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翌朝、サイゴンは身支度を整え、まだ眠っているしずくのために朝食を作る。
長年の一人暮らしのため、家事全般はなんでもできる。だから結婚しなくても、ひとりで不自由しないのだが。今度ばかりは、無性に結婚生活への憧れがある。
しずくが欲しいから。
昨夜、しずくから迫られたときはタジタジになったが、しずくは顔が小さいせいか着やせしているタイプだった。
掌に収まり切れないほどのおっぱいは、揉みごたえがあった。始終小刻みに震えているかと思えば、すぐに絶頂を繰り返す。サイゴンは、完全にそそられ理性を失うまで、ノックアウトしてしまったのだ。
寝室から、カーテンを開ける音が聞こえてきたので、行ってみる。
ベッドに腰かけたしずくがこちらを見て、微笑んでいる。
「カラダ大事ないか?」
サイゴンも、ベッドの端に腰かけ聞く。
「体のあちこちが痛い。でも、抱いてくれて、ありがとう。」
サイゴンは、左手をしずくの背中に回し、背中をさする。
「無理させて、すまなかった。」
「いいの。嬉しかったから。初めて、本気で好きになった人に抱いてもらえて、良かった。」
「あー、可愛いな。また、しずくが欲しくなってしまったよ。しずく、結婚しようよ。」
しずくが返事をしない間に、もうしずくを組み伏せているサイゴン。パジャマの上半身をはだけさせ、顔を埋める。
しずくは、小刻みにカラダを震わせながら、すぐに絶頂してしまう。しずくのエロい体を貪りつくすように抱いて、サイゴンは果てた。
しずくのカラダを綺麗にしたとき、昨日捨てたごみ箱に入れるときに、初めて、あのお印があったことに気づく。
二人は朝食を食べ、一緒に家を出る。
「しずく、ごめん。処女だと知らなかったんだ。責任取るよ。言い方は卑怯だけど、昨夜からずっと思っていたことなんだ。結婚してくれ。」
「結婚はできないわ。」
「え?どうして?……俺の気に入らないところがあれば、言ってくれ。善処するから。」
「今夜、話すわ。また、ウチへ寄ってくれる?」
サイゴンは、がっかりするも、またこの家に帰ってくることができるのなら、希望が持てるし、また、しずくを抱くことさえできるかもしれない。
会社帰りに、宝石店へ立ち寄り、エンゲージリングを探す。ドラッグストアでは、昨日用意ができなかったコンドームを買い、花屋へ行き、ポインセチアを花束にしてもらう。
しずくのマンションのオートロックの部屋番号を入れ、チャイムを鳴らすと、すぐに自動ドアが開く。
花束を渡すと、抱き着いてくる。しずくからは、いいにおいがする。
食事の前に、しずくをいただき、お風呂の中でも続きをする。
これだけなら、新婚さんみたいなのだが、食事の最中に、結婚できない理由を聞かされ、愕然とする。
しずくは手術不可能な心臓病に罹患していた。
心臓に負担がかかるスポーツや激しいセックス、出産もダメっぽいからという理由で、俺との結婚はできないということだった。
おい、待てよ?昨夜も今朝も、そして今しがたもかなり激しい方だと思うのだが……。愛する男性に抱かれて嬉しい、という気持ちが病気に勝った?としか思えない。
「こどもなんて、いらない。しずくさえいてくれれば、それだけで俺はいい。」
「でも……。いつか、サイゴンちゃんが、子供が欲しいと思ったとき、私の存在が足手まといになるのでは?」
「どういう意味だ?俺が浮気して、外で子供でも作ると疑っているのか?そんなことするわけないだろ?俺は、しずくが隣にいてくれるだけで満足なんだよ。生きてて、笑ってくれればそれだけで、俺は嬉しい。」
「もう今世は諦めて……、来世、必ず丈夫な体を持って生まれ変わってくるから、その時、抱いて、うんと幸せにして。」
「なに、言っているんだ。昨日、俺のベッドにもぐりこんできたくせに。あんないやらしい顔をして。また、そのいやらしい顔にしてやるよ。ほら、おいで。」
「あっ!いや、でも……。」
「ほら、もうこんなに……。」
サイゴンはわざと、音を立てて、吸う。
結局、結婚へと話は進むことになった。しずくは、サイゴンに組み敷かれると抗えない。カラダだけでなく、心まで支配されたいという願望を持つようになってしまったのだ。
いつまで生きられるかわからない。残り少ない命をサイゴンと共に過ごせるのなら、という期待が背中を押す。
翌朝、また同じベッドで目が覚める。しずくをいただいてから、立て続けに7回抱いた。いくらなんでも、サイゴンはもう限界だというのに、またしずくが可愛い顔をして、サイゴンにおねだりをしてくる。
無理、無理。サイゴンのアソコが悲鳴を上げている。しばらく女とは、ヤっていなかったとはいえ、なんとかキスと愛撫だけで、ごまかせないか考える。
これだから、女は恐ろしい。今さらながら、後悔するも、体力的にいつまでしずくを抱くことができるかわからない今となれば、ここは奮起するしかない。
ようやく、しずくを満足させ、解放された俺は、その日、有給休暇を取り、しずくの両親へあいさつに行くことになったのだ。
しずくも結婚に同意してくれ、何やら楽しそうにしている。しずくの機嫌がいいことは、何より。
京都への新幹線に乗り込む。
長年の一人暮らしのため、家事全般はなんでもできる。だから結婚しなくても、ひとりで不自由しないのだが。今度ばかりは、無性に結婚生活への憧れがある。
しずくが欲しいから。
昨夜、しずくから迫られたときはタジタジになったが、しずくは顔が小さいせいか着やせしているタイプだった。
掌に収まり切れないほどのおっぱいは、揉みごたえがあった。始終小刻みに震えているかと思えば、すぐに絶頂を繰り返す。サイゴンは、完全にそそられ理性を失うまで、ノックアウトしてしまったのだ。
寝室から、カーテンを開ける音が聞こえてきたので、行ってみる。
ベッドに腰かけたしずくがこちらを見て、微笑んでいる。
「カラダ大事ないか?」
サイゴンも、ベッドの端に腰かけ聞く。
「体のあちこちが痛い。でも、抱いてくれて、ありがとう。」
サイゴンは、左手をしずくの背中に回し、背中をさする。
「無理させて、すまなかった。」
「いいの。嬉しかったから。初めて、本気で好きになった人に抱いてもらえて、良かった。」
「あー、可愛いな。また、しずくが欲しくなってしまったよ。しずく、結婚しようよ。」
しずくが返事をしない間に、もうしずくを組み伏せているサイゴン。パジャマの上半身をはだけさせ、顔を埋める。
しずくは、小刻みにカラダを震わせながら、すぐに絶頂してしまう。しずくのエロい体を貪りつくすように抱いて、サイゴンは果てた。
しずくのカラダを綺麗にしたとき、昨日捨てたごみ箱に入れるときに、初めて、あのお印があったことに気づく。
二人は朝食を食べ、一緒に家を出る。
「しずく、ごめん。処女だと知らなかったんだ。責任取るよ。言い方は卑怯だけど、昨夜からずっと思っていたことなんだ。結婚してくれ。」
「結婚はできないわ。」
「え?どうして?……俺の気に入らないところがあれば、言ってくれ。善処するから。」
「今夜、話すわ。また、ウチへ寄ってくれる?」
サイゴンは、がっかりするも、またこの家に帰ってくることができるのなら、希望が持てるし、また、しずくを抱くことさえできるかもしれない。
会社帰りに、宝石店へ立ち寄り、エンゲージリングを探す。ドラッグストアでは、昨日用意ができなかったコンドームを買い、花屋へ行き、ポインセチアを花束にしてもらう。
しずくのマンションのオートロックの部屋番号を入れ、チャイムを鳴らすと、すぐに自動ドアが開く。
花束を渡すと、抱き着いてくる。しずくからは、いいにおいがする。
食事の前に、しずくをいただき、お風呂の中でも続きをする。
これだけなら、新婚さんみたいなのだが、食事の最中に、結婚できない理由を聞かされ、愕然とする。
しずくは手術不可能な心臓病に罹患していた。
心臓に負担がかかるスポーツや激しいセックス、出産もダメっぽいからという理由で、俺との結婚はできないということだった。
おい、待てよ?昨夜も今朝も、そして今しがたもかなり激しい方だと思うのだが……。愛する男性に抱かれて嬉しい、という気持ちが病気に勝った?としか思えない。
「こどもなんて、いらない。しずくさえいてくれれば、それだけで俺はいい。」
「でも……。いつか、サイゴンちゃんが、子供が欲しいと思ったとき、私の存在が足手まといになるのでは?」
「どういう意味だ?俺が浮気して、外で子供でも作ると疑っているのか?そんなことするわけないだろ?俺は、しずくが隣にいてくれるだけで満足なんだよ。生きてて、笑ってくれればそれだけで、俺は嬉しい。」
「もう今世は諦めて……、来世、必ず丈夫な体を持って生まれ変わってくるから、その時、抱いて、うんと幸せにして。」
「なに、言っているんだ。昨日、俺のベッドにもぐりこんできたくせに。あんないやらしい顔をして。また、そのいやらしい顔にしてやるよ。ほら、おいで。」
「あっ!いや、でも……。」
「ほら、もうこんなに……。」
サイゴンはわざと、音を立てて、吸う。
結局、結婚へと話は進むことになった。しずくは、サイゴンに組み敷かれると抗えない。カラダだけでなく、心まで支配されたいという願望を持つようになってしまったのだ。
いつまで生きられるかわからない。残り少ない命をサイゴンと共に過ごせるのなら、という期待が背中を押す。
翌朝、また同じベッドで目が覚める。しずくをいただいてから、立て続けに7回抱いた。いくらなんでも、サイゴンはもう限界だというのに、またしずくが可愛い顔をして、サイゴンにおねだりをしてくる。
無理、無理。サイゴンのアソコが悲鳴を上げている。しばらく女とは、ヤっていなかったとはいえ、なんとかキスと愛撫だけで、ごまかせないか考える。
これだから、女は恐ろしい。今さらながら、後悔するも、体力的にいつまでしずくを抱くことができるかわからない今となれば、ここは奮起するしかない。
ようやく、しずくを満足させ、解放された俺は、その日、有給休暇を取り、しずくの両親へあいさつに行くことになったのだ。
しずくも結婚に同意してくれ、何やら楽しそうにしている。しずくの機嫌がいいことは、何より。
京都への新幹線に乗り込む。
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