黄昏の騎士

紫ノ宮風香

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私はいつから生ける屍のようになったんだろう?
就職してすぐに両親が事故にあい、亡くなったところから?
それとも・・・?



両親ともに一人っ子で祖父母もすでに亡く、親戚と呼べる人が居なくて、全て1人で対応した。
近所の人はみんな知らん顔。面倒なことだけ押し付ける人たちだったから、最初から頼る気もなかったし。

私が高校卒業したら引っ越そうと言ってたのは、きっとこの町内の空気が悪くなったから。
新居探しをしてる間に事故に遭って、引っ越せないままになっちゃった。

この時に身一つで逃げ出していたら、もっと違う未来があったのかもしれない。



高校の進路担当の先生から紹介を受けた会社は、真っ黒過ぎるブラック企業でした。

四十九日が終わった後に家にやって来て、1人で住むのは無用心だという表向きの理由を言って、両親の思い出のある我が家に社員が3人勝手に住み着きだしたのです。
社員からは寮費名目でお金をとり、その一方で光熱費などは全て私の負担。

おかしいと思い、母校の担任や進路担当へ相談しに行けば門前払いをされ、役所や警察でも取り合ってもらえず。
そして相談した辺りから残業を増やされ、休みも徐々に減り、気が付けば週の半分は会社で仮眠を取る羽目に。

社長のお気に入りは定時で帰って、生け贄としての雇用の数名が後始末をやらされると聞いた頃には、既に会社から逃げれない状態にされていました。
高校の進路担当が私を生け贄として売ったと知ったのもこの頃で。担任もグルだったので門前払いをしたのでしょう。

生け贄の人は3~4年で入れ替わるらしいという噂でした。みんな体調不良で退職して、その後の話はタブーとなってるようで。
1人だけ仲良くしてくれた先輩は、退職後に来た連絡が訃報でした。
タブーとなってる理由がこれ?と思った途端に気力が全て抜け落ちた気がします。

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