200 / 259
第四章 学術祭は無数にある一つの試練
試験開始
しおりを挟む
試験当日がやってきた。
この学術試験の成績によっては進級自体が危ぶまれる。
わたしはふと、レティアが緊張して少し呼吸が荒くなっているのに気が付いた。
「レティア、そんなに心配しなくても大丈夫よ」
レティアの手を握ると手が冷たくなっていた。
だが少しずつ暖かくなっていく。
「はい、でもわたくしも少しは貢献したいです」
力強くレティアは答えた。
「いつもどおりやれば大丈夫。サラスとピエールから教わった日々を……思い出さなくてもいいわね」
二人の指導は本当に辛かった。
とにかく拘束時間が長く、罰も多い。
だがそのおかげで学力についてかなりの向上があったといえる。
レティアも自分からわたしと同じ授業を受けたりと前へ進もうと努力していた。
「っよ、マリア!」
わたしを呼ぶ声に気付いて教室の入り口を見るとガイアノスとウィリアノスが来ていた。
ガイアノスはニタッと気持ちの悪い顔をしており、ウィリアノスはわたしの顔を見ようともしない。
「おはようございます」
わたしは軽く挨拶だけ済ませた。
だがそれだけで終わらせるつもりはないようで、わざわざわたしの席の前までやってきた。
わたしの顎を上げてくる。
「なんだ元気そうじゃねえか」
わたしはその手を払い除けた。
「お生憎にも」
こういうクズの男なんかと関わりたくない。
だがこの男は何も気にしてはいない。
「まあ頑張れよ。もっとお前の楽しい顔を見たいからな」
「そうね、わたくしも見たいですね。試験の成績でわたくしに負けるところを」
そこでガイアノスの顔に青筋が立った。
何かしてきそうな雰囲気を漂わせた。
「オーほほほほ、みなさんお早いのですね」
高笑いをしながら入ってきたのはアクィエルだった。
その声でガイアノスもいくらか落ち着いたようで自分の席へ去っていった。
アクィエルはわたしの席の隣にやってきた。
「御機嫌ようマリアさん、それにレティアさん」
「おはようございます。アクィエルさまは今日もお美しいですね」
「まぁ、レティアさんは本当にできた妹ね」
レティアのお世辞を真に受けたのか上機嫌だ。
そういったことはレティアに任せよう。
「アクィエルさまも今日の試験は一位を目指していますの?」
「もちろんです。ここで成績上位者がたくさん出てわたしが一位を取れば十分季節祭でも優勝を目指せますからね」
珍しくアクィエルも勉強をしてきたようだ。
何かとわたしと張り合ってくるので、もしかしたらかなり勉強してきたのかもしれない。
よく見ると目元に隈が見える。
「それは無理な話です。なぜならわたくしが一位をいただきますので」
わたしは彼女に宣言した。
だが彼女は気分を害することもなく笑っていた。
少し時間が経つと先生たちが入ってきて、答案用紙を渡された。
先生が問題を二回読み上げるので、その間に答案を埋めていく。
帝王学、算術、魔法理論、魔法工学、錬金理論、神学の試験を行なっていく。
だがどれもわたしの敵ではない。
今年は比較的簡単なほうだ。
奇問や難問はなく、スイスイと解けていく。
ウィリアノスもこれくらいなら簡単に解いてくるだろう。
そうすると単純なミスが勝敗を分ける。
そこでチラッとウィリアノスがこちらを見たような気がした。
……負けてはいられない。
わたしはこれまで頑張ってきたのだ。
こんな試験で躓いてはいられない。
試験が終わった。
全てを出し切った。
結果は明日発表があるので今日はゆっくり休もうと思う。
側近たちと話し合いをした後にレティアがやってきた。
「お姉さま、少しだけお時間よろしいですか?」
就寝前の時間だが少しくらいなら相手ができる。
わたしは彼女を呼んだ。
初めての大きな試練で彼女も疲れただろう。
「今日はどうでした? これまでの頑張りの成果は出ましたか?」
わたしは尋ねると大きく頷いた。
「はい、ただ何問かは全く分かりませんでした」
まだ一年生であるレティアだと難しい問題もあるだろう。
範囲も広いので半分も出来れば優等生だ。
特に魔法工学と錬金理論は実習をほとんど行っていないはずなので、なかなか知識が結び付かないはずだ。
「これからどんどん分かるようになるはずです。五大貴族として生徒の模範を示すためにも、また来年からも頑張りなさい」
「はい。お姉さまはどうでしたか?」
わたしは今日の試験とこれまでの勉強を思い出した。
帝王学と算術は領土のために動くことでできるようになった。
神学は眷属から助けられたことで興味が出た。
魔法理論は魔力が扱えるようになってから覚えが早くなり、魔法工学は魔法祭に向けてアリアを手伝ってから造詣が深まった。
錬金理論はこっそりマリアーマーを改造しようとして詳しくなり、ステラにバレてしまい実装は出来ながったが理論だけは完成している。
予想以上にわたしは全てのことが一連の流れの中で成熟していったようだ。
やはり何事も主体的に動いて初めて身につくものだと感じた。
「出来ることはやりました。これほど頑張って一位になれなかったら、それは一位になった人がそれほど頑張ったのでしょう。ウィリアノスかアクィエルさんか……もしかしたらレティアかもしれない。明日その結果が分かります。願わくば……」
わたしは先日入った情報を思い出した。
顔が自然と強張った。
「お姉さま?」
少し暗い気持ちになったせいでレティアから心配そうな顔を向けられた。
わたしは彼女の頭を撫でて安心させた。
「さあ、もう寝ましょう。明日は朝早くから表彰があるので遅れたら怒られるわよ」
「はい、おやすみなさい」
「おやすみなさい」
わたしもすぐに眠りに付いた。
夢の中で眷属たちがわたしに何かを話してくれた。
一体何を言ったのかわたしには分からなかった。
ただ白い口が見えたような気がした。
この学術試験の成績によっては進級自体が危ぶまれる。
わたしはふと、レティアが緊張して少し呼吸が荒くなっているのに気が付いた。
「レティア、そんなに心配しなくても大丈夫よ」
レティアの手を握ると手が冷たくなっていた。
だが少しずつ暖かくなっていく。
「はい、でもわたくしも少しは貢献したいです」
力強くレティアは答えた。
「いつもどおりやれば大丈夫。サラスとピエールから教わった日々を……思い出さなくてもいいわね」
二人の指導は本当に辛かった。
とにかく拘束時間が長く、罰も多い。
だがそのおかげで学力についてかなりの向上があったといえる。
レティアも自分からわたしと同じ授業を受けたりと前へ進もうと努力していた。
「っよ、マリア!」
わたしを呼ぶ声に気付いて教室の入り口を見るとガイアノスとウィリアノスが来ていた。
ガイアノスはニタッと気持ちの悪い顔をしており、ウィリアノスはわたしの顔を見ようともしない。
「おはようございます」
わたしは軽く挨拶だけ済ませた。
だがそれだけで終わらせるつもりはないようで、わざわざわたしの席の前までやってきた。
わたしの顎を上げてくる。
「なんだ元気そうじゃねえか」
わたしはその手を払い除けた。
「お生憎にも」
こういうクズの男なんかと関わりたくない。
だがこの男は何も気にしてはいない。
「まあ頑張れよ。もっとお前の楽しい顔を見たいからな」
「そうね、わたくしも見たいですね。試験の成績でわたくしに負けるところを」
そこでガイアノスの顔に青筋が立った。
何かしてきそうな雰囲気を漂わせた。
「オーほほほほ、みなさんお早いのですね」
高笑いをしながら入ってきたのはアクィエルだった。
その声でガイアノスもいくらか落ち着いたようで自分の席へ去っていった。
アクィエルはわたしの席の隣にやってきた。
「御機嫌ようマリアさん、それにレティアさん」
「おはようございます。アクィエルさまは今日もお美しいですね」
「まぁ、レティアさんは本当にできた妹ね」
レティアのお世辞を真に受けたのか上機嫌だ。
そういったことはレティアに任せよう。
「アクィエルさまも今日の試験は一位を目指していますの?」
「もちろんです。ここで成績上位者がたくさん出てわたしが一位を取れば十分季節祭でも優勝を目指せますからね」
珍しくアクィエルも勉強をしてきたようだ。
何かとわたしと張り合ってくるので、もしかしたらかなり勉強してきたのかもしれない。
よく見ると目元に隈が見える。
「それは無理な話です。なぜならわたくしが一位をいただきますので」
わたしは彼女に宣言した。
だが彼女は気分を害することもなく笑っていた。
少し時間が経つと先生たちが入ってきて、答案用紙を渡された。
先生が問題を二回読み上げるので、その間に答案を埋めていく。
帝王学、算術、魔法理論、魔法工学、錬金理論、神学の試験を行なっていく。
だがどれもわたしの敵ではない。
今年は比較的簡単なほうだ。
奇問や難問はなく、スイスイと解けていく。
ウィリアノスもこれくらいなら簡単に解いてくるだろう。
そうすると単純なミスが勝敗を分ける。
そこでチラッとウィリアノスがこちらを見たような気がした。
……負けてはいられない。
わたしはこれまで頑張ってきたのだ。
こんな試験で躓いてはいられない。
試験が終わった。
全てを出し切った。
結果は明日発表があるので今日はゆっくり休もうと思う。
側近たちと話し合いをした後にレティアがやってきた。
「お姉さま、少しだけお時間よろしいですか?」
就寝前の時間だが少しくらいなら相手ができる。
わたしは彼女を呼んだ。
初めての大きな試練で彼女も疲れただろう。
「今日はどうでした? これまでの頑張りの成果は出ましたか?」
わたしは尋ねると大きく頷いた。
「はい、ただ何問かは全く分かりませんでした」
まだ一年生であるレティアだと難しい問題もあるだろう。
範囲も広いので半分も出来れば優等生だ。
特に魔法工学と錬金理論は実習をほとんど行っていないはずなので、なかなか知識が結び付かないはずだ。
「これからどんどん分かるようになるはずです。五大貴族として生徒の模範を示すためにも、また来年からも頑張りなさい」
「はい。お姉さまはどうでしたか?」
わたしは今日の試験とこれまでの勉強を思い出した。
帝王学と算術は領土のために動くことでできるようになった。
神学は眷属から助けられたことで興味が出た。
魔法理論は魔力が扱えるようになってから覚えが早くなり、魔法工学は魔法祭に向けてアリアを手伝ってから造詣が深まった。
錬金理論はこっそりマリアーマーを改造しようとして詳しくなり、ステラにバレてしまい実装は出来ながったが理論だけは完成している。
予想以上にわたしは全てのことが一連の流れの中で成熟していったようだ。
やはり何事も主体的に動いて初めて身につくものだと感じた。
「出来ることはやりました。これほど頑張って一位になれなかったら、それは一位になった人がそれほど頑張ったのでしょう。ウィリアノスかアクィエルさんか……もしかしたらレティアかもしれない。明日その結果が分かります。願わくば……」
わたしは先日入った情報を思い出した。
顔が自然と強張った。
「お姉さま?」
少し暗い気持ちになったせいでレティアから心配そうな顔を向けられた。
わたしは彼女の頭を撫でて安心させた。
「さあ、もう寝ましょう。明日は朝早くから表彰があるので遅れたら怒られるわよ」
「はい、おやすみなさい」
「おやすみなさい」
わたしもすぐに眠りに付いた。
夢の中で眷属たちがわたしに何かを話してくれた。
一体何を言ったのかわたしには分からなかった。
ただ白い口が見えたような気がした。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
※他サイト様にも掲載中です
魔法使いとして頑張りますわ!
まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。
そこからは家族ごっこの毎日。
私が継ぐはずだった伯爵家。
花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね?
これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。
2025年に改編しました。
いつも通り、ふんわり設定です。
ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m
Copyright©︎2020-まるねこ
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる