転生伯爵令嬢は、裏切り者からの寵愛に戸惑う。

館花陽月

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青薔薇の誓い。

青薔薇の誓い。⑦ 現在 ②

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「・・ひいっ。」

間抜けな声と、涙目の私は驚きで息をゴクリと飲み込んだ。

いつの間にか両腕を頭上で纏め上げられた私は、なすがままにされていた。

手慣れた手つきで、ドレスを剥いていくレオに真っ赤になった私はパクパクと
口を開けて講義をしていた。

そんな事などはお構いなしの様子のレオは、私のコルセットの紐にまで手をかけていく・・。

「協力しただろ・・。その礼は弾んでもらうと言ったけどな??」

「だから、破廉恥な真似は止してって・・。いっ・・・んむっ・・んんっ!!」

蒼い美しい瞳は、鋭い光を帯びて私の唇を捉えた。

荒く重ねられた唇と、勢いよく侵入した舌先に口の中は蹂躙されていく。

「・・っはぁ・・。な、な・・・・。口吸いも駄目だって何度も言ってるのに!?」

頭がボーッとなるような激しい口づけに、私は涙目でレオを見上げた。

「そんな表情も溜まらないけどな・・。知ってるだろ、シア?」

「・・な、何をよ??」

「シアは、もうアルトハルト神聖国の天子レオノールの婚約者だ。
君がよく知ってる言葉で言わせてもらうな・・。
たった今、性欲の爆発が起こってる・・。もう、理性のコントロールの必要もないだろう?
もう、逃がさないからな。」

衝撃の言葉の連続に、冷や汗が背中を伝った。

「・・・くっ・・。ずるいわよ・・。こんな、拉致まがいの婚約!!」

「ずるくてもいいよ。シアがそれで俺の物になるなら。
シアを愛してるって言ってるんだ・・。」

「あの日から、ずっとシアだけを好きだったんだから・・。」

「ぐはっ・・。」

ぎゃーーーっ!!!

耳まで赤くなった私に、上から何度も口づけが降り注いで来た。

誰か、嘘だと言ってよ・・!?

ゴクリと息を飲み込んだ私を、レオは獲物を捕まえた鷲のようなギラつく瞳で
見下ろしていた・・。

「レオ?あの・・。せめて、国に帰ってからにしたらどうかしら??
仮にも女神の血を色濃く受けた王子様でしょう??初回が馬車でなんて野蛮で、品がないわよ!?」

「初めての場所は何処でも、相手がシアだったら何でもいい。まさに今、シアを好きだと
いう気持ちが爆発中だからな。」

性欲の爆発を迎えたアルトハルト神聖国の天子は、シャツをはだけさせると
引き締まった上半身を私の眼前に晒した。


「ちょっ、そんな破廉恥な格好で・・。
おっ、落ち着いて、レオ、ちょっと落ち着こうよ!!」

もう、無理・・!!

気絶しそうな私にトドメの一言が入る。

「アルトハルトまでの道は2日間はかかる。それまで2人っきりだぞ。
覚悟しておいて、まだまだ長い道のりだからな!!」

甘く微笑んだレオの艶麗な笑顔と口から出された暴言に、凍った。
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