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17.ひな祭り
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節分祭が終わると、次は梅花祭がある。
梅花祭とは、北野天満宮で行われるお祭りです。
梅花祭は菅原道真公の命日にあたり、京都人では「天神さん」の名前で市が立ち親しまれている。対して「弘法さん」は教王護国寺(東寺)で弘法大師空海の命日に、やはり体操にぎやかな市が立ち、弘法さんと天神さんは仲が悪く、弘法さんがお天気なら、天神さんの日は雨といった具合にお天気まで両極端になる。
サイゴンは、関西本社勤務になって初めての土曜日に天神さんの日がぶつかることになり、家族で行ってみることにする。
梅苑「花の庭」の入場料は大人が1200円するが、野点のお茶がふるまわれる。約2万坪の境内に50種類の紅白の梅1500本が咲き競うので、なかなか見ごたえがある。
「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春を忘るな」
飛梅で有名な、道真公がいらっしゃる太宰府まで、梅の香りを送っておくれの歌の意の通り、京の都から太宰府天満宮まで、梅が飛んで行ったという逸話があり、太宰府には、飛梅の名の餅菓子が有名である。
実際には、道真公が無実の罪を着せられ、太宰府に左遷される前に詠んだとされている。道真公亡き後、太宰府の墓所に飛梅が伝わったとされているが、きっと挿し木をされたのであろう。
野点の茶会というのも、豊臣秀吉が天正15年に北野天満宮の境内で、大茶会を催したことにちなんで、毎年、梅の時期に行われている。
北野天満宮へは、京都市営バスで行く。しずく家から1本で行けるので便利だ。普段は空いているバスでも、この時期梅苑見物客が多く訪れるので、けっこうバスが混んでいる。
ここは、学問の神様で有名なところ、近くに進学校もあり、お正月にはたくさんの受験生とその家族が初詣に来られる神社。道真公は書家としても高名なので、書初めも盛んで、子供たちが書道の上達を願いチャレンジしている。
境内はたこ焼き屋に、綿菓子、ベビーカステラなど、もうすこし子供たちが大きければ、喜ぶような露天商が立ち並ぶ。あちらこちらから、いい匂いがするが、まずは梅苑へ行く。
デジカメで、パチパチと写真を撮り、子供たちも笑顔になる。野点のお抹茶にお菓子は子供たちには、まだ早くしずくが一人で全部引き受けると宣言したので、大笑いをする。
帰りは長五郎餅に寄り、お土産に買って帰る。お義母さんの分も忘れずに買う。
長五郎餅も、かの太閤秀吉が開いた北野大茶会で出された由緒正しきお菓子であるが、境内の店舗は、3月いっぱいは、休業されるため、そこでは買えない。
その翌週には、3月3日のひな祭りがある。ウチは女の子がいないので、初節句とはいかないが、しずくのひな人形を出す。
お雛様の飾り付けが終わると、三十三間堂へ行く。三月三日にちなみ、無料で拝観できる「春桃会」がある。
三十三間堂は、那須与一で有名な三十三間の向こう側に的を置き弓道の大会が行われる。成人式の日に若い女性がはかま姿で、弓を射る姿は、凛々しい。
境内の中で売られているバラずしを買い、京女学園の学生さんの寸劇や落語を見て、千手観音菩薩のお堂に入る。1000体の観音様を一堂に拝め、圧巻である。
女性専用の「桃のお守り」が授与されます。このお守りを買うと、千体千手観音菩薩名帳ももれなく付いてくるので、便利。
また、高見櫓がこの日に、もうけられ、上から千体の菩薩様を拝むこともできます。
帰りは、斜め向かい側の「わらじや」で鰻雑炊を食べ、国立博物館で常設展を見てから、博物館内の喫茶室でお茶を飲む。
甘秋堂という食べられる茶碗の和風喫茶も有名だが、いつも観光客で混雑しているから避ける。
白梅からひな祭りまで、あわただしく京都の行事が終わり、つぎは花見だ。
梅花祭とは、北野天満宮で行われるお祭りです。
梅花祭は菅原道真公の命日にあたり、京都人では「天神さん」の名前で市が立ち親しまれている。対して「弘法さん」は教王護国寺(東寺)で弘法大師空海の命日に、やはり体操にぎやかな市が立ち、弘法さんと天神さんは仲が悪く、弘法さんがお天気なら、天神さんの日は雨といった具合にお天気まで両極端になる。
サイゴンは、関西本社勤務になって初めての土曜日に天神さんの日がぶつかることになり、家族で行ってみることにする。
梅苑「花の庭」の入場料は大人が1200円するが、野点のお茶がふるまわれる。約2万坪の境内に50種類の紅白の梅1500本が咲き競うので、なかなか見ごたえがある。
「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春を忘るな」
飛梅で有名な、道真公がいらっしゃる太宰府まで、梅の香りを送っておくれの歌の意の通り、京の都から太宰府天満宮まで、梅が飛んで行ったという逸話があり、太宰府には、飛梅の名の餅菓子が有名である。
実際には、道真公が無実の罪を着せられ、太宰府に左遷される前に詠んだとされている。道真公亡き後、太宰府の墓所に飛梅が伝わったとされているが、きっと挿し木をされたのであろう。
野点の茶会というのも、豊臣秀吉が天正15年に北野天満宮の境内で、大茶会を催したことにちなんで、毎年、梅の時期に行われている。
北野天満宮へは、京都市営バスで行く。しずく家から1本で行けるので便利だ。普段は空いているバスでも、この時期梅苑見物客が多く訪れるので、けっこうバスが混んでいる。
ここは、学問の神様で有名なところ、近くに進学校もあり、お正月にはたくさんの受験生とその家族が初詣に来られる神社。道真公は書家としても高名なので、書初めも盛んで、子供たちが書道の上達を願いチャレンジしている。
境内はたこ焼き屋に、綿菓子、ベビーカステラなど、もうすこし子供たちが大きければ、喜ぶような露天商が立ち並ぶ。あちらこちらから、いい匂いがするが、まずは梅苑へ行く。
デジカメで、パチパチと写真を撮り、子供たちも笑顔になる。野点のお抹茶にお菓子は子供たちには、まだ早くしずくが一人で全部引き受けると宣言したので、大笑いをする。
帰りは長五郎餅に寄り、お土産に買って帰る。お義母さんの分も忘れずに買う。
長五郎餅も、かの太閤秀吉が開いた北野大茶会で出された由緒正しきお菓子であるが、境内の店舗は、3月いっぱいは、休業されるため、そこでは買えない。
その翌週には、3月3日のひな祭りがある。ウチは女の子がいないので、初節句とはいかないが、しずくのひな人形を出す。
お雛様の飾り付けが終わると、三十三間堂へ行く。三月三日にちなみ、無料で拝観できる「春桃会」がある。
三十三間堂は、那須与一で有名な三十三間の向こう側に的を置き弓道の大会が行われる。成人式の日に若い女性がはかま姿で、弓を射る姿は、凛々しい。
境内の中で売られているバラずしを買い、京女学園の学生さんの寸劇や落語を見て、千手観音菩薩のお堂に入る。1000体の観音様を一堂に拝め、圧巻である。
女性専用の「桃のお守り」が授与されます。このお守りを買うと、千体千手観音菩薩名帳ももれなく付いてくるので、便利。
また、高見櫓がこの日に、もうけられ、上から千体の菩薩様を拝むこともできます。
帰りは、斜め向かい側の「わらじや」で鰻雑炊を食べ、国立博物館で常設展を見てから、博物館内の喫茶室でお茶を飲む。
甘秋堂という食べられる茶碗の和風喫茶も有名だが、いつも観光客で混雑しているから避ける。
白梅からひな祭りまで、あわただしく京都の行事が終わり、つぎは花見だ。
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