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113. 王都から王都へ②
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翌朝、着替えを終えた私はジーク様の部屋に向かった。
その途中で剣を手にしたジーク様と出会い頭でぶつかりそうになってしまった。
「ごめんなさい……」
「こっちこそごめん。怪我はないか?」
「うん、大丈夫よ。ところで、今からどこに行くの?」
「移動で剣の練習が出来ていなかったから今からやろうと思ってたんだよ」
私の問いかけにそう答えるジーク様。
練習を実剣でするのは少し疑問があるけど、私が口を出すことでは無いよね……?
「少し相手をしてもらってもいいか?」
「実剣でやるのに……?」
「これは刃を潰してあるし、寸止めにするから大丈夫」
「分かったわ。剣を持ってくるから少し待ってて」
「先に訓練部屋に行ってるよ」
「うん、分かった」
そんな会話を交わしてから部屋に戻った私は練習用の剣を持ってジーク様の待つ訓練部屋に向かった。
移動のために動きやすいものを着ているから、着替えはしていない。
「お待たせー!」
「じゃあ早速始めよう」
「えっ⁉︎」
私が部屋に入ってドアを閉めて振り返ると、ちょうどジーク様が私に斬りかかってきているところだった。
慌てて剣を鞘から抜いてジーク様の攻撃を受け流す。
そこからすぐにカウンターの突きを放ったけど、ジーク様は既に体勢を立て直していて弾かれてしまった。
何回か模擬戦をしたことはあるけど、やっぱりジーク様は強いわ!
今度はジーク様が切り上げを放ってきたけど、私は体を捻って躱して反撃に移った。
そんな感じで攻防を続けること5分、息が上がってきていた私が体勢を崩してしまって、ジーク様の剣が腰の辺りに入ってきてしまった。
「やっぱりフィーナは強いな。ここまで俺と切り結べる人はなかなかいないからね。
付き合ってくれてありがとう」
「どういたしまして。そろそろ朝食の時間だから一緒に行こう?」
「ああ」
ジーク様の横に並んで歩き出すと、不意に手を握られて振り返る私。
「手、繋いでもいいか?」
「もう繋いでるよね?」
そう言いながら手を握り返すと、ジーク様は笑顔を浮かべていた。
この後、朝食を終えた私達はそのまま竜に乗ってローザニアに向けて移動を始めた。
ちなみにだけど、ローザニアの建国記念祭は本当にお祭りみたいに活気に溢れる。
建国記念日までの3日間は休日になっているから貴族も平民も楽しみ方は違うけれど、お祭り気分を味わうことができる。
貴族は建国記念日に重たい正装を着て建国記念の式典に参加する義務があるから、それだけは楽しめないけどね。
殿方の服装はまだいいけど、私達は肩が痛くなってしまうから……。
そのことを空の上で話したら……
「それは大変だな……。頑張ってくれ」
……微妙な表情でそう言われた。
そして、この会話から5時間後の夕方には無事に王都に辿り着いた。
「「お帰りなさいませ、お嬢様! いらっしゃいませ、ジーク様!」」
使用人さん達に出迎えられながら屋敷に入る私達。
ちなみにだけど、ジーク様が呼び捨てなのは何年か前に「僕のことは名前で呼んでくれて構わない」と言ったかららしい。
「ただいま~!」
「お姉さま、お帰りなさい」
「うん、ただいま」
ルシアにそう返して抱きしめる私。
家族なら久々に会った時に抱きしめるのは普通のことだけど、ジーク様がルシアに嫉妬の視線を送っているのが見えた。
ルシアは私の妹なのに、なんで嫉妬するのかしら?
その途中で剣を手にしたジーク様と出会い頭でぶつかりそうになってしまった。
「ごめんなさい……」
「こっちこそごめん。怪我はないか?」
「うん、大丈夫よ。ところで、今からどこに行くの?」
「移動で剣の練習が出来ていなかったから今からやろうと思ってたんだよ」
私の問いかけにそう答えるジーク様。
練習を実剣でするのは少し疑問があるけど、私が口を出すことでは無いよね……?
「少し相手をしてもらってもいいか?」
「実剣でやるのに……?」
「これは刃を潰してあるし、寸止めにするから大丈夫」
「分かったわ。剣を持ってくるから少し待ってて」
「先に訓練部屋に行ってるよ」
「うん、分かった」
そんな会話を交わしてから部屋に戻った私は練習用の剣を持ってジーク様の待つ訓練部屋に向かった。
移動のために動きやすいものを着ているから、着替えはしていない。
「お待たせー!」
「じゃあ早速始めよう」
「えっ⁉︎」
私が部屋に入ってドアを閉めて振り返ると、ちょうどジーク様が私に斬りかかってきているところだった。
慌てて剣を鞘から抜いてジーク様の攻撃を受け流す。
そこからすぐにカウンターの突きを放ったけど、ジーク様は既に体勢を立て直していて弾かれてしまった。
何回か模擬戦をしたことはあるけど、やっぱりジーク様は強いわ!
今度はジーク様が切り上げを放ってきたけど、私は体を捻って躱して反撃に移った。
そんな感じで攻防を続けること5分、息が上がってきていた私が体勢を崩してしまって、ジーク様の剣が腰の辺りに入ってきてしまった。
「やっぱりフィーナは強いな。ここまで俺と切り結べる人はなかなかいないからね。
付き合ってくれてありがとう」
「どういたしまして。そろそろ朝食の時間だから一緒に行こう?」
「ああ」
ジーク様の横に並んで歩き出すと、不意に手を握られて振り返る私。
「手、繋いでもいいか?」
「もう繋いでるよね?」
そう言いながら手を握り返すと、ジーク様は笑顔を浮かべていた。
この後、朝食を終えた私達はそのまま竜に乗ってローザニアに向けて移動を始めた。
ちなみにだけど、ローザニアの建国記念祭は本当にお祭りみたいに活気に溢れる。
建国記念日までの3日間は休日になっているから貴族も平民も楽しみ方は違うけれど、お祭り気分を味わうことができる。
貴族は建国記念日に重たい正装を着て建国記念の式典に参加する義務があるから、それだけは楽しめないけどね。
殿方の服装はまだいいけど、私達は肩が痛くなってしまうから……。
そのことを空の上で話したら……
「それは大変だな……。頑張ってくれ」
……微妙な表情でそう言われた。
そして、この会話から5時間後の夕方には無事に王都に辿り着いた。
「「お帰りなさいませ、お嬢様! いらっしゃいませ、ジーク様!」」
使用人さん達に出迎えられながら屋敷に入る私達。
ちなみにだけど、ジーク様が呼び捨てなのは何年か前に「僕のことは名前で呼んでくれて構わない」と言ったかららしい。
「ただいま~!」
「お姉さま、お帰りなさい」
「うん、ただいま」
ルシアにそう返して抱きしめる私。
家族なら久々に会った時に抱きしめるのは普通のことだけど、ジーク様がルシアに嫉妬の視線を送っているのが見えた。
ルシアは私の妹なのに、なんで嫉妬するのかしら?
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それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
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