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殺したいほど愛してしまう対象は?
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何故だかにやりと笑われた。
ちょっとカチンときたよ。。
予想していた選択肢みたい。
猫が尻尾を1度横にふると、ひたすら真っ白だった空間がぎらりと瞬いた。
・・・・つい身構えてしまった。
ちょっといちいちビックリさせないで欲しい。
今度は右手を宙に振り上げて猫は高らかに宣言した。
「君の選択を聞き届けた。
すぐに君の魂を高スペックな殺したいほど愛してしまう相手がいる世界に転送しよう。
全ては君の選択によって世界は作られる。
どんな小さな選択にも未来を変える力は宿るのだから。
現世の君の人生は後悔はないだろう?」
わかってるなら悔しいから聞かないで欲しい。
心が虚しさと、現世への拘りとの葛藤で一杯一杯なのに。手厳しい猫だ。
「ないわ。最後の瞬間も後悔してない!!
あの時、死ぬと分かっててもトンネルへ入ったし、あなたも守りたかったわ。すぐ死ぬと分かってても救命医を目指したことも後悔はしてない。
悔しくて諦めたくないけど死んだならハッキリ言えるわ。
お母さん産んでくれてありがとう。
充実した27年だった。恋愛要素は全くなかったけれど、夢はあったし目標も達成出来たの。
一瞬たりとも後悔しない人生です。
笑って死にます。神様どうも有りがとー!!!」
言ったらちょっとスッキリした。
でも、色々な別れを考えると辛くないわけはないけれど。
別世界に不安もあるけど。生き埋めエンドはちょっと納得いかないし。
ボーナスステージに興味はある。
決意を込めて顔を上げると、さっきまでのニヤニヤと図太そうだった猫は複雑そうな笑顔を向けて笑った。
嬉しそうな、悲しそうな顔で。
「・・死んで欲しくないから、君の人生を見てみたい。君の答えを知りたいんだ。」
小さく呟いたその声は目映いほどの光にかき消され
私には届かなかった。
猫の姿はぐにゃりと歪み七色の光が飛び散る。
遠くなる猫の姿と、飛びそうな意識の狭間で慌てた猫の声が聞こえた。
「あ、そうだ選択肢の設問や、キャラの好み以外でストーリーに影響のない質問があったら
月が出ている夜なら我が会いに行こう。我に会いたくなったら、月が出ている夜に月に向かって叫ぶのだぞ?」
あんまり聞きたくないけど、一応聞いとこう。
知らない世界で独りぼっちは病むだろうから、、。
「あまり聞きたくないけれど。
ちなみに、月に向かって何と叫べば良いの?」
恐る恐る聞いてみると、やはり頓珍漢な合言葉が返ってきてメンタル重くなる。
「ハチ公より、やっぱモヤイ!だ」
絶対顔に出ているだろう・・。
ポカンとした間抜けな表情をしている自信しかない!
えーと渋谷押し?
出会って数分間でわたしツッコミ疲れました。
更に光は強まり、ふわりと体が軽くなっていく。
空気に溶けていくみたい。
死んだ私が夢も、家族も一瞬で消えて全く違う私になるなんて想像もつかない。
やはり全部夢落ちじゃないかな。
それなら何も失わないのに。
強かってみたけど不安と喪失感だけがじわじわ広がってくるような感覚が襲ってくる。
「あの猫の最後の言葉、聞こえなかった・・。 なんて言ったんだろう?」
悲しそうな、切なそうな目で何を伝えたかったんだろう。
てか、あの猫 我とか ハチ公とかチグハグ過ぎて正体見えないんすけど!?
疑問に気づいた時には、目が覚めた。
眼下に広がるのは1面の花畑と、草の臭いと、
大きく澄んだ青空。
野原に横たわる姿勢で眠っていた様子だった。
パサッと胸に一房の金色の髪が落ちてきた。
サラサラの前髪もある。
見上げると前髪も・・・ピカピカの金色。
「は?髪・・金色???なんで?!」
ガバッと勢いよく起き上がろうとすると
ガツン!!
顎に顎が当たって激痛。
「いたた・・・・。何?!何なの?顎、痛いっ。」
涙目で顎に手を当てさすっていると、頬に暖かい手のひらの感触を感じ、ビクリと見上げると
「ごめんね、ルナ。
気持ちよさそうに寝ていたから。つい出来心で・・・。」
澄んだ青空の色の瞳と、赤みがかった金色の髪が近くにあった。
そう、ざっと7cmくらいの至近距離に超絶美形のお姿を確認した。
恥ずかしそうに頬を赤らめている美形に、何故かこちらもつられて赤くなる。
近っ。眩し。
心の声が駄々もれであろう、驚きの形相でその澄んだ目と視線を合わせた。
ちょっとカチンときたよ。。
予想していた選択肢みたい。
猫が尻尾を1度横にふると、ひたすら真っ白だった空間がぎらりと瞬いた。
・・・・つい身構えてしまった。
ちょっといちいちビックリさせないで欲しい。
今度は右手を宙に振り上げて猫は高らかに宣言した。
「君の選択を聞き届けた。
すぐに君の魂を高スペックな殺したいほど愛してしまう相手がいる世界に転送しよう。
全ては君の選択によって世界は作られる。
どんな小さな選択にも未来を変える力は宿るのだから。
現世の君の人生は後悔はないだろう?」
わかってるなら悔しいから聞かないで欲しい。
心が虚しさと、現世への拘りとの葛藤で一杯一杯なのに。手厳しい猫だ。
「ないわ。最後の瞬間も後悔してない!!
あの時、死ぬと分かっててもトンネルへ入ったし、あなたも守りたかったわ。すぐ死ぬと分かってても救命医を目指したことも後悔はしてない。
悔しくて諦めたくないけど死んだならハッキリ言えるわ。
お母さん産んでくれてありがとう。
充実した27年だった。恋愛要素は全くなかったけれど、夢はあったし目標も達成出来たの。
一瞬たりとも後悔しない人生です。
笑って死にます。神様どうも有りがとー!!!」
言ったらちょっとスッキリした。
でも、色々な別れを考えると辛くないわけはないけれど。
別世界に不安もあるけど。生き埋めエンドはちょっと納得いかないし。
ボーナスステージに興味はある。
決意を込めて顔を上げると、さっきまでのニヤニヤと図太そうだった猫は複雑そうな笑顔を向けて笑った。
嬉しそうな、悲しそうな顔で。
「・・死んで欲しくないから、君の人生を見てみたい。君の答えを知りたいんだ。」
小さく呟いたその声は目映いほどの光にかき消され
私には届かなかった。
猫の姿はぐにゃりと歪み七色の光が飛び散る。
遠くなる猫の姿と、飛びそうな意識の狭間で慌てた猫の声が聞こえた。
「あ、そうだ選択肢の設問や、キャラの好み以外でストーリーに影響のない質問があったら
月が出ている夜なら我が会いに行こう。我に会いたくなったら、月が出ている夜に月に向かって叫ぶのだぞ?」
あんまり聞きたくないけど、一応聞いとこう。
知らない世界で独りぼっちは病むだろうから、、。
「あまり聞きたくないけれど。
ちなみに、月に向かって何と叫べば良いの?」
恐る恐る聞いてみると、やはり頓珍漢な合言葉が返ってきてメンタル重くなる。
「ハチ公より、やっぱモヤイ!だ」
絶対顔に出ているだろう・・。
ポカンとした間抜けな表情をしている自信しかない!
えーと渋谷押し?
出会って数分間でわたしツッコミ疲れました。
更に光は強まり、ふわりと体が軽くなっていく。
空気に溶けていくみたい。
死んだ私が夢も、家族も一瞬で消えて全く違う私になるなんて想像もつかない。
やはり全部夢落ちじゃないかな。
それなら何も失わないのに。
強かってみたけど不安と喪失感だけがじわじわ広がってくるような感覚が襲ってくる。
「あの猫の最後の言葉、聞こえなかった・・。 なんて言ったんだろう?」
悲しそうな、切なそうな目で何を伝えたかったんだろう。
てか、あの猫 我とか ハチ公とかチグハグ過ぎて正体見えないんすけど!?
疑問に気づいた時には、目が覚めた。
眼下に広がるのは1面の花畑と、草の臭いと、
大きく澄んだ青空。
野原に横たわる姿勢で眠っていた様子だった。
パサッと胸に一房の金色の髪が落ちてきた。
サラサラの前髪もある。
見上げると前髪も・・・ピカピカの金色。
「は?髪・・金色???なんで?!」
ガバッと勢いよく起き上がろうとすると
ガツン!!
顎に顎が当たって激痛。
「いたた・・・・。何?!何なの?顎、痛いっ。」
涙目で顎に手を当てさすっていると、頬に暖かい手のひらの感触を感じ、ビクリと見上げると
「ごめんね、ルナ。
気持ちよさそうに寝ていたから。つい出来心で・・・。」
澄んだ青空の色の瞳と、赤みがかった金色の髪が近くにあった。
そう、ざっと7cmくらいの至近距離に超絶美形のお姿を確認した。
恥ずかしそうに頬を赤らめている美形に、何故かこちらもつられて赤くなる。
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心の声が駄々もれであろう、驚きの形相でその澄んだ目と視線を合わせた。
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