夢 幻

amen−and−amen

文字の大きさ
1 / 1

夢 幻

しおりを挟む
私は梨花。今、お受験の真っ只中。あ.あ-逃げたい。勉強は大嫌い。勉強すると直ぐに睡魔が襲ってて来る。眠い。眠い。私は、いつしか机に伏して居眠りしてしまいました。すると、不思議な国に夢の中で誘われていきました。          そこは、初めて見る後景でした。冠雪がかかる連峰に、噴火はして無いが煙が上がる火山を見る。その火山を旋回する大鷲がいた。その火山の影を落とすコバルトブルーの湖を挑めた。私は一人でその湖の辺にいた。素足に白砂が纏わりつく。私は湖に膝迄つけ足を洗う。フッと後ろを振り返ると、見たこと無い見知らぬ男性が手招きしていた。         私は、湖から上がると飛ぶように彼の胸に顔を埋めて泣いた。何ともいいしれぬ懐かしい思いが込み上げて涙が流れた。彼はいった。今は辛抱。時が解決する。っとそして、時が来れば迎えに来る。と云うと彼はスぅ~っと姿を消した。 梨花。梨花。肩を叩かれ母に起こされた。           私は、つかの間に不思議な幻夢に誘われていました。     彼は誰?この世で無いあの世?宇宙のどっかの星?      彼の胸は温かく今でも余韻が残っている。           私の愛しい人。私の人生が終わる迄待っていて下さい。    梨花はまた勉強に励みました。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持

空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。 その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。 ※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。 ※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

主役の聖女は死にました

F.conoe
ファンタジー
聖女と一緒に召喚された私。私は聖女じゃないのに、聖女とされた。

卒業パーティーのその後は

あんど もあ
ファンタジー
乙女ゲームの世界で、ヒロインのサンディに転生してくる人たちをいじめて幸せなエンディングへと導いてきた悪役令嬢のアルテミス。  だが、今回転生してきたサンディには匙を投げた。わがままで身勝手で享楽的、そんな人に私にいじめられる資格は無い。   そんなアルテミスだが、卒業パーティで断罪シーンがやってきて…。

異世界ファンタジー的短編まとめ

よもぎ
ファンタジー
異世界のファンタジー的短編のまとめです

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

繰り返しのその先は

みなせ
ファンタジー
婚約者がある女性をそばに置くようになってから、 私は悪女と呼ばれるようになった。 私が声を上げると、彼女は涙を流す。 そのたびに私の居場所はなくなっていく。 そして、とうとう命を落とした。 そう、死んでしまったはずだった。 なのに死んだと思ったのに、目を覚ます。 婚約が決まったあの日の朝に。

さよなら聖女様

やなぎ怜
ファンタジー
聖女さまは「かわいそうな死にかた」をしたので神様から「転生特典」を貰ったらしい。真偽のほどは定かではないものの、事実として聖女さまはだれからも愛される存在。私の幼馴染も、義弟も――婚約者も、みんな聖女さまを愛している。けれども私はどうしても聖女さまを愛せない。そんなわたしの本音を見透かしているのか、聖女さまは私にはとても冷淡だ。でもそんな聖女さまの態度をみんなは当たり前のものとして受け入れている。……ただひとり、聖騎士さまを除いて。 ※あっさり展開し、さくっと終わります。 ※他投稿サイトにも掲載。

処理中です...