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マルダリア王国の異変。
アレクシアが宿すもの。⑤
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「組織の目的???・・あははっ。
そんなもの、・・知らないわよ。」
その言葉に、私は驚いて息を飲んだ。
エリアスも眉をぷくりと揺らして怪訝な表情を浮かべていた。
「貴方達の呼ぶ中途半端な変わり種に産まれて厭われ続けてきた私は・・。
そんな私を助けてくださったダラス様のご意思に従うだけよ。組織のその上の考えなど・・。
・・私には、さっぱり興味がないの!!」
次の瞬間、ミリアの鏡からエーテルの繰り出した礫が現れてこちらに向けて放たれた。
レオが私の前に立ち塞がって剣を振って攻撃を避けると、短剣を構えたミリアが目にも止まらぬスピードでレオの目前へと走り込んで来た。
「ねぇっ、天子様!?
御託はいいから。さっさとアレクシア様をこちらに渡しなさいな?」
「馬鹿を言うな・・。
渡せと言われて「はい、どうぞ」と差し出す馬鹿が何処にいる??」
そりゃそうだ。
誘拐二回目とか・・。
もはや攫われるの趣味ですかっ!?
て感じじゃない?
面白おかしく聴取書書かれるのとか絶対、嫌よ・・!!(自業自得だけど)
「あらあら・・。我が組織の上直々のご命令でアレクシア様を御所望ですのよ?
素直に渡してもらわないと、こちらとしても困るのよねぇ。」
「お前達の上の命令!?その意図する所は解らないが・・。
アレクシアは俺の婚約者だ。この命に代えても守ってみせる・・!!」
熱く力のある言葉と、その冷静さを欠かない落ち着いた声に弾かれたようにレオを見え上げた。
レオの蒼い瞳が闘志に燃えて輝いた。
気づくと私の頬は真っ赤に染まっていた。
カキィン・・。キィーン!!
激しい剣の打ち合いが朝日の中で始まった。
気が付くと、私達は青い騎士団に似た形の戦闘服に身を包んだ戦闘員にぐるっと囲まれていた。
騒ぎに気付いた、ユヴェールとクリスも目を覚ましたようで剣をその手に持ちこちらに駆けつけてきた。
ルーカスが逃げようとエーテルをお姫様抱っこするも、真っ赤になったエーテルに平手打ちをくらい頬に赤い痣が出来たまま喧嘩になっていた。
「ちょっと・・。
何してるんだろう、あそこ・・。」
多分、痴話喧嘩だろうけど。
・・ちょっと状況、エーテル周りを見てっ!!
「ねぇ・・。ルカ、頬が赤いけど大丈夫??
それにしても酷い顔だなぁ。誰にやられたの??」
「誰って?お前の妹だぜぇ・・。マジ痛ってぇ。
危ないから、一緒に逃げようとして抱きかかえたら平手打ちされてよぉ。・・何でだ?」
赤い頬を手で押さえたルカが真顔でクリスに答えた。
エーテルは、下を向いたまま無言を貫いていた。
「なるほどね・・。気持ちは分かるけどさ、エーテル。
助けてもらったのにルカが可哀そうだよ?
とにかく怪我もだけど回復も必要だよね。
今、2人の手当をするね。」
その言葉に、ルカは満更でもないように鼻を擦って笑った。
クリスは、ため息交じりに笑みを浮かべて神獣の銀狼「シェスタール」を出した。
「・・・ごめんなさい、お兄様。その・・。
わ、わたくしの命を助けてくれて有難う、・・・ルーカス。」
「おうっ、こんなのどうってことねぇよ!!
そうだエーテル・・。今度一発やらせろよ!!」
・・・バッチーン!!
次の瞬間エーテルによってルカの逆側の頬にも
真っ赤な平手の痣が追加されたのだった。
「シアっ!?何これ・・。戦闘じゃないか??
どうなってるの??」
ユヴェールが、私の側へと剣を振り敵を打ち払いながら駆けてきた。
パニックになった私は、ユヴェールの碧色の瞳に縋るように訴えかけた。
「ユヴェール、大変なの・・!!
ローゼングローリーが、ミリアで・・。
ミリアが腹でね!!鏡出してグローリーで・・・。
バシッと礫が降って神獣無双のエーテル先輩でさえも・・。腹の鏡で跳ね返されて・・。
んんっ!?・・・何言ってるんだろ??」
「・・・うーん。一旦落ち着こうか・・。
うーんと・・。
ミリアがローゼングローリーだったんだ!!
そうか、だからアイーネ姫の毒の服薬も・・・。
なるほどね。よく解ったよ、・・シア!!」
「えっ、天才??今ので解る訳!??
まぁ、ユヴェールが理解出来たなら良かったけど・・。」
ユヴェールも「聞く力」の人なのかしらと心から感心した。
で、私の「見る力」の神力ってこの場でどんな利点と使い道があるんだろう?
剣とか使えないし、催涙スプレーや手持ちの毒薬ないし。
出来る技って、目潰しが神聖獣に温泉掘らせることしかないんだけど・・・。
「すまない。ユヴェール・・!!
ミリアと刺客を繰り止めるので精一杯だ。
ローゼングローリーの狙いはアレクシアだ!!彼女を頼む・・。」
キィーン・・!!カンッ!!キィィインッ・・。
ミリアから繰り出される攻撃と、刺客数名に囲まれてしまったレオが叫んだ。
「ええっちょっと待って!?・・・シアが狙われてるの??
一番肝心な部分聞いてないんだけど・・。
あっ、シアっ。危ない!!」
・・キィィーン!!
ユヴェールが咄嗟に頭上目掛けて斬りかかってきた
刺客の剣を苦い思いで受け止めた。
「出でよ。エルンストっ・・。頼んだ!!
我を守り、敵を打ち払え。」
すぐに自らの神獣である麒麟の名を呼んだ。
エルンストの一吠えで炎が立ち昇り周りの刺客を一蹴した。
「ああ・・。ビックリした・・。・・そうだった!!えっと、何故だか私が狙われてるって話よね?・・・それ、全然意味が解らないんだけど。どうしょう!?」
「シアったら、他人事じゃないよ!?・・・でも、何でシアが狙われるの???」
「さっぱり心当たりなんてないんだけど・・。敵がわんさか湧いて出るし。
えーと、ユヴェールの麒麟は鬼強いじゃない!?
私も戦うには神聖獣のエリザベートでも出したらいい??あ、でも・・。暴走して余計混乱するわよねぇ・・。んもう、どうしたらいいのかしら!?」
レオは、敵に囲まれている中で神力で刺客達を吹き飛ばしながらミリアの鋭い剣を交わして切り込んでいっていた。
「それにしても・・。レオやユヴェールのような天子や、王子にまで全く手加減なしだなんて。
ローゼングローリーって一体何者・・。」
私は、ユヴェールの麒麟や、エーテルとルカが守ってくれてる最中驚くべき組織の数と力に眉を顰めて考え込んでいた。
エリアスが長剣一振りで周りの刺客たちを次々となぎ倒していっていた。
クリスは救護者を助けている様子だった。
立ち直ったエーテルと、両頬にばっちり赤い平手の痣をつけたルカは私達のすぐ近くで戦っていた。
「・・ん!?何でルカの痣増えてるのかしら?」
両頬を赤く腫らしたルカを見付けてポカンとした表情の私の腕を
強い力で後ろから誰かが引っ張った。
驚いて振り返るといつもの笑顔を向けられ挨拶された。
「お早う、シア・・・。
今日の目覚めはどうだい???」
金色の瞳が朝日を浴びて光を放っていた。
濡れ羽のような漆黒の髪と褐色の肌に、白いシャツを身に着けて悠然と立っている
ザイードの王子がそこにいた。
「・・・カイル!?この状況で目覚めとか聞く!?
全体的に意味不明だし、どっちかと言わなくても最悪に決まってるでしょう??」
そんなもの、・・知らないわよ。」
その言葉に、私は驚いて息を飲んだ。
エリアスも眉をぷくりと揺らして怪訝な表情を浮かべていた。
「貴方達の呼ぶ中途半端な変わり種に産まれて厭われ続けてきた私は・・。
そんな私を助けてくださったダラス様のご意思に従うだけよ。組織のその上の考えなど・・。
・・私には、さっぱり興味がないの!!」
次の瞬間、ミリアの鏡からエーテルの繰り出した礫が現れてこちらに向けて放たれた。
レオが私の前に立ち塞がって剣を振って攻撃を避けると、短剣を構えたミリアが目にも止まらぬスピードでレオの目前へと走り込んで来た。
「ねぇっ、天子様!?
御託はいいから。さっさとアレクシア様をこちらに渡しなさいな?」
「馬鹿を言うな・・。
渡せと言われて「はい、どうぞ」と差し出す馬鹿が何処にいる??」
そりゃそうだ。
誘拐二回目とか・・。
もはや攫われるの趣味ですかっ!?
て感じじゃない?
面白おかしく聴取書書かれるのとか絶対、嫌よ・・!!(自業自得だけど)
「あらあら・・。我が組織の上直々のご命令でアレクシア様を御所望ですのよ?
素直に渡してもらわないと、こちらとしても困るのよねぇ。」
「お前達の上の命令!?その意図する所は解らないが・・。
アレクシアは俺の婚約者だ。この命に代えても守ってみせる・・!!」
熱く力のある言葉と、その冷静さを欠かない落ち着いた声に弾かれたようにレオを見え上げた。
レオの蒼い瞳が闘志に燃えて輝いた。
気づくと私の頬は真っ赤に染まっていた。
カキィン・・。キィーン!!
激しい剣の打ち合いが朝日の中で始まった。
気が付くと、私達は青い騎士団に似た形の戦闘服に身を包んだ戦闘員にぐるっと囲まれていた。
騒ぎに気付いた、ユヴェールとクリスも目を覚ましたようで剣をその手に持ちこちらに駆けつけてきた。
ルーカスが逃げようとエーテルをお姫様抱っこするも、真っ赤になったエーテルに平手打ちをくらい頬に赤い痣が出来たまま喧嘩になっていた。
「ちょっと・・。
何してるんだろう、あそこ・・。」
多分、痴話喧嘩だろうけど。
・・ちょっと状況、エーテル周りを見てっ!!
「ねぇ・・。ルカ、頬が赤いけど大丈夫??
それにしても酷い顔だなぁ。誰にやられたの??」
「誰って?お前の妹だぜぇ・・。マジ痛ってぇ。
危ないから、一緒に逃げようとして抱きかかえたら平手打ちされてよぉ。・・何でだ?」
赤い頬を手で押さえたルカが真顔でクリスに答えた。
エーテルは、下を向いたまま無言を貫いていた。
「なるほどね・・。気持ちは分かるけどさ、エーテル。
助けてもらったのにルカが可哀そうだよ?
とにかく怪我もだけど回復も必要だよね。
今、2人の手当をするね。」
その言葉に、ルカは満更でもないように鼻を擦って笑った。
クリスは、ため息交じりに笑みを浮かべて神獣の銀狼「シェスタール」を出した。
「・・・ごめんなさい、お兄様。その・・。
わ、わたくしの命を助けてくれて有難う、・・・ルーカス。」
「おうっ、こんなのどうってことねぇよ!!
そうだエーテル・・。今度一発やらせろよ!!」
・・・バッチーン!!
次の瞬間エーテルによってルカの逆側の頬にも
真っ赤な平手の痣が追加されたのだった。
「シアっ!?何これ・・。戦闘じゃないか??
どうなってるの??」
ユヴェールが、私の側へと剣を振り敵を打ち払いながら駆けてきた。
パニックになった私は、ユヴェールの碧色の瞳に縋るように訴えかけた。
「ユヴェール、大変なの・・!!
ローゼングローリーが、ミリアで・・。
ミリアが腹でね!!鏡出してグローリーで・・・。
バシッと礫が降って神獣無双のエーテル先輩でさえも・・。腹の鏡で跳ね返されて・・。
んんっ!?・・・何言ってるんだろ??」
「・・・うーん。一旦落ち着こうか・・。
うーんと・・。
ミリアがローゼングローリーだったんだ!!
そうか、だからアイーネ姫の毒の服薬も・・・。
なるほどね。よく解ったよ、・・シア!!」
「えっ、天才??今ので解る訳!??
まぁ、ユヴェールが理解出来たなら良かったけど・・。」
ユヴェールも「聞く力」の人なのかしらと心から感心した。
で、私の「見る力」の神力ってこの場でどんな利点と使い道があるんだろう?
剣とか使えないし、催涙スプレーや手持ちの毒薬ないし。
出来る技って、目潰しが神聖獣に温泉掘らせることしかないんだけど・・・。
「すまない。ユヴェール・・!!
ミリアと刺客を繰り止めるので精一杯だ。
ローゼングローリーの狙いはアレクシアだ!!彼女を頼む・・。」
キィーン・・!!カンッ!!キィィインッ・・。
ミリアから繰り出される攻撃と、刺客数名に囲まれてしまったレオが叫んだ。
「ええっちょっと待って!?・・・シアが狙われてるの??
一番肝心な部分聞いてないんだけど・・。
あっ、シアっ。危ない!!」
・・キィィーン!!
ユヴェールが咄嗟に頭上目掛けて斬りかかってきた
刺客の剣を苦い思いで受け止めた。
「出でよ。エルンストっ・・。頼んだ!!
我を守り、敵を打ち払え。」
すぐに自らの神獣である麒麟の名を呼んだ。
エルンストの一吠えで炎が立ち昇り周りの刺客を一蹴した。
「ああ・・。ビックリした・・。・・そうだった!!えっと、何故だか私が狙われてるって話よね?・・・それ、全然意味が解らないんだけど。どうしょう!?」
「シアったら、他人事じゃないよ!?・・・でも、何でシアが狙われるの???」
「さっぱり心当たりなんてないんだけど・・。敵がわんさか湧いて出るし。
えーと、ユヴェールの麒麟は鬼強いじゃない!?
私も戦うには神聖獣のエリザベートでも出したらいい??あ、でも・・。暴走して余計混乱するわよねぇ・・。んもう、どうしたらいいのかしら!?」
レオは、敵に囲まれている中で神力で刺客達を吹き飛ばしながらミリアの鋭い剣を交わして切り込んでいっていた。
「それにしても・・。レオやユヴェールのような天子や、王子にまで全く手加減なしだなんて。
ローゼングローリーって一体何者・・。」
私は、ユヴェールの麒麟や、エーテルとルカが守ってくれてる最中驚くべき組織の数と力に眉を顰めて考え込んでいた。
エリアスが長剣一振りで周りの刺客たちを次々となぎ倒していっていた。
クリスは救護者を助けている様子だった。
立ち直ったエーテルと、両頬にばっちり赤い平手の痣をつけたルカは私達のすぐ近くで戦っていた。
「・・ん!?何でルカの痣増えてるのかしら?」
両頬を赤く腫らしたルカを見付けてポカンとした表情の私の腕を
強い力で後ろから誰かが引っ張った。
驚いて振り返るといつもの笑顔を向けられ挨拶された。
「お早う、シア・・・。
今日の目覚めはどうだい???」
金色の瞳が朝日を浴びて光を放っていた。
濡れ羽のような漆黒の髪と褐色の肌に、白いシャツを身に着けて悠然と立っている
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