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騎士団との旅立ち。
遠征の旅路。①
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ロージアナに向けた遠征の為、朝の会議の結果
騎士団長であるエリアスを先頭とした騎士団の1陣と、
ファーマシスト達を乗せた馬車を挟んだ後方を騎士団の2陣で
固めた陣形で現地へ向かうことになった。
道が悪いのか・・。
先ほどからガタガタと激しく揺れる馬車に2人の女性と4人の男性の姿があった。
私は長い髪を1つに纏めて縛り上げると
黒い編み上げの靴と、簡素な茶色のワンピースを身に着けていた。
「きゃぁあ!!怖いわぁ・・。また揺れましたわ!!
・・何て、粗暴な運転をするのかしら??レオ様、わたくし不安ですわ・・。」
アイーネが、斜め向かい側に座ったレオに向かって不安そうな声を上げた。
遠征に露出の多い、深紅のドレスで行こうとした彼女に、
エリアスが朝からドン引きする声量の怒声を浴びせていたのだった。
今は、黒の露出少な目のロングワンピースを身に着けていた。
「姫、怖いのなら・・。今すぐにこの馬車から降りてくれて結構だ。
騎士団は皆、馬に跨って現地に向かっているんだぞ?
貴方が父上に、過去に人命救助やボランティアをやってきただの。
アルトハルトの為に尽くしたいから、世話をさせて欲しいなどと明らかに虚偽の
歎願をしなければ、こんなことにはならなかっただろうが・・。」
不機嫌そうなレオは嫌そうに眉根を寄せてアイーネを見た。
うわぁ・・。
虚偽の歎願て、辛辣過ぎでしょ!!
心で激しくツッコミを入れながらも、私は鉄の精神で無言を貫いていた。
「そんな・・。レオ様は、私がお役に立てないとでもお思いですか??
私、意外とお世話上手なのですよ!!それに、アレクシア様と侍女様たちも同行
するんですもの・・。私だって一緒に行きたいですわ!!」
「まぁまぁ・・。虚偽とは限らないし、姫だって本気で困っているロージアナの
人々の人命救助を手伝いたいって真剣に志願したのかもしれないし。・・ね、ねぇ?ルカ!!」
空気悪いからフォローしろよ!!
と、言わんばかりの瞳でユヴェールが隣に座るルカを見た。
「あー・・。そうだなぁ。ザイードの姫さんのそのデカいチチでも
兵士たちに見せてやったらやる気も上がんじゃねぇかぁ?」
眠そうに欠伸をしながら放った言葉もまた残念ながらセクハラ発言だった・・・。
・・あ。振ったユヴェールが固まった。
気の毒に・・。
人選ミスね。
明らかに、事故レベルだわ。
「何のやる気を上げるんだよ・・。
ザイードの王女様相手に朝から頓珍漢な相槌入れないでよね?
しかもルカのその発言、バッチリ性差別だからね!?」
「んまぁ、・・なんて野蛮な人達なの!?こんな方々と毎日働いてらっしゃるなんて。
アレクシア様、貴方の品位まで疑ってしまいましてよ・・!?」
ほら、飛び火・・。
ややこしいいわ。仕方ないな!!
「みなさん、普段から良い方々ですよ。
きっと、慣れない遠征で緊張しているだけです。
アイーネ様のような魅力的な方を前にして緊張の余りの失言かと思います!!」
隣に座る私の言葉に、ピクリと整えられた眉毛を揺らしたアイーネは満更でもなさそうに薄く笑った。
「あら・・・。アレクシア様ってば正直な方ね?そうよね、長い遠征になるのだから
多少の腹立たしい不敬にも目を瞑らなくてはね。」
「そうだ!!カイルが現地で姫のことを待っていると思いますよ。
アイーネ様はそちらのテントにいれば危険な目に合うことはないかと思います。」
ユヴェールが話題を変えて、アイーネと努めて紳士的に会話を始めたのだった。
向かい合って座ったレオと目が合った。
すまないと言う表情を取ったレオに、私は首を小さく横に振り大丈夫と頷いた。
クリスは、調薬本を読みながら途中で酔ってしまい、酔い止めを自分で調合して飲んでいた。
ルカはこの数分後には大きな鼾をかいて爆睡していたのだった。
途中のクラリオンと言う大きな港町に着くと、ファーマシスト達が足りない調薬の物品の購入を
する為に数時間留まることになった。
「わぁ・・。海だわ!!商船がこんなに沢山・・!!」
大きな帆船が多数停泊している昔のヨーロッパの港町ような風景に、私は少し興奮気味に馬車から降りて走り出した。
「アレクシア様・・!!お待ちください。
お帽子を忘れてますわ!!」
優秀な侍女2人が、後ろの馬車から降りた途端に帽子を持って着いて来た。
帆船が見たいと強請ると、喜んで異国情緒溢れる気持ちの良い港の湾岸に向かって並んで歩いていた。
レンガ建ての建物や、沢山の馬車が行きかう港町は不思議な形の街頭や、人が通る度に勝手に表れる透明な橋など・・・。
見たことがない物も多かった。(さすが神力の国!!)
強い風に白い帽子を取られそうになり
慌てて右手で押さえると、後ろから視線を感じて振り向いた。
「まさか、嘘だろ??・・・アレクシア・・。アレクシアなのか??」
騎士団長であるエリアスを先頭とした騎士団の1陣と、
ファーマシスト達を乗せた馬車を挟んだ後方を騎士団の2陣で
固めた陣形で現地へ向かうことになった。
道が悪いのか・・。
先ほどからガタガタと激しく揺れる馬車に2人の女性と4人の男性の姿があった。
私は長い髪を1つに纏めて縛り上げると
黒い編み上げの靴と、簡素な茶色のワンピースを身に着けていた。
「きゃぁあ!!怖いわぁ・・。また揺れましたわ!!
・・何て、粗暴な運転をするのかしら??レオ様、わたくし不安ですわ・・。」
アイーネが、斜め向かい側に座ったレオに向かって不安そうな声を上げた。
遠征に露出の多い、深紅のドレスで行こうとした彼女に、
エリアスが朝からドン引きする声量の怒声を浴びせていたのだった。
今は、黒の露出少な目のロングワンピースを身に着けていた。
「姫、怖いのなら・・。今すぐにこの馬車から降りてくれて結構だ。
騎士団は皆、馬に跨って現地に向かっているんだぞ?
貴方が父上に、過去に人命救助やボランティアをやってきただの。
アルトハルトの為に尽くしたいから、世話をさせて欲しいなどと明らかに虚偽の
歎願をしなければ、こんなことにはならなかっただろうが・・。」
不機嫌そうなレオは嫌そうに眉根を寄せてアイーネを見た。
うわぁ・・。
虚偽の歎願て、辛辣過ぎでしょ!!
心で激しくツッコミを入れながらも、私は鉄の精神で無言を貫いていた。
「そんな・・。レオ様は、私がお役に立てないとでもお思いですか??
私、意外とお世話上手なのですよ!!それに、アレクシア様と侍女様たちも同行
するんですもの・・。私だって一緒に行きたいですわ!!」
「まぁまぁ・・。虚偽とは限らないし、姫だって本気で困っているロージアナの
人々の人命救助を手伝いたいって真剣に志願したのかもしれないし。・・ね、ねぇ?ルカ!!」
空気悪いからフォローしろよ!!
と、言わんばかりの瞳でユヴェールが隣に座るルカを見た。
「あー・・。そうだなぁ。ザイードの姫さんのそのデカいチチでも
兵士たちに見せてやったらやる気も上がんじゃねぇかぁ?」
眠そうに欠伸をしながら放った言葉もまた残念ながらセクハラ発言だった・・・。
・・あ。振ったユヴェールが固まった。
気の毒に・・。
人選ミスね。
明らかに、事故レベルだわ。
「何のやる気を上げるんだよ・・。
ザイードの王女様相手に朝から頓珍漢な相槌入れないでよね?
しかもルカのその発言、バッチリ性差別だからね!?」
「んまぁ、・・なんて野蛮な人達なの!?こんな方々と毎日働いてらっしゃるなんて。
アレクシア様、貴方の品位まで疑ってしまいましてよ・・!?」
ほら、飛び火・・。
ややこしいいわ。仕方ないな!!
「みなさん、普段から良い方々ですよ。
きっと、慣れない遠征で緊張しているだけです。
アイーネ様のような魅力的な方を前にして緊張の余りの失言かと思います!!」
隣に座る私の言葉に、ピクリと整えられた眉毛を揺らしたアイーネは満更でもなさそうに薄く笑った。
「あら・・・。アレクシア様ってば正直な方ね?そうよね、長い遠征になるのだから
多少の腹立たしい不敬にも目を瞑らなくてはね。」
「そうだ!!カイルが現地で姫のことを待っていると思いますよ。
アイーネ様はそちらのテントにいれば危険な目に合うことはないかと思います。」
ユヴェールが話題を変えて、アイーネと努めて紳士的に会話を始めたのだった。
向かい合って座ったレオと目が合った。
すまないと言う表情を取ったレオに、私は首を小さく横に振り大丈夫と頷いた。
クリスは、調薬本を読みながら途中で酔ってしまい、酔い止めを自分で調合して飲んでいた。
ルカはこの数分後には大きな鼾をかいて爆睡していたのだった。
途中のクラリオンと言う大きな港町に着くと、ファーマシスト達が足りない調薬の物品の購入を
する為に数時間留まることになった。
「わぁ・・。海だわ!!商船がこんなに沢山・・!!」
大きな帆船が多数停泊している昔のヨーロッパの港町ような風景に、私は少し興奮気味に馬車から降りて走り出した。
「アレクシア様・・!!お待ちください。
お帽子を忘れてますわ!!」
優秀な侍女2人が、後ろの馬車から降りた途端に帽子を持って着いて来た。
帆船が見たいと強請ると、喜んで異国情緒溢れる気持ちの良い港の湾岸に向かって並んで歩いていた。
レンガ建ての建物や、沢山の馬車が行きかう港町は不思議な形の街頭や、人が通る度に勝手に表れる透明な橋など・・・。
見たことがない物も多かった。(さすが神力の国!!)
強い風に白い帽子を取られそうになり
慌てて右手で押さえると、後ろから視線を感じて振り向いた。
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