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4ずるい・再会
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次に会ったのは、マンション1階のコンビニだった。
「ども」
先に声をかけてきたのは田辺だった。
「あ、どうもッ」
なぜか緊張する諭。
田辺が持つカゴの中身をつい見る。
お弁当と飲み物とお菓子とコンドーム。
コンドーム!
こいつ、コンビニで堂々と買うんかッ!
諭がカゴの中身を凝視しているのに田辺は気付く。
「あ、このお菓子、美味いっすよ」
何事もない様に、お菓子を指さす田辺。
諭はハッとしてお菓子を見る。
「あー、俺も食べたことある」
なんとなく話を合わせる。
「……………コンドーム、コンビニで買うとかすげーって思ってるんすか?」
田辺が屈んで諭の耳元で囁く。
諭は耳に田辺の息がかかり、ビクッとして真っ赤になって田辺を睨む。
「あッ!……………別にッ!急に必要な物を買うのがコンドームだからなッ!」
コンビニとコンドームを大声で言い間違える諭。
店内にいた客が一斉に諭と田辺を見る。
「あ、あ、そのッ!……………ちがッ!」
穴があったら速攻入りたい諭。
田辺はクククと笑いが止まらない。
「笑うなよッ!お前がそんなの平気な顔で買ってるから、そのッ!」
小声で諭は田辺に抗議する。
田辺はポカンとして諭を見る。
「どんな顔して買うんすか?今から使うんです、エヘヘ。とか?」
ニヤリと笑って田辺は言う。
完璧におちょくられてると諭は思って余計に恥ずかしくなる。
「うっさいわッ!」
恥ずかしすぎて八つ当たり気味に諭は言うと田辺から離れる。
くそッ!
完璧におちょくられてるッ!
諭は田辺をチラッと見る。
カウンターで何もなかった様に会計する田辺。
諭も夕飯を物色して買い物を済ませると、エレベーターホールに向かった。
「ども」
先に声をかけてきたのは田辺だった。
「あ、どうもッ」
なぜか緊張する諭。
田辺が持つカゴの中身をつい見る。
お弁当と飲み物とお菓子とコンドーム。
コンドーム!
こいつ、コンビニで堂々と買うんかッ!
諭がカゴの中身を凝視しているのに田辺は気付く。
「あ、このお菓子、美味いっすよ」
何事もない様に、お菓子を指さす田辺。
諭はハッとしてお菓子を見る。
「あー、俺も食べたことある」
なんとなく話を合わせる。
「……………コンドーム、コンビニで買うとかすげーって思ってるんすか?」
田辺が屈んで諭の耳元で囁く。
諭は耳に田辺の息がかかり、ビクッとして真っ赤になって田辺を睨む。
「あッ!……………別にッ!急に必要な物を買うのがコンドームだからなッ!」
コンビニとコンドームを大声で言い間違える諭。
店内にいた客が一斉に諭と田辺を見る。
「あ、あ、そのッ!……………ちがッ!」
穴があったら速攻入りたい諭。
田辺はクククと笑いが止まらない。
「笑うなよッ!お前がそんなの平気な顔で買ってるから、そのッ!」
小声で諭は田辺に抗議する。
田辺はポカンとして諭を見る。
「どんな顔して買うんすか?今から使うんです、エヘヘ。とか?」
ニヤリと笑って田辺は言う。
完璧におちょくられてると諭は思って余計に恥ずかしくなる。
「うっさいわッ!」
恥ずかしすぎて八つ当たり気味に諭は言うと田辺から離れる。
くそッ!
完璧におちょくられてるッ!
諭は田辺をチラッと見る。
カウンターで何もなかった様に会計する田辺。
諭も夕飯を物色して買い物を済ませると、エレベーターホールに向かった。
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