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姐さんと呼ばないで!
姐さんと呼ばないで!⑧
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「はい、また出た!!鈍感・・。一体、どこが鈍感なのかな・・?」
私のプラチナブロンドのポニーテールも風に揺られてふわっと舞い上がる。
「シア・・。」
愛称で優しく呼ばれた私は、驚いてカイルを見上げた。
「多分、最初は一目惚れだったんだ・・。」
「君は、口は悪いけど・・。
見てると面白いし、楽しくて飽きない珍獣タイプだと思う。
自国では、出会ったことのないニュータイプの君が好きなんだ。」
「褒めてるのか、貶しているのか・・。」
これはどちらなんだろう??
いや、ちょっと待て・・!!
「一目・・。ぼぉぉおれっ・・て、私にぃ!?」
パニックになって自分に指を指したまま、呆然と立ち尽くした。
焦ったせいで、纏めた本がドサッと床に落ちた。
「一体、何処が・・。あ、そうだ!
でも私・・。(いらないけど)婚約者がいるわ!!」
「婚約者って、生徒会のクロード君だっけ?
シアには、彼は似合わないよ。
君のような女性とは、全然釣り合ってないでしょ・・。」
「うわっ、バッサリ言うのね・・。(でも、同感!)」
カイルは、真っ青になった私の足元から、そっと本を拾い上げて私の手に渡す。
「だけど、ええっ・・。駄目だ・・。全然、意味わかんないっ!?」
「覚えておいてね?君を手に入れるのはレオじゃない。この僕だよ・・。」
切れ長で落ち着いた金色の瞳は、挑戦的な色を湛えている。
黒い髪がサラッと揺れて、均整のとれた唇が怪しく笑んだ。
柑橘系の美味しそうな香水の香りが漂う。
彼からダダ洩れのフェロモンのせいか、顔が真っ赤になってクラッと立ち眩んだ。
私のプラチナブロンドのポニーテールも風に揺られてふわっと舞い上がる。
「シア・・。」
愛称で優しく呼ばれた私は、驚いてカイルを見上げた。
「多分、最初は一目惚れだったんだ・・。」
「君は、口は悪いけど・・。
見てると面白いし、楽しくて飽きない珍獣タイプだと思う。
自国では、出会ったことのないニュータイプの君が好きなんだ。」
「褒めてるのか、貶しているのか・・。」
これはどちらなんだろう??
いや、ちょっと待て・・!!
「一目・・。ぼぉぉおれっ・・て、私にぃ!?」
パニックになって自分に指を指したまま、呆然と立ち尽くした。
焦ったせいで、纏めた本がドサッと床に落ちた。
「一体、何処が・・。あ、そうだ!
でも私・・。(いらないけど)婚約者がいるわ!!」
「婚約者って、生徒会のクロード君だっけ?
シアには、彼は似合わないよ。
君のような女性とは、全然釣り合ってないでしょ・・。」
「うわっ、バッサリ言うのね・・。(でも、同感!)」
カイルは、真っ青になった私の足元から、そっと本を拾い上げて私の手に渡す。
「だけど、ええっ・・。駄目だ・・。全然、意味わかんないっ!?」
「覚えておいてね?君を手に入れるのはレオじゃない。この僕だよ・・。」
切れ長で落ち着いた金色の瞳は、挑戦的な色を湛えている。
黒い髪がサラッと揺れて、均整のとれた唇が怪しく笑んだ。
柑橘系の美味しそうな香水の香りが漂う。
彼からダダ洩れのフェロモンのせいか、顔が真っ赤になってクラッと立ち眩んだ。
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