116 / 259
第二章 騎士祭までに噂なんて吹き飛ばしちゃえ!
嵐の前の静けさ
しおりを挟む
「我は世界を作りし者、理を与えた者なり。生きとし生ける者は我のモノなり。光と闇を作りて、世界を送ろう。光の神デアハウザー 、闇の神アンラマンユ、二対は最高神なり。世界を作り給いて、我らに大地を与えた者なり。裁定を与えよう。我は神なり。全てを導こう。己が運命を進むために」
ガイアノスの魔法が完成すると、天空から大きな稲妻が発生した。
天がまるで味方しているかのように裁きの雷が魔物の大群をすべて丸焦げにした。
十ほどいたデビルキングを一瞬で殺すなどどの騎士にも不可能なことなのにだ。
「あの魔物たちを一撃で……だと?」
セルランも規格外の攻撃に戸惑いを隠せていない。
まさかガイアノスが百の魔物を一瞬で殺す魔法と魔力を持っているとは思ってもみなかったのだ。
そこでガイアノスの髪が変色し始めた。
中央から右側の髪の毛がすべて黒色に変わったのだ。
「これを見ろ! 蒼の髪の伝承と同じく我が国に伝わる王の伝承。我は伝承を受け継ぐ者なのだ。我が国に喝采あれ!」
「「おおおお!」」
あまりにも強力な魔法と伝承にある変化が起きたことで、すべての学生が自然と受け入れた。
新しき王、ガイアノスと。
わたしが席に座っていると、ウィリアノスさまが帰ってきた。
「くそっ、ガイアノスはどうしてあんなに魔力が増えているんだ」
席にどかっと座って悩んでいた。
兄弟がいきなり王位継承権一位と聞かされれば動揺もするだろう。
わたしはどう声を掛けたらいいか迷ったが結局何も言ってあげることができなかった。
そして今回は魔物の襲撃があったので閉会式は取りやめとなった
七日後にわたしの離宮で頑張ったみんなを労うためにパーティを催した。
前回よりも参加者も多かったが、無事大広間に入りきった。
わたしは最初の挨拶を行なった。
「本日はお集まりいただきありがとうございます。わたくしが居ない間も騎士祭へ向けて頑張った側近に、錬金術の研究所、そして水の女神の各々、全員の力があって、騎士祭優勝という素晴らしい結果でした。前までは領地ごとの連携がほとんどなかったのにも関わらず、今では手を取り合って一つの目標に向かって進む皆さんにわたくしは本当に勇気付けられます。そしてそのみなさんの頑張りもあり、魔法際に続いて……」
わたしはひと息溜めた。
「騎士祭も優勝となりました!」
「「おおおおお!」」
一斉に拍手喝采が起きた。
全員の頑張りもあったので、このような結果になったのだ。
最初は資金不足で大変な目にあったが、どうにか資金繰りがうまくいったので、無事騎士祭も乗り越えられた。
まだまだヨハネの件もあるが、これから頑張っていけばいい。
学生たちも連続して優勝したので楽しく食事を楽しんでいる。
わたしもゆっくり食事とお話を楽しみながら、宴会を終えたのだった。
そして次はとうとうカジノの箔を付けるためわたしはホテルへ向かうことになった。
今回の招待は側近全員だったため、護衛としてセルランとステラについてもらい、サラスを除いて全員が招待客として向かうことになった。
馬車に乗っているときにレイナが不安げに聞いてきた。
「一体どのようになっているのでしょう。マリアさまの格に合うように作り替えたのでしょうね?」
「もちろんですとも。そうでなければ、姫さまの名前は使いません。上級貴族のお客さまも多いので内装に関しまして特に気を遣いました」
クロートは余裕げに答えた。
この馬車の中はあの日の夜について知っている者しかしいない。
だから隠すことなく話すことができるのだ。
「楽しみですね。姫さまが経営するホテルへ行けるなんて。クロート、あなたが招待を出してくれて本当によかったです。わたくしも予約を入れたのですが、二つの季節分、予約がいっぱいでしたから」
「さすがね、ラケシス……」
ラケシスの行動の早さにそんな言葉しかでなかった。
一体どのように変化しているのか。
わたしは楽しみにしながらホテルへ着くのを待っていた。
「着いたようです。では向かいましょう」
ホテルへ辿り着くとすぐにホテルを任せている者たちが迎えにきて、従業員全員で道を作ってわたしたちを歓迎した。
赤いカーペットを進み、ホテル内へ入るとまるでお城の玄関のようになっていた。
「やはり玄関はお客さまの第一印象を変えますから、慣れているお城の玄関をイメージしました。これで前のように安くは見えないでしょう」
「あなたのこだわりを感じます。カジ……遊技場は上ですか?」
危うくカジノと言いかけたが、ギリギリで言い換えられた。
クロートは首を振って答えた。
「いえ、目の前にある扉の奥です」
どうやらもう隠すことはしていないようだ。
一体どのようになっているのか。
その扉が開かれると、まるで社交場のようにシャンデリアが吊るされ、中央には大きなダンス場があり、色々な催しを楽しめるようになっていた。
そして遊び場として、カードやわたしがした球を転がすゲーム、そして色々なゲームが置かれていた。
タバコは禁止しているようなので、煙たいこともない。
全員がしっかりした服装なので、同じカジノでも変わって見えた。
わたしが入場したことで、お客たちも遊びをやめてわたしに一礼した。
「では、姫さま、最初の挨拶だけしていただいたあとはゆっくりお楽しみください」
わたしはダンス場の中央に向かい、この店の経営をしている身として挨拶をした。
「本日はわたくしが出資しているホテルへ足をお運びいただきありがとうございます。来ていただいている方の中にはよく見知った方も来られているので大変嬉しく思います。今回は特別なイベントも用意しているようなので、是非ともお楽しみくださいませ」
拍手がなり、わたしは中央の席へと座った。
今回は特別に劇をやってくれるみたいで、異国の王子と姫の恋愛物語を十分に堪能した。
そして全員で踊りや音楽が鳴っている中ゲームをやってみた。
わたしはカードゲームで手札にカードの役を揃えるポーカーというものをやった。
「なかなか欲しいカードがきませんわね。でも下僕は強いのね」
わたしは何度も下僕に負けている。
勝つこともあるがいつも大勝ちするのは下僕だけだ。
レイナも手札を見て、ため息をこぼした。
「わたくしはほとんど負けです。マリアさまは幸運があることはわかっていますが、何故下僕ばかりがこんなに勝つのですか」
「このゲームは、ハッタリをどこで使うかですからね。慣れてないと難しいと思いますよ」
「下僕のくせに今日は自信満々ね。でもそろそろわたくしも慣れてきたところよ」
どうやら下僕はこのゲームの特性に気付いているようだ。
わたしとレイナはこの後も下僕にしてやられた。
ラケシスとアスカ、ヴェルダンディはわたしが前にやった玉転がしのゲームをやっていた。
「ぎゃああ! また負けたよ! 」
「またまた勝っちゃいました」
「アスカも運がいいのね。わたくしも次こそは」
三人とも熱中している。
ディアーナとリムミントは二人で仲良く飲み物を飲みながら、踊りを楽しんでいた。
ゆっくりと普段できないような体験をして、わたしたちは十分に休養を取れた。
その後寮に戻り、サラスがわたしに聞いてきた。
「姫さま、ホテルはいかがでしたか」
「楽しかったですよ。劇に踊りに遊び。前のは見る影もありません」
「前? 今回が初めてのご招待ではなかったですか?」
わたしはまた余計な一言を言ってしまった。
慌てて訂正する。
「そうクロートに聞いているだけです」
オホホ、と扇子を手に持って誤魔化した。
サラスは特に追求することなく、一枚の紙を渡してきた。
「姫さま、ステラへ求婚のお話でございます」
「え?」
唐突な話にわたしの胸が痛んだ。
わたしはずっと一緒に居てくれた騎士とお別れをしなくてはいけないのかもしれない。
第二章 騎士祭までに噂なんて吹き飛ばしちゃえ! 完
ガイアノスの魔法が完成すると、天空から大きな稲妻が発生した。
天がまるで味方しているかのように裁きの雷が魔物の大群をすべて丸焦げにした。
十ほどいたデビルキングを一瞬で殺すなどどの騎士にも不可能なことなのにだ。
「あの魔物たちを一撃で……だと?」
セルランも規格外の攻撃に戸惑いを隠せていない。
まさかガイアノスが百の魔物を一瞬で殺す魔法と魔力を持っているとは思ってもみなかったのだ。
そこでガイアノスの髪が変色し始めた。
中央から右側の髪の毛がすべて黒色に変わったのだ。
「これを見ろ! 蒼の髪の伝承と同じく我が国に伝わる王の伝承。我は伝承を受け継ぐ者なのだ。我が国に喝采あれ!」
「「おおおお!」」
あまりにも強力な魔法と伝承にある変化が起きたことで、すべての学生が自然と受け入れた。
新しき王、ガイアノスと。
わたしが席に座っていると、ウィリアノスさまが帰ってきた。
「くそっ、ガイアノスはどうしてあんなに魔力が増えているんだ」
席にどかっと座って悩んでいた。
兄弟がいきなり王位継承権一位と聞かされれば動揺もするだろう。
わたしはどう声を掛けたらいいか迷ったが結局何も言ってあげることができなかった。
そして今回は魔物の襲撃があったので閉会式は取りやめとなった
七日後にわたしの離宮で頑張ったみんなを労うためにパーティを催した。
前回よりも参加者も多かったが、無事大広間に入りきった。
わたしは最初の挨拶を行なった。
「本日はお集まりいただきありがとうございます。わたくしが居ない間も騎士祭へ向けて頑張った側近に、錬金術の研究所、そして水の女神の各々、全員の力があって、騎士祭優勝という素晴らしい結果でした。前までは領地ごとの連携がほとんどなかったのにも関わらず、今では手を取り合って一つの目標に向かって進む皆さんにわたくしは本当に勇気付けられます。そしてそのみなさんの頑張りもあり、魔法際に続いて……」
わたしはひと息溜めた。
「騎士祭も優勝となりました!」
「「おおおおお!」」
一斉に拍手喝采が起きた。
全員の頑張りもあったので、このような結果になったのだ。
最初は資金不足で大変な目にあったが、どうにか資金繰りがうまくいったので、無事騎士祭も乗り越えられた。
まだまだヨハネの件もあるが、これから頑張っていけばいい。
学生たちも連続して優勝したので楽しく食事を楽しんでいる。
わたしもゆっくり食事とお話を楽しみながら、宴会を終えたのだった。
そして次はとうとうカジノの箔を付けるためわたしはホテルへ向かうことになった。
今回の招待は側近全員だったため、護衛としてセルランとステラについてもらい、サラスを除いて全員が招待客として向かうことになった。
馬車に乗っているときにレイナが不安げに聞いてきた。
「一体どのようになっているのでしょう。マリアさまの格に合うように作り替えたのでしょうね?」
「もちろんですとも。そうでなければ、姫さまの名前は使いません。上級貴族のお客さまも多いので内装に関しまして特に気を遣いました」
クロートは余裕げに答えた。
この馬車の中はあの日の夜について知っている者しかしいない。
だから隠すことなく話すことができるのだ。
「楽しみですね。姫さまが経営するホテルへ行けるなんて。クロート、あなたが招待を出してくれて本当によかったです。わたくしも予約を入れたのですが、二つの季節分、予約がいっぱいでしたから」
「さすがね、ラケシス……」
ラケシスの行動の早さにそんな言葉しかでなかった。
一体どのように変化しているのか。
わたしは楽しみにしながらホテルへ着くのを待っていた。
「着いたようです。では向かいましょう」
ホテルへ辿り着くとすぐにホテルを任せている者たちが迎えにきて、従業員全員で道を作ってわたしたちを歓迎した。
赤いカーペットを進み、ホテル内へ入るとまるでお城の玄関のようになっていた。
「やはり玄関はお客さまの第一印象を変えますから、慣れているお城の玄関をイメージしました。これで前のように安くは見えないでしょう」
「あなたのこだわりを感じます。カジ……遊技場は上ですか?」
危うくカジノと言いかけたが、ギリギリで言い換えられた。
クロートは首を振って答えた。
「いえ、目の前にある扉の奥です」
どうやらもう隠すことはしていないようだ。
一体どのようになっているのか。
その扉が開かれると、まるで社交場のようにシャンデリアが吊るされ、中央には大きなダンス場があり、色々な催しを楽しめるようになっていた。
そして遊び場として、カードやわたしがした球を転がすゲーム、そして色々なゲームが置かれていた。
タバコは禁止しているようなので、煙たいこともない。
全員がしっかりした服装なので、同じカジノでも変わって見えた。
わたしが入場したことで、お客たちも遊びをやめてわたしに一礼した。
「では、姫さま、最初の挨拶だけしていただいたあとはゆっくりお楽しみください」
わたしはダンス場の中央に向かい、この店の経営をしている身として挨拶をした。
「本日はわたくしが出資しているホテルへ足をお運びいただきありがとうございます。来ていただいている方の中にはよく見知った方も来られているので大変嬉しく思います。今回は特別なイベントも用意しているようなので、是非ともお楽しみくださいませ」
拍手がなり、わたしは中央の席へと座った。
今回は特別に劇をやってくれるみたいで、異国の王子と姫の恋愛物語を十分に堪能した。
そして全員で踊りや音楽が鳴っている中ゲームをやってみた。
わたしはカードゲームで手札にカードの役を揃えるポーカーというものをやった。
「なかなか欲しいカードがきませんわね。でも下僕は強いのね」
わたしは何度も下僕に負けている。
勝つこともあるがいつも大勝ちするのは下僕だけだ。
レイナも手札を見て、ため息をこぼした。
「わたくしはほとんど負けです。マリアさまは幸運があることはわかっていますが、何故下僕ばかりがこんなに勝つのですか」
「このゲームは、ハッタリをどこで使うかですからね。慣れてないと難しいと思いますよ」
「下僕のくせに今日は自信満々ね。でもそろそろわたくしも慣れてきたところよ」
どうやら下僕はこのゲームの特性に気付いているようだ。
わたしとレイナはこの後も下僕にしてやられた。
ラケシスとアスカ、ヴェルダンディはわたしが前にやった玉転がしのゲームをやっていた。
「ぎゃああ! また負けたよ! 」
「またまた勝っちゃいました」
「アスカも運がいいのね。わたくしも次こそは」
三人とも熱中している。
ディアーナとリムミントは二人で仲良く飲み物を飲みながら、踊りを楽しんでいた。
ゆっくりと普段できないような体験をして、わたしたちは十分に休養を取れた。
その後寮に戻り、サラスがわたしに聞いてきた。
「姫さま、ホテルはいかがでしたか」
「楽しかったですよ。劇に踊りに遊び。前のは見る影もありません」
「前? 今回が初めてのご招待ではなかったですか?」
わたしはまた余計な一言を言ってしまった。
慌てて訂正する。
「そうクロートに聞いているだけです」
オホホ、と扇子を手に持って誤魔化した。
サラスは特に追求することなく、一枚の紙を渡してきた。
「姫さま、ステラへ求婚のお話でございます」
「え?」
唐突な話にわたしの胸が痛んだ。
わたしはずっと一緒に居てくれた騎士とお別れをしなくてはいけないのかもしれない。
第二章 騎士祭までに噂なんて吹き飛ばしちゃえ! 完
0
あなたにおすすめの小説
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
※他サイト様にも掲載中です
魔法使いとして頑張りますわ!
まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。
そこからは家族ごっこの毎日。
私が継ぐはずだった伯爵家。
花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね?
これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。
2025年に改編しました。
いつも通り、ふんわり設定です。
ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m
Copyright©︎2020-まるねこ
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる