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シーグラルド公国編
愛しき再会。
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怪しく鈍色に光る大きな筒が重なった大砲の数々が、無数に並んでいた。
「何だこれは・・・。
ここ一帯の土地に仕掛けられた、この武装兵器の数々は何なのだ・・。」
紅い瞳を大きく開き、驚いた様子で辺りを見渡すランドルはアスコットら第3師団の者達と共に、国境の境に急ぎ訪れていたのであった。
山間部が抉り取られるように、地形の形を大きく変容させていた山の中に数々の魔科学の結晶である戦闘の為の兵器が並び置かれていた。
アスコット率いる第3師団と、ランドル、メイデルの一行はマグダリア王国と、シーグラルド公国の国境の堺にある山間の町「マルクル」に滞在していた。
「これをどう思う?ランドル君。
ここはマグダリア王国の国境の要の場所ですが・・メイデル殿下もこれをご存じでしたか?」
「・・・まさか、全く知らされておらぬぞ。
なんなんだ・・これは!?」
「我が部隊は、セレーナ捜索の為にこの1か月に及びマグダリアとシーグラルドを捜索して来たのですが、スコーピオンと我がカルドリア、マグダリア両国の情報収集も重ねて行っておりました。・・知れば知るほど、2国の動きが不穏なのです!」
「何故だ?マグダリアだけでなく、カルドリアもこの武装兵器の配置に噛んでいると?」
「はい・・。それは間違いないのです。この目で確認致しました!」
リンダが、恐る恐るランドルへと報告する。
アスコットも、強い瞳で頷いた。
「スコーピオンはここら辺一帯では救世主軍と呼ばれています。
総・・いや、アリストラド殿の率いる組織の話を
民から話を聞くうちに、その組織の全容が理解出来たのです。
何故、救世主軍と呼ばれる所以は、まさに人々を救い、権力と戦う組織として存在し、搾取と戦い、貧困に喘ぐ人々を助けておりました・・・。」
アスコットは、早くに魔術師団に入団した。
その当時、総長であったアリストラドの元で何年も鍛錬を続け、皆が常に尊敬の眼差しで見つめていた存在だった。
彼の王家の人間への反逆の意思を持ち、魔術師団に反旗を翻したと聞いた時には、耳を疑った。
その情報を誰よりも信じられなかったのだった。
優しく、家族のように温かかった魔術師団。
それを強く導く、誰よりも頼れる総長。
ここ、マルクルでも英雄的な扱いを受けるスコーピオンと、その首領は民の光であったのだった。
「何が起こっているんだ・・。
「クロニクル」の地下の物騒な兵器の製造といい!!
このマルクルでの武装なぞ、私にも降りて来ていない情報だぞ。
こんな兵器、一体誰が運び入れたのだ?」
メイデルは眼鏡の先のルビーのような瞳を揺らし、表情を曇らせた。
ランドルは、メイデルの様子を見下ろしてアスコットに静かに尋ねた。
「アスコット、この兵器は多分、「クロニクル」で製造している魔科学兵器だと思うのだが・・。
これを運びいれた者は、カルドリアの国の者だと話していたな。
お前達はその姿を確認したのだろう?
・・・それは誰だ?」
「ランドル君は、もう勘付いているのではないかな?
そうだよ、この兵器をここに配置した人物はカルドリアの、我ら魔術師団の団員だった。」
納得したように、ランドルは目を瞑る。
メイデルは驚いた表情で、アスコットへ大きな声で問う。
「何故だ!?何故、魔術師団が我が国の国境に兵器を持ち込むのだ?意味が分からぬ・・・。」
「スコーピオンの本拠地がシーグラルド公国にあると勘付いた両国が、脅しの為にこれを配置したのか、スコーピオンを敵として、戦争をしたいのか・・。
意図は分からないのです。
だが、この行為は両国だけでなく、シーグラルドを巻き込んだ戦争へと発展し、更に民の暮らしを脅かす行為となっていくと思うんだ。
メイデル殿下、ランドル君・・。これをどうする?」
「魔術師団が運び入れているとなると、カルドリア王家の命が降りている。
しかも、マグダリア王家も噛んでいるとなると・・。
我らの判断だけでは難しいな。」
衝撃を受けたように、兵器を見やるメイデルと、ランドルの考えを待つアスコット達第3師団はその場に静かに立ち尽くしていた。
「・・・っ誰だ!?」
強い視線を感じたアスコットはサッと身を翻し、視線の先へと青い瞳を走らす。
ランドルも魔剣の柄をグッと握る。
「ア、アスコット?!アスコットなのか?」
聞き覚えのある声が遠くから聞こえた。
同じ魔術師団の師団長の声・・。
カルドリア王子、クレードの声だった。
クレードは青い髪を揺らし、爽やかな緑色の瞳を煌かせ嬉しそうに走って来る。
ランドルは、まだ安心出来ぬ様子で柄を掴んだまま険しい表情で見つめていた。
その時、クレードの後ろから、薄い茶色の髪を揺らして走る少女を捉えた。
アレクサンドライトの瞳を美しく輝かせ、こちらへと近づいて来る。
時が、止まったようにランドルはその愛しい者の姿を見つめた。
「おっ、ランドルもいるぞ!!なんだ?!メイデルまでいるじゃないか!」
クレードは嬉しそうに、目を細め微笑みながら近づいて来た。
嬉しそうなクレードの側を一瞬で駆け抜け、セレーナの側へとランドルは駆けた。
太陽の光が当たり、碧や青の色味を称えた瞳に深紅の瞳が映る。
「セレーナ!!・・・セレーナ・・・・。
無事で、無事で良かった!!」
「ランドル様?!・・・びっくりした。
足が速いのですね。
さっきは遠くに見えてましたのに!?
驚きましたー!」
ガシッと肩を掴まれ、唖然とするセレーナの瞳は明るかった。
「馬鹿っ。お前・・。どれほど心配したか分かっているのか?
生きた心地がしなかったのだぞ!!」
「はい、心配かけてごめんなさい。
ただ今戻りました!
私も、ずっと貴方に会いたかったんですよ?」
涙目のランドルは思い切りセレーナを抱きしめる。
呼吸が出来ないぐらいの強い抱擁に顔が真っ赤になっていく。
「く・・苦しいです!
折角会えたのに・・死んでしまいます・・!」
「ランドル、気持ちは分かるけど。力、強すぎだぞ!!」
クレードの突っ込みにムッした表情を浮かべ、一旦離してセレーナを見下ろす。
嬉しそうに、色気の滲み出る紅い瞳を見つめて私はドキリとする。
「色々聞きたい事もあるが、私はもう2度とお前を離す気はないぞ。」
「そうですか・・。弱りましたね!
私は今は魔術師団に戻る気はないのです。
それでも、私と一緒にいたいのですか?」
「そうだな・・。私も今の魔術師団には思うところもある。
スコーピオンに入る訳にはいかぬが、それはお前の事だから選ばぬだろう。
セレーナ、お前が決めた道に付き従うよ。
お前と一緒なら地獄でも共に行く。」
「ランドル様らしいですね・・。でも、馬鹿はそちらですから。」
そう言って私は笑った。
はははっとランドルも笑う。
「変わらぬな・・。愛してるセレーナ。
・・・・馬鹿で結構だ。」
さっきよりは少し優しく抱きしめられ、私は身を預けた。
ああ。
この人の胸の中に帰って来たのだと心から安堵したのだった。
皆が見ているのに恥ずかしいなんて思いは、今のセレーナには無かった。
ランドルの嬉しさで震える腕に、自分の手を重ねてしっかりと抱きしめた。
普段はあまり感情を出さないランドルの大きな声に、魔術師団員や師団長達、そしてメイデルは少し驚きながらも、その様子を見て微笑む。
「ランドル君、僕も後で抱き着くからね!!
早くセレーナを解放してよー。」
「セレーナ!!リンダもいるわよ。順番待ちで並んでおくわ!」
クレードも、何故かちゃっかり、抱き着き待ちの順番待ちの列に並ぶのだった。
「相変わらず、魔窟のカリスマは健在だな。」
苦笑いを浮かべたランドルをセレーナは不思議そうに眺めた。
みんなの顔を見渡しながら、微笑みを浮かべるセレーナの頬に、静かに口づける。
あのアレキサンドライトの瞳を曇らせ、涙を浮かべ消え去った少女との1か月ぶりの再会だった。
「何だこれは・・・。
ここ一帯の土地に仕掛けられた、この武装兵器の数々は何なのだ・・。」
紅い瞳を大きく開き、驚いた様子で辺りを見渡すランドルはアスコットら第3師団の者達と共に、国境の境に急ぎ訪れていたのであった。
山間部が抉り取られるように、地形の形を大きく変容させていた山の中に数々の魔科学の結晶である戦闘の為の兵器が並び置かれていた。
アスコット率いる第3師団と、ランドル、メイデルの一行はマグダリア王国と、シーグラルド公国の国境の堺にある山間の町「マルクル」に滞在していた。
「これをどう思う?ランドル君。
ここはマグダリア王国の国境の要の場所ですが・・メイデル殿下もこれをご存じでしたか?」
「・・・まさか、全く知らされておらぬぞ。
なんなんだ・・これは!?」
「我が部隊は、セレーナ捜索の為にこの1か月に及びマグダリアとシーグラルドを捜索して来たのですが、スコーピオンと我がカルドリア、マグダリア両国の情報収集も重ねて行っておりました。・・知れば知るほど、2国の動きが不穏なのです!」
「何故だ?マグダリアだけでなく、カルドリアもこの武装兵器の配置に噛んでいると?」
「はい・・。それは間違いないのです。この目で確認致しました!」
リンダが、恐る恐るランドルへと報告する。
アスコットも、強い瞳で頷いた。
「スコーピオンはここら辺一帯では救世主軍と呼ばれています。
総・・いや、アリストラド殿の率いる組織の話を
民から話を聞くうちに、その組織の全容が理解出来たのです。
何故、救世主軍と呼ばれる所以は、まさに人々を救い、権力と戦う組織として存在し、搾取と戦い、貧困に喘ぐ人々を助けておりました・・・。」
アスコットは、早くに魔術師団に入団した。
その当時、総長であったアリストラドの元で何年も鍛錬を続け、皆が常に尊敬の眼差しで見つめていた存在だった。
彼の王家の人間への反逆の意思を持ち、魔術師団に反旗を翻したと聞いた時には、耳を疑った。
その情報を誰よりも信じられなかったのだった。
優しく、家族のように温かかった魔術師団。
それを強く導く、誰よりも頼れる総長。
ここ、マルクルでも英雄的な扱いを受けるスコーピオンと、その首領は民の光であったのだった。
「何が起こっているんだ・・。
「クロニクル」の地下の物騒な兵器の製造といい!!
このマルクルでの武装なぞ、私にも降りて来ていない情報だぞ。
こんな兵器、一体誰が運び入れたのだ?」
メイデルは眼鏡の先のルビーのような瞳を揺らし、表情を曇らせた。
ランドルは、メイデルの様子を見下ろしてアスコットに静かに尋ねた。
「アスコット、この兵器は多分、「クロニクル」で製造している魔科学兵器だと思うのだが・・。
これを運びいれた者は、カルドリアの国の者だと話していたな。
お前達はその姿を確認したのだろう?
・・・それは誰だ?」
「ランドル君は、もう勘付いているのではないかな?
そうだよ、この兵器をここに配置した人物はカルドリアの、我ら魔術師団の団員だった。」
納得したように、ランドルは目を瞑る。
メイデルは驚いた表情で、アスコットへ大きな声で問う。
「何故だ!?何故、魔術師団が我が国の国境に兵器を持ち込むのだ?意味が分からぬ・・・。」
「スコーピオンの本拠地がシーグラルド公国にあると勘付いた両国が、脅しの為にこれを配置したのか、スコーピオンを敵として、戦争をしたいのか・・。
意図は分からないのです。
だが、この行為は両国だけでなく、シーグラルドを巻き込んだ戦争へと発展し、更に民の暮らしを脅かす行為となっていくと思うんだ。
メイデル殿下、ランドル君・・。これをどうする?」
「魔術師団が運び入れているとなると、カルドリア王家の命が降りている。
しかも、マグダリア王家も噛んでいるとなると・・。
我らの判断だけでは難しいな。」
衝撃を受けたように、兵器を見やるメイデルと、ランドルの考えを待つアスコット達第3師団はその場に静かに立ち尽くしていた。
「・・・っ誰だ!?」
強い視線を感じたアスコットはサッと身を翻し、視線の先へと青い瞳を走らす。
ランドルも魔剣の柄をグッと握る。
「ア、アスコット?!アスコットなのか?」
聞き覚えのある声が遠くから聞こえた。
同じ魔術師団の師団長の声・・。
カルドリア王子、クレードの声だった。
クレードは青い髪を揺らし、爽やかな緑色の瞳を煌かせ嬉しそうに走って来る。
ランドルは、まだ安心出来ぬ様子で柄を掴んだまま険しい表情で見つめていた。
その時、クレードの後ろから、薄い茶色の髪を揺らして走る少女を捉えた。
アレクサンドライトの瞳を美しく輝かせ、こちらへと近づいて来る。
時が、止まったようにランドルはその愛しい者の姿を見つめた。
「おっ、ランドルもいるぞ!!なんだ?!メイデルまでいるじゃないか!」
クレードは嬉しそうに、目を細め微笑みながら近づいて来た。
嬉しそうなクレードの側を一瞬で駆け抜け、セレーナの側へとランドルは駆けた。
太陽の光が当たり、碧や青の色味を称えた瞳に深紅の瞳が映る。
「セレーナ!!・・・セレーナ・・・・。
無事で、無事で良かった!!」
「ランドル様?!・・・びっくりした。
足が速いのですね。
さっきは遠くに見えてましたのに!?
驚きましたー!」
ガシッと肩を掴まれ、唖然とするセレーナの瞳は明るかった。
「馬鹿っ。お前・・。どれほど心配したか分かっているのか?
生きた心地がしなかったのだぞ!!」
「はい、心配かけてごめんなさい。
ただ今戻りました!
私も、ずっと貴方に会いたかったんですよ?」
涙目のランドルは思い切りセレーナを抱きしめる。
呼吸が出来ないぐらいの強い抱擁に顔が真っ赤になっていく。
「く・・苦しいです!
折角会えたのに・・死んでしまいます・・!」
「ランドル、気持ちは分かるけど。力、強すぎだぞ!!」
クレードの突っ込みにムッした表情を浮かべ、一旦離してセレーナを見下ろす。
嬉しそうに、色気の滲み出る紅い瞳を見つめて私はドキリとする。
「色々聞きたい事もあるが、私はもう2度とお前を離す気はないぞ。」
「そうですか・・。弱りましたね!
私は今は魔術師団に戻る気はないのです。
それでも、私と一緒にいたいのですか?」
「そうだな・・。私も今の魔術師団には思うところもある。
スコーピオンに入る訳にはいかぬが、それはお前の事だから選ばぬだろう。
セレーナ、お前が決めた道に付き従うよ。
お前と一緒なら地獄でも共に行く。」
「ランドル様らしいですね・・。でも、馬鹿はそちらですから。」
そう言って私は笑った。
はははっとランドルも笑う。
「変わらぬな・・。愛してるセレーナ。
・・・・馬鹿で結構だ。」
さっきよりは少し優しく抱きしめられ、私は身を預けた。
ああ。
この人の胸の中に帰って来たのだと心から安堵したのだった。
皆が見ているのに恥ずかしいなんて思いは、今のセレーナには無かった。
ランドルの嬉しさで震える腕に、自分の手を重ねてしっかりと抱きしめた。
普段はあまり感情を出さないランドルの大きな声に、魔術師団員や師団長達、そしてメイデルは少し驚きながらも、その様子を見て微笑む。
「ランドル君、僕も後で抱き着くからね!!
早くセレーナを解放してよー。」
「セレーナ!!リンダもいるわよ。順番待ちで並んでおくわ!」
クレードも、何故かちゃっかり、抱き着き待ちの順番待ちの列に並ぶのだった。
「相変わらず、魔窟のカリスマは健在だな。」
苦笑いを浮かべたランドルをセレーナは不思議そうに眺めた。
みんなの顔を見渡しながら、微笑みを浮かべるセレーナの頬に、静かに口づける。
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