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2章 魔法使いとストッカー
29 噂の人
休み明けの月の日は何だか学校中が朝からザワザワしていた。
「???何だろうね?ロッシーニは何か知っている?」
私達は登校して教室へ向かっている。
「何でしょうね。。。浮き足立っているような。コソコソ話が目につきますね」
ロッシーニも知らないみたい。
何だろうと思いながら教室に着くと、噂好きのマックス君が理由を教えてくれた。
「ジェシカ君!おはよう!今日はみんな何か変な感じじゃなかった?」
「ええ。何かあったの?」
マックス君が大声で話すので、クラスのみんなが私の席に集まって来てしまった。朝から騒がしい。マックス君はニヤッと笑いながら話し出す。
「それがね、さっき仕入れた情報だから本当かどうかは分からないけど、オーロラ・ボード嬢が退学になったんだって。それで、第二王子様も休学なんだ。どう言う事かジェシカ君なら知ってるかな?」
『ザッ』と、クラスのみんなが一斉に私を見る。え~、怖いな。
「。。。分からないわ」
「えっ!そうなの?21領主でも知らないのか。。。あっ、メリッサ君は?知らない?」
今度は一斉にクラスのみんながメリッサ君を見る。机からノートを出していたメリッサ君は『えっ?』と、大混乱だ。
「ねぇねぇ、あのねマックス君。メリッサ君も多分知らないと思うわ。その噂の出所は?信用できるの?」
と、嗜めるが、実は大正解とは言えない。。。
「あ~、朝ね、ザワザワしていたから俺も変だと思って、掲示板に何か書いてあるかもしれないと職員室前の掲示板へ向かったんだ。そしたら普通科の奴らが職員室をこっそり覗き見てたから注意したんだ。するとそいつらがさっきの情報を話しているから覗いていたって言ってさ」
お~。先生達の話を立ち聞きか。
「そうなの。。。では本当なのかしら?でもこの浮き足立ってる感じは?あのね、その事が事実だとしても私やみんなには関係なくない?」
私はこれ以上噂しない方がいいと言ってみる。
「えっ!あの噂の2人が相次いで学校に来ないんだよ!しかもエルメダ様も今日はお休みらしいし。さっき特進科へわざわざ行って、側近の人に聞いたんだ。だからね、俺はあの3人で恋のバトルがあったんじゃないかと思うんだけど。。。どうかな?」
『えっへん!』と、マックス君は胸を張っているが、お前は噂好きのご近所ババアか?と呆れてしまう。
「う~ん。私はバトルはないと思うわよ。ま~、何かあったとしても、私はあまりその手の噂は好きではないから興味はないの。マックス君、あなたもほどほどにね。何と言っても、この噂には王族も21領主も居るのだから」
と、釘をさすとクラスのみんなは黙ってさっさと解散した。
よしよし、変な噂で1日をパァにしたくない。このまま黙ってくれればいいんだけど。
ガラガラガラ。眠そうなロッド先生が登場です。
「おはよう。今日から対抗戦までの魔法の実地授業だが、週3回の内、1回は対抗戦に向けて使っていいぞ。話し合いするなり、魔法の練習するなり好きにしろ。一応、私が授業中は監督はするから。主将のオリバー、後で話があるから中休みに魔法塔へ来い。では、授業を始める。教本23ページ~」
てか、エル大丈夫かな?
結局、先に行われたエルと王子の話し合いの結果を私は知らないし、その後のピンクちゃんと王子の事情は実際見たから知ってるけど。。。後で、特進科の側近さん?に手紙でも渡そうかな。。。ロッシーニに頼もう。そうだ、そうだ。
私は授業中、エルへの手紙を書いた。恐らく、エルの執事か侍女長に見られるので簡単に『心配している』としたためた。
休み時間は教室を出るとコソコソと噂話で持ちきりだった。食堂では『エルメダ様』『オーロラ嬢』『殿下』の単語が飛び交っていた。
ふ~。やだやだ。
げっそりなお昼が終わって午後の魔法実地の授業。
副将のウィリアム君が教壇に立ち話し出す。
「今日の実地から対抗戦の時間にしてもらった。毎週月の日の実地は対抗戦用だからよろしく。今日は戦力を確認したいから、まずは魔法の系統別に分かれてくれ。主魔法でお願いする。右から火、風、水、土だ」
へ~、今日からか。張り切ってるな~。『どれどれ』と、私が土の場所へ移動しようとしたら、
「運営陣は前に来てくれ」
と、呼ばれてしまった。
しまった。。。戦法とかのアイデアがない。。。てか、ロダンに振られてしまったし、専門書も読んでないよ。どうしよう。う~んと悩みながら私は前にとぼとぼ出て行く。
「早速だが、俺達運営陣は各系統が揃っている。ツイてたな。各系統のパイプ役としてこれからお願いするよ。水は主将のオリバー君、風は俺だ。火はマイケル君、土はジェシカ君とイーサン君でお願いする。各系統の攻撃型と守備型を調べて来てくれ」
と、ウィリアム君が仕切って、一旦各系統のグループへ行く事になった。
「イーサン君。私去年の休んでたから、知らない事があったらごめんなさいね。なるべく補佐をするから」
と、休学を武器に早々に補佐役に回る。にしし。
「あぁ、そうだったな。わかった。じゃぁ、俺が仕切るね」
イーサン君は土魔法の子達を集めて輪になった。
「俺は土魔法のグループの運営陣とのパイプ役だ。ジェシカ君も。リーダーではないので勘違いしないように。まずは、攻守を分けたいんだけど、それぞれどんな土魔法が得意か教えて欲しい」
さっと輪になったみんなを見渡す。数は意外にも系統別では一番少ない。私とイーサン君、メリッサ君、ドニー君の4人だ。
「攻守って。。。土ってさぁ、攻撃ってあんまり聞かないよね~」
と、のんびりした感じのドニー君が口を出す。
「そうね。私は壁や堤防を作るのが得意よ。まだ背丈ぐらいだけど」
と、メリッサ君。
「俺は、土壌操作が得意なんだ。主に魔法陣を掛け合わせるから。。。魔法単体なら穴掘るぐらいか?」
イーサン君も渋い顔になってきた。
「そうね。。。私はまだ穴が掘れるようになったばかりの初心者なの。魔法自体、授業で数回使用しただけ」
しょぼんと、私は力になれそうにないので申し訳なく思う。
「それは仕方がないわよ、ジェシカ君。それよりどうする?宝取り合戦よね?去年、先輩達は土の壁を作っていたのを見たけど。。。どっちかって言ったら守備の方じゃない?後方支援的な?」
メリッサ君は攻撃魔法が想像つかないようだ。
「「「「う~ん」」」」
と、4人は黙り込んでしまった。
「ねぇ、本当に何も知らないから的外れならごめんなさいね。土を小さく丸めて魔法で放つのはどうかしら?この前、省エネ魔法でマイケル君が『小さな火を連射する』って言っていたのを思い出したのだけど。連射は出来たらでいいと思うけど、これって攻撃にならないかしら?」
「ジェシカ君!」
メリッサ君はガタッと立ち上がって『いいアイデア!』と喜んでくれる。
「でもさぁ~、実際出来るかわからないじゃん。まず土を魔法で丸める?だろ、それを放出魔法で相手に当てる。魔力が掘るよりいっぱいいるし、そんな器用な事本当に出来るのか?」
ダルい感じでイーサン君は否定的だ。例の面倒くさい病が出たのかな?
「まぁ、出来るかどうかは今度やってみるわ。とりあえず土魔法は守備って事で提案しましょう。それより『壁』以外の魔法はあるの?」
私は言い合いになるのを避けたいので、さっと話を変える。
「落し穴は定番だよね。あとはどうだろう?テーマもあるしね」
ドニー君はニコニコしながら答えてくれた。のほほんな雰囲気がいい!いいね~。
「あっ!テーマを忘れていたわ!確か『砂漠』よね。。。穴掘れないんじゃない?掘っても直ぐに塞がりそうなんだけど」
私がそう言うとみんな『あちゃ~』って顔になった。みんなも忘れてたんだ。ふふふ。
「そうか、土壌操作の俺が役立つかもな。砂漠な~。砂だろ?水魔法の奴と連携して足場を固めるか?」
イーサン君はアイデアを出すがパッとしない顔だ。まだ悩んでいる。
「でも、それって相手にとっても有利にならない?」
「そうだよね~。どうしよっか~」
と、のんびりなドニー君。
う~んとその日は、他の系統も色々悩んだみたいで、各系統の話し合いで授業は終わった。イーサン君は話し合った事をまとめて主将に提出する。
「運営陣のみんなにお願いがあるんだ。忙しいとは思うんだけど今日の放課後って集まれないかな?」
主将のオリバー君に予定を聞かれた。
「俺たちは寮住まいだからいいけど。。。」
と、全員私を見てくる。
「多分大丈夫じゃないかな?放課後直ぐに確認するから、少しだけ待ってくれる?ダメだったら他の日でもいいかしら?」
「あぁ」
と、放課後に運営陣会議をする事になった。
ロッシーニ、大丈夫かな?
「???何だろうね?ロッシーニは何か知っている?」
私達は登校して教室へ向かっている。
「何でしょうね。。。浮き足立っているような。コソコソ話が目につきますね」
ロッシーニも知らないみたい。
何だろうと思いながら教室に着くと、噂好きのマックス君が理由を教えてくれた。
「ジェシカ君!おはよう!今日はみんな何か変な感じじゃなかった?」
「ええ。何かあったの?」
マックス君が大声で話すので、クラスのみんなが私の席に集まって来てしまった。朝から騒がしい。マックス君はニヤッと笑いながら話し出す。
「それがね、さっき仕入れた情報だから本当かどうかは分からないけど、オーロラ・ボード嬢が退学になったんだって。それで、第二王子様も休学なんだ。どう言う事かジェシカ君なら知ってるかな?」
『ザッ』と、クラスのみんなが一斉に私を見る。え~、怖いな。
「。。。分からないわ」
「えっ!そうなの?21領主でも知らないのか。。。あっ、メリッサ君は?知らない?」
今度は一斉にクラスのみんながメリッサ君を見る。机からノートを出していたメリッサ君は『えっ?』と、大混乱だ。
「ねぇねぇ、あのねマックス君。メリッサ君も多分知らないと思うわ。その噂の出所は?信用できるの?」
と、嗜めるが、実は大正解とは言えない。。。
「あ~、朝ね、ザワザワしていたから俺も変だと思って、掲示板に何か書いてあるかもしれないと職員室前の掲示板へ向かったんだ。そしたら普通科の奴らが職員室をこっそり覗き見てたから注意したんだ。するとそいつらがさっきの情報を話しているから覗いていたって言ってさ」
お~。先生達の話を立ち聞きか。
「そうなの。。。では本当なのかしら?でもこの浮き足立ってる感じは?あのね、その事が事実だとしても私やみんなには関係なくない?」
私はこれ以上噂しない方がいいと言ってみる。
「えっ!あの噂の2人が相次いで学校に来ないんだよ!しかもエルメダ様も今日はお休みらしいし。さっき特進科へわざわざ行って、側近の人に聞いたんだ。だからね、俺はあの3人で恋のバトルがあったんじゃないかと思うんだけど。。。どうかな?」
『えっへん!』と、マックス君は胸を張っているが、お前は噂好きのご近所ババアか?と呆れてしまう。
「う~ん。私はバトルはないと思うわよ。ま~、何かあったとしても、私はあまりその手の噂は好きではないから興味はないの。マックス君、あなたもほどほどにね。何と言っても、この噂には王族も21領主も居るのだから」
と、釘をさすとクラスのみんなは黙ってさっさと解散した。
よしよし、変な噂で1日をパァにしたくない。このまま黙ってくれればいいんだけど。
ガラガラガラ。眠そうなロッド先生が登場です。
「おはよう。今日から対抗戦までの魔法の実地授業だが、週3回の内、1回は対抗戦に向けて使っていいぞ。話し合いするなり、魔法の練習するなり好きにしろ。一応、私が授業中は監督はするから。主将のオリバー、後で話があるから中休みに魔法塔へ来い。では、授業を始める。教本23ページ~」
てか、エル大丈夫かな?
結局、先に行われたエルと王子の話し合いの結果を私は知らないし、その後のピンクちゃんと王子の事情は実際見たから知ってるけど。。。後で、特進科の側近さん?に手紙でも渡そうかな。。。ロッシーニに頼もう。そうだ、そうだ。
私は授業中、エルへの手紙を書いた。恐らく、エルの執事か侍女長に見られるので簡単に『心配している』としたためた。
休み時間は教室を出るとコソコソと噂話で持ちきりだった。食堂では『エルメダ様』『オーロラ嬢』『殿下』の単語が飛び交っていた。
ふ~。やだやだ。
げっそりなお昼が終わって午後の魔法実地の授業。
副将のウィリアム君が教壇に立ち話し出す。
「今日の実地から対抗戦の時間にしてもらった。毎週月の日の実地は対抗戦用だからよろしく。今日は戦力を確認したいから、まずは魔法の系統別に分かれてくれ。主魔法でお願いする。右から火、風、水、土だ」
へ~、今日からか。張り切ってるな~。『どれどれ』と、私が土の場所へ移動しようとしたら、
「運営陣は前に来てくれ」
と、呼ばれてしまった。
しまった。。。戦法とかのアイデアがない。。。てか、ロダンに振られてしまったし、専門書も読んでないよ。どうしよう。う~んと悩みながら私は前にとぼとぼ出て行く。
「早速だが、俺達運営陣は各系統が揃っている。ツイてたな。各系統のパイプ役としてこれからお願いするよ。水は主将のオリバー君、風は俺だ。火はマイケル君、土はジェシカ君とイーサン君でお願いする。各系統の攻撃型と守備型を調べて来てくれ」
と、ウィリアム君が仕切って、一旦各系統のグループへ行く事になった。
「イーサン君。私去年の休んでたから、知らない事があったらごめんなさいね。なるべく補佐をするから」
と、休学を武器に早々に補佐役に回る。にしし。
「あぁ、そうだったな。わかった。じゃぁ、俺が仕切るね」
イーサン君は土魔法の子達を集めて輪になった。
「俺は土魔法のグループの運営陣とのパイプ役だ。ジェシカ君も。リーダーではないので勘違いしないように。まずは、攻守を分けたいんだけど、それぞれどんな土魔法が得意か教えて欲しい」
さっと輪になったみんなを見渡す。数は意外にも系統別では一番少ない。私とイーサン君、メリッサ君、ドニー君の4人だ。
「攻守って。。。土ってさぁ、攻撃ってあんまり聞かないよね~」
と、のんびりした感じのドニー君が口を出す。
「そうね。私は壁や堤防を作るのが得意よ。まだ背丈ぐらいだけど」
と、メリッサ君。
「俺は、土壌操作が得意なんだ。主に魔法陣を掛け合わせるから。。。魔法単体なら穴掘るぐらいか?」
イーサン君も渋い顔になってきた。
「そうね。。。私はまだ穴が掘れるようになったばかりの初心者なの。魔法自体、授業で数回使用しただけ」
しょぼんと、私は力になれそうにないので申し訳なく思う。
「それは仕方がないわよ、ジェシカ君。それよりどうする?宝取り合戦よね?去年、先輩達は土の壁を作っていたのを見たけど。。。どっちかって言ったら守備の方じゃない?後方支援的な?」
メリッサ君は攻撃魔法が想像つかないようだ。
「「「「う~ん」」」」
と、4人は黙り込んでしまった。
「ねぇ、本当に何も知らないから的外れならごめんなさいね。土を小さく丸めて魔法で放つのはどうかしら?この前、省エネ魔法でマイケル君が『小さな火を連射する』って言っていたのを思い出したのだけど。連射は出来たらでいいと思うけど、これって攻撃にならないかしら?」
「ジェシカ君!」
メリッサ君はガタッと立ち上がって『いいアイデア!』と喜んでくれる。
「でもさぁ~、実際出来るかわからないじゃん。まず土を魔法で丸める?だろ、それを放出魔法で相手に当てる。魔力が掘るよりいっぱいいるし、そんな器用な事本当に出来るのか?」
ダルい感じでイーサン君は否定的だ。例の面倒くさい病が出たのかな?
「まぁ、出来るかどうかは今度やってみるわ。とりあえず土魔法は守備って事で提案しましょう。それより『壁』以外の魔法はあるの?」
私は言い合いになるのを避けたいので、さっと話を変える。
「落し穴は定番だよね。あとはどうだろう?テーマもあるしね」
ドニー君はニコニコしながら答えてくれた。のほほんな雰囲気がいい!いいね~。
「あっ!テーマを忘れていたわ!確か『砂漠』よね。。。穴掘れないんじゃない?掘っても直ぐに塞がりそうなんだけど」
私がそう言うとみんな『あちゃ~』って顔になった。みんなも忘れてたんだ。ふふふ。
「そうか、土壌操作の俺が役立つかもな。砂漠な~。砂だろ?水魔法の奴と連携して足場を固めるか?」
イーサン君はアイデアを出すがパッとしない顔だ。まだ悩んでいる。
「でも、それって相手にとっても有利にならない?」
「そうだよね~。どうしよっか~」
と、のんびりなドニー君。
う~んとその日は、他の系統も色々悩んだみたいで、各系統の話し合いで授業は終わった。イーサン君は話し合った事をまとめて主将に提出する。
「運営陣のみんなにお願いがあるんだ。忙しいとは思うんだけど今日の放課後って集まれないかな?」
主将のオリバー君に予定を聞かれた。
「俺たちは寮住まいだからいいけど。。。」
と、全員私を見てくる。
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