15 / 44
一章 憎しみの魔女
15話 かけだし冒険者の一日
しおりを挟む
「いわく付きってなんだ?」
あっけらかんと言うユルナに、俺たち三人は固まった。
「いわく付きってのは、良い物じゃなくてだな……住んでた人が不幸になったり、亡くなったり……とにかくあんまり良くない事が起こったってことだよ!」
「でも借主の事と家は関係がないだろ?」
いや、たしかにそうかも知れないけど! 気分的に! なんか起こりそうじゃん?!
「リオン、カナタ……なんかこう、除霊とか厄除けの魔法ってあるか……?」
「聖女じゃないんだから使えないよ……」
「読心術と風魔法しか使えないの知っているでしょう……」
青ざめる俺たちをよそに、ユルナはずかずかと家に入っていった。
「――おおーっ! みんな早く入ってきな! なかなか豪華だぞ!」
「……何もない事を願おう」
「そうだね……」
「オバケとかでないですよね? 私そういうの無理なんですけど……」
重い足取りで家に入った俺たちは、煌びやかな内装に、さらに不安が募るのだった。
家具は一式揃っていて、それもなかなかの上物だと一目でわかるぐらい豪華だ。
いかにも惨劇とか起こりそうな雰囲気を、そこら中から感じる。
「リオン、暖炉に火を点けてくれ。少しでも雰囲気を明るくしたい」
「そ、そうだね! 【火!】」
暖炉の薪に火が灯り、部屋に明るさと暖かさが広がっていく。
「みんな酒がたくさんあったぞ! 今日はこれで宴だ!」
「ユルナ以外未成年です。しかも置いてあったお酒をよく飲もうとしますね」
「あるものは飲まなきゃ勿体ないじゃないか。リオンは付き合ってくれるよな?」
「ダメに決まってるでしょ!」
不安いっぱいの入居初日は、一人を除いてテンションの上がりきらない宴会で過ぎていった。
* * *
「おはよう……」
だめだ、どうにも落ち着かなくて全然寝れなかった。
慣れないベッドに、いわく付きと言われた家でぐっすり眠れるほど、俺は肝が据わっていない。
先に起きていたリオンとカナタも、二人の顔から寝不足なのが見て取れた。
「おはようございます……ふわぁ……」
「おはようタクトー……」
「おはよう! みんな起きるのが早いな」
ユルナだけは昨日からテンションが高いままだ。本人は豪華な家を安く借りられて満足なんだろう。
「さあ、ランクアップ後の初任務! タクトは冒険者としての初任務だ。気合入れていくぞッ」
「「「おぉー……」」」
「なんだよ、気の抜けた返事だな」
俺にとっての初任務は、コンディション最悪でのスタートとなった。
* * *
ギルドから提示された依頼から簡単そうなものを選び、俺たちはアークフィランの外側、海岸沿いに来ていた。
依頼内容は、海岸にスライムモンスターが大量繁殖してしまったので、それの討伐というもの。
冬の海なんか寒くて人が立ち寄らないし、これなら俺も人目を気にせず魔法を使えると思ったのだ。
「このぶよぶよしたのがスライムってやつ?」
体を震わせながらゆっくりと動き回る、緑や青色をした生物が数十匹ほど浜辺を徘徊している。
「不純物やら汚物から生まれる半液状のモンスターだ。襲ってくることはないが繁殖しすぎると、排水管に詰まったり、触れた草木を枯らしたりする」
「どうりでちょっと臭うわけだ……」
襲ってくることが無いなら危険性は低いか。ちゃっちゃと終わらせてしまおう。
試しに俺は、一番近くのスライムに向けて魔法を唱えた。
「【敵視】!】
ぷよよんと揺れるだけでスライムは俺に向かってこようとはしない。
敵視がちゃんと俺に向けられてるか分からないが、一応試してみよう。
「【反抗】! ……あれ?」
イメージしていた火の球が出ず、俺は困惑した。
反抗魔法が発動しないということは、俺に敵視が向いていないということだ。
敵視魔法がちゃんと掛からなかったのかな?
俺の様子を見ていたカナタが、ある仮説を話し始めた。
「もしかすると、タクトの魔法は“意思を持つ生物”にしか、効かないのではないですか?」
「んー? つまり?」
「スライムには感情も意思もありません。ただ転がって滑って、汚物や草木をむしゃむしゃ食べるだけです。そこに思考は存在しないのです」
そ、そんな……。まさかこんなに弱そうなモンスターを、俺は倒せないのか?
敵視を向けることも考えることもしない。ただそこに存在するだけのスライムに、俺は無力だった。
リオンから剣を借りて切ってみたが、剣はスライムの体をするりと通り過ぎるだけで、まるでダメージを与えられていない。
やはり魔法が伴わないとモンスターを倒すことは出来ないのだ。
今日からスライムは俺の天敵になった。
結局この任務では活躍できないまま、リオン達が全てのスライムを討伐して任務完了となった。
「まあ……相性が悪かっただけだよ! 元気出して!」
「そ、そうです! きっとタクトはもっとイカついモンスター相手なら活躍できるはずです!」
今は二人の慰めの言葉が心に染みた。
情けねぇな、俺……。
* * *
俺の冒険者ランクが低いということもあって、受けられる任務は雑用が多かった。
スライム討伐を完了報告した後、他にもいくつか受けてみた。
外壁のペンキ塗り、街のゴミ拾い、ティッシュ配り、庭の手入れ……などなど。
「……って、バイトじゃん! やってること全然、冒険者じゃないよこれ!?」
「まぁまぁ。最初はそんなものだよー」
「私たちも最初は婆さんの肩たたきから始めたものだ。いやー懐かしいな」
任務ってもっと華々しいもんだと思っていたけど、想像よりも地味なんだな……冒険者って。
街中を動き周り、流石に疲れが出てきたところで今日の仕事は終了となった。
「そういえば、居住カウンターの人に聞いたんだが」
帰りの道中、ふとユルナが思い出したように話し出す。
「いわく付きの内容なんだけど、前に住んでた冒険者が……」
「――ッいいから! 何も言うな!」
「いや、でも……」
「知らなくて良いことも世の中にはあるんだ! あの家には何もない! それでいいんだ!!」
せっかく忘れようとしているのに、内容を知ったら意識してしまうじゃないか!
ユルナは言わせてもらえなかった事で不満そうだったがこれ以上、睡眠が削られるようなことは御免だ。
* * *
「じゃあ、私達は先に寝るね」
「ああ、おやすみ」
日付が変わる頃に三人は二階の自室へと上がっていく。
カナタから『タクトは二階侵入禁止』を言い渡されたので、必然的に一階の部屋が俺の自室となった。
部屋にはベッドと机、大きな書棚が置かれており、前の冒険者の物なのか難しそうな本が沢山並んでいる。
適当にその内の一冊を手に取って開くと、魔法に関しての指南書のようだ。
これは魔法の勉強に丁度いいな。覚えても俺には使えないだろうけど。
パラパラとページを捲っていると、不意に玄関の方から物音が聞こえた。
気のせいだろうと特に気にしないでいると、だんだんと物音が大きくなっていく。
ドンドンドン ガチャ ドンドン
部屋にある時計を見ると、時刻はもうすぐ深夜一時を指そうとしている。
こんな時間に来客があるわけがない。
一向に止む気配がない音の正体を探るため玄関の様子を見に行くと、鍵のかかった扉のドアノブが、ガチャガチャと音を立てて捻られていた。
――いやいやいや。嘘だろ? 泥棒?
その時、ユルナの言いかけていた言葉が脳裏を過った。
『いわく付きの内容なんだけど、前に住んでた冒険者が……』
……まさか本当にそういう系じゃないよな……?
リビングに置かれていたリオンの剣を借りて、ゆっくりと玄関に近づく。まだドアノブは動いている。
もし泥棒なら、俺が三人を守らなければ……!!
意を決して鍵を外し、俺は勢いよく扉を開けた。
「だ、誰だ!!」
「――んがッ!?」
開かれた扉は向こう側にいた人物に直撃したようで、その人は額を抑えて蹲っていた。
「……いったぁぁ……」
「え? あの……どちら様でしょう?」
「――ッどちら様はこっちのセリフだ!! ここは私の家だぞ!!」
額を抑え涙目で怒る人物には見覚えがあった。思わずその名を口に出してしまう。
「し、深緑の魔女?」
「むっ? 貴様が何故私の家に!? というか、その名で呼ぶな! 私の名前はリーフィリアだ!!
」
あっけらかんと言うユルナに、俺たち三人は固まった。
「いわく付きってのは、良い物じゃなくてだな……住んでた人が不幸になったり、亡くなったり……とにかくあんまり良くない事が起こったってことだよ!」
「でも借主の事と家は関係がないだろ?」
いや、たしかにそうかも知れないけど! 気分的に! なんか起こりそうじゃん?!
「リオン、カナタ……なんかこう、除霊とか厄除けの魔法ってあるか……?」
「聖女じゃないんだから使えないよ……」
「読心術と風魔法しか使えないの知っているでしょう……」
青ざめる俺たちをよそに、ユルナはずかずかと家に入っていった。
「――おおーっ! みんな早く入ってきな! なかなか豪華だぞ!」
「……何もない事を願おう」
「そうだね……」
「オバケとかでないですよね? 私そういうの無理なんですけど……」
重い足取りで家に入った俺たちは、煌びやかな内装に、さらに不安が募るのだった。
家具は一式揃っていて、それもなかなかの上物だと一目でわかるぐらい豪華だ。
いかにも惨劇とか起こりそうな雰囲気を、そこら中から感じる。
「リオン、暖炉に火を点けてくれ。少しでも雰囲気を明るくしたい」
「そ、そうだね! 【火!】」
暖炉の薪に火が灯り、部屋に明るさと暖かさが広がっていく。
「みんな酒がたくさんあったぞ! 今日はこれで宴だ!」
「ユルナ以外未成年です。しかも置いてあったお酒をよく飲もうとしますね」
「あるものは飲まなきゃ勿体ないじゃないか。リオンは付き合ってくれるよな?」
「ダメに決まってるでしょ!」
不安いっぱいの入居初日は、一人を除いてテンションの上がりきらない宴会で過ぎていった。
* * *
「おはよう……」
だめだ、どうにも落ち着かなくて全然寝れなかった。
慣れないベッドに、いわく付きと言われた家でぐっすり眠れるほど、俺は肝が据わっていない。
先に起きていたリオンとカナタも、二人の顔から寝不足なのが見て取れた。
「おはようございます……ふわぁ……」
「おはようタクトー……」
「おはよう! みんな起きるのが早いな」
ユルナだけは昨日からテンションが高いままだ。本人は豪華な家を安く借りられて満足なんだろう。
「さあ、ランクアップ後の初任務! タクトは冒険者としての初任務だ。気合入れていくぞッ」
「「「おぉー……」」」
「なんだよ、気の抜けた返事だな」
俺にとっての初任務は、コンディション最悪でのスタートとなった。
* * *
ギルドから提示された依頼から簡単そうなものを選び、俺たちはアークフィランの外側、海岸沿いに来ていた。
依頼内容は、海岸にスライムモンスターが大量繁殖してしまったので、それの討伐というもの。
冬の海なんか寒くて人が立ち寄らないし、これなら俺も人目を気にせず魔法を使えると思ったのだ。
「このぶよぶよしたのがスライムってやつ?」
体を震わせながらゆっくりと動き回る、緑や青色をした生物が数十匹ほど浜辺を徘徊している。
「不純物やら汚物から生まれる半液状のモンスターだ。襲ってくることはないが繁殖しすぎると、排水管に詰まったり、触れた草木を枯らしたりする」
「どうりでちょっと臭うわけだ……」
襲ってくることが無いなら危険性は低いか。ちゃっちゃと終わらせてしまおう。
試しに俺は、一番近くのスライムに向けて魔法を唱えた。
「【敵視】!】
ぷよよんと揺れるだけでスライムは俺に向かってこようとはしない。
敵視がちゃんと俺に向けられてるか分からないが、一応試してみよう。
「【反抗】! ……あれ?」
イメージしていた火の球が出ず、俺は困惑した。
反抗魔法が発動しないということは、俺に敵視が向いていないということだ。
敵視魔法がちゃんと掛からなかったのかな?
俺の様子を見ていたカナタが、ある仮説を話し始めた。
「もしかすると、タクトの魔法は“意思を持つ生物”にしか、効かないのではないですか?」
「んー? つまり?」
「スライムには感情も意思もありません。ただ転がって滑って、汚物や草木をむしゃむしゃ食べるだけです。そこに思考は存在しないのです」
そ、そんな……。まさかこんなに弱そうなモンスターを、俺は倒せないのか?
敵視を向けることも考えることもしない。ただそこに存在するだけのスライムに、俺は無力だった。
リオンから剣を借りて切ってみたが、剣はスライムの体をするりと通り過ぎるだけで、まるでダメージを与えられていない。
やはり魔法が伴わないとモンスターを倒すことは出来ないのだ。
今日からスライムは俺の天敵になった。
結局この任務では活躍できないまま、リオン達が全てのスライムを討伐して任務完了となった。
「まあ……相性が悪かっただけだよ! 元気出して!」
「そ、そうです! きっとタクトはもっとイカついモンスター相手なら活躍できるはずです!」
今は二人の慰めの言葉が心に染みた。
情けねぇな、俺……。
* * *
俺の冒険者ランクが低いということもあって、受けられる任務は雑用が多かった。
スライム討伐を完了報告した後、他にもいくつか受けてみた。
外壁のペンキ塗り、街のゴミ拾い、ティッシュ配り、庭の手入れ……などなど。
「……って、バイトじゃん! やってること全然、冒険者じゃないよこれ!?」
「まぁまぁ。最初はそんなものだよー」
「私たちも最初は婆さんの肩たたきから始めたものだ。いやー懐かしいな」
任務ってもっと華々しいもんだと思っていたけど、想像よりも地味なんだな……冒険者って。
街中を動き周り、流石に疲れが出てきたところで今日の仕事は終了となった。
「そういえば、居住カウンターの人に聞いたんだが」
帰りの道中、ふとユルナが思い出したように話し出す。
「いわく付きの内容なんだけど、前に住んでた冒険者が……」
「――ッいいから! 何も言うな!」
「いや、でも……」
「知らなくて良いことも世の中にはあるんだ! あの家には何もない! それでいいんだ!!」
せっかく忘れようとしているのに、内容を知ったら意識してしまうじゃないか!
ユルナは言わせてもらえなかった事で不満そうだったがこれ以上、睡眠が削られるようなことは御免だ。
* * *
「じゃあ、私達は先に寝るね」
「ああ、おやすみ」
日付が変わる頃に三人は二階の自室へと上がっていく。
カナタから『タクトは二階侵入禁止』を言い渡されたので、必然的に一階の部屋が俺の自室となった。
部屋にはベッドと机、大きな書棚が置かれており、前の冒険者の物なのか難しそうな本が沢山並んでいる。
適当にその内の一冊を手に取って開くと、魔法に関しての指南書のようだ。
これは魔法の勉強に丁度いいな。覚えても俺には使えないだろうけど。
パラパラとページを捲っていると、不意に玄関の方から物音が聞こえた。
気のせいだろうと特に気にしないでいると、だんだんと物音が大きくなっていく。
ドンドンドン ガチャ ドンドン
部屋にある時計を見ると、時刻はもうすぐ深夜一時を指そうとしている。
こんな時間に来客があるわけがない。
一向に止む気配がない音の正体を探るため玄関の様子を見に行くと、鍵のかかった扉のドアノブが、ガチャガチャと音を立てて捻られていた。
――いやいやいや。嘘だろ? 泥棒?
その時、ユルナの言いかけていた言葉が脳裏を過った。
『いわく付きの内容なんだけど、前に住んでた冒険者が……』
……まさか本当にそういう系じゃないよな……?
リビングに置かれていたリオンの剣を借りて、ゆっくりと玄関に近づく。まだドアノブは動いている。
もし泥棒なら、俺が三人を守らなければ……!!
意を決して鍵を外し、俺は勢いよく扉を開けた。
「だ、誰だ!!」
「――んがッ!?」
開かれた扉は向こう側にいた人物に直撃したようで、その人は額を抑えて蹲っていた。
「……いったぁぁ……」
「え? あの……どちら様でしょう?」
「――ッどちら様はこっちのセリフだ!! ここは私の家だぞ!!」
額を抑え涙目で怒る人物には見覚えがあった。思わずその名を口に出してしまう。
「し、深緑の魔女?」
「むっ? 貴様が何故私の家に!? というか、その名で呼ぶな! 私の名前はリーフィリアだ!!
」
0
あなたにおすすめの小説
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。
絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。
辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。
一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」
これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる