唯のコントです。期待しないでください。~まとめシリーズ~

パンダヒーロー

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柿太郎…の兄

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  俺は【柿太郎】の兄だ。

 今日はちょっとジジババたちのテンションが可笑しい。

 いつものようにジジイは【虎狩】に。

 ババアは【宣託】に行った。

 「ばあさんや!虎を刈ってきたぞ!」

 「爺さんや!それは凄い!」

 ……いやジジイ凄すぎだろ。虎なんか狩ってくんな。

 歳を考えろ。虎と格闘できる九十歳はなかなかいないぞ。

 「さすが爺さんは凄いねぇ柿坊」

 ……お前も大概だぞババァ。【宣託】ってなんだよ。

 もはや怪しい響きしかないんだが。

 ……見ての通り、家の爺さんばあさんはいろいろと桁外れだ。

 俺はすでに十八歳。

 こんな光景も見慣れたものだ。

 「では早速この虎を食べましょうかねぇ……」

 「良いね!とれたてが一番おいしいってな!」

 ……虎って食べるもんなんだね。

 もうなんか諦めちゃったよ俺。

 婆さんは半月刀シミター(絶対に持ったらあかん奴や)を取り出し、振り下ろす。

 「キえぇぇええええええっッ!!!」……それは婆さんが上げていい声では決してない。

 まずは一回。

 それでは斬りきれず、皮が開いただけだったが……

 「うおッ……ここはどこだ……?」

 中から男性らしき声が聞こえた。

 やっぱりここで出てくるのか柿太郎。(ちなみに俺はストーリーをすべて知っている)

 ここは切っちゃダメなはずだが……

 「爺さん。男の声がするんだが……ムカつくから切っても良いか?」

 ……ちょオイ!?まさか斬らんよな!?

 爺さん「斬るなっ」って言えよ!?いうんだぞ!?

 「別にかまわんよ」

 「オイジジイぃぃぃイッ!?」

 なんじゃそれ「別にかまわんよ」って!?舐め腐りおってジジイ!?

 「ほんじゃそいっと」

 躊躇わず、全力を以て半月刀シミターを振り下ろす婆さん。

 「うわあァァァァァァぁぁぁ!?なにこの婆さん!?怖い!?」

 桃太郎と思わしき中年が自分の状況に気づき悲鳴を上げた。

 「男なんだから怖がるな!殺すぞ?KILLぞ?」

 「やめてください……」

 婆さんと、柿太郎の悲しい力関係であった。




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