21 / 31
20
しおりを挟む
家に入ってきたのはリザリーの予想通り、エルンスト・ローゼンだった。
彼は額に汗を浮かべ、こちらの姿を見て愕然と目を見開いている。
友人は己の顔を見つめしばし何事か考えていた様子だったが、次第に顔が険しくなっていく。
「リザリー、退院をせがんだと聞いたぞ。電話が来てびっくりしたんだ」
珍しく怒りをあらわに眉間にしわを寄せ、エルンストは己を見据えた。
恐らく消えたリザリーを心配して、ここまで来てくれたのだろう。
以前の己だったら彼の苛立ちに反応して、慌てて謝罪をしていたかもしれない。
もちろん言い訳をするつもりもなかった。
エルンストの視線を真っすぐに受け止めて、リザリーはその青い目を見つめ返す。
「ごめんなさい、居てもたってもいられなくて。ミモザさんのことを思うと落ち着かないの」
「リザリー……」
ミモザ・マーティンの名前を出すとエルンストの表情が変わった。
苦い物を噛み締めたようにぐっと唇を結んで、一歩こちらに近づくと彼は己の顔を覗きこむ。
「彼女のことは、君のせいじゃない。僕たちがもう少し早く到着していたら君たちは……」
「ううん、私のせいだよ。私がミモザさんを守れなかったんだ」
慰めようと優しい声を出してくれたエルンストに、リザリーはゆっくりと首を横に振る。
友人の顔に悲し気な色が混ざった。何事か言いかけて彼が唇を開く前に、リザリーは彼が近づいたぶん後ろへ距離を取る。
「エルンスト。私、調べたいの。この事件のこと、犯人のこと。それに何で私たちに『ファンレター』が送られて来たのか」
「駄目だ、リザリー。危険だと言ったろう。犯人はこれからどういう行動をとるかわからない。もしかしたら君の命すら奪うかもしれない」
「それでもいい」
きっぱりと言い切ったリザリーに、エルンストは目を見開いて「なにを…っ」と叫んだ。
彼が己の言葉を失言として叱ろうとする前に、睨みつけるように見据えてリザリーは叫び返した。
「それでもいいの、エルンスト!私はミモザさんが死ななければならなかった理由を知りたい!そのためなら私がどうなっても、どんな罰を受けても構わない!でも真実を知らなきゃ、死んでも死にきれないの!」
普段穏やかなはずの己が声を荒げることで、エルンストは愕然とした表情を見せる。
リザリー自身気づいていないことだが、いつの間にか心が決壊せんばかりに追い詰められてしまっていたのだ。
目をつむれば血にまみれたドレスが浮かぶ。血液の臭いも、離れていく手のぬくもりはいまだ覚えている。
彼女の背中を押さえ、止めようとした鮮血の生々しさ。それでも消えていく体温。
やがてミモザの心臓が脈打たなくなったときの絶望感を、リザリーは永遠に忘れることは出来ないだろう。
ぐっと拳を強く握り、うつむく。
そして消え入りそうなほど静かな声で、エルンストに懇願した。
「エルンスト、お願い……二人の指示通りに行動するから、私に事件のことを教えて」
「だが、しかし……」
「私ももう当事者だよ!少しは知る権利があるでしょう!」
再び叫ぶと、友人は口ごもった。
心優しく責任感の強い彼のこと、騎士団としても一般人の己をこれ以上危険な目に合わせるべきではないと思っているに違いない。
しばらく二人の間で、緊張感のある無言の時間が流れた。
エルンストは身動き一つせずこちらを見つめ、リザリーはうつむいたまま。
やがて意を決したように先に口を開いたのは、騎士団の友人だった。
「それは許可できないよ、リザリー。僕は君に深く事件に関わらせるつもりはない」
静かな部屋の中、ぽつりと彼の言葉が響く。
ショックは受けていない。断られることは予感していた。
だがそれならリザリーは……一人でも犯人に近づくべく行動することを誓っていた。
そしてそのことをエルンストも気づいていただろう。
何より己を事件から遠ざけても、いつか『ファンレター』差出人の魔の手は伸びてくるだろうと予想していたかもしれない。
「だが確かに……今は僕たちと一緒に寝食をともにした方が一番安全かもしれない。保護という名目なら、行動を共にできるだろう」
「じゃあ……」
「ああ。……、……っ!」
顔を上げたリザリーの前で、ふいにエルンストの表情が凍った。
違和感に己が首を傾げる前に、彼はばっと背後を振り返り、身をかがめて窓際へと移動する。
唐突な行動にぎくりと肩が跳ねた。
硬直する己の前でエルンストは手鏡を取り出して、窓の外を映すように角度を変えて様子をうかがいはじめる。
「エルンスト?」
「リザリー、身を低くしろ。窓から姿を見せるな」
低く静かで、だがぴりりとした彼の口調に、嫌な感覚が背筋を撫でる。
彼の言葉で何者かがこちらをうかがっているのだと言うことを理解し、彼に続いてさっと身を低くした。
外の景色が映る鏡を睨み舌打ちしながら、エルンストは唸るように呟く。
「リザリー、じっとしていろ。どうやら君に客人らしい」
「誰?誰がいるの?」
「……『ファンレター』の送り主だ」
その言葉の意味を、一瞬理解出来なかった。
はっと呼吸を止めて目を見開く。ばくばくと心臓の音が速く大きくなっていく。
身を起こして窓の外をうかがいたい衝動と戦いながら、リザリーは胸を押さえてエルンストに問う。
「犯人、もうわかっていたの……?いったい、誰が……」
「君たちが誘拐された工場で気になるものを見つけてね。それを証拠に誘拐犯たちを問い詰めたんだ」
証拠。一体それは何だろう?
疑問を口にする前にしかし、エルンストは「しっ」と人差し指を唇に当ててリザリーを制す。
「近づいてくる。声を低くしろ」
「……電気を消したほうがいいかな?」
「いや、気付いたことに気付かれるのはまずい。玄関の他に移動できそうな場所はあるか?」
「寝室に大きな窓が……」
リザリーが答えると彼は「案内してくれ」と頼み込む。
承諾し、二人は外から見えないように這いながら、だがなるべく素早く床を移動した。
やがて寝室へ続く扉にリザリーが手を伸ばした時である。
ぱりん!とガラスが割れる音が聞こえる。何か固く重いものが投げ込まれたのだ。
───まずい。反射的にそう思って振り返るが時すでに遅し。
ごう!と目の前に真紅が広がる。じりりと肌が熱に晒され、油臭さと焦げた嫌な臭いが鼻孔に入った。
投げ込まれた何かを中心に、見慣れた部屋を炎が舐めるように燃え盛っていく。
「うっ!」
「火炎瓶か!?」
熱さと勢いに思わず右腕で顔を覆ったリザリーの耳に、エルンストの声が届く。
「立って歩くしかない。だが身を低くして煙を吸うな!」
「わか、った……!」
頷いた瞬間、今一度窓が割れる音。同時に炎の勢いはさらに増していく。
もはやリビングは全て炎に包まれており、玄関から外に逃げ出すことは不可能だった。
袖口で鼻と口を塞ぎながら、リザリーは中腰でドアを開けてまだ炎の気配がない部屋へと入る。
急いで窓へと駆け寄ると鍵を開け、まずはエルンストが様子を確かめながら降りていく。
危険がないことを確認し、続いて彼はリザリーの手を取って地面へと降りる補助をしてくれた。
己の部屋は一階である。飛び降りて足の骨を折る心配がないのは助かった。
二人は無事に外へ出たが、もはや人力で消火できぬほど炎の勢いは強くなっている。
燃えていくリザリーの家の壁を見つめながら、エルンストは眉間にしわを寄せた。
「僕はほかの住民に避難を誘導する。リザリーは消火隊を呼んでくれ」
「でも!大丈夫なの!?」
火炎瓶を投げ込んだ犯人はいまだ近くにいるのだ。
迂闊に姿を見せるのは危ないのではないかと問う己に、エルンストは真剣な眼差しで首を横に振る。
「炎の勢いが強い。このままでは無関係の人たちも火災に巻き込んでしまう。それにあいつをここに連れてきたのは僕の責任だ」
「……!」
「大丈夫だ。後は頼んだぞ」
引き留めたい衝動がリザリーの胸中に渦巻く。
しかし己が手を伸ばす前に、エルンストは民家の方へ向かって走り出してしまう。
こうなってはもう迷っている暇は無かった。
不安を振り切って、リザリーは前を向く。
「行かないと……!まずは電話があるところに……!」
先日電話を借りたパブに今一度お世話になることにしよう。
この時間はまだ営業時間外かもしれないが、店は住居も兼ねていたはずだ。
店主が中にいてくれることを祈りながら、リザリーはパブへと向けて走り始めた。
彼は額に汗を浮かべ、こちらの姿を見て愕然と目を見開いている。
友人は己の顔を見つめしばし何事か考えていた様子だったが、次第に顔が険しくなっていく。
「リザリー、退院をせがんだと聞いたぞ。電話が来てびっくりしたんだ」
珍しく怒りをあらわに眉間にしわを寄せ、エルンストは己を見据えた。
恐らく消えたリザリーを心配して、ここまで来てくれたのだろう。
以前の己だったら彼の苛立ちに反応して、慌てて謝罪をしていたかもしれない。
もちろん言い訳をするつもりもなかった。
エルンストの視線を真っすぐに受け止めて、リザリーはその青い目を見つめ返す。
「ごめんなさい、居てもたってもいられなくて。ミモザさんのことを思うと落ち着かないの」
「リザリー……」
ミモザ・マーティンの名前を出すとエルンストの表情が変わった。
苦い物を噛み締めたようにぐっと唇を結んで、一歩こちらに近づくと彼は己の顔を覗きこむ。
「彼女のことは、君のせいじゃない。僕たちがもう少し早く到着していたら君たちは……」
「ううん、私のせいだよ。私がミモザさんを守れなかったんだ」
慰めようと優しい声を出してくれたエルンストに、リザリーはゆっくりと首を横に振る。
友人の顔に悲し気な色が混ざった。何事か言いかけて彼が唇を開く前に、リザリーは彼が近づいたぶん後ろへ距離を取る。
「エルンスト。私、調べたいの。この事件のこと、犯人のこと。それに何で私たちに『ファンレター』が送られて来たのか」
「駄目だ、リザリー。危険だと言ったろう。犯人はこれからどういう行動をとるかわからない。もしかしたら君の命すら奪うかもしれない」
「それでもいい」
きっぱりと言い切ったリザリーに、エルンストは目を見開いて「なにを…っ」と叫んだ。
彼が己の言葉を失言として叱ろうとする前に、睨みつけるように見据えてリザリーは叫び返した。
「それでもいいの、エルンスト!私はミモザさんが死ななければならなかった理由を知りたい!そのためなら私がどうなっても、どんな罰を受けても構わない!でも真実を知らなきゃ、死んでも死にきれないの!」
普段穏やかなはずの己が声を荒げることで、エルンストは愕然とした表情を見せる。
リザリー自身気づいていないことだが、いつの間にか心が決壊せんばかりに追い詰められてしまっていたのだ。
目をつむれば血にまみれたドレスが浮かぶ。血液の臭いも、離れていく手のぬくもりはいまだ覚えている。
彼女の背中を押さえ、止めようとした鮮血の生々しさ。それでも消えていく体温。
やがてミモザの心臓が脈打たなくなったときの絶望感を、リザリーは永遠に忘れることは出来ないだろう。
ぐっと拳を強く握り、うつむく。
そして消え入りそうなほど静かな声で、エルンストに懇願した。
「エルンスト、お願い……二人の指示通りに行動するから、私に事件のことを教えて」
「だが、しかし……」
「私ももう当事者だよ!少しは知る権利があるでしょう!」
再び叫ぶと、友人は口ごもった。
心優しく責任感の強い彼のこと、騎士団としても一般人の己をこれ以上危険な目に合わせるべきではないと思っているに違いない。
しばらく二人の間で、緊張感のある無言の時間が流れた。
エルンストは身動き一つせずこちらを見つめ、リザリーはうつむいたまま。
やがて意を決したように先に口を開いたのは、騎士団の友人だった。
「それは許可できないよ、リザリー。僕は君に深く事件に関わらせるつもりはない」
静かな部屋の中、ぽつりと彼の言葉が響く。
ショックは受けていない。断られることは予感していた。
だがそれならリザリーは……一人でも犯人に近づくべく行動することを誓っていた。
そしてそのことをエルンストも気づいていただろう。
何より己を事件から遠ざけても、いつか『ファンレター』差出人の魔の手は伸びてくるだろうと予想していたかもしれない。
「だが確かに……今は僕たちと一緒に寝食をともにした方が一番安全かもしれない。保護という名目なら、行動を共にできるだろう」
「じゃあ……」
「ああ。……、……っ!」
顔を上げたリザリーの前で、ふいにエルンストの表情が凍った。
違和感に己が首を傾げる前に、彼はばっと背後を振り返り、身をかがめて窓際へと移動する。
唐突な行動にぎくりと肩が跳ねた。
硬直する己の前でエルンストは手鏡を取り出して、窓の外を映すように角度を変えて様子をうかがいはじめる。
「エルンスト?」
「リザリー、身を低くしろ。窓から姿を見せるな」
低く静かで、だがぴりりとした彼の口調に、嫌な感覚が背筋を撫でる。
彼の言葉で何者かがこちらをうかがっているのだと言うことを理解し、彼に続いてさっと身を低くした。
外の景色が映る鏡を睨み舌打ちしながら、エルンストは唸るように呟く。
「リザリー、じっとしていろ。どうやら君に客人らしい」
「誰?誰がいるの?」
「……『ファンレター』の送り主だ」
その言葉の意味を、一瞬理解出来なかった。
はっと呼吸を止めて目を見開く。ばくばくと心臓の音が速く大きくなっていく。
身を起こして窓の外をうかがいたい衝動と戦いながら、リザリーは胸を押さえてエルンストに問う。
「犯人、もうわかっていたの……?いったい、誰が……」
「君たちが誘拐された工場で気になるものを見つけてね。それを証拠に誘拐犯たちを問い詰めたんだ」
証拠。一体それは何だろう?
疑問を口にする前にしかし、エルンストは「しっ」と人差し指を唇に当ててリザリーを制す。
「近づいてくる。声を低くしろ」
「……電気を消したほうがいいかな?」
「いや、気付いたことに気付かれるのはまずい。玄関の他に移動できそうな場所はあるか?」
「寝室に大きな窓が……」
リザリーが答えると彼は「案内してくれ」と頼み込む。
承諾し、二人は外から見えないように這いながら、だがなるべく素早く床を移動した。
やがて寝室へ続く扉にリザリーが手を伸ばした時である。
ぱりん!とガラスが割れる音が聞こえる。何か固く重いものが投げ込まれたのだ。
───まずい。反射的にそう思って振り返るが時すでに遅し。
ごう!と目の前に真紅が広がる。じりりと肌が熱に晒され、油臭さと焦げた嫌な臭いが鼻孔に入った。
投げ込まれた何かを中心に、見慣れた部屋を炎が舐めるように燃え盛っていく。
「うっ!」
「火炎瓶か!?」
熱さと勢いに思わず右腕で顔を覆ったリザリーの耳に、エルンストの声が届く。
「立って歩くしかない。だが身を低くして煙を吸うな!」
「わか、った……!」
頷いた瞬間、今一度窓が割れる音。同時に炎の勢いはさらに増していく。
もはやリビングは全て炎に包まれており、玄関から外に逃げ出すことは不可能だった。
袖口で鼻と口を塞ぎながら、リザリーは中腰でドアを開けてまだ炎の気配がない部屋へと入る。
急いで窓へと駆け寄ると鍵を開け、まずはエルンストが様子を確かめながら降りていく。
危険がないことを確認し、続いて彼はリザリーの手を取って地面へと降りる補助をしてくれた。
己の部屋は一階である。飛び降りて足の骨を折る心配がないのは助かった。
二人は無事に外へ出たが、もはや人力で消火できぬほど炎の勢いは強くなっている。
燃えていくリザリーの家の壁を見つめながら、エルンストは眉間にしわを寄せた。
「僕はほかの住民に避難を誘導する。リザリーは消火隊を呼んでくれ」
「でも!大丈夫なの!?」
火炎瓶を投げ込んだ犯人はいまだ近くにいるのだ。
迂闊に姿を見せるのは危ないのではないかと問う己に、エルンストは真剣な眼差しで首を横に振る。
「炎の勢いが強い。このままでは無関係の人たちも火災に巻き込んでしまう。それにあいつをここに連れてきたのは僕の責任だ」
「……!」
「大丈夫だ。後は頼んだぞ」
引き留めたい衝動がリザリーの胸中に渦巻く。
しかし己が手を伸ばす前に、エルンストは民家の方へ向かって走り出してしまう。
こうなってはもう迷っている暇は無かった。
不安を振り切って、リザリーは前を向く。
「行かないと……!まずは電話があるところに……!」
先日電話を借りたパブに今一度お世話になることにしよう。
この時間はまだ営業時間外かもしれないが、店は住居も兼ねていたはずだ。
店主が中にいてくれることを祈りながら、リザリーはパブへと向けて走り始めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる