スーパーと異世界に行くのはどうですか?

トロワ

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一章

能力確認と捜索隊

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苦い味がする、星矢に押し込まれた花のせいだ
「大丈夫か?、大輔」
「めっちゃ苦い」
「それだけか?」
「今のところはそれだけだ」
「少し様子を見てみましょう」
「そうだな」

       5分後

「大輔、大丈夫か?」
「大丈夫、なんともないな」
「あと、もう5分待ちましょう」
「そうだな」

      5分後

「大輔、大丈夫か?」
「大丈夫だ」
「凄いですね、この花の毒は大型のモンスターでも即死なんですけど、それが効かないとは」
「これで毒には無敵って事がわかったな」
「他の毒はないんですか?」
「ありますよ」
「何があるんですか?」
「なんでもありますよ、眠り、幻覚、麻痺、とか色々」
「なら、全部やっておくか」
「そうだな」
「じゃあ、星矢持ってきてくれ」
「ああ、良いぜ、ヤバそうなの持ってきてやるよ」

                       20分後
「待たせたな」
「お、お帰り」
「にしても凄い量ですね」
「まあな、頑張ったぜ」
星矢は抱えるように大量の花を持っていた
「どれかな行くんだ?」
「この、黄色い花から行こう」
「それは、雷花ですね、麻痺系の花で食べたら3日は動けません」
「またヤバいやつ持ってきたな」
「何だ怖いのか笑」
「別に」
「じゃあ、食え!」
そう言いながら星矢は雷花を俺の口に押し込んだ
「むぐっ」
「どうだ?」
「少しピリッとするぐらいだな」
「これもダメか」
「なんだ、ダメかって良いことだろうが」
「俺の今の仕事はお前を状態異常にかからせることだからな」
「なんじゃそりゃ」
「ははは、でも凄いですね麻痺も効かないとは」
「どんどん行くぞー」
「次はこの花だ」
「それは、睡眠の花ですね」
「いただきます」
「ぱくっ」

       5分後
「なんともなさそうだな」
「ですね」
「では、次はこの花」
「そ、それは楽花(らくか)じゃないですか!」
「なんかヤバいのか?」
「ヤバいってもんじゃないですよ、それを食べたら最後帰って来れなくなります」
「麻薬みたいなものか、どうする?大輔」
「ヤバそうだがいけるだろ」
「やめたほうがいいですって、それ本当にやばいんですよ、どうなっても知りませんからね!」
「いただきまーす」
「パクッ」
「どうだ?」
「なんともな」
「ぐっ!」
「どうした!」
「なんか、せめぎ合っている」
「は?」
「おかしくなりそうだけどならない感じ」
「よく分かんなねぇな」
「そう、言われてもな、マジでそんな感じだからな」
「ぐ」
「ぐぐ」
「ぐぐぐ」
「おい!大丈夫か!」
「ぐぐぐぐぐ」
「ふぅ」
「どうしたんだ?」
「なんか、勝ったみたい」
「何が?」
「スキルがこの花に」
「そ、そうか、それは良かった」
「す、すごいですね!」
「まあな、星矢この辺にしておこう疲れた」
「そうか、花はまだあるんだがな、まあらしょうがないもしもがあるかもだからな」
「悪いな」
「水くせぇこと言うな帰るぞ」
「ああ」
「あの、私はどうすれば?」
「オメェはアジトに帰って仲間にここを襲わないように言っとけ」
「わ、わかりました、ではまたいつか」
「ああ、じゃあな」
「また」

盗賊と別れてスーパーに戻ったあった事を店長に話した

「なるほど、じゃから遅かったのじゃな」
「はい」
「やはり、異世界物騒な輩もおるのぅ」
「ですが、奴はもう来ませんよ、たっぷりと脅してやりしたから」
「それなら、安全じゃな」
「じゃがお主のスキルがそこまですごいとは思わなんだったのぅ」
「調べてみないと分からないものですね」
「そうじゃのぅ」
「次どうしましょう?」
「どこか行きますか?」
「お主らと一緒に出て行った後の二人が帰るまで一旦待機じゃな」
「わかりました、そういえばあの二人帰ってくるの遅いですね?」
「そうじゃのじゃが、探しに行ってすれ違ってもめんどくさいから、もう少し待ってみようと思うのじゃがどうかの?」
「そうですね、僕たちももう少し休んだ方が良い気がするので、もう少しだけ待ちましょう」

   それから二週間後休憩室にて
「皆に集まってもらったのは、他でもないのじゃが、大山くんと花実くんが帰って来ないため捜索隊を出そうと思うのじゃがどうかの?」
「良いと思います、僕たちと一緒に出て行ってもう一ヶ月以上していますから、心配です」
「そうじゃの、わしも心配じゃ皆二人を探しに行く方針で良いのじゃな?」
「店長そんなこと聞かなくても皆んなそのつもりですぜ」
「そうか、変なことを聞いてしまったな、では!捜索隊を発表する!」




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