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3度目の正直
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小鳥遊とかなえは同じ転生者だとわかってからは急速に友人として、親密さが増す。
「しかし、そのジャガーとか言う王太子、ひでぇ奴だな。そこまでほれ込んだ婚約者をあっさり捨てるなど考えられない!たとえ浮気相手が聖女様であったとしてもだ。」
最初は、あなたがジャガーの生まれ変わりだと思ったのよ。とは口が裂けても言えない。
「いいえ、聖女はわたくしなの。のぞみが死ぬとき覚醒してしまったのよ。だからもう一度人生をやり直せるチャンスを神様がくださったというわけよ。」
「ということは?……つまり、聖女魔法が使えるってことだね?すっげー!」
もう小鳥遊は完全に、かなえの虜になっている。ここまで聞いたら、もう嫁さんどころか完全に聖女様の崇拝者となっている自分に気づく。もう嫁さんにしたいとは思わないが、一生いい友人でいたい。
ところがそこは健康な若い男女のこと、ついに一線を越えてしまいます。
仕事帰り、最近は二人でよく飲みに行く。基本、小鳥遊は独身寮に住んでいるが自炊だから、つい帰りは、かなえを誘って夕飯がてら、飲んでしまう。
かなえも最近は、小鳥遊が結婚話をしなくなったので、安心して友人としてお酒に付き合う。
その日はどういうわけか、小鳥遊の機嫌が悪く、宥めているうちにお互い深酒になってしまったようだ。
「異世界へいっぺん連れて行っておくれよ?いいだろ?そしたら、俺ももっと他のことを思い出せるかもしれないからさ。」
「えー!でも……。この格好のままでは……。」
「チャっと行って、パっと帰って来ればいいじゃん。聖女様ぁ、お願いしますぅ。」
「じゃぁ、ちょっと見るだけよ。」
「わーい。ありがとう。」
ほとんど、へべれけ状態で、異世界の自宅を目指して飛ぶ。
小鳥遊は、急に浮揚感があったと思ったら、そこは見たこともない光景にさらに興奮する。
「ここが異世界で自宅として、使っているところよ。飲み過ぎたみたいだから、ここでお茶でもしましょう。」
そう言って、かなえは玄関扉を開ける。
今夜も父は来ていないようだ。
「はーい。お邪魔しまーす。」
ぐでんぐでんの小鳥遊を応接間のソファに座らせ、水を取ってこようとしたら、いきなり抱きつかれ、キスをされてしまった。
男性の唾液にはテストステロンという興奮物質が含まれている。その物質をキスにより、女性に送り込むことで、女性もまた男性の興奮が伝染る。
キスの後、お互いに見つめ合う。かなえものぞみの時に体験した限り、今世では一度もないはずなのに、もう下半身が濡れている。
「愛しているスカーレット。」
「!」
また口を大きく吸われる。
「どうして?スカーレットの名を知っているの?」
「いや、なんとなく口に出た。そんなことどうでもいいじゃないか?」
小鳥遊のテストステロンが大量に送り込まれる。
二人とも理性は完全崩壊。さすが元プレイボーイの東大生だけのことはあり、かなえは小鳥遊の手により、愛撫されながら一糸まとわぬ姿にされてしまう。
もう抵抗するすべもなく、完全に小鳥遊の手に委ねられている。小鳥遊は、全裸になったかなえを見降ろし、自分もネクタイ、背広と脱いでいく。
「今夜、君を抱きたいがいいか?」
かなえはもう黙って頷くしかない。かなえも抱かれたいのだ。恥ずかしい姿を見られ、このまま元の友人関係には戻れない。
それにもう小鳥遊はコンドームの袋を破っている。いつの間に、そんなものを買ったのか?それとも男性は、いつも持ち歩いているものなのか?
かなえは心から小鳥遊を友人として見ていたが、小鳥遊は違ったのだろうか?快感の波が押し寄せ、考えることをやめる。
そこでまた小鳥遊に唇を奪われ、もう完全にノックアウト。もっと、もっと小鳥遊が欲しい。
「名前で呼んで。俺もかなえと呼ぶから。」
「ゆうたさん、抱いて。」
「かなえ愛している。」
そして、二人は一つになった。
コトが終わった後、雄太と自分に清浄魔法をかけ、綺麗にして部屋でのセックスの痕跡を消す。
それからは、ずっと雄太と一緒にいたくなったかなえは、雄太の同意を得て、異空間に雄太との愛の巣を作る。重い女と言われるのがコワイけど、主に雄太とのH部屋を作る。
かなえは、のぞみの時もそうだったけど一度肌を許すと、もうその男性しか目に入らない。
かなえは父に小鳥遊雄太を紹介し、結婚の承諾を得る。
「面白いのよ。この人、パパと同じプロポーズをしてきたの。だからOKしちゃったわ。」
「まさか!?とは思うが、まだ潔い関係だろうな?」
「もちろんよ。パパとはそこが違うけどね。」
こう言われたら、恒夫は許さないわけにはいかず挨拶は終わる。
あの夜、スカーレット呼びされたことで、少々雄太の出自は気になるところだけど、もしジャガーだったとしても、今なら許せる。
だって、男爵令嬢のリリアーヌはいないもの。
ん?
ひょっとしたら、あの赤薔薇のカノジョさんも転生者で、リリアーヌの生まれ変わりだったりして?なーんてね。バカなことを考える。
でも、最後にジャガーは、スカーレットを選んでくれたのだから、これでよしとします。
念のため、雄太にも結界を張る。もし、あの赤薔薇のカノジョさんが、リリアーヌだったらこれで終わりにはならないと思うから。
予感は当たった。仕事帰り、たまには暗い夜道をしっぽりと帰ろうと二人で並んで歩いていたら、前から光るものを手にした女が立ちふさがっていた。
よく見ると、赤薔薇のカノジョさんだった。
「やっぱり、付き合っていたんだ。許せない!私をオモチャにして、二人で笑っていたのね!」
ナイフを振りかざしながら、突進してきた。他の通行人が110番をしてくれるも、もうすぐそこまで迫ってきている。
結果は、二人の結界に阻まれナイフは届かないばかりか、勢い余って、カノジョさん自身を貫いてしまった。
「なん……で?」
救急車が来るも、出血性ショックで死去。
自殺として、処理される。
結婚式の後、本当にかなえは退職届を提出して、専業主婦に表向きはなった。実際は異世界で聖女様の仕事があるから、キャリア官僚は忙しく残業が続くので両立は無理かな?と思っていたところに、雄太からのプロポーズ。渡りに船とはこういうことを言うと思ったのよ。
めでたく寿退職してからは、手芸作家と聖女様の仕事で手いっぱい、幸せいっぱいの毎日を送る。
新婚の間の新居は、異世界の自宅にして、異空間を通り、キスアンドライドとは少し違うけど、かなえが霞が関まで送迎する。
最近は、スマホで無料GPSアプリがあるけど、そんなものなくても愛があればテレパシーで交信できる。
「帰るときは言ってね。迎えに行くわ。」
朝出かけるときに1回、帰ってくるときに1回、お風呂に入って1回、寝る前にもう1回と1日4回は愛し合っている二人、雄太は、今はもう王太子でも何でもない一般人だから世継ぎを急ぐ必要がない。
だから、とことんかなえを楽しんでいる。
かなえもまた雄太に抱かれることが嬉しくて仕方がない。
需要と供給のバランスが取れている今こそ、存分にお励みください。
3度目にして、やっとつかんだ幸せが嬉しい。神様、ありがとう。
「しかし、そのジャガーとか言う王太子、ひでぇ奴だな。そこまでほれ込んだ婚約者をあっさり捨てるなど考えられない!たとえ浮気相手が聖女様であったとしてもだ。」
最初は、あなたがジャガーの生まれ変わりだと思ったのよ。とは口が裂けても言えない。
「いいえ、聖女はわたくしなの。のぞみが死ぬとき覚醒してしまったのよ。だからもう一度人生をやり直せるチャンスを神様がくださったというわけよ。」
「ということは?……つまり、聖女魔法が使えるってことだね?すっげー!」
もう小鳥遊は完全に、かなえの虜になっている。ここまで聞いたら、もう嫁さんどころか完全に聖女様の崇拝者となっている自分に気づく。もう嫁さんにしたいとは思わないが、一生いい友人でいたい。
ところがそこは健康な若い男女のこと、ついに一線を越えてしまいます。
仕事帰り、最近は二人でよく飲みに行く。基本、小鳥遊は独身寮に住んでいるが自炊だから、つい帰りは、かなえを誘って夕飯がてら、飲んでしまう。
かなえも最近は、小鳥遊が結婚話をしなくなったので、安心して友人としてお酒に付き合う。
その日はどういうわけか、小鳥遊の機嫌が悪く、宥めているうちにお互い深酒になってしまったようだ。
「異世界へいっぺん連れて行っておくれよ?いいだろ?そしたら、俺ももっと他のことを思い出せるかもしれないからさ。」
「えー!でも……。この格好のままでは……。」
「チャっと行って、パっと帰って来ればいいじゃん。聖女様ぁ、お願いしますぅ。」
「じゃぁ、ちょっと見るだけよ。」
「わーい。ありがとう。」
ほとんど、へべれけ状態で、異世界の自宅を目指して飛ぶ。
小鳥遊は、急に浮揚感があったと思ったら、そこは見たこともない光景にさらに興奮する。
「ここが異世界で自宅として、使っているところよ。飲み過ぎたみたいだから、ここでお茶でもしましょう。」
そう言って、かなえは玄関扉を開ける。
今夜も父は来ていないようだ。
「はーい。お邪魔しまーす。」
ぐでんぐでんの小鳥遊を応接間のソファに座らせ、水を取ってこようとしたら、いきなり抱きつかれ、キスをされてしまった。
男性の唾液にはテストステロンという興奮物質が含まれている。その物質をキスにより、女性に送り込むことで、女性もまた男性の興奮が伝染る。
キスの後、お互いに見つめ合う。かなえものぞみの時に体験した限り、今世では一度もないはずなのに、もう下半身が濡れている。
「愛しているスカーレット。」
「!」
また口を大きく吸われる。
「どうして?スカーレットの名を知っているの?」
「いや、なんとなく口に出た。そんなことどうでもいいじゃないか?」
小鳥遊のテストステロンが大量に送り込まれる。
二人とも理性は完全崩壊。さすが元プレイボーイの東大生だけのことはあり、かなえは小鳥遊の手により、愛撫されながら一糸まとわぬ姿にされてしまう。
もう抵抗するすべもなく、完全に小鳥遊の手に委ねられている。小鳥遊は、全裸になったかなえを見降ろし、自分もネクタイ、背広と脱いでいく。
「今夜、君を抱きたいがいいか?」
かなえはもう黙って頷くしかない。かなえも抱かれたいのだ。恥ずかしい姿を見られ、このまま元の友人関係には戻れない。
それにもう小鳥遊はコンドームの袋を破っている。いつの間に、そんなものを買ったのか?それとも男性は、いつも持ち歩いているものなのか?
かなえは心から小鳥遊を友人として見ていたが、小鳥遊は違ったのだろうか?快感の波が押し寄せ、考えることをやめる。
そこでまた小鳥遊に唇を奪われ、もう完全にノックアウト。もっと、もっと小鳥遊が欲しい。
「名前で呼んで。俺もかなえと呼ぶから。」
「ゆうたさん、抱いて。」
「かなえ愛している。」
そして、二人は一つになった。
コトが終わった後、雄太と自分に清浄魔法をかけ、綺麗にして部屋でのセックスの痕跡を消す。
それからは、ずっと雄太と一緒にいたくなったかなえは、雄太の同意を得て、異空間に雄太との愛の巣を作る。重い女と言われるのがコワイけど、主に雄太とのH部屋を作る。
かなえは、のぞみの時もそうだったけど一度肌を許すと、もうその男性しか目に入らない。
かなえは父に小鳥遊雄太を紹介し、結婚の承諾を得る。
「面白いのよ。この人、パパと同じプロポーズをしてきたの。だからOKしちゃったわ。」
「まさか!?とは思うが、まだ潔い関係だろうな?」
「もちろんよ。パパとはそこが違うけどね。」
こう言われたら、恒夫は許さないわけにはいかず挨拶は終わる。
あの夜、スカーレット呼びされたことで、少々雄太の出自は気になるところだけど、もしジャガーだったとしても、今なら許せる。
だって、男爵令嬢のリリアーヌはいないもの。
ん?
ひょっとしたら、あの赤薔薇のカノジョさんも転生者で、リリアーヌの生まれ変わりだったりして?なーんてね。バカなことを考える。
でも、最後にジャガーは、スカーレットを選んでくれたのだから、これでよしとします。
念のため、雄太にも結界を張る。もし、あの赤薔薇のカノジョさんが、リリアーヌだったらこれで終わりにはならないと思うから。
予感は当たった。仕事帰り、たまには暗い夜道をしっぽりと帰ろうと二人で並んで歩いていたら、前から光るものを手にした女が立ちふさがっていた。
よく見ると、赤薔薇のカノジョさんだった。
「やっぱり、付き合っていたんだ。許せない!私をオモチャにして、二人で笑っていたのね!」
ナイフを振りかざしながら、突進してきた。他の通行人が110番をしてくれるも、もうすぐそこまで迫ってきている。
結果は、二人の結界に阻まれナイフは届かないばかりか、勢い余って、カノジョさん自身を貫いてしまった。
「なん……で?」
救急車が来るも、出血性ショックで死去。
自殺として、処理される。
結婚式の後、本当にかなえは退職届を提出して、専業主婦に表向きはなった。実際は異世界で聖女様の仕事があるから、キャリア官僚は忙しく残業が続くので両立は無理かな?と思っていたところに、雄太からのプロポーズ。渡りに船とはこういうことを言うと思ったのよ。
めでたく寿退職してからは、手芸作家と聖女様の仕事で手いっぱい、幸せいっぱいの毎日を送る。
新婚の間の新居は、異世界の自宅にして、異空間を通り、キスアンドライドとは少し違うけど、かなえが霞が関まで送迎する。
最近は、スマホで無料GPSアプリがあるけど、そんなものなくても愛があればテレパシーで交信できる。
「帰るときは言ってね。迎えに行くわ。」
朝出かけるときに1回、帰ってくるときに1回、お風呂に入って1回、寝る前にもう1回と1日4回は愛し合っている二人、雄太は、今はもう王太子でも何でもない一般人だから世継ぎを急ぐ必要がない。
だから、とことんかなえを楽しんでいる。
かなえもまた雄太に抱かれることが嬉しくて仕方がない。
需要と供給のバランスが取れている今こそ、存分にお励みください。
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