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7. 身分差カップル?
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4月23日(月)。
月曜の5時間目は学活だ。今日は学級委員長が決まる。
この中学校には、学校生活にある程度慣れてから各委員会を決めるというルールがあり、入学してから3週目の今日に各委員会を決定することとなった。
「はーい、そしたらまずは学級委員長から決めちゃいましょー!」
倉橋先生は、3年目の24歳。とても可愛くて、特に男子生徒に人気がある。「先生ー可愛い付き合ってええええ」なんて叫んでしまう男子生徒がうじゃうじゃいるようだ。冷静で人生を達観しているように見えるノリも、授業中は倉橋先生の顔にしか目が行かず、大得意な国語の授業でさえ内容が入ってこない。
そんなアイドルみたいな先生の開会宣言の元、学級委員長男女1名ずつを選ぶ会議に入った。
「んー。女の子の方が先に決まりやすいかしら。立候補者はいる?」
手を挙げたのはなーちゃんと、例のスクールカーストをクラスメイトに説き続けていた渡辺喜久子。
「立候補者は2人ね。クラスメイトの投票で決めましょう。河野さん、渡辺さん、どうかしら」
「は、はい。大丈夫です」
2人は声を合わせて返事をした。
かくして、クラスメイトによる投票が始まったわけである。
2018年度の1年2組が発足して数週間。小学校時代からの人望もあれば、別の小学校出身のクラスメイトともコミュニケーションも自然にできているなーちゃんが優勢であることは間違いない。
喜久子はスクールカーストという言葉を多くのクラスメイトに、まるで悪徳宗教家もしくは当たらない占い師のごとく、鬼の形相で語っていた。そう、全てはこの選挙のためだったのである。
「開票しまーす!有効得票数は38、河野さんに30票、渡辺さんに8票でした。よって、このクラスの学級委員長、女子は河野さんに決定です!」
喜久子の表情が険しく、何かに追われたような顔になった。どうやら自分が学級委員長になってクラスのカーストを全て決めて自分のやりやすいようにしたかったらしいが、なーちゃんの美女っぷりと人望には全く歯が立たなかったという事実を、全く受け入れられていないようだ。
「続いて男子ー!えらびますよぉぉ!」
「はぁぁぁい!」
男子全員が、アイドルのライブの観客の如く返事をした。元気なのは返事だけで、男子の立候補者はゼロだった。
「んもぉっ!男らしくないぞ!もういい、あたしが決めちゃう!」
倉橋先生はアイドルのような喋り方でクラスの男子たちを整列させた。
「列の先頭6列のうち4人が男の子だったので、この4人で選挙をしようと思います!」
ノミネートされたのは
ノリ、牧原俊、斉木聡馬、大森光二の4人だ。
牧原俊は話題の中心になって周りを盛り上げるタイプ。ただ女子にモテる感じではない。
斉木聡馬はかなり「不思議ちゃん」な子である。小学校時代もクライスメイトとコミュニケーションがなかなか取れずに嫌われることが多かったが、ノリやなーちゃん、優子とはそれなりに話せるタイプである。
大森光二は小学生時代にノリと一緒にミニバスケットボールチームに所属しており、中1にも関わらず176センチ。ちなみにかなりのイケメンである。
「みんな、投票はできた?集めますねぇ」
倉橋先生が投票用紙を集め、結果が発表される。
「はーい!投票の結果、石原くんが学級委員長でーす!」
(なんでだ、なんで俺が。目立つのは好きじゃないんだけどな…)
「ノリ!よろしくね」
なーちゃんの笑顔を見て、ノリは仲の良いメンバーと一緒なら、少しは頑張ろうという気になった。
学級会終了後、教室の隅で光が1人でつぶやいた。
「委員長は河野さんと石原くん。身分差カップルよ。本来はこんなことが起きちゃだめなの。ああいうのはカースト上位の子達がやることなのに」
月曜の5時間目は学活だ。今日は学級委員長が決まる。
この中学校には、学校生活にある程度慣れてから各委員会を決めるというルールがあり、入学してから3週目の今日に各委員会を決定することとなった。
「はーい、そしたらまずは学級委員長から決めちゃいましょー!」
倉橋先生は、3年目の24歳。とても可愛くて、特に男子生徒に人気がある。「先生ー可愛い付き合ってええええ」なんて叫んでしまう男子生徒がうじゃうじゃいるようだ。冷静で人生を達観しているように見えるノリも、授業中は倉橋先生の顔にしか目が行かず、大得意な国語の授業でさえ内容が入ってこない。
そんなアイドルみたいな先生の開会宣言の元、学級委員長男女1名ずつを選ぶ会議に入った。
「んー。女の子の方が先に決まりやすいかしら。立候補者はいる?」
手を挙げたのはなーちゃんと、例のスクールカーストをクラスメイトに説き続けていた渡辺喜久子。
「立候補者は2人ね。クラスメイトの投票で決めましょう。河野さん、渡辺さん、どうかしら」
「は、はい。大丈夫です」
2人は声を合わせて返事をした。
かくして、クラスメイトによる投票が始まったわけである。
2018年度の1年2組が発足して数週間。小学校時代からの人望もあれば、別の小学校出身のクラスメイトともコミュニケーションも自然にできているなーちゃんが優勢であることは間違いない。
喜久子はスクールカーストという言葉を多くのクラスメイトに、まるで悪徳宗教家もしくは当たらない占い師のごとく、鬼の形相で語っていた。そう、全てはこの選挙のためだったのである。
「開票しまーす!有効得票数は38、河野さんに30票、渡辺さんに8票でした。よって、このクラスの学級委員長、女子は河野さんに決定です!」
喜久子の表情が険しく、何かに追われたような顔になった。どうやら自分が学級委員長になってクラスのカーストを全て決めて自分のやりやすいようにしたかったらしいが、なーちゃんの美女っぷりと人望には全く歯が立たなかったという事実を、全く受け入れられていないようだ。
「続いて男子ー!えらびますよぉぉ!」
「はぁぁぁい!」
男子全員が、アイドルのライブの観客の如く返事をした。元気なのは返事だけで、男子の立候補者はゼロだった。
「んもぉっ!男らしくないぞ!もういい、あたしが決めちゃう!」
倉橋先生はアイドルのような喋り方でクラスの男子たちを整列させた。
「列の先頭6列のうち4人が男の子だったので、この4人で選挙をしようと思います!」
ノミネートされたのは
ノリ、牧原俊、斉木聡馬、大森光二の4人だ。
牧原俊は話題の中心になって周りを盛り上げるタイプ。ただ女子にモテる感じではない。
斉木聡馬はかなり「不思議ちゃん」な子である。小学校時代もクライスメイトとコミュニケーションがなかなか取れずに嫌われることが多かったが、ノリやなーちゃん、優子とはそれなりに話せるタイプである。
大森光二は小学生時代にノリと一緒にミニバスケットボールチームに所属しており、中1にも関わらず176センチ。ちなみにかなりのイケメンである。
「みんな、投票はできた?集めますねぇ」
倉橋先生が投票用紙を集め、結果が発表される。
「はーい!投票の結果、石原くんが学級委員長でーす!」
(なんでだ、なんで俺が。目立つのは好きじゃないんだけどな…)
「ノリ!よろしくね」
なーちゃんの笑顔を見て、ノリは仲の良いメンバーと一緒なら、少しは頑張ろうという気になった。
学級会終了後、教室の隅で光が1人でつぶやいた。
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