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騎士団との旅立ち。
遠征の旅路。⑤
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「一人で抱えて勝手に苦しまないでよね。
しんどくなったら、ちゃんと周りを見てみて!!レオを助けようとしてくれるみんながいるんだからね?」
もどかしい思いをしているのは私だけじゃないはずだよ。
きっと、聞こえてる彼は特にね・・。
「適わないな、シアには・・。その言葉忘れないようにする。またすぐに会おう。」
その言葉に頷くと、私とレオはお互い別の方向を目指して歩き出した。
「嬢ちゃん・・。レオの報告だと暴れている人間と、
薬によって呼吸や脈拍が極端に遅くなって亡くなる人間が出ているらしいが・・。
それぞれの解毒薬は作ってあるが、誰がどの症状なのかで飲ませる薬が全く違うからなぁ。
どうやってこの人数を捌いていくか・・だな。」
「混乱してる状況だから、トリアージが必要かもしれない。
でも、飲んだ薬の種類によって独特な香りの特性があるような
気がしたの。私も何度か薬を飲んじゃったから・・。」
「はぁ??・・あんなヤバイ薬を嬢ちゃんが実際に飲んだって言うのか?
よく生きてたなぁ・・。大したもんだ!」
いや。アレクシアは一度亡くなってしまったんだろうけど・・。(無事じゃない)
でも、誘拐された時も口に含んで人の顔に吐いて無事だったし大丈夫・・。(外道)
白衣に袖を通しながらルカと広場の中心へと一目散に駆け出した。
中央の広場に、騎士団にテントを設営してもらいながら私は解毒薬を飲ませていた。
「・・・ルカ解ったわ!!
身体から甘い香りがする患者には「ハル」を、意識が朦朧として、柑橘系の
香りがする患者には「レイ」を、酸味のある香りがする患者には「カオン」を!!
患者の体臭や、口臭からの香りで飲んだ薬が解るわ・・!!」
「ん!?本当かぁ!?スン・・。スン・・。
うわっ、マジかぁ!?たまげたなぁ・・・!!嬢ちゃんこんなのよく嗅ぎ分けられたな。
スカンク並みの嗅覚だな。」
う、嬉しくない・・。
私はコホンと咳払いをした。
「私の嗅覚は絶対なの・・。
私の記憶と嗅覚は生まれながらの特性だから!!
みんなも、聞こえますか?!多分これが解りやすい判別方法だと思うわ。「ハル」が必要な患者はルカの所へ!!「カオン」が必要な患者は、エーテルの所に!!「ハル」が必要な患者は私の所に運んで並べてください!!」
「はぁ、信じられねぇ神力持ってんだなぁ、、。
とんでもないファーマシストだよ、嬢ちゃんは!!ほら、聞こえたか?急いで運ぶぞ!!足りない薬はあそこで俺が作るからよ。そん時はどんどん言ってくれ。」
ザわっとしたファーマシスト達にルカが声を張って叫んだ。
症状別と臭いから飲むべき解毒薬が解れば手当はスピーディだ。私は運び込まれてくる人々へと急いで解毒薬を飲ませていく。
暴れる患者たちには、エーテルが氷漬けにしてくれるので怪我もなく、治療を続けられた。
・・騎士団は退いていたけど。
ただ私が驚いたのが・・。
「エーテル。「ハル」取ってくれ。」
「はぁっ!?じ、自分で取ればいいじゃない??
わ、わたしに話しかけないでくれる?
目ざわりよ!!」
「キツいなぁ、、。
昔はいつもクリスと一緒に遊んでやったのによぉ。「私、ルカのお嫁さんになりたい!」なんて言って可愛かったのになぁ・・!!痛ぇっ・・!」
「きゃあっ・・!!
くだらない無駄話すると氷、投げるわよ?」
真っ赤になったエーテルが氷のつららをルカ目掛けて投げた・・後だった。(済)
「すでに投げてんじゃなぇか・・。いっ、痛ぇだろうが!!もう、自分で取るわぁ。」
目の前で繰り広げられてるエーテルの珍しいやり取りに、つい耳を奪われてしまっていた。
ルカとエーテルって、仲良しなのかしら?
まず、エーテルが男性とまともに話しているのって知る限りではレオとクリスぐらいしか見たことがない気がするわ。
数時間で村の治療は終わって、症状が落ちついて楽になった人達から話を聞いた。
村には井土が9つあってその中の3つの場所の近くで水を汲んで使用している
村人の被害が多いことが解ったのだった・・。
「浄化の神力か・・。あー、やべぇな。クリスの神獣の銀狼なら一瞬なのになぁ。」
頭をポリポリかきながら、困ったようにぼやいた。
「神獣って浄化の神力使えるの!!やばっ、神獣無双出来るじゃないの!!」
身を乗り出してパアッと瞳を輝かせた。
「んんっ?何だい、嬢ちゃん。無双って?」
そうよ・・。
あの子だって、曲りなりにも神聖獣だものね!?
ワクワクしながら、私は心の中でサラマンダーに与えたその名を呼んだ。
「出てきて、・・神聖獣エリザベート!!」
ピンク色のエリザベートが草むらに現れた。
「ブッキュウ・・!?」
(何よ?腹へったんだけど?!)
それはそれは、水色の大きな瞳でだるそうにこっちを見上げた。
これ、何度見ても・・。
エリザベートって顔じゃないわね?
ローズって言ってたレオに習って
強そうな薔薇の名前で名付けたんだけどな・・。
「ご飯は後でちゃんとあげるから。
浄化の神力を使って、井戸の水を綺麗にして欲しいの!!この村にある井戸の水には、薬が入って汚染されているのよ。・・・ん?エリザベート!?
・・言っている意味解るかしら?」
私の問いに、ポカンとした表情の
エリザベートと二人で数秒間見つめあった。
そけには情けない静寂が流れていた。
斜めに首を傾げて考えるエリザベートに
私は唖然とした。
しんどくなったら、ちゃんと周りを見てみて!!レオを助けようとしてくれるみんながいるんだからね?」
もどかしい思いをしているのは私だけじゃないはずだよ。
きっと、聞こえてる彼は特にね・・。
「適わないな、シアには・・。その言葉忘れないようにする。またすぐに会おう。」
その言葉に頷くと、私とレオはお互い別の方向を目指して歩き出した。
「嬢ちゃん・・。レオの報告だと暴れている人間と、
薬によって呼吸や脈拍が極端に遅くなって亡くなる人間が出ているらしいが・・。
それぞれの解毒薬は作ってあるが、誰がどの症状なのかで飲ませる薬が全く違うからなぁ。
どうやってこの人数を捌いていくか・・だな。」
「混乱してる状況だから、トリアージが必要かもしれない。
でも、飲んだ薬の種類によって独特な香りの特性があるような
気がしたの。私も何度か薬を飲んじゃったから・・。」
「はぁ??・・あんなヤバイ薬を嬢ちゃんが実際に飲んだって言うのか?
よく生きてたなぁ・・。大したもんだ!」
いや。アレクシアは一度亡くなってしまったんだろうけど・・。(無事じゃない)
でも、誘拐された時も口に含んで人の顔に吐いて無事だったし大丈夫・・。(外道)
白衣に袖を通しながらルカと広場の中心へと一目散に駆け出した。
中央の広場に、騎士団にテントを設営してもらいながら私は解毒薬を飲ませていた。
「・・・ルカ解ったわ!!
身体から甘い香りがする患者には「ハル」を、意識が朦朧として、柑橘系の
香りがする患者には「レイ」を、酸味のある香りがする患者には「カオン」を!!
患者の体臭や、口臭からの香りで飲んだ薬が解るわ・・!!」
「ん!?本当かぁ!?スン・・。スン・・。
うわっ、マジかぁ!?たまげたなぁ・・・!!嬢ちゃんこんなのよく嗅ぎ分けられたな。
スカンク並みの嗅覚だな。」
う、嬉しくない・・。
私はコホンと咳払いをした。
「私の嗅覚は絶対なの・・。
私の記憶と嗅覚は生まれながらの特性だから!!
みんなも、聞こえますか?!多分これが解りやすい判別方法だと思うわ。「ハル」が必要な患者はルカの所へ!!「カオン」が必要な患者は、エーテルの所に!!「ハル」が必要な患者は私の所に運んで並べてください!!」
「はぁ、信じられねぇ神力持ってんだなぁ、、。
とんでもないファーマシストだよ、嬢ちゃんは!!ほら、聞こえたか?急いで運ぶぞ!!足りない薬はあそこで俺が作るからよ。そん時はどんどん言ってくれ。」
ザわっとしたファーマシスト達にルカが声を張って叫んだ。
症状別と臭いから飲むべき解毒薬が解れば手当はスピーディだ。私は運び込まれてくる人々へと急いで解毒薬を飲ませていく。
暴れる患者たちには、エーテルが氷漬けにしてくれるので怪我もなく、治療を続けられた。
・・騎士団は退いていたけど。
ただ私が驚いたのが・・。
「エーテル。「ハル」取ってくれ。」
「はぁっ!?じ、自分で取ればいいじゃない??
わ、わたしに話しかけないでくれる?
目ざわりよ!!」
「キツいなぁ、、。
昔はいつもクリスと一緒に遊んでやったのによぉ。「私、ルカのお嫁さんになりたい!」なんて言って可愛かったのになぁ・・!!痛ぇっ・・!」
「きゃあっ・・!!
くだらない無駄話すると氷、投げるわよ?」
真っ赤になったエーテルが氷のつららをルカ目掛けて投げた・・後だった。(済)
「すでに投げてんじゃなぇか・・。いっ、痛ぇだろうが!!もう、自分で取るわぁ。」
目の前で繰り広げられてるエーテルの珍しいやり取りに、つい耳を奪われてしまっていた。
ルカとエーテルって、仲良しなのかしら?
まず、エーテルが男性とまともに話しているのって知る限りではレオとクリスぐらいしか見たことがない気がするわ。
数時間で村の治療は終わって、症状が落ちついて楽になった人達から話を聞いた。
村には井土が9つあってその中の3つの場所の近くで水を汲んで使用している
村人の被害が多いことが解ったのだった・・。
「浄化の神力か・・。あー、やべぇな。クリスの神獣の銀狼なら一瞬なのになぁ。」
頭をポリポリかきながら、困ったようにぼやいた。
「神獣って浄化の神力使えるの!!やばっ、神獣無双出来るじゃないの!!」
身を乗り出してパアッと瞳を輝かせた。
「んんっ?何だい、嬢ちゃん。無双って?」
そうよ・・。
あの子だって、曲りなりにも神聖獣だものね!?
ワクワクしながら、私は心の中でサラマンダーに与えたその名を呼んだ。
「出てきて、・・神聖獣エリザベート!!」
ピンク色のエリザベートが草むらに現れた。
「ブッキュウ・・!?」
(何よ?腹へったんだけど?!)
それはそれは、水色の大きな瞳でだるそうにこっちを見上げた。
これ、何度見ても・・。
エリザベートって顔じゃないわね?
ローズって言ってたレオに習って
強そうな薔薇の名前で名付けたんだけどな・・。
「ご飯は後でちゃんとあげるから。
浄化の神力を使って、井戸の水を綺麗にして欲しいの!!この村にある井戸の水には、薬が入って汚染されているのよ。・・・ん?エリザベート!?
・・言っている意味解るかしら?」
私の問いに、ポカンとした表情の
エリザベートと二人で数秒間見つめあった。
そけには情けない静寂が流れていた。
斜めに首を傾げて考えるエリザベートに
私は唖然とした。
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