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夢 幻
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私は梨花。今、お受験の真っ只中。あ.あ-逃げたい。勉強は大嫌い。勉強すると直ぐに睡魔が襲ってて来る。眠い。眠い。私は、いつしか机に伏して居眠りしてしまいました。すると、不思議な国に夢の中で誘われていきました。 そこは、初めて見る後景でした。冠雪がかかる連峰に、噴火はして無いが煙が上がる火山を見る。その火山を旋回する大鷲がいた。その火山の影を落とすコバルトブルーの湖を挑めた。私は一人でその湖の辺にいた。素足に白砂が纏わりつく。私は湖に膝迄つけ足を洗う。フッと後ろを振り返ると、見たこと無い見知らぬ男性が手招きしていた。 私は、湖から上がると飛ぶように彼の胸に顔を埋めて泣いた。何ともいいしれぬ懐かしい思いが込み上げて涙が流れた。彼はいった。今は辛抱。時が解決する。っとそして、時が来れば迎えに来る。と云うと彼はスぅ~っと姿を消した。 梨花。梨花。肩を叩かれ母に起こされた。 私は、つかの間に不思議な幻夢に誘われていました。 彼は誰?この世で無いあの世?宇宙のどっかの星? 彼の胸は温かく今でも余韻が残っている。 私の愛しい人。私の人生が終わる迄待っていて下さい。 梨花はまた勉強に励みました。
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