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南禅寺
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撮影は10時間に及び、深夜に突入してからも、終わらない。
カメラマンは苛立っているが、本社の役員であるサイゴンが出張っているし、何よりもサイゴンの身内だから怒鳴れないから、ストレスが溜まってきている。
本来なら、役得のはずのセクハラもできない。セクハラと言うより、レイプだけど、一度モデルは肌を許すと、相手の男に素晴らしくいい表情を見せてくれるもの。
どうしても表情が堅いのが、うまく撮影ができない一番の理由。
試着室で見せた伸び伸びとした表情が一切ない。それに長丁場で、しずくの身を心配している義母は、余計表情を作れない。
「撮影現場を替えたら、どうだろうか?」
ついに、サイゴンが口を開く。
その言葉を聞いて、カメラマンはまた苛立つ。でも、カメラマンの交代など本社の役員からすれば、いとも簡単なことで、文句が言えない。
クソっ!せっかく掴んだ仕事なのに……!こんなド素人母娘のためにパァになるのか!
それどころか役員は、モデル母娘を呼び、何やら相談している。
クソっ!降板か?せめて、あの年増のモデルのカラダを触ってからにしたかった。
ほぼ諦めて機材を片付けていると、先ほどの役員がニコニコ顔で、
「カメラマンさん、明日空いてますか?」
「あ……はい。大丈夫だったと思いますが……。」
「それなら話が早い。これから京都へ行きます。カメラマンさんもご一緒に行けますよね?」
「へ?」
それからというもの機材と共にワゴン車に押し込められ、そのまま高速を走らせ、早朝には南禅寺へ着いていたのだ。
南禅寺の水路閣で撮影が再開されることになる。
車の中でほんの少しウトウトとしただけで、眠い。
しずくの家が、南禅寺塔頭の菩提寺であり檀家総代と言う立場だからこそできたこと。
しずく母が南禅寺から、お湯をもらってきて、ドリップコーヒーをふるまってくれる。
朝食は、といえば瓢亭の朝粥と熱々の湯豆腐を簡単に済ませ、少し体操をして、カラダをほぐしてから行われる。
お寺は朝が早いから、南禅寺側は早朝の観光客が少ない時間帯はありがたい。それに檀家総代と瓢亭の娘から頼まれれば嫌とは言えない。
持ちつ持たれつの関係で、冬枯れということとインバウンドが減り、観光客が激減している南禅寺とwin winの関係というところ。
真冬に夏の装いはさぞかし、寒いだろうが、洋服の部分は後から合成で貼り付けることにして、とりあえず、二人の表情を最優先にして、撮影は進む。
水を得た魚と言うことは、こういうことかと思えるほど、二人の表情は一気に明るくなる。
生まれ育った京都での撮影は、すこぶる順調なものと変わっていく。
カメラマンも昨日までと違う表情に、戸惑うがクビがつながっただけでホッとしている。
合間の休憩所には、蹴上ホテルが借り上げられ、ここでの滞在費、飲食はすべて会社持ちとなったのだ。
蹴上ホテルもまた、南禅寺と同じで、冬枯れとインバウンドの減少であえいでいたから、願ってもない申し出に飛びつく。
写真撮影の合間に、ホテルからも近い日向大明神へお参りする。ここは、京都の伊勢神宮と呼ばれているところで、知る人ぞ知るのスポットなのだ。東山トレッキングコースにもなっており、そのコースを通ると南禅寺の裏山に出る。
日向大明神の一番の名所は、天岩戸があること。この岩戸を潜ると号が1個消えることで有名で、節分の頃には、岩戸を潜るための行列ができるほどの人気ぶりだ。
順調に撮影は進み、今日で撮了となってしまう。
最初はカタログだけの契約だったが、あまりにも二人の表情が良かったので、テレビCMとして流すことも決まる。
演技ではなく、内面からにじみ出る母娘の仲の良さ。
二人には、テレビCMのことは伏せ、露天風呂付客室に変更と言うことだけで、了承してもらえた。
シーズンの初めにカタログは間に合ったのだが、しずくの妊娠がわかる。予定日は9月の末だから、aw(autumn/winter)には間に合わない。だから今回のが最初で最後のモデル契約というわけになる。
最初の2回だけ生でしていた時の子供だと思う。後からは、全部コンドームを付けてやっていたから。
産むか産まないかの選択は、しずく自身に任せる。こればかりは男であるサイゴンには加減がわからない。
その産まないという選択は、しずくには毛頭ない。
「ウチは旧家だから、私が産まなかったら、両親が弟か妹を作ると言い出すに決まっている。お母ちゃんも若くはないから、ここは私が頑張るしかないの。だからサイゴンちゃんには感謝してる。」
それって、最初から種馬にするつもりだったのか?
愛してると言いながら、見栄えの良い男の子供を産むための……?
自棄になりかけた時、舅の言葉がよみがえる。
{もし、しずくが先立ってしまったとき、誰か別の女性と結婚して、その女性との間に子をもうけてくれ。}
あれは、こういう意味だったのだな。あの時は、しずくと結婚できる喜びの方が優っていて、そこまで深く考えもしなかった。
でもまだ、しずくが死ぬと決まったわけではない。案外、若いからケロっとして、出産するかもしれない。
だから気負わずにその時を待つことにしたのだ。
5月の大型連休前にテレビCMが流れることになったのだ。カタログがページをめくるごとに、その中の写真が動き出すという趣向を凝らしたもので、南禅寺は観光客であふれかえることになったらしい。
水路閣では、しずく母娘のようにランウエイする母娘連れの姿が目立ち、人気のほどがわかる。
しずく母娘は、マスコミから注目の的となり、特にしずくは美しすぎる東京帝大生として、週刊誌が常に東帝国大の前で張り付くことがあったのだが、その時は、少しお腹が目立つようになり、東京へは行かず、京都の自宅でZOOMを利用して勉強していたので、本人たちは、そんな大事になっているなど考えもしていない。
7月に入ると公認会計士2次試験がある。
しずくは、サイゴンと付き合うようになってから、本来自分が取りたかった資格について始動したのだ。しずくの家は商家で幼い時から会計への興味があったのだが、大学へ行ってからは、教授や周りの期待から司法試験の勉強をするようになってしまい、会計士の勉強がおろそかになっていた。そのことをサイゴンから指摘され、俄然、会計士の道を目指すようになっていく。
「だって、まだ学生だもん。これから原価計算の勉強をしても、遅いことはない。」
そして臨月を迎える。
陣痛が来たら、立ち会うから教えてくれ。と言い、後ろ髪を引かれる思いで会社へ行った。
生まれてきたのは、双子の男の子。
多胎妊娠と出産は、母体に負担がかかる。だけど、双子だとわかった時は、もう堕胎する時期を過ぎていた。
「死んでもいいから、この子たちを産ませて。」
懇願されて、ダメだとは言えなかった。
子供が生まれてから、サイゴンは、大阪本社勤務への異動願を出す。これ以上、しずく母一人に子育て?孫育てを任せ切りにはできない。
それにプロジェクトとして、新規事業の立ち上げに成功したこともあり、認められる。
しずくは、公認会計士試験を合格し、実務研修は大阪にある監査法人を選ぶことになったのだ。
そしてまた、クリスマスシーズンが来る。
次のSSのため、またしずく母娘にオファーがかかる。
カメラマンは苛立っているが、本社の役員であるサイゴンが出張っているし、何よりもサイゴンの身内だから怒鳴れないから、ストレスが溜まってきている。
本来なら、役得のはずのセクハラもできない。セクハラと言うより、レイプだけど、一度モデルは肌を許すと、相手の男に素晴らしくいい表情を見せてくれるもの。
どうしても表情が堅いのが、うまく撮影ができない一番の理由。
試着室で見せた伸び伸びとした表情が一切ない。それに長丁場で、しずくの身を心配している義母は、余計表情を作れない。
「撮影現場を替えたら、どうだろうか?」
ついに、サイゴンが口を開く。
その言葉を聞いて、カメラマンはまた苛立つ。でも、カメラマンの交代など本社の役員からすれば、いとも簡単なことで、文句が言えない。
クソっ!せっかく掴んだ仕事なのに……!こんなド素人母娘のためにパァになるのか!
それどころか役員は、モデル母娘を呼び、何やら相談している。
クソっ!降板か?せめて、あの年増のモデルのカラダを触ってからにしたかった。
ほぼ諦めて機材を片付けていると、先ほどの役員がニコニコ顔で、
「カメラマンさん、明日空いてますか?」
「あ……はい。大丈夫だったと思いますが……。」
「それなら話が早い。これから京都へ行きます。カメラマンさんもご一緒に行けますよね?」
「へ?」
それからというもの機材と共にワゴン車に押し込められ、そのまま高速を走らせ、早朝には南禅寺へ着いていたのだ。
南禅寺の水路閣で撮影が再開されることになる。
車の中でほんの少しウトウトとしただけで、眠い。
しずくの家が、南禅寺塔頭の菩提寺であり檀家総代と言う立場だからこそできたこと。
しずく母が南禅寺から、お湯をもらってきて、ドリップコーヒーをふるまってくれる。
朝食は、といえば瓢亭の朝粥と熱々の湯豆腐を簡単に済ませ、少し体操をして、カラダをほぐしてから行われる。
お寺は朝が早いから、南禅寺側は早朝の観光客が少ない時間帯はありがたい。それに檀家総代と瓢亭の娘から頼まれれば嫌とは言えない。
持ちつ持たれつの関係で、冬枯れということとインバウンドが減り、観光客が激減している南禅寺とwin winの関係というところ。
真冬に夏の装いはさぞかし、寒いだろうが、洋服の部分は後から合成で貼り付けることにして、とりあえず、二人の表情を最優先にして、撮影は進む。
水を得た魚と言うことは、こういうことかと思えるほど、二人の表情は一気に明るくなる。
生まれ育った京都での撮影は、すこぶる順調なものと変わっていく。
カメラマンも昨日までと違う表情に、戸惑うがクビがつながっただけでホッとしている。
合間の休憩所には、蹴上ホテルが借り上げられ、ここでの滞在費、飲食はすべて会社持ちとなったのだ。
蹴上ホテルもまた、南禅寺と同じで、冬枯れとインバウンドの減少であえいでいたから、願ってもない申し出に飛びつく。
写真撮影の合間に、ホテルからも近い日向大明神へお参りする。ここは、京都の伊勢神宮と呼ばれているところで、知る人ぞ知るのスポットなのだ。東山トレッキングコースにもなっており、そのコースを通ると南禅寺の裏山に出る。
日向大明神の一番の名所は、天岩戸があること。この岩戸を潜ると号が1個消えることで有名で、節分の頃には、岩戸を潜るための行列ができるほどの人気ぶりだ。
順調に撮影は進み、今日で撮了となってしまう。
最初はカタログだけの契約だったが、あまりにも二人の表情が良かったので、テレビCMとして流すことも決まる。
演技ではなく、内面からにじみ出る母娘の仲の良さ。
二人には、テレビCMのことは伏せ、露天風呂付客室に変更と言うことだけで、了承してもらえた。
シーズンの初めにカタログは間に合ったのだが、しずくの妊娠がわかる。予定日は9月の末だから、aw(autumn/winter)には間に合わない。だから今回のが最初で最後のモデル契約というわけになる。
最初の2回だけ生でしていた時の子供だと思う。後からは、全部コンドームを付けてやっていたから。
産むか産まないかの選択は、しずく自身に任せる。こればかりは男であるサイゴンには加減がわからない。
その産まないという選択は、しずくには毛頭ない。
「ウチは旧家だから、私が産まなかったら、両親が弟か妹を作ると言い出すに決まっている。お母ちゃんも若くはないから、ここは私が頑張るしかないの。だからサイゴンちゃんには感謝してる。」
それって、最初から種馬にするつもりだったのか?
愛してると言いながら、見栄えの良い男の子供を産むための……?
自棄になりかけた時、舅の言葉がよみがえる。
{もし、しずくが先立ってしまったとき、誰か別の女性と結婚して、その女性との間に子をもうけてくれ。}
あれは、こういう意味だったのだな。あの時は、しずくと結婚できる喜びの方が優っていて、そこまで深く考えもしなかった。
でもまだ、しずくが死ぬと決まったわけではない。案外、若いからケロっとして、出産するかもしれない。
だから気負わずにその時を待つことにしたのだ。
5月の大型連休前にテレビCMが流れることになったのだ。カタログがページをめくるごとに、その中の写真が動き出すという趣向を凝らしたもので、南禅寺は観光客であふれかえることになったらしい。
水路閣では、しずく母娘のようにランウエイする母娘連れの姿が目立ち、人気のほどがわかる。
しずく母娘は、マスコミから注目の的となり、特にしずくは美しすぎる東京帝大生として、週刊誌が常に東帝国大の前で張り付くことがあったのだが、その時は、少しお腹が目立つようになり、東京へは行かず、京都の自宅でZOOMを利用して勉強していたので、本人たちは、そんな大事になっているなど考えもしていない。
7月に入ると公認会計士2次試験がある。
しずくは、サイゴンと付き合うようになってから、本来自分が取りたかった資格について始動したのだ。しずくの家は商家で幼い時から会計への興味があったのだが、大学へ行ってからは、教授や周りの期待から司法試験の勉強をするようになってしまい、会計士の勉強がおろそかになっていた。そのことをサイゴンから指摘され、俄然、会計士の道を目指すようになっていく。
「だって、まだ学生だもん。これから原価計算の勉強をしても、遅いことはない。」
そして臨月を迎える。
陣痛が来たら、立ち会うから教えてくれ。と言い、後ろ髪を引かれる思いで会社へ行った。
生まれてきたのは、双子の男の子。
多胎妊娠と出産は、母体に負担がかかる。だけど、双子だとわかった時は、もう堕胎する時期を過ぎていた。
「死んでもいいから、この子たちを産ませて。」
懇願されて、ダメだとは言えなかった。
子供が生まれてから、サイゴンは、大阪本社勤務への異動願を出す。これ以上、しずく母一人に子育て?孫育てを任せ切りにはできない。
それにプロジェクトとして、新規事業の立ち上げに成功したこともあり、認められる。
しずくは、公認会計士試験を合格し、実務研修は大阪にある監査法人を選ぶことになったのだ。
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