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奇跡の聖夜をあなたと。
奇跡の聖夜をあなたと。④
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売り子のお嬢さんは目をぱちくり開けたまま、2人のやり取りを見ていた。
「シ、シア・・!?違うんだよ・・。シア、待って!!」
「あら・・。何も、違わないわよ??
鏡見ながら自分の鼻の下を要チェックしなさいな。」
悲壮な声で縋りつくクロードの手を叩き落とすと、ギロリと睨んだ。
「もう、ごめんって・・!!シアが一番可愛いよ。
ちょっと話をしてただけ・・。ああっ・・。シア、待ってよーー!!」
「待つわけないでしょ・・!!お疲れさん!!」
掴みかかろうとするクロードの手を振り払って本屋へと大股で引き返したのだった。
本屋の軒先で2人のいきさつを見ているユヴェールが、反笑いでその光景を見守る。
「本当に、クロードはどうしようもない男だね。
あの女好きは、一生治らないだろうな・・。
シアには心の底から、同情するよ。」
軽薄なクロードには、真面目で清純なシアには似合わない。
婚約の話を聞いた当初から感じていたことだった。
最近のシアの変化には、驚かされていた。
「ああ・・。撲殺してやりたい程の見苦しさだな。
殴り心地が良さそうな棒が、手元になくて良かった。(訳・目ぼしい凶器があれは今すぐ撲殺するのに。)」
「おいおい、発言が物騒だよ・・!!このままでいいのかい??」
意味深な微笑みに、レオはため息をついた。
「何の話だ??」
「クロードとの結婚式まで三か月しかないんだよ。
このままシアを、あんな奴の花嫁にしてもいいの??」
長い栗色の髪を束ねたユヴェールは、翡翠色の瞳を鋭くレオに向けた。
「今は身動きが取れない・・。解っているだろ?」
レオは、金色の髪をくしゃっと指で握る。
悔しそうな蒼い瞳はシアを見つめていた。
「手遅れにならない内に動かないと、誰かに取られちゃうよ?
例えば、カイルとか・・。思わぬ伏兵として、僕かもしれないよ?」
「馬鹿なことを・・。
ユヴェールの好みの女性は、もっと妖艶で艶っぽい女だろ?」
「あははは・・。流石、親友だ・・!よく理解してくれているね。」
レオに笑いかけるユヴェールは何処か寂しそうだった。
「俺には、お前の趣味だけはよく理解出来ないけどな・・。」
「そうか?あと腐れのない女が一番だよ・・。
僕たち王族は好きな人なんて選べないんだから。」
ユヴェールの影を帯びた横顔に、レオの瞳が翳る。
空を見上げている親友を案じて、声をかけようとした時だった。
後ろから殺気を感じて、振り返ったレオと
冷凍庫のような冷気を放った私の目がバッチリと合う。
「ねぇねぇ。ユヴェール??あと腐れない女って、一体どんな女の人なの?」
「シ、シアっ!?今の、聞いてたの??」
「最後の部分だけね・・。ユヴェールって腹黒いって思ってたけど、やっぱり真っ黒なのね?
私的には解したわ、納得よ!!」
珍しく青くなるユヴェールに、疑惑の眼差しを向けてほほ笑んだ。
「あの・・。シア、僕は別に・・。」
慌てて弁解しようとするユヴェールに、私はニッコリ笑う。
「いいわよ、私に説明なんかしなくても!!
それよりも、今からパーティの内容を考えに行くわよ!!」
「シ、シア・・!?違うんだよ・・。シア、待って!!」
「あら・・。何も、違わないわよ??
鏡見ながら自分の鼻の下を要チェックしなさいな。」
悲壮な声で縋りつくクロードの手を叩き落とすと、ギロリと睨んだ。
「もう、ごめんって・・!!シアが一番可愛いよ。
ちょっと話をしてただけ・・。ああっ・・。シア、待ってよーー!!」
「待つわけないでしょ・・!!お疲れさん!!」
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あの女好きは、一生治らないだろうな・・。
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「ああ・・。撲殺してやりたい程の見苦しさだな。
殴り心地が良さそうな棒が、手元になくて良かった。(訳・目ぼしい凶器があれは今すぐ撲殺するのに。)」
「おいおい、発言が物騒だよ・・!!このままでいいのかい??」
意味深な微笑みに、レオはため息をついた。
「何の話だ??」
「クロードとの結婚式まで三か月しかないんだよ。
このままシアを、あんな奴の花嫁にしてもいいの??」
長い栗色の髪を束ねたユヴェールは、翡翠色の瞳を鋭くレオに向けた。
「今は身動きが取れない・・。解っているだろ?」
レオは、金色の髪をくしゃっと指で握る。
悔しそうな蒼い瞳はシアを見つめていた。
「手遅れにならない内に動かないと、誰かに取られちゃうよ?
例えば、カイルとか・・。思わぬ伏兵として、僕かもしれないよ?」
「馬鹿なことを・・。
ユヴェールの好みの女性は、もっと妖艶で艶っぽい女だろ?」
「あははは・・。流石、親友だ・・!よく理解してくれているね。」
レオに笑いかけるユヴェールは何処か寂しそうだった。
「俺には、お前の趣味だけはよく理解出来ないけどな・・。」
「そうか?あと腐れのない女が一番だよ・・。
僕たち王族は好きな人なんて選べないんだから。」
ユヴェールの影を帯びた横顔に、レオの瞳が翳る。
空を見上げている親友を案じて、声をかけようとした時だった。
後ろから殺気を感じて、振り返ったレオと
冷凍庫のような冷気を放った私の目がバッチリと合う。
「ねぇねぇ。ユヴェール??あと腐れない女って、一体どんな女の人なの?」
「シ、シアっ!?今の、聞いてたの??」
「最後の部分だけね・・。ユヴェールって腹黒いって思ってたけど、やっぱり真っ黒なのね?
私的には解したわ、納得よ!!」
珍しく青くなるユヴェールに、疑惑の眼差しを向けてほほ笑んだ。
「あの・・。シア、僕は別に・・。」
慌てて弁解しようとするユヴェールに、私はニッコリ笑う。
「いいわよ、私に説明なんかしなくても!!
それよりも、今からパーティの内容を考えに行くわよ!!」
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