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しほな・99.9%
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ランチタイムを利用して、私は雅人を雅人の会社近くのカフェへ呼び出した。
もう私たちの事は終わっているのに、まだ何かあるのかと嫌そうに言うので「友達から預かった写真を見て欲しいの」と言うと、私たちのこととは別だったせいか会うことに応じてくれた。
「本当に、ごめんなさいね、呼び出して」
私が言うと雅人は無言で首を振った。
「見て欲しい写真って?」
雅人が早く本題に行きたがってるのが分かったので、私は写真を隠すように伏せて雅人に渡した。
雅人はその写真を見ると、大きく目を見開いてびっくりしている。
確かに元カノからこんな写真見せられて驚かない訳ないけど。
「これ、まさか。友人てこの男が?」
小声で雅人が言った。私はその反応に少し違和感を感じた。どうして女の方じゃなく、男が私の友人と思うの?
「そう。私の友人の鉈賀久利からの依頼。彼は合成だと主張してるわ」
雅人は目が釘付けになっていて、険しい顔で、少し震える指で写真から目を離さない。
「雅人から見てどう?やっぱり合成?」
私が尋ねると、雅人は頷いた。
「作りが素人じゃないな。かなり巧妙に出来てる」
まるで棒読みのように雅人は言うと、テーブルにコーヒー代の1000円札を置いて立ち上がった。
「解析したら、また連絡する。じゃあ」
もう私たちの事は終わっているのに、まだ何かあるのかと嫌そうに言うので「友達から預かった写真を見て欲しいの」と言うと、私たちのこととは別だったせいか会うことに応じてくれた。
「本当に、ごめんなさいね、呼び出して」
私が言うと雅人は無言で首を振った。
「見て欲しい写真って?」
雅人が早く本題に行きたがってるのが分かったので、私は写真を隠すように伏せて雅人に渡した。
雅人はその写真を見ると、大きく目を見開いてびっくりしている。
確かに元カノからこんな写真見せられて驚かない訳ないけど。
「これ、まさか。友人てこの男が?」
小声で雅人が言った。私はその反応に少し違和感を感じた。どうして女の方じゃなく、男が私の友人と思うの?
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雅人は目が釘付けになっていて、険しい顔で、少し震える指で写真から目を離さない。
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私が尋ねると、雅人は頷いた。
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