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果たされた約束。
未来の選択⑦
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微笑んだ私に覆い被さるように唇を重ねた慧は幸せそうに口角を上げて激しく貪る。
「君の未来を僕にくれる?約束は果たしたけど、選ぶのは君自身だ。」
「貴方といたい。あまりに執拗だと、全力で逃げたくなるけど・・。」
恥ずかしそうに、困った表情を浮かべた美桜の強請るような瞳を見下ろしながら慧は息を荒く吐く。
「悔しいけど、君のそんな所も好きだよ。思い通りにならない君が。・・僕だけのお嬢様。」
幸せそうに微笑んでいる慧の頬に手を触れると、泣きそうなくらい嬉しかった。
「ハル・・。私たぶん、貴方を愛してる。」
切れ長の秀麗な眼差しが驚きを浮かべた。
愛しい彼の瞼にそっとキスをした。
誰かと触れ合う事も、信じる事も出来るだけ避けてきた自分の弱さが霧散していく・・。
肩肘張らずに安心出来る彼の腕に包まれて、その愛しさに涙が出そうになった。
「また君を失うかと思った・・。」
ボソッと耳元で消え失せそうな声で呟く。
「耐えられる自信がない・・・。どんなに他の人に認められても、駄目なんだ!!
・・・僕は、君だけに必要とされたい。」
「慧・・・。」
苦しそうに眉根を寄せて見下ろした慧を堪らない想いで強く抱き締めてそっと目を閉じた。
慣らされることもなく、いつもの慧ではないような野性的な瞳を向けられながら
驚くような速さで、何度も何度も体が繋げられる。
堪らずに、嬌声を出す私の唇ごと、激しく飲み込むような口づけと、唇が腫れあがるような
キスを幾つも交わしあった。
最初に感じた、少しの痛みから・・すぐに甘い痺れと蕩ける様な、愛撫で指先から、足の先まで
痺れるような絶頂を迎え続け、声が枯れるまで激しく抱かれ続けた。
夜明けの訪れを告げる刻。
震える声で私はベッドの上で消え入りそうな声を吐く。
「・・に、二度と、さよならだけは言わない!!・・私、初めて死線が見えた気がしたんだけど・・・。」
「さよならって言ってもいいよ?・・・君から、誘ってるんだと思う事にする。」
目を丸くした私に、慧は面白そうに笑った。
「何それ・・。天才のくせに、相変わらず、貴方に日本語が通じないのは何故なのよ?」
「全部通じてるよ。俺が欲しいのは君の肯定だけだ。」
「何それ・・。最悪!!人の意見は聞くものよ?大切にしたい人の気持ちは特に!!」
呆れた表情の私に、夜明けの光を受けた慧が嬉しそうに笑った。
「恥ずかしがったり、本音を隠す天邪鬼の君の言葉通り受け取って振り回されたくないんだ。
素直な君も可愛いけど、やっぱりそのままの不器用な君を愛しているから・・・。」
「なんか・・言いくるめられてるカンジ。結局勝てないのね・・。」
真っ青になった私の頬に満足そうに口づけを落として、抱きしめた。
「君の未来を僕にくれる?約束は果たしたけど、選ぶのは君自身だ。」
「貴方といたい。あまりに執拗だと、全力で逃げたくなるけど・・。」
恥ずかしそうに、困った表情を浮かべた美桜の強請るような瞳を見下ろしながら慧は息を荒く吐く。
「悔しいけど、君のそんな所も好きだよ。思い通りにならない君が。・・僕だけのお嬢様。」
幸せそうに微笑んでいる慧の頬に手を触れると、泣きそうなくらい嬉しかった。
「ハル・・。私たぶん、貴方を愛してる。」
切れ長の秀麗な眼差しが驚きを浮かべた。
愛しい彼の瞼にそっとキスをした。
誰かと触れ合う事も、信じる事も出来るだけ避けてきた自分の弱さが霧散していく・・。
肩肘張らずに安心出来る彼の腕に包まれて、その愛しさに涙が出そうになった。
「また君を失うかと思った・・。」
ボソッと耳元で消え失せそうな声で呟く。
「耐えられる自信がない・・・。どんなに他の人に認められても、駄目なんだ!!
・・・僕は、君だけに必要とされたい。」
「慧・・・。」
苦しそうに眉根を寄せて見下ろした慧を堪らない想いで強く抱き締めてそっと目を閉じた。
慣らされることもなく、いつもの慧ではないような野性的な瞳を向けられながら
驚くような速さで、何度も何度も体が繋げられる。
堪らずに、嬌声を出す私の唇ごと、激しく飲み込むような口づけと、唇が腫れあがるような
キスを幾つも交わしあった。
最初に感じた、少しの痛みから・・すぐに甘い痺れと蕩ける様な、愛撫で指先から、足の先まで
痺れるような絶頂を迎え続け、声が枯れるまで激しく抱かれ続けた。
夜明けの訪れを告げる刻。
震える声で私はベッドの上で消え入りそうな声を吐く。
「・・に、二度と、さよならだけは言わない!!・・私、初めて死線が見えた気がしたんだけど・・・。」
「さよならって言ってもいいよ?・・・君から、誘ってるんだと思う事にする。」
目を丸くした私に、慧は面白そうに笑った。
「何それ・・。天才のくせに、相変わらず、貴方に日本語が通じないのは何故なのよ?」
「全部通じてるよ。俺が欲しいのは君の肯定だけだ。」
「何それ・・。最悪!!人の意見は聞くものよ?大切にしたい人の気持ちは特に!!」
呆れた表情の私に、夜明けの光を受けた慧が嬉しそうに笑った。
「恥ずかしがったり、本音を隠す天邪鬼の君の言葉通り受け取って振り回されたくないんだ。
素直な君も可愛いけど、やっぱりそのままの不器用な君を愛しているから・・・。」
「なんか・・言いくるめられてるカンジ。結局勝てないのね・・。」
真っ青になった私の頬に満足そうに口づけを落として、抱きしめた。
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