転生したらストーカーも転生したようなので、魔術師団に入ります。

館花陽月

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現世

ストークは程々にお願いします!!

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「ハァ!!・・・ハァ!!」

白衣を翻し、研究棟の廊下をヒールで駆け抜ける。

「誰?!・・一体、私が何をしたって言うのよ?!」

息が上がり、呼吸が出来ない。
普段から体を鍛えておけば良かった!!

インドアな自分の日常生活に、非情に後悔していた。


カッンカッンカッン!!

私は、必死で階段を駆け登り、震える手に握りしめていた鍵で研究室の扉を開け、一目散に中へと駆けこんでガチャリと鍵をかけた。


いつもはわいわい人が集っている隣の実験室へ入ると、珍しく誰も居なかった。

「・・・そんな。今日はゼミの飲み会だから、みんな先に出たのかな・・??」

不安で、膝が諤々する。

誰もいない院性室。

誰かが追いかけて来ている・・・。

まるで○サスペンス劇場じゃない!!?

「あ!そうだ、警察に電話・・・。」
慌ててポケットに入った携帯を取り出して110番に
電話をかける。

「・・・はい。もしもし、こちら○○○警察・・。」

トントン!!トントン!!

急に私が入ってきた隣の研究室の扉へのノック音が聞こえた。

「あの・・私・・今、○○大学院の○○研究棟の405号室に・・・」

ガチャガチャガチャ!!!
ドンドン!!ドンドン!!

カチャカチャ・・・。ガチャン!!

え・・。今、隣の部屋の鍵が・・開けられた!?

キィ・・・ガチャン。

コツンコツン・・・。

誰かが、隣の部屋に侵入した足音が聞こえた。



「もしもし、○○大学ですか?もしもし、どうしたんですか?・・も・・」


私は携帯を持つ手が震えだし、ガシャン!!!と携帯を取り落とした。

入って来た人影は、隣の部屋の物音に気付いたようで、続き部屋のドアの方へ向かっている。

私は、ガクガク震えながら電気を消し、ベランダへと続く窓の外に隠れた。

隣の部屋に入って来た侵入者は、暗闇の中で誰かを探している様子だった。

実験室の窓の外で震えながら、どうか見つからないようにと願った私の願いは打ち破られた。
ベランダへと続く窓の方へと、足音が向かって来たのだった。

・・・何なの?!
一体、何でこんな事になっているの?!

震える足で必死に室外機の横で息を潜める。

ベランダへと入ってきた人影から逃げようと、咄嗟に立ち上がろうとした瞬間・・・。
足元にあったプランターに思い切り足を取られて、ベランダの外へと飛び出す。



目の前にあったベランダの手すりより先の宙へと
体が舞い上がった。
視界が急激な速さで地表へと向かう。

人影は慌てて、私の方へと走ってくる。


「きゃあああああぁあああああ!!!」


地面へと落ちていく途中で、私は・・意識を手放した。




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