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姐さんと呼ばないで!
姐さんと呼ばないで!④
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驚くように私を見下ろしたカイルは、食い入るようにその光景を見つめていた。
私は、スン・・。と鼻を鳴らしてカイルの爽やかな香水の香りに混じった
違和感を感じた。
「ねぇ・・、貴方、どこか怪我している所はない??」
痛みを我慢している匂いが混じっていることに、心配になって首を傾げる。
「・・ああ、腕がそういえば、さっきから痛む。
ジンジンとした痛みがあるんだけど・・。」
「こっちに来て・・。怪我の手当をするわ!」
カイルは不思議そうな表情で、金色の瞳を揺らしていた。
「痛っ・・。」
「あ、少し腫れてるわね・・。痛みは、大丈夫??」
「大丈夫だ・・。った・・。」
制服を肩まで捲り上げると、上腕部が赤く腫れていた。
給湯室で、そっと冷たい水でふき取って、趣味で煎じた天然の薬草を塗る。
「少し痛みが楽になったようだ。助かったよ。えーと・・。」
私はアイスグレーの瞳を大きく瞬かせた。
「あら、名乗ってなかったわね?
アレクシア=グレース=ブランシュです。
弟の為に、見ず知らずの人にこんな怪我をさせちゃってごめんなさい・・。
痛んだら、適当にこれ飲んでね!!」
私は、趣味で作ってる自作の痛み止めの薬草を瓶に入れて渡した。
「い、いや・・。別に・・。当然のことをしたまでだ。
怪我してることに気づくなんてすごいな。」
「私、嗅覚が人より優れてるみたいなの。違和感があったのよ・・。
でも、貴方は、すごく我慢強いのね。立派だと思うわ・・!!」
手当をした救急箱の蓋を閉めて、
すまなそうに謝った私を、カイルはまたボーッと見つめていた。
「ゴホン・・。という訳だ。
カイル、協力有難う。お陰でアレックスは無事に保護できたし、
2年の2人の生徒も捕らえることが出来た・・。みんなにも、感謝するよ。」
レオは、落ち着いた声でロナウン達の協力に心から感謝した。
私も、笑顔で頷くと周りを見渡した。
カイルと目が合うと、真っ赤になったカイルはプイッとそっぽを向いた。
失礼な人ね・・!!
いい人だって褒めたのに、その態度は何よ?!!
拗ねたように、紅茶をグビッと飲み干すとまた視線を感じて顔を上げた。
「何??何か、顔についてるのかしら??」
私は怪訝な表情で、カイルを睨みつける。
「い、いや、別に・・!!レオ、またな。
解決したようで良かった。じゃっ、じゃあな・・!!」
「ああ、気をつけて帰れよ・・。」
ゴィン・・!!
何かが、ぶつかる音が響いた。
ドアの前にあった柱に激突したカイルが、痛そうに頭を押さえていた。
「おい‥、大丈夫か!?今すごい音が・・。」
レオの言葉がいい終わる前にカイルは無言で真っ赤な顔のまま、
急ぎ足で生徒会室から出て行った。
ロナウン達も練習へと戻っていくと、生徒会室は静まり返った。
「急いでたのかしら?あんなに慌てて帰るなんて・・。
きっと、夕飯に間に合わないとかかしらね。あー、お腹減った・・。」
静かになった生徒会室でレオはため息交じりに私を見た。
「罪だぞ・・。鈍感は罪だ。犯罪だ!」
私は、スン・・。と鼻を鳴らしてカイルの爽やかな香水の香りに混じった
違和感を感じた。
「ねぇ・・、貴方、どこか怪我している所はない??」
痛みを我慢している匂いが混じっていることに、心配になって首を傾げる。
「・・ああ、腕がそういえば、さっきから痛む。
ジンジンとした痛みがあるんだけど・・。」
「こっちに来て・・。怪我の手当をするわ!」
カイルは不思議そうな表情で、金色の瞳を揺らしていた。
「痛っ・・。」
「あ、少し腫れてるわね・・。痛みは、大丈夫??」
「大丈夫だ・・。った・・。」
制服を肩まで捲り上げると、上腕部が赤く腫れていた。
給湯室で、そっと冷たい水でふき取って、趣味で煎じた天然の薬草を塗る。
「少し痛みが楽になったようだ。助かったよ。えーと・・。」
私はアイスグレーの瞳を大きく瞬かせた。
「あら、名乗ってなかったわね?
アレクシア=グレース=ブランシュです。
弟の為に、見ず知らずの人にこんな怪我をさせちゃってごめんなさい・・。
痛んだら、適当にこれ飲んでね!!」
私は、趣味で作ってる自作の痛み止めの薬草を瓶に入れて渡した。
「い、いや・・。別に・・。当然のことをしたまでだ。
怪我してることに気づくなんてすごいな。」
「私、嗅覚が人より優れてるみたいなの。違和感があったのよ・・。
でも、貴方は、すごく我慢強いのね。立派だと思うわ・・!!」
手当をした救急箱の蓋を閉めて、
すまなそうに謝った私を、カイルはまたボーッと見つめていた。
「ゴホン・・。という訳だ。
カイル、協力有難う。お陰でアレックスは無事に保護できたし、
2年の2人の生徒も捕らえることが出来た・・。みんなにも、感謝するよ。」
レオは、落ち着いた声でロナウン達の協力に心から感謝した。
私も、笑顔で頷くと周りを見渡した。
カイルと目が合うと、真っ赤になったカイルはプイッとそっぽを向いた。
失礼な人ね・・!!
いい人だって褒めたのに、その態度は何よ?!!
拗ねたように、紅茶をグビッと飲み干すとまた視線を感じて顔を上げた。
「何??何か、顔についてるのかしら??」
私は怪訝な表情で、カイルを睨みつける。
「い、いや、別に・・!!レオ、またな。
解決したようで良かった。じゃっ、じゃあな・・!!」
「ああ、気をつけて帰れよ・・。」
ゴィン・・!!
何かが、ぶつかる音が響いた。
ドアの前にあった柱に激突したカイルが、痛そうに頭を押さえていた。
「おい‥、大丈夫か!?今すごい音が・・。」
レオの言葉がいい終わる前にカイルは無言で真っ赤な顔のまま、
急ぎ足で生徒会室から出て行った。
ロナウン達も練習へと戻っていくと、生徒会室は静まり返った。
「急いでたのかしら?あんなに慌てて帰るなんて・・。
きっと、夕飯に間に合わないとかかしらね。あー、お腹減った・・。」
静かになった生徒会室でレオはため息交じりに私を見た。
「罪だぞ・・。鈍感は罪だ。犯罪だ!」
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