【完結】ジュリアはバツイチ人生を謳歌する

エレン王国の名門貴族・アグリア伯爵家に嫁いだジュリア・アグリア(旧姓ベルティー)。

夫のアベル・アグリア伯爵は、騎士として王妃の護衛任務に没頭し、結婚翌日からほぼ別居状態。

社交界のパーティーでは妻のエスコートを代理人に任せ、父の葬儀にも顔を出さず、事務的な会話と手紙のやり取りだけの日々が続く。

ジュリアは8年間の冷遇に耐え抜いたが、ある朝の食事中、静かに切り出す。


「私たち、離婚しましょう」


アベルは絶句するが、ジュリアは淡々と不満を告げる。

どれも自分のしでかしたことにアベルは頭を抱える。

彼女はすでに離婚届と慰謝料の用意を済ませ、夫の仕事に理解を示さなかった「有責妻」として後腐れなく別れるつもりだった。


アベルは内心で反発しつつも、ジュリアの決意の固さに渋々サイン。

こうしてジュリア・アグリアは、伯爵夫人としての全てを置き去りにし、バツイチ人生を開始する。
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