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136. 事後処理①
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馬車の前に辿り着くと、待っていた御者さんにこんなことを言われた。
「お嬢様……誰にでも失敗はありますので泣かないでください」
そんな言葉と共に、視線が私の下半身へと向く。
それに連れられて周りの護衛さん達も同じように視線を向けてきてた。
「泣いてないわよ! それに、これは私が粗相をしたわけでは無いわ」
「そうでしたか。他人のモノが付いているのは不快でしょうから、馬車に乗る前に着替えてください」
私の説明を聞いて、今度はそう促す御者さん。
本来なら馬車の中でカーテンを閉めて着替えるべきなのだけど、外で着替えて欲しいみたい……。
私もこの臭いを馬車の中には持ち込みたくないから、馬車の外で着替えるのには賛成だ。
だけど、こんな殿方のたくさんの目線の中で着替ることなんて恥ずかしいし、そもそも許されないことだからどうしようか悩んでいる。
すると……
「この建物の中が安全か確認してきますので、少しお待ちください!」
……護衛さんの1人がそう言ってくれた。
「分かったわ、ありがとう」
「あ、これ以上近付かないで頂けると助かります……」
「まだ何もしてないわよ⁉︎」
それから数十秒ほどで護衛さん達は戻ってきて、王子が立てこもっていた部屋の近くで着替えることになった。
「酷い臭いですね……。一体誰のがこんなに臭いんですか?」
「王子よ……」
「王子って思ってた以上に汚いんですね」
「心が汚れ切ってるみたいだから当然だと思うわ」
悪口を言いながら王子が倒れてる部屋の前を通り過ぎる私と護衛さん達。
「3分経っても出てこなかったら助けに来て」
「はっ」
私は部屋の前で待っているように指示を出してから部屋に入って着替えを始めた。
今はお忍び用の格好をしているから、下半身に纏っている物を全て着替えるのに時間はかからなかった。
汚れた服はもう着たくないからこの場で燃やそうとしたのだけど、魔法が上手く起動しなかったから諦めて部屋を出ることにした。
「そちらは我々で処分しても宜しいですか?」
「お願いするわ」
部屋を出ると護衛さんに声をかけられたから、汚れた服を押し付けた。
そして、私はそのままルシアがいる部屋に向かった。
私が部屋に飛び込むと、悪戦苦闘していたジーク様がこう口にした。
「フィーナ、どうやらこの男は永遠にここに拘束するつもりだったようだ。留め具がなかなか取れない」
「魔法が使えたらこんなのすぐに取れるのに……」
「魔法を使えなくする魔導具は見当たらなかった」
「それなら、この台ごと外に移動してからーー」
「固定されてるから無理だ」
困ったように口にするジーク様。
私達の様子を見ているルシアは抜け出す方法を知っているのか、焦りなどは浮かべていなかった。
「ルシア、何かいい方法は無いかしら……?」
「あまりやりたくないけど……手足を切ったら抜け出せるはずですわ」
確かに手首と足首で拘束されている今の状況なら、手足を切れば抜け出すことは出来る。この部屋から出て治癒魔法をかければ完全に元通りにすることも出来る。
でも、その時に起こる痛みを消すことは出来ない。
「手は関節を外せばなんとかなると思う。足は切るしかないから、急いで準備しよう」
「分かったわ。ルシア、すごく痛いと思うけど耐えられる?」
「頑張って耐えてみます」
そうして、私は止血のために使うものを用意しに一度部屋の外に出て、馬車に向かった。
「お嬢様……誰にでも失敗はありますので泣かないでください」
そんな言葉と共に、視線が私の下半身へと向く。
それに連れられて周りの護衛さん達も同じように視線を向けてきてた。
「泣いてないわよ! それに、これは私が粗相をしたわけでは無いわ」
「そうでしたか。他人のモノが付いているのは不快でしょうから、馬車に乗る前に着替えてください」
私の説明を聞いて、今度はそう促す御者さん。
本来なら馬車の中でカーテンを閉めて着替えるべきなのだけど、外で着替えて欲しいみたい……。
私もこの臭いを馬車の中には持ち込みたくないから、馬車の外で着替えるのには賛成だ。
だけど、こんな殿方のたくさんの目線の中で着替ることなんて恥ずかしいし、そもそも許されないことだからどうしようか悩んでいる。
すると……
「この建物の中が安全か確認してきますので、少しお待ちください!」
……護衛さんの1人がそう言ってくれた。
「分かったわ、ありがとう」
「あ、これ以上近付かないで頂けると助かります……」
「まだ何もしてないわよ⁉︎」
それから数十秒ほどで護衛さん達は戻ってきて、王子が立てこもっていた部屋の近くで着替えることになった。
「酷い臭いですね……。一体誰のがこんなに臭いんですか?」
「王子よ……」
「王子って思ってた以上に汚いんですね」
「心が汚れ切ってるみたいだから当然だと思うわ」
悪口を言いながら王子が倒れてる部屋の前を通り過ぎる私と護衛さん達。
「3分経っても出てこなかったら助けに来て」
「はっ」
私は部屋の前で待っているように指示を出してから部屋に入って着替えを始めた。
今はお忍び用の格好をしているから、下半身に纏っている物を全て着替えるのに時間はかからなかった。
汚れた服はもう着たくないからこの場で燃やそうとしたのだけど、魔法が上手く起動しなかったから諦めて部屋を出ることにした。
「そちらは我々で処分しても宜しいですか?」
「お願いするわ」
部屋を出ると護衛さんに声をかけられたから、汚れた服を押し付けた。
そして、私はそのままルシアがいる部屋に向かった。
私が部屋に飛び込むと、悪戦苦闘していたジーク様がこう口にした。
「フィーナ、どうやらこの男は永遠にここに拘束するつもりだったようだ。留め具がなかなか取れない」
「魔法が使えたらこんなのすぐに取れるのに……」
「魔法を使えなくする魔導具は見当たらなかった」
「それなら、この台ごと外に移動してからーー」
「固定されてるから無理だ」
困ったように口にするジーク様。
私達の様子を見ているルシアは抜け出す方法を知っているのか、焦りなどは浮かべていなかった。
「ルシア、何かいい方法は無いかしら……?」
「あまりやりたくないけど……手足を切ったら抜け出せるはずですわ」
確かに手首と足首で拘束されている今の状況なら、手足を切れば抜け出すことは出来る。この部屋から出て治癒魔法をかければ完全に元通りにすることも出来る。
でも、その時に起こる痛みを消すことは出来ない。
「手は関節を外せばなんとかなると思う。足は切るしかないから、急いで準備しよう」
「分かったわ。ルシア、すごく痛いと思うけど耐えられる?」
「頑張って耐えてみます」
そうして、私は止血のために使うものを用意しに一度部屋の外に出て、馬車に向かった。
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