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マルダリア王国の異変。
明かされた母の想い。⑤
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アルスタイン侯爵邸の書斎は、静まり返っていた。
夜更けにも関わらず、エリアスとエヴァンが魔方陣を描いた。
そこに黒い騎士服姿のレオノールがピンと張った姿勢で立っていた。
長い睫毛は閉じられ、整った顔がやけに凛々しかった。
部屋の中心に、レオノーラの宝剣を置くと描かれた魔方陣がクルクルと廻りだした。
何だか不思議・・。
私がエリザベートを召喚した時とは、術式が違うような気がするんだけど??
「・・ここは、アルトハルトではないのでレオノーラの器の側でないと巨大な神力は得られないのですよ。残念ながらマルダリアは、全く神力の恵みがない国なので・・。」
エヴァンが、間髪入れずに私の心の疑問に答えて驚いた。
・・ここ、「聞く人」しかいないんじゃない!?
レオ以外は、聞ける人なのよね・・。
口で喋ったのと、心の呟きの両方に注意しなきゃいけないんじゃない!?
平常心よ私っ・・!!
ブツブツ心で呟いたら召喚の邪魔になっちゃうもんね!?
「ブッキュ!!ブッキュウウ???・・キュウ??
(何なの?ちょっと怖くない??
変なのがクルクルしてんだけど。)」
「シッ・・。エリザベートも黙ってて。
今からレオの大切な神獣を召喚するのよ??」
私は水色の瞳を大きく揺らしてレオを見た。
「ブキュウッ!!ブッキュウィ・・!!
(神獣って仲間なの!?遊べる?
狂暴なのは嫌よ!!)」
自分のことを隅に置いて言いたい放題なエリザベートに苦く笑った。
エリザベートもじっと水色の瞳を大きく揺らしてレオを見た。
「・・・なるほど、そっくりだな。」
「「ん??」」「「ブキュウ??」」
ボソッと聞こえたエヴァンの言葉に私達2人は目を見合わせて首を傾げた。
「心を沈めて、召喚だけに注視するんだ・・。
お前の神獣を呼ぶことだけを考えろ。」
エリアスは、落ち着いた声でレオに伝えるとレオは目を閉じたまま頷いた。
パァッ・・と魔方陣が光り輝いて眩しい円を描き出した。
エリアスの近くで控えていたシリウスも静かに頭を垂れてレオを見ていた。
エリザベートは珍しく静かに腕に抱きかかえられながら水色の瞳を輝かせていた。
その円がレオの身体を包むと、目の開けてられない程の閃光が四方へと放たれた
「ブブッ??!ブキュ???」
「・・うっ!!な、何なの??
眩しくて・・。
目が開けていられないんだけどっ!!」
部屋中に白い光が溢れると、何もかもが見えなくなっていく。
「これは・・・。
すごいな。こんな神力の力は見たことがない!!」
エヴァンも腕で目を押さえてレオの方を細められた瞳で見つめていた。
「パァァァァァァン・・・!!」
「きゃぁぁっ!!?な、何よ、今の音???」
驚いた私は、頭を抱えてしゃがみ込んだ。
大きな破裂音が、部屋中に響き渡ると眩い光はキラキラと宙に消えた。
レオは静まり返った部屋で、ゆっくりと目を見開いた。
エリアスと、エヴァンも黙ったままで魔方陣の上に呆然と立つレオに視線を向けていた。
「そうか・・。
駄目だったのか。
少し残念だったが、仕方ないな。
すまないな、エリアス・・。それにエヴァン様も。」
金色の髪をかき上げると、哀し気な表情でレオは笑った。
不安気な私をゆっくりと見上げたレオは、私にも苦しそうに視線を向けた。
「シア、君にも残念な思いをさせてしまったな。
やはり、俺にはまだ・・。」
「・・・キュウ??
ブッキュウウウウゥィ・・!!?」
勢いよくレオの顔目掛けて突っ込んでいったエリザベートに、私は呆気にとられたまま驚くと
レオもびっくりした表情で顔に掴まった私の神聖獣を引き離した。
「ちょっと・・。どうしたの??
エリザベート!?
いきなり人の顔に突っ込むなっていつも言ってるでしょう??」
「んっ??
そんなに鼻息荒くしてどうしたのよ??」
私は不思議に思って、エリザベートの側へと近寄った。
「ブキュウ!!ブッキュウ??ブブッキュ。」
右手にエリザベートを抱えたレオに、必死でエリザベートは何かを伝えていた。
「グルルルルッ・・・。」
エリアスの隣にいたシリウスも何かに気づいた様子で大きな身体をゆっくりと起こして窓の
方を見た。
「ブッキュウ。・・ブキュウイ!!」
尻尾を全力で振っていたエリザベートは、レオの腕から降りて大きなベランダ近くの窓へと走り出した。
「・・・なぁ、シア。エリザベートは何て言ってるんだ??」
「ちょっと・・。
いいから、こっち来てよって・・。
言ってるようだけど??」
私とレオは目を見合わせると窓の方へと走った。
夜更けで重いカーテンが閉められた窓に吊るされた上質なカーテンの上に、エリザベートは必死で
よじ登ると窓にしがみ付いて空を見上げた。
「えっ??外に何か見えるの??
・・どうしちゃったのよ。
エリザベートったら、変だよ??」
私は、ゆっくりと窓のロックを開錠するとギギギ・・・。
と大きな漆喰で出来た両開きの窓を
開いた。
「ブッキュウ!!!・・ブッキュウ!!!」
開かれた窓から外のベランダへと飛び出したエリザベートは空を仰いで水色の瞳を輝かせた。
シリウスもその隣で天を仰ぐように見上げていた。
月が見えるほどの快晴だった空にモクモクと暗雲が立ち込めた。
物凄い速さで雲が空一杯に広がっていく様子に私は息を飲んだ。
ガッ・・。ピカッ!!
ゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・!!!!
大きな雷が鳴りだして、暗闇に包まれた空の様子をレオと私は驚いたまま
見上げていた。
「キュウウィ・・・!!ブッキュウウ!!」
エリザベートが大きな声で叫ぶと、ドカーンと大きな雷と共に空が稲光を始めた。
「・・・あ、あれは。
レオっ、空だ!!・・遥か遠くの雲の上を見ろっ!!」
いつもは穏やかなエリアスの鬼気迫った声に、私達は驚いてエリアスが指さした空の上空を見上げて息を飲んだ。
「なっ・・。何よ、あれっ!??
あの雲、とても大きな・・。いっ、生き物に見えるわ!?」
雲の割れ間から、見たこともない切れ長の大きな蒼い瞳が現れていた。
「まさか・・・。あれが、俺の神獣なのか??」
エリザベートよりも巨大なその身体をゆっくりと雲の合間から現して降りてくるその生き物は赤い羽根をバサッと羽ばたかせて、長い尻尾には海のような水が渦巻いていた。
見たこともない巨大な龍と大蛇を足したような生き物がこちらを目掛けて降りて来る。
赤い翼と、蒼い瞳・・。
鋭い嘴と大きな牙を持った竜翼獣。
「これは・・・。リヴァイアサンだ!!
レオ、お前の神獣は姫さんのサラマンダーと同じ
竜族の神聖獣で海神の使いである。
・・・リヴァイアサンだったんだ・・!!」
「ウオオオオオォォン・・・。」
大きな叫び声と共に、私達の頭上から見下ろしたリヴァイアサンは長い体を地面へと付けて私達を見た。
鋭い視線と、力強い体に身震いが感じられるような強さを纏っていた。
レオは呆気にとられた表情で、現れた巨大な神聖獣を見上げていた。
「俺の神獣。リヴァイアサン。
・・良かった。来てくれたんだ・・。」
何度も失敗重ねた過去が走馬燈のように思い出されていた・・。
震えていた手をぎゅうっと握りしめた。
レオは、蒼い瞳を揺らして現れた神獣に手を翳した。
静かにレオを見つめたリヴァイアサンは主を見付けるとジッとレオの瞳を見つめた。
その瞬間に、何処からともなく強い風が巻き起こると大きな身体を持ったリヴァイアサンは、レオの手に忠誠を誓うように頭を垂れた。
すごい・・。
レオの神獣が、ついにレオの元へ現れたんだ!!
見たこともない、神がかった光景に私は呼吸をするのも忘れて見入っていた。
「良かったですね!!・・素晴らしい。
さすが、レオノール君。」
瞳を輝かせたエヴァンは嬉しそうにエリアスと視線を交わして頷いた。
「・・・ブッキュウ。」
レオの隣で瞳を輝かせたエリザベートが視線に映り込んだ。
「ん??何だろう・・。
えーと、ちょっと待って??
うちのエリザベートも同じ神聖獣なのよね・・??」
・・同じ竜族なのに、出現の仕方において天と地ほど違うんだけど??
エリザベートの場合、召喚の時に姿を見せない挙句
後ろからペッタペッタ着いて来てリオルグ様に指摘されるまで気づかなかったような・・。
しかも、こんなに圧倒感半端ない神聖獣です!!
・・って登場とは、程遠かったような・・。
「ま、いっか。このリヴァイアサン、神聖獣無双の最上級の予感しかしないわ・・!!」
私は、長い金色の髪を揺らすと嬉しそうにリヴァイアサンとレオの方へと駆け出した。
「レオッ・・!!やったね??
すごいじゃないの!!ふふっ。
これで、ダブル神聖獣無双が可能よ!!
・・粘って、最強なラスボスを手にしたのね!?」
「は??何だって・・、シア。ダブル・・。神聖獣無双って何なんだよ??
また可笑しなことを言って・・。シアやみんなのお陰だ!!有難う・・。」
快晴の笑顔のように、また晴れ渡った空へと変化を遂げた。
暗闇に光を齎す、あの丸い月のようなレオの輝かしい表情に私は目を細めて微笑んだ。
何度も何度も、神獣の召喚に悩み苦しんだレオの元に最強の神聖獣が現れたのだった。
夜更けにも関わらず、エリアスとエヴァンが魔方陣を描いた。
そこに黒い騎士服姿のレオノールがピンと張った姿勢で立っていた。
長い睫毛は閉じられ、整った顔がやけに凛々しかった。
部屋の中心に、レオノーラの宝剣を置くと描かれた魔方陣がクルクルと廻りだした。
何だか不思議・・。
私がエリザベートを召喚した時とは、術式が違うような気がするんだけど??
「・・ここは、アルトハルトではないのでレオノーラの器の側でないと巨大な神力は得られないのですよ。残念ながらマルダリアは、全く神力の恵みがない国なので・・。」
エヴァンが、間髪入れずに私の心の疑問に答えて驚いた。
・・ここ、「聞く人」しかいないんじゃない!?
レオ以外は、聞ける人なのよね・・。
口で喋ったのと、心の呟きの両方に注意しなきゃいけないんじゃない!?
平常心よ私っ・・!!
ブツブツ心で呟いたら召喚の邪魔になっちゃうもんね!?
「ブッキュ!!ブッキュウウ???・・キュウ??
(何なの?ちょっと怖くない??
変なのがクルクルしてんだけど。)」
「シッ・・。エリザベートも黙ってて。
今からレオの大切な神獣を召喚するのよ??」
私は水色の瞳を大きく揺らしてレオを見た。
「ブキュウッ!!ブッキュウィ・・!!
(神獣って仲間なの!?遊べる?
狂暴なのは嫌よ!!)」
自分のことを隅に置いて言いたい放題なエリザベートに苦く笑った。
エリザベートもじっと水色の瞳を大きく揺らしてレオを見た。
「・・・なるほど、そっくりだな。」
「「ん??」」「「ブキュウ??」」
ボソッと聞こえたエヴァンの言葉に私達2人は目を見合わせて首を傾げた。
「心を沈めて、召喚だけに注視するんだ・・。
お前の神獣を呼ぶことだけを考えろ。」
エリアスは、落ち着いた声でレオに伝えるとレオは目を閉じたまま頷いた。
パァッ・・と魔方陣が光り輝いて眩しい円を描き出した。
エリアスの近くで控えていたシリウスも静かに頭を垂れてレオを見ていた。
エリザベートは珍しく静かに腕に抱きかかえられながら水色の瞳を輝かせていた。
その円がレオの身体を包むと、目の開けてられない程の閃光が四方へと放たれた
「ブブッ??!ブキュ???」
「・・うっ!!な、何なの??
眩しくて・・。
目が開けていられないんだけどっ!!」
部屋中に白い光が溢れると、何もかもが見えなくなっていく。
「これは・・・。
すごいな。こんな神力の力は見たことがない!!」
エヴァンも腕で目を押さえてレオの方を細められた瞳で見つめていた。
「パァァァァァァン・・・!!」
「きゃぁぁっ!!?な、何よ、今の音???」
驚いた私は、頭を抱えてしゃがみ込んだ。
大きな破裂音が、部屋中に響き渡ると眩い光はキラキラと宙に消えた。
レオは静まり返った部屋で、ゆっくりと目を見開いた。
エリアスと、エヴァンも黙ったままで魔方陣の上に呆然と立つレオに視線を向けていた。
「そうか・・。
駄目だったのか。
少し残念だったが、仕方ないな。
すまないな、エリアス・・。それにエヴァン様も。」
金色の髪をかき上げると、哀し気な表情でレオは笑った。
不安気な私をゆっくりと見上げたレオは、私にも苦しそうに視線を向けた。
「シア、君にも残念な思いをさせてしまったな。
やはり、俺にはまだ・・。」
「・・・キュウ??
ブッキュウウウウゥィ・・!!?」
勢いよくレオの顔目掛けて突っ込んでいったエリザベートに、私は呆気にとられたまま驚くと
レオもびっくりした表情で顔に掴まった私の神聖獣を引き離した。
「ちょっと・・。どうしたの??
エリザベート!?
いきなり人の顔に突っ込むなっていつも言ってるでしょう??」
「んっ??
そんなに鼻息荒くしてどうしたのよ??」
私は不思議に思って、エリザベートの側へと近寄った。
「ブキュウ!!ブッキュウ??ブブッキュ。」
右手にエリザベートを抱えたレオに、必死でエリザベートは何かを伝えていた。
「グルルルルッ・・・。」
エリアスの隣にいたシリウスも何かに気づいた様子で大きな身体をゆっくりと起こして窓の
方を見た。
「ブッキュウ。・・ブキュウイ!!」
尻尾を全力で振っていたエリザベートは、レオの腕から降りて大きなベランダ近くの窓へと走り出した。
「・・・なぁ、シア。エリザベートは何て言ってるんだ??」
「ちょっと・・。
いいから、こっち来てよって・・。
言ってるようだけど??」
私とレオは目を見合わせると窓の方へと走った。
夜更けで重いカーテンが閉められた窓に吊るされた上質なカーテンの上に、エリザベートは必死で
よじ登ると窓にしがみ付いて空を見上げた。
「えっ??外に何か見えるの??
・・どうしちゃったのよ。
エリザベートったら、変だよ??」
私は、ゆっくりと窓のロックを開錠するとギギギ・・・。
と大きな漆喰で出来た両開きの窓を
開いた。
「ブッキュウ!!!・・ブッキュウ!!!」
開かれた窓から外のベランダへと飛び出したエリザベートは空を仰いで水色の瞳を輝かせた。
シリウスもその隣で天を仰ぐように見上げていた。
月が見えるほどの快晴だった空にモクモクと暗雲が立ち込めた。
物凄い速さで雲が空一杯に広がっていく様子に私は息を飲んだ。
ガッ・・。ピカッ!!
ゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・!!!!
大きな雷が鳴りだして、暗闇に包まれた空の様子をレオと私は驚いたまま
見上げていた。
「キュウウィ・・・!!ブッキュウウ!!」
エリザベートが大きな声で叫ぶと、ドカーンと大きな雷と共に空が稲光を始めた。
「・・・あ、あれは。
レオっ、空だ!!・・遥か遠くの雲の上を見ろっ!!」
いつもは穏やかなエリアスの鬼気迫った声に、私達は驚いてエリアスが指さした空の上空を見上げて息を飲んだ。
「なっ・・。何よ、あれっ!??
あの雲、とても大きな・・。いっ、生き物に見えるわ!?」
雲の割れ間から、見たこともない切れ長の大きな蒼い瞳が現れていた。
「まさか・・・。あれが、俺の神獣なのか??」
エリザベートよりも巨大なその身体をゆっくりと雲の合間から現して降りてくるその生き物は赤い羽根をバサッと羽ばたかせて、長い尻尾には海のような水が渦巻いていた。
見たこともない巨大な龍と大蛇を足したような生き物がこちらを目掛けて降りて来る。
赤い翼と、蒼い瞳・・。
鋭い嘴と大きな牙を持った竜翼獣。
「これは・・・。リヴァイアサンだ!!
レオ、お前の神獣は姫さんのサラマンダーと同じ
竜族の神聖獣で海神の使いである。
・・・リヴァイアサンだったんだ・・!!」
「ウオオオオオォォン・・・。」
大きな叫び声と共に、私達の頭上から見下ろしたリヴァイアサンは長い体を地面へと付けて私達を見た。
鋭い視線と、力強い体に身震いが感じられるような強さを纏っていた。
レオは呆気にとられた表情で、現れた巨大な神聖獣を見上げていた。
「俺の神獣。リヴァイアサン。
・・良かった。来てくれたんだ・・。」
何度も失敗重ねた過去が走馬燈のように思い出されていた・・。
震えていた手をぎゅうっと握りしめた。
レオは、蒼い瞳を揺らして現れた神獣に手を翳した。
静かにレオを見つめたリヴァイアサンは主を見付けるとジッとレオの瞳を見つめた。
その瞬間に、何処からともなく強い風が巻き起こると大きな身体を持ったリヴァイアサンは、レオの手に忠誠を誓うように頭を垂れた。
すごい・・。
レオの神獣が、ついにレオの元へ現れたんだ!!
見たこともない、神がかった光景に私は呼吸をするのも忘れて見入っていた。
「良かったですね!!・・素晴らしい。
さすが、レオノール君。」
瞳を輝かせたエヴァンは嬉しそうにエリアスと視線を交わして頷いた。
「・・・ブッキュウ。」
レオの隣で瞳を輝かせたエリザベートが視線に映り込んだ。
「ん??何だろう・・。
えーと、ちょっと待って??
うちのエリザベートも同じ神聖獣なのよね・・??」
・・同じ竜族なのに、出現の仕方において天と地ほど違うんだけど??
エリザベートの場合、召喚の時に姿を見せない挙句
後ろからペッタペッタ着いて来てリオルグ様に指摘されるまで気づかなかったような・・。
しかも、こんなに圧倒感半端ない神聖獣です!!
・・って登場とは、程遠かったような・・。
「ま、いっか。このリヴァイアサン、神聖獣無双の最上級の予感しかしないわ・・!!」
私は、長い金色の髪を揺らすと嬉しそうにリヴァイアサンとレオの方へと駆け出した。
「レオッ・・!!やったね??
すごいじゃないの!!ふふっ。
これで、ダブル神聖獣無双が可能よ!!
・・粘って、最強なラスボスを手にしたのね!?」
「は??何だって・・、シア。ダブル・・。神聖獣無双って何なんだよ??
また可笑しなことを言って・・。シアやみんなのお陰だ!!有難う・・。」
快晴の笑顔のように、また晴れ渡った空へと変化を遂げた。
暗闇に光を齎す、あの丸い月のようなレオの輝かしい表情に私は目を細めて微笑んだ。
何度も何度も、神獣の召喚に悩み苦しんだレオの元に最強の神聖獣が現れたのだった。
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