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第三章 芸術祭といえば秋、なら実りと収穫でしょ!
閑話ステラの恋愛話7
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あまりにも威圧があったので、それはよかったです、と引き気味に言ってしまった。
「ルキノも本来は休みで気持ちが入らないかもしれないが、少しの間頑張るように」
「いえ、マリアさまのためならいくらでも気合を入れます。ですからどうか気になさらないでください!」
ルキノはやる気満々に答えた。
まだまだ騎士としての実力は半端ではあるが、素直な分すぐに頭角を現すだろう。
「では姫さま、早くしないとサラスさまに叱られますよ。今日は特に怒らせているのですから、これ以上は刺激しないでくださいませ」
わたくしがそう注意すると、姫さまの体がぶるっと震えた。
顔を少し青くして、ボソッと呟いた。
「ーーさま、なんでこんな時に怒らせるのよ」
怒らせたのは貴女ですよ、と言うのは口に出さないであげた。
流石にこれから大変な目に遭うのだから少しくらい人のせいにしたいのだろう。
部屋のドアを開けて、主人を死地へと送り去った。
姫さまが入ってすぐにわたくしはドアを閉めた。
わざとサラスさまの顔を見ないようにしたが、ドア越しから伝わる殺気から今怒っているのが手に取るようにわかった。
「おそーーい! 勉強が嫌だからと逃げるような姫さまをもう許してはおけません!」
「えっ、いや、ちょっと、待ってください! これには大事な事情がーー」
「言い訳するんじゃありません!」
「いたーーい。わかりました! もうこんなことしませんから!」
鞭の音が軽快に響き渡る。
可哀想な姫さまだが自分が蒔いた種だ。
しっかり反省して、サラスさまの機嫌を取ってもらおう。
「それにしても最近のマリアさまはなんだか人が変わられましたね。不敬ではありますが、あのような臣下のために頑張る一面を持っているとはここ数年勤めてようやく気付きました」
ルキノがドアの向こうにいる姫さまについての想いを呟いた。
ルキノもラケシス同様、姫さまが王国院に入られてから側近入りしたので、今と同様の破天荒な姫さまを知らないのだ。
わたくしにとってはやっと昔に戻ったと思うが、彼女たちはウィリアノスさまに熱を入れていた時が普通だと思ってしまっているのだろう。
「それは貴女のせいではないから安心しなさい」
「変わったといえば、時にステラは何か最近いいことがあったのですか?」
突然変なことを言われて、勝手に頭が手紙のことを思い出させる。
自分が書いた手紙の中身がここで反芻してきたせいで、頬が温かくなってくる。
「べ、べつに何も変わっておりませんよ! い、一体急にどうしたのですか?」
ヴェルダンディのことを分かりやすいと言ったが、自分も大概分かりやすいのかもしれない。
しかし、ルキノはうーんと悩んで少し困った顔をしていた。
「やはり気のせいですか。少しは相手の気持ちを察することが出来たと思ったのですが、流石にステラの表情を読むのはまだ難しいですね」
彼女の天然な返答に少しばかり安堵した。
ここは話題を変えよう。
「そういえば、ルキノは結婚を考えていますの?」
「……」
……わたくしのバカ!
なんで自分が隠したい話題を出してしまうのか。
ルキノもわたくしを見つめて止まっていた。
完全に気付かれたと、わたくしは胸の鼓動を感じ始めた。
「もうステラとも長いですから、隠す必要もないですね」
「……え」
ルキノは少しばかり目を沈ませた。
「わたくしは結婚するつもりはありません。いえ、出来ないんです」
「どういうことですか?」
結婚が出来ないとはどういうことなんだろうか。
彼女も上級貴族であり、少しばかり天然だがそれを補って余る清廉な少女だ。
どうやらわたくしは同僚について知らないことがあったようだ。
「実はわたくしが王国院に入ってすぐ魔物を倒す実戦訓練がありまして、その時に驕っていた自分はさらに強力な魔物に戦いを挑んで返り討ちに遭い、身体には魔法でも消すことのできない大きな傷跡が残ったのです。貴族社会で特に上級貴族の女性が傷を持っているなんて、ステラならどうなるか分かるでしょう」
「ええ」
上級貴族なら特にどれほどの美貌と魔力を持っているかが大事だ。
もし傷があることを誰かに知られれば、永遠に彼女は嘲笑されるだろう。
令嬢からはライバルが減ったと喜ばれ、殿方からは嘲られるのだ。
家でも、結婚できず子供を産めないなら居心地がすごく悪いはずだ。
家庭によっては、外聞を恐れて勘当される恐れだってある。
どうしても隠したい過去であるが、その傷を見るたびに昔の自分の浅はかな行動を悔いているに違いない。
「それは姫さまはご存知なのよね?」
「はい、シルヴィにわたくしの話が入ったようで、マリアさまの護衛騎士なら休む期間があってはいけないので、一生独身でもおかしくないと言われました。だから必死にわたくしも側近入り出来るように勉強と訓練を頑張り、お側を侍ることを許されました」
彼女の苦労は想像を絶することだっただろう。
彼女の家柄は側近の中では、下僕の次に地位が低いはずだ。
そうすると魔力量を補う努力をしないと側近入りはできない。
セルランが天才すぎて忘れてしまうが、ヴェルダンディも天才の一人だ。
アクィエルさまの一番腕が立つ護衛騎士のレイモンドよりも技量は高い。
あと一つの枠に男性、女性関係なく募集が集まるので彼女はまさに人生を掛ける思いで頑張ったのだろう。
「ステラもそろそろ結婚ですか? 」
「わたくしはまだまだ先よ。なかなか良い人に出会えてませんの」
わたくしは手紙のことはおくびも出さずにそう答えた。
「ステラならいい男性と結ばれますよ」
「そうだといいわ。ごめんなさいね、大変な過去を聞いちゃって」
「わたくしは特に気にしていません。今は大変楽しい時間ですから」
ルキノはわたくしに笑顔を向けた。
この子は生粋の騎士なのだろう。
遠くからワゴンを押してくる音が聞こえてきたため、廊下の先を二人で見ると、ラケシスが押してやってきた。
「ルキノも本来は休みで気持ちが入らないかもしれないが、少しの間頑張るように」
「いえ、マリアさまのためならいくらでも気合を入れます。ですからどうか気になさらないでください!」
ルキノはやる気満々に答えた。
まだまだ騎士としての実力は半端ではあるが、素直な分すぐに頭角を現すだろう。
「では姫さま、早くしないとサラスさまに叱られますよ。今日は特に怒らせているのですから、これ以上は刺激しないでくださいませ」
わたくしがそう注意すると、姫さまの体がぶるっと震えた。
顔を少し青くして、ボソッと呟いた。
「ーーさま、なんでこんな時に怒らせるのよ」
怒らせたのは貴女ですよ、と言うのは口に出さないであげた。
流石にこれから大変な目に遭うのだから少しくらい人のせいにしたいのだろう。
部屋のドアを開けて、主人を死地へと送り去った。
姫さまが入ってすぐにわたくしはドアを閉めた。
わざとサラスさまの顔を見ないようにしたが、ドア越しから伝わる殺気から今怒っているのが手に取るようにわかった。
「おそーーい! 勉強が嫌だからと逃げるような姫さまをもう許してはおけません!」
「えっ、いや、ちょっと、待ってください! これには大事な事情がーー」
「言い訳するんじゃありません!」
「いたーーい。わかりました! もうこんなことしませんから!」
鞭の音が軽快に響き渡る。
可哀想な姫さまだが自分が蒔いた種だ。
しっかり反省して、サラスさまの機嫌を取ってもらおう。
「それにしても最近のマリアさまはなんだか人が変わられましたね。不敬ではありますが、あのような臣下のために頑張る一面を持っているとはここ数年勤めてようやく気付きました」
ルキノがドアの向こうにいる姫さまについての想いを呟いた。
ルキノもラケシス同様、姫さまが王国院に入られてから側近入りしたので、今と同様の破天荒な姫さまを知らないのだ。
わたくしにとってはやっと昔に戻ったと思うが、彼女たちはウィリアノスさまに熱を入れていた時が普通だと思ってしまっているのだろう。
「それは貴女のせいではないから安心しなさい」
「変わったといえば、時にステラは何か最近いいことがあったのですか?」
突然変なことを言われて、勝手に頭が手紙のことを思い出させる。
自分が書いた手紙の中身がここで反芻してきたせいで、頬が温かくなってくる。
「べ、べつに何も変わっておりませんよ! い、一体急にどうしたのですか?」
ヴェルダンディのことを分かりやすいと言ったが、自分も大概分かりやすいのかもしれない。
しかし、ルキノはうーんと悩んで少し困った顔をしていた。
「やはり気のせいですか。少しは相手の気持ちを察することが出来たと思ったのですが、流石にステラの表情を読むのはまだ難しいですね」
彼女の天然な返答に少しばかり安堵した。
ここは話題を変えよう。
「そういえば、ルキノは結婚を考えていますの?」
「……」
……わたくしのバカ!
なんで自分が隠したい話題を出してしまうのか。
ルキノもわたくしを見つめて止まっていた。
完全に気付かれたと、わたくしは胸の鼓動を感じ始めた。
「もうステラとも長いですから、隠す必要もないですね」
「……え」
ルキノは少しばかり目を沈ませた。
「わたくしは結婚するつもりはありません。いえ、出来ないんです」
「どういうことですか?」
結婚が出来ないとはどういうことなんだろうか。
彼女も上級貴族であり、少しばかり天然だがそれを補って余る清廉な少女だ。
どうやらわたくしは同僚について知らないことがあったようだ。
「実はわたくしが王国院に入ってすぐ魔物を倒す実戦訓練がありまして、その時に驕っていた自分はさらに強力な魔物に戦いを挑んで返り討ちに遭い、身体には魔法でも消すことのできない大きな傷跡が残ったのです。貴族社会で特に上級貴族の女性が傷を持っているなんて、ステラならどうなるか分かるでしょう」
「ええ」
上級貴族なら特にどれほどの美貌と魔力を持っているかが大事だ。
もし傷があることを誰かに知られれば、永遠に彼女は嘲笑されるだろう。
令嬢からはライバルが減ったと喜ばれ、殿方からは嘲られるのだ。
家でも、結婚できず子供を産めないなら居心地がすごく悪いはずだ。
家庭によっては、外聞を恐れて勘当される恐れだってある。
どうしても隠したい過去であるが、その傷を見るたびに昔の自分の浅はかな行動を悔いているに違いない。
「それは姫さまはご存知なのよね?」
「はい、シルヴィにわたくしの話が入ったようで、マリアさまの護衛騎士なら休む期間があってはいけないので、一生独身でもおかしくないと言われました。だから必死にわたくしも側近入り出来るように勉強と訓練を頑張り、お側を侍ることを許されました」
彼女の苦労は想像を絶することだっただろう。
彼女の家柄は側近の中では、下僕の次に地位が低いはずだ。
そうすると魔力量を補う努力をしないと側近入りはできない。
セルランが天才すぎて忘れてしまうが、ヴェルダンディも天才の一人だ。
アクィエルさまの一番腕が立つ護衛騎士のレイモンドよりも技量は高い。
あと一つの枠に男性、女性関係なく募集が集まるので彼女はまさに人生を掛ける思いで頑張ったのだろう。
「ステラもそろそろ結婚ですか? 」
「わたくしはまだまだ先よ。なかなか良い人に出会えてませんの」
わたくしは手紙のことはおくびも出さずにそう答えた。
「ステラならいい男性と結ばれますよ」
「そうだといいわ。ごめんなさいね、大変な過去を聞いちゃって」
「わたくしは特に気にしていません。今は大変楽しい時間ですから」
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