」
リュートの中はアーディルの精を欲しがって絡みつくようにうねる。
アーディルは、あまりの気持ちよさに徹夜だった今夜も明け方近くまでリュートを抱き続け、お互い気絶するように眠りについた。
「殿下、殿下、お時間でございます。」
宦官に起こされたアーディルが横を見るとリュートが青白い顔をして眠っている。
騎士服はどちらとも分からない体液まみれだ。繋がることを優先して、ろくに脱ぐこともしなかったりせいだ。
「風呂に入る。綺麗にしておけ。」
「承知いたしました。リュート殿はいかがしますか?」
「発情期の間は昨日と同じようにしろ。」
「はい。」
アーディルの体を側仕え達に洗わせ湯船につかる。
あれほどの快楽を得られるのは俺の番だからか、それとも単に相性がいいのか、あいつを一度抱いてしまうと他を抱く気にならないな。
それにあの美貌。南の国にはない色を持つリュートは、どんな美姫もかなうことはないだろう。
陛下には、そろそろ近隣の小国の姫でも娶れと言われているが、どうしたものか。
アーディルが、浴場から出ると、リュートは、綺麗に整えられた寝台で、未だ眠っていた。
体を布で拭かれ、着替えもしているのに、起きなかったのだろう。
発情期のせいか、眠っていてもフェロモンを放っているようで、その匂いがアーディルを捕らえる。
こいつは、まだ欲しがるか。
リュートのフェロモンをかいでしまい、アーディルの陽根は少し勃ち上がる。
「着替えを済ませたら、朝食は執務室で取る。」
そう命じて早々にこの場を退去することにした。
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