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診療所
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二人の住処に閉じ込められてから三日目の朝、やっと俺にも外の空気を吸える機会が訪れた。それは甲部の「やっぱり家計が厳しくなってきたから荻窪くんも労働させよう」という提案から始まった。綾部はこれに対し、朝食のスープをすすりながら、「巳鶴がそう言うなら」と二つ返事で了承した。俺に意見は求められなかった。俺も反対する意は抱いておらず、寧ろ、久々にこの家以外の空気を吸えることに喜びすら覚えた。
甲部は家で作業があるとのことで、俺は綾部に職場となる場所へ連れて行かれた。バスにも鉄道にも乗らず、どうやら徒歩圏内にそこはあるらしい。
綾部は無口な男だった。こちらから何か話しかけない限りは、全く口を開かない。話しかけても、視線を一瞬こっちへ移し、「ああ」とか「うん」とか言うくらいである。口数が少ない上に表情も乏しい。初めて接するタイプの人間、しかも天然種となると、どうも調子が狂ってしまう。なぜ甲部は彼と、同居できるくらい心を許せる仲になれたのだろうか。
十五分ほど歩いたところに俺の職場はあった。平家の古民家風な一軒家。駅前の賑やかしさからは一転、閑静な住宅地の、そのまた奥にひっそりと佇んでいた。入り口の戸の近くには大きな樫の木が一本そびえている。
玄関の戸には呼び鈴もインターホンも無かった。綾部は戸のガラスを優しく叩き、「燈です」と声をかけた。なんだか時代物の映画を観ているようだった。映画の中では洋服姿の男が「御免下さい」と戸を叩き、中から袢纏姿の綺麗な女性が出迎えるというやり取りをしていたのを覚えている。
現実に俺たちの前に現れたのは頭髪を全て刈り上げた背の高い男性だった。すらりと伸びた体躯に、濃い緑色の着物を纏っている。体の前で重ねられた手には黒い爪の小指。養殖種だ。彼は柔らかな笑みを浮かべながら丁寧に頭を下げた。
「こんにちは、燈くん。そちらが君たちの言っていた荻窪秀くんですね」
「はじめまして、お世話になります」
俺も慌てて頭を下げた。
「すみません、先生。急に無理言って」
そう言って燈も頭を下げる。
「いえ、良いんですよ。ちょうど私も助手が欲しかったところなんです。こんな小さくて寂れた診療所でも、看護師もいないとなるとさすがに大変で」
「え、診療所?」
「あれ、燈くんたちから聞いていませんか」
綾部の方を振り返るが、彼は風に揺れる樫の木を見上げているだけでこちらへの関心は無いようだ。
着物の彼、葛飾飛鳥から聞くところによると、俺はこれから水曜日と土日の午後以外の時間は診療所の事務員として働くことになっているようだ。と言っても、受付や概算などは全てコンピュータが行なってくれるため、葛飾先生の身辺整理や物品の出し入れ、診療所内の清掃が主な職務内容となる。綾部が別の仕事場へ行くのを見送ってから、俺は玄関横の出窓がある部屋で腰掛け、午前中は訪れる患者たちに挨拶の言葉をかけるだけで終わった。
先生から「お昼にしましょう」と声をかけられ、案内された部屋へ向かう。出窓の部屋を出て、診察室、検査室、処置室を通り過ぎると台所や応接室など一般民家とそう変わらない景色になった。床の間の部屋で待っていると、食事を乗せた盆を持って彼が入ってきた。白米、豆腐の味噌汁、焼き魚、ほうれん草の和物。温かな香りを吸い込んで、喉を鳴らした。
「秀くんは、今は巳鶴くんや燈くんが作る食事を食べているんですか」
味噌汁を一口啜って、先生が言った。
「あ、はい。二人とも料理が好きみたいで、いつも作ってくれてます」
米を口に運ぶ手を止めて、俺が答えた。
「そうですか。彼らが作る食事は美味しいでしょう」
「はい。葛飾先生の料理もとても美味しいです」
「良かった。実は私も、巳鶴くんたちに料理を教えてもらったんですよ。最近じゃこう言った和食を家庭で食べる習慣が少なくなってますけど、燈くんが作ってるのを巳鶴くんが食べて、それを今度は私が食べて知ったんです。料理の『さしすせそ』というのがあるって、燈くんが言ってました。それがあれば大抵のものは作れると」
「さしすせそ?」
「砂糖、塩、酢、醤油、味噌の覚え方らしいですよ」
「なるほど…」
じっと味噌汁を覗き込む。思えば、自分で食事を作ることなんて今まで無かった。栄養バランスが考えられた献立が詰め込まれた真空パックを買うだけで、あとは食べれば食事は済む。料理は無用のものとして省いてきた。そのため俺を含む殆どの人間は、調味料のことすら何も知らずにいる。
「養殖種は、」
先生の言葉に、はっと顔を上げる。その時、彼の黒色の小指の爪にも気が付いた。
「恵まれているが故に、損なってばかりです」
「自由が損なわれていると、俺も甲部くんから聞きました」
「巳鶴くんは、君にも話したんですね。そう、大きく言えば自由を損なった。そしてその自由の中には、数え切れないほど様々な事柄が含まれているのです。例えば料理の楽しさ、調味料の種類、自分の味を知る喜び。そこには経験というものが関与している。経験から産まれる物は数多に及ぶ。そしてそれら産物は人間の財産となる……例え悲しみや絶望であっても。我々人類は幸福というものを古来から追求してきた。幸せとは何か。本当の幸福とは。しかし幸福に盲目になり、既に手にしていた数々の幸福を、自ら手放してきてしまったようですね」
「俺は、甲部くんに話してもらうまで気が付きませんでした。考えたこともなかった。自分がたくさんの物を損なってきていたなんて。常に出来上がった物を与えられて、不足なく生きているように、今まで思い込んでいましたから」
「きっと気が付かない方が幸せなのかもしれません。多くの人にとっては。ですが、私は燈くんや巳鶴くんに出会って、自分の不自由さを知れたことが幸福に思えるんです」
「俺も、そう思います」
昼食を終え、午後の仕事が始まる。俺はまた訪れる人たちに頭を下げ、「こんにちは」と「お大事に」を繰り返す。こちらに目も合わそうとせず、機械のように左から右、右から左へと流れていく人々。その全員の小指には黒い爪がある。平べったい、と思った。皆それぞれが、世界の表面を物凄いスピードで滑るように動いている。甲部や綾部、葛飾先生にあるような人間としての重厚感が無い。おそらく自分にも無いのだろう。目の前に広がる莫大な事柄に、気をこれっぽっちも寄越さない。まるで、「時間が無い」とでも言うように。
時間が無いから短縮した、手間がかかるから短縮した、そのようにして造られた物はこの世に溢れかえっている。しかし、本当に自分たちには時間が無いのか?無いと感じるのは何の時間なのか。
短縮され、弾かれてしまったものたちの中に、幸福があったのだとしたら。俺たち人類は、とんでもなく混沌とした、恐るべき未来を切り開きつつあるのかもしれない。その前に、俺たちは変わるべきなのだ。気付くべきなのだ。知るべきなのだ。そのきっかけになるのが、今の時点で俺の側にある。これは運命的である。帰ったら早速彼らと共に策を練らなければ。
十八時。終業を告げる時計の音が中に響く。葛飾先生に挨拶をして診療所を後にし、燈からの電子メッセージで指定された駅に赴くため、最寄りの駅の改札に小指を触れようとした、
その途端。
「荻窪秀くん!」
俺の名前を呼ぶその手に、肩をグイと掴まれた。
二人の住処に閉じ込められてから三日目の朝、やっと俺にも外の空気を吸える機会が訪れた。それは甲部の「やっぱり家計が厳しくなってきたから荻窪くんも労働させよう」という提案から始まった。綾部はこれに対し、朝食のスープをすすりながら、「巳鶴がそう言うなら」と二つ返事で了承した。俺に意見は求められなかった。俺も反対する意は抱いておらず、寧ろ、久々にこの家以外の空気を吸えることに喜びすら覚えた。
甲部は家で作業があるとのことで、俺は綾部に職場となる場所へ連れて行かれた。バスにも鉄道にも乗らず、どうやら徒歩圏内にそこはあるらしい。
綾部は無口な男だった。こちらから何か話しかけない限りは、全く口を開かない。話しかけても、視線を一瞬こっちへ移し、「ああ」とか「うん」とか言うくらいである。口数が少ない上に表情も乏しい。初めて接するタイプの人間、しかも天然種となると、どうも調子が狂ってしまう。なぜ甲部は彼と、同居できるくらい心を許せる仲になれたのだろうか。
十五分ほど歩いたところに俺の職場はあった。平家の古民家風な一軒家。駅前の賑やかしさからは一転、閑静な住宅地の、そのまた奥にひっそりと佇んでいた。入り口の戸の近くには大きな樫の木が一本そびえている。
玄関の戸には呼び鈴もインターホンも無かった。綾部は戸のガラスを優しく叩き、「燈です」と声をかけた。なんだか時代物の映画を観ているようだった。映画の中では洋服姿の男が「御免下さい」と戸を叩き、中から袢纏姿の綺麗な女性が出迎えるというやり取りをしていたのを覚えている。
現実に俺たちの前に現れたのは頭髪を全て刈り上げた背の高い男性だった。すらりと伸びた体躯に、濃い緑色の着物を纏っている。体の前で重ねられた手には黒い爪の小指。養殖種だ。彼は柔らかな笑みを浮かべながら丁寧に頭を下げた。
「こんにちは、燈くん。そちらが君たちの言っていた荻窪秀くんですね」
「はじめまして、お世話になります」
俺も慌てて頭を下げた。
「すみません、先生。急に無理言って」
そう言って燈も頭を下げる。
「いえ、良いんですよ。ちょうど私も助手が欲しかったところなんです。こんな小さくて寂れた診療所でも、看護師もいないとなるとさすがに大変で」
「え、診療所?」
「あれ、燈くんたちから聞いていませんか」
綾部の方を振り返るが、彼は風に揺れる樫の木を見上げているだけでこちらへの関心は無いようだ。
着物の彼、葛飾飛鳥から聞くところによると、俺はこれから水曜日と土日の午後以外の時間は診療所の事務員として働くことになっているようだ。と言っても、受付や概算などは全てコンピュータが行なってくれるため、葛飾先生の身辺整理や物品の出し入れ、診療所内の清掃が主な職務内容となる。綾部が別の仕事場へ行くのを見送ってから、俺は玄関横の出窓がある部屋で腰掛け、午前中は訪れる患者たちに挨拶の言葉をかけるだけで終わった。
先生から「お昼にしましょう」と声をかけられ、案内された部屋へ向かう。出窓の部屋を出て、診察室、検査室、処置室を通り過ぎると台所や応接室など一般民家とそう変わらない景色になった。床の間の部屋で待っていると、食事を乗せた盆を持って彼が入ってきた。白米、豆腐の味噌汁、焼き魚、ほうれん草の和物。温かな香りを吸い込んで、喉を鳴らした。
「秀くんは、今は巳鶴くんや燈くんが作る食事を食べているんですか」
味噌汁を一口啜って、先生が言った。
「あ、はい。二人とも料理が好きみたいで、いつも作ってくれてます」
米を口に運ぶ手を止めて、俺が答えた。
「そうですか。彼らが作る食事は美味しいでしょう」
「はい。葛飾先生の料理もとても美味しいです」
「良かった。実は私も、巳鶴くんたちに料理を教えてもらったんですよ。最近じゃこう言った和食を家庭で食べる習慣が少なくなってますけど、燈くんが作ってるのを巳鶴くんが食べて、それを今度は私が食べて知ったんです。料理の『さしすせそ』というのがあるって、燈くんが言ってました。それがあれば大抵のものは作れると」
「さしすせそ?」
「砂糖、塩、酢、醤油、味噌の覚え方らしいですよ」
「なるほど…」
じっと味噌汁を覗き込む。思えば、自分で食事を作ることなんて今まで無かった。栄養バランスが考えられた献立が詰め込まれた真空パックを買うだけで、あとは食べれば食事は済む。料理は無用のものとして省いてきた。そのため俺を含む殆どの人間は、調味料のことすら何も知らずにいる。
「養殖種は、」
先生の言葉に、はっと顔を上げる。その時、彼の黒色の小指の爪にも気が付いた。
「恵まれているが故に、損なってばかりです」
「自由が損なわれていると、俺も甲部くんから聞きました」
「巳鶴くんは、君にも話したんですね。そう、大きく言えば自由を損なった。そしてその自由の中には、数え切れないほど様々な事柄が含まれているのです。例えば料理の楽しさ、調味料の種類、自分の味を知る喜び。そこには経験というものが関与している。経験から産まれる物は数多に及ぶ。そしてそれら産物は人間の財産となる……例え悲しみや絶望であっても。我々人類は幸福というものを古来から追求してきた。幸せとは何か。本当の幸福とは。しかし幸福に盲目になり、既に手にしていた数々の幸福を、自ら手放してきてしまったようですね」
「俺は、甲部くんに話してもらうまで気が付きませんでした。考えたこともなかった。自分がたくさんの物を損なってきていたなんて。常に出来上がった物を与えられて、不足なく生きているように、今まで思い込んでいましたから」
「きっと気が付かない方が幸せなのかもしれません。多くの人にとっては。ですが、私は燈くんや巳鶴くんに出会って、自分の不自由さを知れたことが幸福に思えるんです」
「俺も、そう思います」
昼食を終え、午後の仕事が始まる。俺はまた訪れる人たちに頭を下げ、「こんにちは」と「お大事に」を繰り返す。こちらに目も合わそうとせず、機械のように左から右、右から左へと流れていく人々。その全員の小指には黒い爪がある。平べったい、と思った。皆それぞれが、世界の表面を物凄いスピードで滑るように動いている。甲部や綾部、葛飾先生にあるような人間としての重厚感が無い。おそらく自分にも無いのだろう。目の前に広がる莫大な事柄に、気をこれっぽっちも寄越さない。まるで、「時間が無い」とでも言うように。
時間が無いから短縮した、手間がかかるから短縮した、そのようにして造られた物はこの世に溢れかえっている。しかし、本当に自分たちには時間が無いのか?無いと感じるのは何の時間なのか。
短縮され、弾かれてしまったものたちの中に、幸福があったのだとしたら。俺たち人類は、とんでもなく混沌とした、恐るべき未来を切り開きつつあるのかもしれない。その前に、俺たちは変わるべきなのだ。気付くべきなのだ。知るべきなのだ。そのきっかけになるのが、今の時点で俺の側にある。これは運命的である。帰ったら早速彼らと共に策を練らなければ。
十八時。終業を告げる時計の音が中に響く。葛飾先生に挨拶をして診療所を後にし、燈からの電子メッセージで指定された駅に赴くため、最寄りの駅の改札に小指を触れようとした、
その途端。
「荻窪秀くん!」
俺の名前を呼ぶその手に、肩をグイと掴まれた。
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