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第十三章 朝顔の種編
第266話 行燈
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何十人もの信徒を喰らい肥大化した菌床は、敷地の外へ“手”を伸ばしつつある。
それを狙ってニコチン達が撃てば、菌糸の“手”は毒素が〈根〉に回らないよう即座に切り落とし、中毒による死滅を回避している。そして切った端から新たな“手”を生やす。それも複数。
一般的な菌床の動きとは明らかに異なる動きだ。
この様子では仮に《植物型》に有効なウミヘビが現場に到着したとしても、枯らすまで膨大な時間がかかると予想できる。そもそも《植物型》という呼称に収まらない変異をしている以上、効果のある毒素が変わっている可能性もあった。
そんな厄介な菌床が侵蝕している屋敷を、青洲は静かに凝視する。
(力不足……。足手纏い……。全て、小生の、事だ)
この場から遠ざける為にモーズへ伝えた言葉。それは本来、自分に向けられる言葉だと青洲は考えていた。
ウミヘビに対しても人と平等に命を尊び、我が身を顧みず災害に立ち向かう。そんな気高き意志を持つモーズは寧ろ、英雄と讃えられるべき男だ。
きっと救世主とは、彼のような姿をしている。
(小生は、医者としてもクスシとしても、半端で、何もなせず、ただ無意な時を過ごしてきた……無能)
ふっと、青洲はマスクの下で自嘲をした。
青洲が出来る事は少ない。純粋な戦闘能力は、アイギスを使い熟しているパウルやカールの方がずっと上だ。ウミヘビへの采配も的確。彼らがこの場にいれば、迅速に菌床処分を遂行してくれた事だろう。
(〈根〉を、露出させなくては……)
青洲が出来る事は精々、補助だ。ウミヘビがより処分し易く、場を整える事。
そこで青洲は両手を胸元まであげ、まるで水を掬い上げるように前に差し出す。
「――灯せ、アイギス」
そしてアイギスを、呼び起こした。
呼びかけられたアイギスは藤色をした柔らかな光を放ちながら、青洲の手の平から浮き上がるように分離をする。
青洲に寄生するアイギスは、4本の触手に箱型の傘を持つアンドンクラゲの姿をしていた。モーズに寄生するハブクラゲ型と似た型である。
それが一匹、二匹、三匹、四匹……と、続々と分離をし夜空へ向け浮かんでいく。それと同時に、ニコチン達ウミヘビの肩や腕、頭にも藤色の光の塊が現れた。それもまた、青洲のアイギスだ。
そう。青洲は日本で外出している間、ウミヘビ全員に透明化させた己のアイギスを側に付けていたのだ。これによって電気信号を介してウミヘビの位置情報を把握し、暴走しようものなら地面に叩き付けるなどして止めていた。
ウミヘビの管理の一環として。
しかし今は管理よりも菌床処分を最優先とした為、ウミヘビ達からアイギスを離し、空へ飛ばす。
そして最終的に100匹近い、おびただしい数のアイギスが、夜空を彩った。
その光景はさながら、願い込めたランタンを空へ飛ばす『天燈上げ』である。
非常に美しく、幻想的な光景。
「ニコチン、燐、パラチオン……。屋根から落ちないよう、気を付けろ……。持ち上げる」
腕時計型電子機器の通話をを用いて、青洲はニコチン達へ指示を出す。
しかしパラチオンは、その指示の意味を理解できずにいた。
『持ち上げる……? どういう意味だ』
『そのまんまの意味だ。取り敢えずしゃがんどけ』
『いっそ先に降りた方が安全じゃあないかい?』
『何なんだ。何が起こるというのだ』
腕時計型電子機器越しにパラチオンの困惑した声が聞こえるが、詳細を話さずとも問題はないだろうと青洲は判断。
夜空に飛ばした大量のアイギスを菌糸や屋敷の随所に配置し、触手を絡ませ、上昇をさせ――持ち上げた。
ズズズズ……ッ
地響きを辺りに轟かせながら、菌糸が血管のように張り巡る屋敷が、夜空に向かって浮き上がる。
「な、何て光景だ……。菌床そのものを、浮かばせるだなんて……」
その現実味のない光景が出来上がっていく様を、蔵の陰で見ていたモーズは唖然とした。
まるで天空の城。
そもそも普通、建造物をただ上に引っ張りあげてもこうはならない。重力に引っ張られ、脆い箇所から崩れ落ちるからだ。
だが菌床と化した建造物ならば、それも菌糸の繋がりが強い《植物型》と似たタイプならば、建物全体に張り巡る菌糸がその形を強固に固定し、空へ浮かび上がっても崩れる事なく保ててしまう。
そのお陰で屋根から突き出た菌糸の“手”も同じく浮き上がり……地下へ張り巡っていた菌糸も、その全貌を露わにする。
夥しい数の“手”が蠢く、地下の菌糸。それは大地から引き上げられ、剥き出しになった大木の根に似ていた。赤く染まったガジュマルの大木、と例えるのが一番近いだろうか。
それだけの大きさがあれば比例して非常に重くなっている筈なのに、数が多いとは言え持ち上げてしまうアイギスの力もまた常軌を逸脱している。
だがそれを成した青洲本人は、特に達成感を感じる事もなく、ただただ浮遊した菌床に隠れている〈根〉を探す事に注力していた。
(この災害を食い止める事ができれば、少しは、胸を張れるだろうか……)
ガクン。
足に力が入らなくなった青洲が、その場で片膝をつく。
カールのユウレイクラゲ型とは逆に、青洲のアンドンクラゲ型は非常に燃焼がいい。しかしそれでも、これだけ大量に増殖させた上に、これだけの大技を命じたのだ。
その対価として、青洲は既にアイギスへ多量の血液を渡していた。
このまま失血死する可能性は、充分ある。
(母上、加恵……。……小生は何も成せなかった、救えなかった。それでも、赦してくれるだろうか……)
菌床全体を露出させたのだ、幾ら〈根〉が身を隠そうと、これ以上、菌床を広げる事が物理的に不可能な為、逃げ場はない。直にニコチン達が“手”ごと〈根〉を撃ち落としてくれるだろう。
被害もこれ以上、出る事はない。
それだけは誇れる気がして、青洲は霞み始めた視界で菌床を眺める。
屋敷の下で蠢く“手”が、青洲の方へ向かっているのが見えた。
消耗した菌糸を少しでも回復させようと、養分を求めているのだろう。その意図がわかっていても、青洲は動けない。
どの道、アイギスを酷使した自分の命は長くないのだ。順番が前後するだけだと、青洲は襲いかかってくる“手”を、他人事のように、眺めていた。
ドッッッ
無数の“手”が、身体を貫く。
狐面のデザインが施されたフェイスマスクは吹き飛び、何処へと転がっていった。
次いでぼたぼたぼたと、流れでる血が、庭園を青く染める。
「……アトロ、ピン……?」
“手”を受け止めたのは、青洲の前に駆け付け立ち塞がった、アトロピンであった。
彼の胸を、腹を、腕を、足を貫いた“手”は、元より養分補給を目的としていた為、反射的に吸血してしまったが、それが猛毒とわかると直ぐに“腕”を切断。〈根〉に到達する前に切り離し、するすると菌床本体へと戻っていった。
残ったのは、全身を青い血で染めたアトロピンのみ。
「申し訳、ございません……。ウミヘビの中でも弱く脆いわたくしでは、身を挺して、止める事しか……」
「何を、何をして……」
ニコチン達が屋根の上の菌糸を捌くのに手一杯なように、無数の“手”を止めるには銃撃では間に合わない。“手”が伸ばされたのを見て直ぐに駆け出したものの、青洲を抱えて逃げる時間はない。
そもそも青洲は逃げる気など、さらさらなかっただろう。何せ、生きる気がなかったのだから。
「……知って、おりました……。貴方が、死に場所を求めている、と……。御母堂と、奥方と共に、眠りたいと願って、いる事を……」
自分を側から遠ざけた時点で、いやもっと前から、アトロピンは青洲の希死念慮を感じ取っていた。彼の意思を最大限尊重したい思いもあり、今まで従っていたが――いざその瞬間が差し迫ると、受け入れられなかった。
だからその身を盾として、庇った。
「アトロピン、喋るな、血が、血が止まらない」
穴だらけとなったアトロピンの身体は再生が追い付かず、庭園に倒れ込んだのを皮切りに血溜まりが波紋のように広がっていく。
アトロピンはウミヘビの中でも毒素が弱い。それに比例して、身体の頑丈さや再生力も弱い。
一度に大量に出血してしまえば、それは致命傷となる。
すかさず青洲は貧血の身体を引きずるようにして、アトロピンの側へ駆け寄った。
「それ、でも……貴方に天寿を、全うして頂きたい……。これはわたくしの【願い】、勝手な我儘で、ございます……」
「アトロピン、アトロピン、アトロピン……っ! ――朝顔っ!!」
「どうか、どうか……。思い、詰めず……。わたくしは、貴方、に」
救われたのですから。
口だけそう動かして、アトロピンは微笑みかける。
(……血が足りない。身体が末端から、冷えていくのがわかる……。あぁ、思い出し、ますね……)
日本で青洲と、初めて出会った日を。
それを狙ってニコチン達が撃てば、菌糸の“手”は毒素が〈根〉に回らないよう即座に切り落とし、中毒による死滅を回避している。そして切った端から新たな“手”を生やす。それも複数。
一般的な菌床の動きとは明らかに異なる動きだ。
この様子では仮に《植物型》に有効なウミヘビが現場に到着したとしても、枯らすまで膨大な時間がかかると予想できる。そもそも《植物型》という呼称に収まらない変異をしている以上、効果のある毒素が変わっている可能性もあった。
そんな厄介な菌床が侵蝕している屋敷を、青洲は静かに凝視する。
(力不足……。足手纏い……。全て、小生の、事だ)
この場から遠ざける為にモーズへ伝えた言葉。それは本来、自分に向けられる言葉だと青洲は考えていた。
ウミヘビに対しても人と平等に命を尊び、我が身を顧みず災害に立ち向かう。そんな気高き意志を持つモーズは寧ろ、英雄と讃えられるべき男だ。
きっと救世主とは、彼のような姿をしている。
(小生は、医者としてもクスシとしても、半端で、何もなせず、ただ無意な時を過ごしてきた……無能)
ふっと、青洲はマスクの下で自嘲をした。
青洲が出来る事は少ない。純粋な戦闘能力は、アイギスを使い熟しているパウルやカールの方がずっと上だ。ウミヘビへの采配も的確。彼らがこの場にいれば、迅速に菌床処分を遂行してくれた事だろう。
(〈根〉を、露出させなくては……)
青洲が出来る事は精々、補助だ。ウミヘビがより処分し易く、場を整える事。
そこで青洲は両手を胸元まであげ、まるで水を掬い上げるように前に差し出す。
「――灯せ、アイギス」
そしてアイギスを、呼び起こした。
呼びかけられたアイギスは藤色をした柔らかな光を放ちながら、青洲の手の平から浮き上がるように分離をする。
青洲に寄生するアイギスは、4本の触手に箱型の傘を持つアンドンクラゲの姿をしていた。モーズに寄生するハブクラゲ型と似た型である。
それが一匹、二匹、三匹、四匹……と、続々と分離をし夜空へ向け浮かんでいく。それと同時に、ニコチン達ウミヘビの肩や腕、頭にも藤色の光の塊が現れた。それもまた、青洲のアイギスだ。
そう。青洲は日本で外出している間、ウミヘビ全員に透明化させた己のアイギスを側に付けていたのだ。これによって電気信号を介してウミヘビの位置情報を把握し、暴走しようものなら地面に叩き付けるなどして止めていた。
ウミヘビの管理の一環として。
しかし今は管理よりも菌床処分を最優先とした為、ウミヘビ達からアイギスを離し、空へ飛ばす。
そして最終的に100匹近い、おびただしい数のアイギスが、夜空を彩った。
その光景はさながら、願い込めたランタンを空へ飛ばす『天燈上げ』である。
非常に美しく、幻想的な光景。
「ニコチン、燐、パラチオン……。屋根から落ちないよう、気を付けろ……。持ち上げる」
腕時計型電子機器の通話をを用いて、青洲はニコチン達へ指示を出す。
しかしパラチオンは、その指示の意味を理解できずにいた。
『持ち上げる……? どういう意味だ』
『そのまんまの意味だ。取り敢えずしゃがんどけ』
『いっそ先に降りた方が安全じゃあないかい?』
『何なんだ。何が起こるというのだ』
腕時計型電子機器越しにパラチオンの困惑した声が聞こえるが、詳細を話さずとも問題はないだろうと青洲は判断。
夜空に飛ばした大量のアイギスを菌糸や屋敷の随所に配置し、触手を絡ませ、上昇をさせ――持ち上げた。
ズズズズ……ッ
地響きを辺りに轟かせながら、菌糸が血管のように張り巡る屋敷が、夜空に向かって浮き上がる。
「な、何て光景だ……。菌床そのものを、浮かばせるだなんて……」
その現実味のない光景が出来上がっていく様を、蔵の陰で見ていたモーズは唖然とした。
まるで天空の城。
そもそも普通、建造物をただ上に引っ張りあげてもこうはならない。重力に引っ張られ、脆い箇所から崩れ落ちるからだ。
だが菌床と化した建造物ならば、それも菌糸の繋がりが強い《植物型》と似たタイプならば、建物全体に張り巡る菌糸がその形を強固に固定し、空へ浮かび上がっても崩れる事なく保ててしまう。
そのお陰で屋根から突き出た菌糸の“手”も同じく浮き上がり……地下へ張り巡っていた菌糸も、その全貌を露わにする。
夥しい数の“手”が蠢く、地下の菌糸。それは大地から引き上げられ、剥き出しになった大木の根に似ていた。赤く染まったガジュマルの大木、と例えるのが一番近いだろうか。
それだけの大きさがあれば比例して非常に重くなっている筈なのに、数が多いとは言え持ち上げてしまうアイギスの力もまた常軌を逸脱している。
だがそれを成した青洲本人は、特に達成感を感じる事もなく、ただただ浮遊した菌床に隠れている〈根〉を探す事に注力していた。
(この災害を食い止める事ができれば、少しは、胸を張れるだろうか……)
ガクン。
足に力が入らなくなった青洲が、その場で片膝をつく。
カールのユウレイクラゲ型とは逆に、青洲のアンドンクラゲ型は非常に燃焼がいい。しかしそれでも、これだけ大量に増殖させた上に、これだけの大技を命じたのだ。
その対価として、青洲は既にアイギスへ多量の血液を渡していた。
このまま失血死する可能性は、充分ある。
(母上、加恵……。……小生は何も成せなかった、救えなかった。それでも、赦してくれるだろうか……)
菌床全体を露出させたのだ、幾ら〈根〉が身を隠そうと、これ以上、菌床を広げる事が物理的に不可能な為、逃げ場はない。直にニコチン達が“手”ごと〈根〉を撃ち落としてくれるだろう。
被害もこれ以上、出る事はない。
それだけは誇れる気がして、青洲は霞み始めた視界で菌床を眺める。
屋敷の下で蠢く“手”が、青洲の方へ向かっているのが見えた。
消耗した菌糸を少しでも回復させようと、養分を求めているのだろう。その意図がわかっていても、青洲は動けない。
どの道、アイギスを酷使した自分の命は長くないのだ。順番が前後するだけだと、青洲は襲いかかってくる“手”を、他人事のように、眺めていた。
ドッッッ
無数の“手”が、身体を貫く。
狐面のデザインが施されたフェイスマスクは吹き飛び、何処へと転がっていった。
次いでぼたぼたぼたと、流れでる血が、庭園を青く染める。
「……アトロ、ピン……?」
“手”を受け止めたのは、青洲の前に駆け付け立ち塞がった、アトロピンであった。
彼の胸を、腹を、腕を、足を貫いた“手”は、元より養分補給を目的としていた為、反射的に吸血してしまったが、それが猛毒とわかると直ぐに“腕”を切断。〈根〉に到達する前に切り離し、するすると菌床本体へと戻っていった。
残ったのは、全身を青い血で染めたアトロピンのみ。
「申し訳、ございません……。ウミヘビの中でも弱く脆いわたくしでは、身を挺して、止める事しか……」
「何を、何をして……」
ニコチン達が屋根の上の菌糸を捌くのに手一杯なように、無数の“手”を止めるには銃撃では間に合わない。“手”が伸ばされたのを見て直ぐに駆け出したものの、青洲を抱えて逃げる時間はない。
そもそも青洲は逃げる気など、さらさらなかっただろう。何せ、生きる気がなかったのだから。
「……知って、おりました……。貴方が、死に場所を求めている、と……。御母堂と、奥方と共に、眠りたいと願って、いる事を……」
自分を側から遠ざけた時点で、いやもっと前から、アトロピンは青洲の希死念慮を感じ取っていた。彼の意思を最大限尊重したい思いもあり、今まで従っていたが――いざその瞬間が差し迫ると、受け入れられなかった。
だからその身を盾として、庇った。
「アトロピン、喋るな、血が、血が止まらない」
穴だらけとなったアトロピンの身体は再生が追い付かず、庭園に倒れ込んだのを皮切りに血溜まりが波紋のように広がっていく。
アトロピンはウミヘビの中でも毒素が弱い。それに比例して、身体の頑丈さや再生力も弱い。
一度に大量に出血してしまえば、それは致命傷となる。
すかさず青洲は貧血の身体を引きずるようにして、アトロピンの側へ駆け寄った。
「それ、でも……貴方に天寿を、全うして頂きたい……。これはわたくしの【願い】、勝手な我儘で、ございます……」
「アトロピン、アトロピン、アトロピン……っ! ――朝顔っ!!」
「どうか、どうか……。思い、詰めず……。わたくしは、貴方、に」
救われたのですから。
口だけそう動かして、アトロピンは微笑みかける。
(……血が足りない。身体が末端から、冷えていくのがわかる……。あぁ、思い出し、ますね……)
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