588 / 600
第二十七章 虫籠の底
第568話 下っ端の暗躍
しおりを挟む
フランスから出た僕は、トルコに辿り着いていた。
なるべくフランスから離れた研究所を希望したら、此処へ誘導されたんだ。シスターを介して僕に送られた、秘密の招待状の案内で。
ウロボロスの研究所は、一言で言えば陰鬱だった。
窓一つない施設の中で、研究員が各々勝手に研究をしている。協調性なんてない。こき使える部下を持っている研究員やこの研究所の主任は偉ぶっていたけど、それだけ。個人主義が当たり前みたいだ。
でも足並み揃える必要がないのは有り難い。『珊瑚』に集中できるから。
とは言え新人で下っ端の僕は最初、施設の設備を覚えるのも兼ねて雑用係をやらされた。掃除に洗濯、備品の補充などなど。孤児院で家事を任されていた頃を思い出す。こんな事をしている場合ではないんだけど……。
果ては解剖の手伝いや死体処理もやらされた。被験体を、人間を消耗品として扱うなんて、いかにも秘密組織らしい。かな? 嫌がらせも含めて汚れ仕事を押し付けられた可能性もあるけど。
でも他の研究員の研究を覗き見られた事は、新しい知見を得る事に繋がった。
特に衝撃だったのは、『珊瑚』の特性を利用して、不老不死になろうとしている人間がいると知った時だ。あのおぞましい真菌に身を委ねるだなんてゾッとしない。その研究員はどうして『珊瑚』に不老不死を見出したのか……。
他所の研究所で活動していたその狂人は、『珊瑚』について調べ上げたデータを此処でも共有していた。動機はともかく、よく研究されている。データはとても参考になった。
それから「モーズは被験体として優秀だ」と綴られた記録を見付けた。『珊瑚』がよく馴染む稀有な存在、らしい。……何それ。
これはシスターがウロボロスへ流した情報で、専用のパソコンの中の、データファイルの片隅に置かれていた。シスターは子供を高く売る為に誇張表現を多用していたから、この情報は信憑性なしとして放っておかれていたみたい。モーズ以外にも見知った子供の名前が並べられていた。孤児院に居た子だ、皆んな。これじゃ片っ端から名簿を送っているように見られても仕方がない。
『仮に本当だとして、子供の内に『収穫』をしても仕方がない。大人になってあわよくば医者になって、外から沢山の刺激を受け育った後は――』
ブツン
そこまで備考を読んで、僕はデータをデリートした。
トルコだけに限らず、他所の研究所にも侵入してデータを破壊した。モーズの存在は徹底的に消した。
『珊瑚』に馴染む存在、『適合者』は『珊瑚』の進化を促進するとして、どこかの研究員は重要視していたようだ。
けどその研究員、もういないみたい。所属していた研究所が閉鎖されてしまったから。正確には摘発されたらしいんだけど、どっちにしろ生きているのか死んでいるのかもわからない。
都合がいい。
ファイルの片隅に放って置かれたデータは、モーズの存在はこのまま忘れ去られる筈だ。見返す存在がいないのだから。万が一、現れるとしても僕が妨害しよう。そう結論づけて、僕は勝手に研究を引き継ぎ、資料や情報を独占した。
世間一般的に認識されている珊瑚症のステージは五段階。
身体を侵蝕する『珊瑚』の割合が増える程にステージは上がっていき、ステージ4までになると理性を失い攻撃的になってしまう。更に進んでステージ5になってしまえば災害になる。麻酔も効かない、増殖だけを目的とした『珊瑚』そのものに。
でも研究資料にはその次があるという記述があった。
それは『適合者』にしか辿り着けない特別な領域。人間性を保ったまま全身を『珊瑚』へ置換できる存在。
苗床に成り果てる事なく動け、それどころか苗床を己が理想のままに創造する事も出来てしまうのだと。
ステージ5を操り、菌糸ネットワークによって苗床を隅々まで知覚でき、『珊瑚』の増殖によってどんな造形も叶えられる、そんな楽園の中で神のように振る舞える――いわば、箱庭の皇帝。
しかしこれで完成ではない。食物連鎖の頂点には立てない。霊長類に取って代わられる訳ではない。
何故ならば《ウミヘビ》と言う天敵が存在するから。
(ウミヘビ?)
僕はこの時、初めてウミヘビと名付けられた人造人間の存在を知った。かつてウロボロスに所属していたオフィウクス・ラボの所長、パラケルススが作り上げたものらしい。
胸に埋め込まれた青い卵を核として、青い血を全身に巡らせ、毒素を源に活動する。しかも不老で再生能力を持つ、ウロボロスの目指す不老不死に非常に近い生態……生態? 特徴がある。
そしてこのウミヘビは病に罹らず、人類を蝕む『珊瑚』をいとも簡単に死滅させられる。過去の大規模な生物災害は、ウミヘビの手によって鎮められた。
表では秘匿されていた記録にも辿り着けた僕は、『珊瑚』に打ち勝つ力を持つウミヘビに興味を持ち、片端から調べた。そしてどうにかウミヘビの『レシピ』に辿り着けたんだ。
わかったのは、ウミヘビは《卵》がなければ造れない事。
肉体の造り方も難易度が高い事。
人間と同じ思考を持つ為に制御が難しい事。
完璧なレシピを把握しているのはパラケルススだけという事。
あと、一人造るのになかなかお金がかかる事。
でも僕はウミヘビを諦めたくなかった。
僕にはフランス感染病棟から出る時、ミシェル院長が渡してくれたお金がある。逃走資金用にって事だったんだろうけど、思ったよりすんなりとウロボロスに辿り着けたから使っていない。それと両親の遺産を合わせればそれなりの金額になる。
待って。そもそもウミヘビを造れるだけの設備が此処にはあるのかな? 材料を入手する伝手も確認しなくては。
何より《卵》は、どうすれば手に入れられる?
これが一番大切だ。ウロボロスで造られていたのだから、何処かにはあると思うのだけれど……。
……下っ端で新人の僕では限界があるね。こういう時は上に頼るのがいい。
僕は研究所内で大きな顔をしている主任に取り入る事にした。彼が着手していた実験の手伝いをしたり、研究データを纏めたり……。
それから研究所の予算を横領していた証拠を整理して突きつけてお願いすれば、主任は簡単に僕の味方になってくれた。
そうして研究所全体でウミヘビ造りを主題とした研究が始まったんだ。
その過程で《卵》をちゃんと入手できる辺り、ウロボロスという組織の大規模さと人脈を感じたね。
ウミヘビの肉体……《器》と呼ばれていたっけ、それを造るのには苦労したけど。何せちょっとやそっとじゃ全く《卵》が馴染まないんだ。《卵》の持つ毒素に侵され壊れてしまう。毒素に耐え切れなければ《器》は《器》たり得ない。これだけ強い毒素を持つウミヘビは他にもなかなかいないらしくって、主任含め皆んな頭を悩ませていたな。最終的に培養槽の培養液で、毒素をある程度中和する事によって《器》の崩壊を防ぐ方法を見付けた。主に僕が。
人間で言う脳に当たる機関も未熟で、そっちの意味でも外では活動できないとして、睡眠学習や《器》を調整する為にも、当分は培養槽から出さないっていう結論に落ち着いた。
ウミヘビの名前は、宿す毒素から《パラチオン》と名付けられた。
生物兵器としての活躍を望まれて造られた子。
僕が勝手に、『珊瑚』を殺してくれる事を期待している子。
培養槽の中で一日の、いや一週間の大半を眠って過ごす君は、青年の姿をしている筈なのに、膝を抱えて丸くなって、何処か幼い顔をしていて。
僕は胸がキュッと締め付けられる錯覚に陥った。
なるべくフランスから離れた研究所を希望したら、此処へ誘導されたんだ。シスターを介して僕に送られた、秘密の招待状の案内で。
ウロボロスの研究所は、一言で言えば陰鬱だった。
窓一つない施設の中で、研究員が各々勝手に研究をしている。協調性なんてない。こき使える部下を持っている研究員やこの研究所の主任は偉ぶっていたけど、それだけ。個人主義が当たり前みたいだ。
でも足並み揃える必要がないのは有り難い。『珊瑚』に集中できるから。
とは言え新人で下っ端の僕は最初、施設の設備を覚えるのも兼ねて雑用係をやらされた。掃除に洗濯、備品の補充などなど。孤児院で家事を任されていた頃を思い出す。こんな事をしている場合ではないんだけど……。
果ては解剖の手伝いや死体処理もやらされた。被験体を、人間を消耗品として扱うなんて、いかにも秘密組織らしい。かな? 嫌がらせも含めて汚れ仕事を押し付けられた可能性もあるけど。
でも他の研究員の研究を覗き見られた事は、新しい知見を得る事に繋がった。
特に衝撃だったのは、『珊瑚』の特性を利用して、不老不死になろうとしている人間がいると知った時だ。あのおぞましい真菌に身を委ねるだなんてゾッとしない。その研究員はどうして『珊瑚』に不老不死を見出したのか……。
他所の研究所で活動していたその狂人は、『珊瑚』について調べ上げたデータを此処でも共有していた。動機はともかく、よく研究されている。データはとても参考になった。
それから「モーズは被験体として優秀だ」と綴られた記録を見付けた。『珊瑚』がよく馴染む稀有な存在、らしい。……何それ。
これはシスターがウロボロスへ流した情報で、専用のパソコンの中の、データファイルの片隅に置かれていた。シスターは子供を高く売る為に誇張表現を多用していたから、この情報は信憑性なしとして放っておかれていたみたい。モーズ以外にも見知った子供の名前が並べられていた。孤児院に居た子だ、皆んな。これじゃ片っ端から名簿を送っているように見られても仕方がない。
『仮に本当だとして、子供の内に『収穫』をしても仕方がない。大人になってあわよくば医者になって、外から沢山の刺激を受け育った後は――』
ブツン
そこまで備考を読んで、僕はデータをデリートした。
トルコだけに限らず、他所の研究所にも侵入してデータを破壊した。モーズの存在は徹底的に消した。
『珊瑚』に馴染む存在、『適合者』は『珊瑚』の進化を促進するとして、どこかの研究員は重要視していたようだ。
けどその研究員、もういないみたい。所属していた研究所が閉鎖されてしまったから。正確には摘発されたらしいんだけど、どっちにしろ生きているのか死んでいるのかもわからない。
都合がいい。
ファイルの片隅に放って置かれたデータは、モーズの存在はこのまま忘れ去られる筈だ。見返す存在がいないのだから。万が一、現れるとしても僕が妨害しよう。そう結論づけて、僕は勝手に研究を引き継ぎ、資料や情報を独占した。
世間一般的に認識されている珊瑚症のステージは五段階。
身体を侵蝕する『珊瑚』の割合が増える程にステージは上がっていき、ステージ4までになると理性を失い攻撃的になってしまう。更に進んでステージ5になってしまえば災害になる。麻酔も効かない、増殖だけを目的とした『珊瑚』そのものに。
でも研究資料にはその次があるという記述があった。
それは『適合者』にしか辿り着けない特別な領域。人間性を保ったまま全身を『珊瑚』へ置換できる存在。
苗床に成り果てる事なく動け、それどころか苗床を己が理想のままに創造する事も出来てしまうのだと。
ステージ5を操り、菌糸ネットワークによって苗床を隅々まで知覚でき、『珊瑚』の増殖によってどんな造形も叶えられる、そんな楽園の中で神のように振る舞える――いわば、箱庭の皇帝。
しかしこれで完成ではない。食物連鎖の頂点には立てない。霊長類に取って代わられる訳ではない。
何故ならば《ウミヘビ》と言う天敵が存在するから。
(ウミヘビ?)
僕はこの時、初めてウミヘビと名付けられた人造人間の存在を知った。かつてウロボロスに所属していたオフィウクス・ラボの所長、パラケルススが作り上げたものらしい。
胸に埋め込まれた青い卵を核として、青い血を全身に巡らせ、毒素を源に活動する。しかも不老で再生能力を持つ、ウロボロスの目指す不老不死に非常に近い生態……生態? 特徴がある。
そしてこのウミヘビは病に罹らず、人類を蝕む『珊瑚』をいとも簡単に死滅させられる。過去の大規模な生物災害は、ウミヘビの手によって鎮められた。
表では秘匿されていた記録にも辿り着けた僕は、『珊瑚』に打ち勝つ力を持つウミヘビに興味を持ち、片端から調べた。そしてどうにかウミヘビの『レシピ』に辿り着けたんだ。
わかったのは、ウミヘビは《卵》がなければ造れない事。
肉体の造り方も難易度が高い事。
人間と同じ思考を持つ為に制御が難しい事。
完璧なレシピを把握しているのはパラケルススだけという事。
あと、一人造るのになかなかお金がかかる事。
でも僕はウミヘビを諦めたくなかった。
僕にはフランス感染病棟から出る時、ミシェル院長が渡してくれたお金がある。逃走資金用にって事だったんだろうけど、思ったよりすんなりとウロボロスに辿り着けたから使っていない。それと両親の遺産を合わせればそれなりの金額になる。
待って。そもそもウミヘビを造れるだけの設備が此処にはあるのかな? 材料を入手する伝手も確認しなくては。
何より《卵》は、どうすれば手に入れられる?
これが一番大切だ。ウロボロスで造られていたのだから、何処かにはあると思うのだけれど……。
……下っ端で新人の僕では限界があるね。こういう時は上に頼るのがいい。
僕は研究所内で大きな顔をしている主任に取り入る事にした。彼が着手していた実験の手伝いをしたり、研究データを纏めたり……。
それから研究所の予算を横領していた証拠を整理して突きつけてお願いすれば、主任は簡単に僕の味方になってくれた。
そうして研究所全体でウミヘビ造りを主題とした研究が始まったんだ。
その過程で《卵》をちゃんと入手できる辺り、ウロボロスという組織の大規模さと人脈を感じたね。
ウミヘビの肉体……《器》と呼ばれていたっけ、それを造るのには苦労したけど。何せちょっとやそっとじゃ全く《卵》が馴染まないんだ。《卵》の持つ毒素に侵され壊れてしまう。毒素に耐え切れなければ《器》は《器》たり得ない。これだけ強い毒素を持つウミヘビは他にもなかなかいないらしくって、主任含め皆んな頭を悩ませていたな。最終的に培養槽の培養液で、毒素をある程度中和する事によって《器》の崩壊を防ぐ方法を見付けた。主に僕が。
人間で言う脳に当たる機関も未熟で、そっちの意味でも外では活動できないとして、睡眠学習や《器》を調整する為にも、当分は培養槽から出さないっていう結論に落ち着いた。
ウミヘビの名前は、宿す毒素から《パラチオン》と名付けられた。
生物兵器としての活躍を望まれて造られた子。
僕が勝手に、『珊瑚』を殺してくれる事を期待している子。
培養槽の中で一日の、いや一週間の大半を眠って過ごす君は、青年の姿をしている筈なのに、膝を抱えて丸くなって、何処か幼い顔をしていて。
僕は胸がキュッと締め付けられる錯覚に陥った。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる