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騎士団との旅立ち。
神力ファーマシスト⑨
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「志願したいと申し出てくれる者はこの集まりの後、ここに残ってくれ。
明日からの遠征に向け、話し合いの場を持ちたいと思う。」
普段のように、威厳のある佇まいを見せている中で・・・。
白色の肌の青さから、何処か疲れ果てた様子が垣間見えた気がして驚いた。
私はゴクリと息を飲んでレオを見上げた。
白衣を脱いで簡素なワンピース姿になった私は、
数名残ったファーマシスト達を見渡した。
その雑踏の中で、私を見付けたレオがこちらへと足を進めた。
「・・・やっぱりか。シアは志願したか。」
レオは少しだけ、残念そうにも見える表情で向き合った私に微笑んだ。
「当たり前でしょう?私は人を救う仕事がしたくて、薬学部・・。ううん、ファーマシストを目指したんだから!!
それより・・、どうしたの?レオ!!」
「どうしたとは??
別に、俺は普段と変わりはないが・・。」
私の少し強めの口調に、驚いたように目を瞬かせた。
「そうかな。さっきの謁見の間に現地から転移して戻ったって聞いたけど。
戻ってから、なんだか少し表情が暗い気がするんだけど・・。」
「心配してくれるのだな。・・ちょっとだけ、力を使い過ぎただけだ。
それよりも、現地はかなり深刻な被害状況なんだ。
女性の君を連れてくのは正直、心配だ。
現場の混乱の最中で、守ってあげれないかもしれない。同行の志願をもう一度、考え直さないか?」
張り付いたような笑顔のレオに、私は押し黙った。
やっぱり、変・・!!
こうして顔を合わせて向き合っているのに、レオの本心が見えない・・。
こんな心許ない表情のレオに、違和感しかないわ!!
「私は絶対にロージアナには行くわ・・。
今更ここで女とか、男とか関係ないと思うのだけど。
現地で即戦力になって、沢山の苦しんでいる人を助けたいだけなのに・・。」
蒼い瞳は少しだけ揺れていた。
そっと私の髪に触れて、いつもの甘く落ち着く香りが漂った。
触れられた指に私の鼓動が跳ねた気がした。
「シア、気持ちは嬉しいし、その気持ちはよく理解している。
だけど、俺は心配なんだ。
君の神聖獣や、神力は目覚めたばかりだ。
今、危険を冒すリスクを負う必要性を俺は感じない・・。」
「・・よーく解ったわ。大人しくここにいろって?
レオは、反対だってことはちゃんと理解した。
行くか行かないかは、状況を聞いた上でみんなと話して決めるわ。」
そう言い放つと私はぷいっと横を向いて、
ドスドスとクリスとルーカス、ユヴェール達が話し合っている席へと歩を向けた。
何となく解ってはいる・・。
レオに大切に思われている気持ちも。
本当は心配で溜まらないってレオの気持ちも理解してるけども。
「待て。話はまだだ・・。シア、ちょっと待てよ・・!!」
慌てた様子のレオの声に、私が振り向くことはなかった。
「馬鹿レオっ・・。強情で、意地っ張りで、そんでもって分からず屋なんだから!!」
レオは親指をぎゅうっと強く片手で握りしめた。
遠く離れていく、愛しい彼女の後姿から目が離せなかった。
美しいプラチナブロンドの長い髪が眩く輝き、
質素な色味のワンピースからは長い脚が見えた。
苦い鈍い胸の痛みを感じていた。
「・・もし、シアにまで・・・。
あの組織に、今度こそ君を傷つけられたらどうするんだ?
大切な君にまで、何かがあったら・・。
そんな思いをもう1度味わうのは、耐えられない。
やっと、・・君の隣にいれるようになったのに。」
その場面を、壁に寄り掛かって見守っていたエリアスが静かに見つめていた。
明日からの遠征に向け、話し合いの場を持ちたいと思う。」
普段のように、威厳のある佇まいを見せている中で・・・。
白色の肌の青さから、何処か疲れ果てた様子が垣間見えた気がして驚いた。
私はゴクリと息を飲んでレオを見上げた。
白衣を脱いで簡素なワンピース姿になった私は、
数名残ったファーマシスト達を見渡した。
その雑踏の中で、私を見付けたレオがこちらへと足を進めた。
「・・・やっぱりか。シアは志願したか。」
レオは少しだけ、残念そうにも見える表情で向き合った私に微笑んだ。
「当たり前でしょう?私は人を救う仕事がしたくて、薬学部・・。ううん、ファーマシストを目指したんだから!!
それより・・、どうしたの?レオ!!」
「どうしたとは??
別に、俺は普段と変わりはないが・・。」
私の少し強めの口調に、驚いたように目を瞬かせた。
「そうかな。さっきの謁見の間に現地から転移して戻ったって聞いたけど。
戻ってから、なんだか少し表情が暗い気がするんだけど・・。」
「心配してくれるのだな。・・ちょっとだけ、力を使い過ぎただけだ。
それよりも、現地はかなり深刻な被害状況なんだ。
女性の君を連れてくのは正直、心配だ。
現場の混乱の最中で、守ってあげれないかもしれない。同行の志願をもう一度、考え直さないか?」
張り付いたような笑顔のレオに、私は押し黙った。
やっぱり、変・・!!
こうして顔を合わせて向き合っているのに、レオの本心が見えない・・。
こんな心許ない表情のレオに、違和感しかないわ!!
「私は絶対にロージアナには行くわ・・。
今更ここで女とか、男とか関係ないと思うのだけど。
現地で即戦力になって、沢山の苦しんでいる人を助けたいだけなのに・・。」
蒼い瞳は少しだけ揺れていた。
そっと私の髪に触れて、いつもの甘く落ち着く香りが漂った。
触れられた指に私の鼓動が跳ねた気がした。
「シア、気持ちは嬉しいし、その気持ちはよく理解している。
だけど、俺は心配なんだ。
君の神聖獣や、神力は目覚めたばかりだ。
今、危険を冒すリスクを負う必要性を俺は感じない・・。」
「・・よーく解ったわ。大人しくここにいろって?
レオは、反対だってことはちゃんと理解した。
行くか行かないかは、状況を聞いた上でみんなと話して決めるわ。」
そう言い放つと私はぷいっと横を向いて、
ドスドスとクリスとルーカス、ユヴェール達が話し合っている席へと歩を向けた。
何となく解ってはいる・・。
レオに大切に思われている気持ちも。
本当は心配で溜まらないってレオの気持ちも理解してるけども。
「待て。話はまだだ・・。シア、ちょっと待てよ・・!!」
慌てた様子のレオの声に、私が振り向くことはなかった。
「馬鹿レオっ・・。強情で、意地っ張りで、そんでもって分からず屋なんだから!!」
レオは親指をぎゅうっと強く片手で握りしめた。
遠く離れていく、愛しい彼女の後姿から目が離せなかった。
美しいプラチナブロンドの長い髪が眩く輝き、
質素な色味のワンピースからは長い脚が見えた。
苦い鈍い胸の痛みを感じていた。
「・・もし、シアにまで・・・。
あの組織に、今度こそ君を傷つけられたらどうするんだ?
大切な君にまで、何かがあったら・・。
そんな思いをもう1度味わうのは、耐えられない。
やっと、・・君の隣にいれるようになったのに。」
その場面を、壁に寄り掛かって見守っていたエリアスが静かに見つめていた。
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