婚約破棄された公爵令嬢は、恋敵の娘に転生する

青の雀

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 クリスティーヌは、父とともにヴァージンロードを歩いている。前方には、愛するリチャード様が待ち構えている。

 最初は抵抗があったリチャード様を今では、すっかり信用して、愛することができたのである。

 夢に見た心から愛する人との結婚が、ようやく実現する。それだけでもう十分幸せだったのである。

 参列席からは、

 「なんで、あんなブサメンが絶世の美女と結婚できるのだ?羨ましい限りだ。」

 「クリスティーヌちゃん、子供のころから綺麗だったけど、本当に美しいわ。よく見て、パパ。あれが未来の私なのよ。私はあの子に生まれ変わるのよ。」

 「原子物理学的に、異世界とは……、異空間に、時空間。どういう仕組みだ?それに魔法の存在とは?」

 「クリスティーヌちゃん、子供の時は、自立した女性を目指すと言っていたくせに、さっさと結婚しちゃうなんて、でもお相手の方の顔なんて……男性なら誰でもよかったのかしらね。クリスティーヌちゃんなら、もっといくらでもいいご縁があったはずなのに。」

 「リチャードの奴、あんな高くつく女と結婚して、後悔するなよ。」

 「あれは、金で買われた女だな。でなければ、あんな美女、手に入らない。」

 大聖堂の中は、妬み、やっかみで充満している。

 新郎新婦が誓いの言葉を述べあっていると、司祭様が大きな水晶玉を持ってこられた。

 「場の空気が非常に悪くなってまいりましたので、ここで聖女様に浄化していただきたいと存じます。」

 クリスティーヌの目の前に、水晶玉が置かれる。

 「わたくし、聖女様ではございませんわ。」

 だって、二度も阿部定をしているし、フランツの浮気相手の女の胸とお尻を削いでいる、そんな女が聖女様のわけがなかろう。

 困っているクリスティーヌに、司祭様もリチャード様も真似だけでいい、あとは浄化魔法できれいにするから。と言われ、渋々水晶玉に手をかざすと、

 ピッカーン!

 「「「え?」」」

 大聖堂の中は静まり返る。今までの嫉妬の空気が羨望へと変わる。

 「聖女様だ!」

 「やっぱり、聖女様だと思っていたよ。{でなければ、あんなブサメンと結婚なさるはずがない。}」

 「聖女様、どうか、祝福を!」

 そんなこと、急に言われたって、出来るわけがない!

 そこへ、ベルサイユ国王陛下が前に出てこられ、

 「ご静粛に。儂はベルサイユ国の王であるが、8年前にこの聖女様より命を救ってもらった一人だ。儂が死の淵にいた時、聖女様が儂の左手首を握ってくださった途端、心の臓が正常に動いて、今もこうして元気でいられる。聖女様万歳!そして、チェインバルーン国の皆様、おめでとうございます。」

 突然のご挨拶に唖然とするものの、ベルサイユ国王が「聖女様万歳!」を唱えられてから、口々に「万歳」の輪が広がる。

 そしていつの間にか、大聖堂内の空気がきれいになっていく。

 「いい結婚式だったわね。クリスティーヌちゃんおめでとう。」

 黒の紋付き袴姿の藤堂潤先生と留めそで姿の加奈子先生が笑顔で帰って行かれる。

 「やっぱり、クリスティーヌちゃんは、凄いわ。叶わない。わたくしにもいい旦那様が来てくれるかしらね。」

 シャーロットちゃんも笑顔で戻られる。

 そして、チャールズ王太子殿下は、悔しがる。

 「サンドラの公爵令嬢で同い年だというのに、なぜ妃選定会を欠席したのだ。ずるいではないか?本来なら、俺が聖女様の夫となる一番の権利者だったというのに、あんなデブのブスを押し付けられて。」



 その頃、フランツも風の便りで、サンドラ国の公爵令嬢クリスティーヌが、チェインバルーンの王子様との結婚式で聖女様に覚醒されたという噂を聞き、

 「やっぱり、クリスティーヌが聖女様だったんだね。ごめんね。浮気してしまった俺がバカだったんだ。」

 それだけ言い残し、男娼として、首をくくる。

 そして、フランツの浮気相手も、男か女かわからない身体になり、下町の食堂で奴隷として働いている。元は貴族の令嬢だったから、何もできない娘は、殴られ蹴飛ばされる毎日。

 「ベルサイユのばらと称される美女が結婚式に、聖女様に覚醒されたそうだ。おめえとはえらい違いだな。はっはっは。」

 そうクリスティーヌの婚約者にちょっかいを出さなければ、神罰に当たらず、こんな姿にはされなかったのであろう。聖女様の婚約者にちょっかいを出したばかりに、こんな目にあった。あれから毎日、神に許しを乞うても許される日は来ない。





 結婚式が終わり、招待客を送り出してから、ひと心地ついているリチャードとクリスティーヌ。まだ礼服のままのリチャードに、ウエディングドレスのままのクリスティーヌ。

 「しかし、驚いたな。本当にクリスが聖女様だったなんてさ。クリスは自分が聖女様だと思ったことある?」

 「あるわけないでしょ?あーあ、本当かなぁ?本当にわたくしが聖女に覚醒したなんて、信じられないわ。だって、何も変わっていないのよ、聖女前と聖女後。」

 「これから変化が現れるのでは?」

 「どんな風に?」

 「わからない。でも、クリスが聖女様だとわかったら、急に抱きたくなった。俺が変わった?」

  {やっぱり、マヌケは変わらない!でも、リチャードのそういうところが好きなの。}

 それから初めてリチャードとカラダを重ねる。破瓜の痛みは前世、前々世、前々前世とも同じで、何度経験しても痛いものは痛い。聖女になったら、痛くなくなるのでは?との期待を見事に裏切られた。

 変な話だけど、今まで経験した誰よりもヨカッタ。たぶん幸せ感という気持ちの問題が大きいのだと思うわ。

 そしてリチャード様は優しい。クリスティーヌがちゃんと満足するまで、一緒にいてくださる。

 二人にすぐ子供ができた。今のところ殺される気配がないことに安心する。

 一応、心配だから、1年後の未来へ行ってみたら、ちゃんと男の子を産んでいたわ。お世継ぎを産めて、とりあえずは安心して戻る。いつも、女の子しか身籠らなかったように思う。いつもって1回しか過去世で身籠ったことがないから、わからないけど。

 未来から戻ってからも、相変わらずリチャード様は優しく接してくださる。聞くところによると国の財政は右肩上がりになっているらしい。これが真の聖女様効果というものです。

 聖女様は国にいらっしゃると、その国の景気は必ず良くなる。気候は安定し、収穫高も増え、飢饉がなくなる。それに伴い疫病がおさまる。と、いいことづくめになるのである。きっと、今まで5度の人生、ひどい目に遭ってばかりだったから、神様がご褒美をくださって、クリスティーヌを聖女様にしてくださったのだろう。

 そして、クリスティーヌは臨月を迎える。大事を取って、加奈子さんの病院で産むことを決めるが、リチャード様はいい顔をしない。リチャード様には実家で産むとしか言っていないから。

 だって、この世界で産むより医学が進歩している異世界で産んだほうが何かと安心できるもの。設備も充実しているし、美味しい食事に髪の毛だって、洗ってもらえるのよ。

 加奈子先生に言うと、

 「だったら、ダーリンも連れてくればいいじゃない?立ち合い出産してもらおうよ。」

 「なにそれ?」

 「出産に立ち会ってもらうのよ。そしたら、浮気なんて絶対しなくなるから。」

 「リチャード様は浮気なさらないわ。」

 「そういう意味じゃないのよ。女性が命懸けで子供を産んでいる姿を見せると、男は誠実になるものなのよ。自分のせいで、こんな苦労を掛けていると思うものなのよ。」

 「ふーん、わかったわ。リチャード様に言ってみるわね。」

 クリスティーヌは、リチャードとともに、過去世の加奈子先生の病院に着く。

 リチャードは、クローゼットの先にこんな世界があろうとは、思いもしなかったみたいで、ほとんど放心状態である。

 「はじめまして、私が藤堂加奈子、この藤堂病院の副院長をしています。結婚式でお会いしているはずだけど、覚えていらっしゃるかしら?」

 あの黒い着物の女性、とこそこそと言うと、やっと思い出したかのような声をあげる。

 「その節は来てくださいまして、ありがとうございました。古くからの妻のご友人だったのですね。」

 「いいえ、クリスティーヌちゃんは、未来の私なのよ。少なくとも6回生まれ変わると、私がクリスティーヌちゃんになるの。つまり私はクリスティーヌちゃんのご先祖様?」

 ちょっと違うような気もするが、もうリチャード様の理解を超える話なので、そこで終わる。

 リチャード様は一応、ラマーズ法の勉強をされる。ラマーズ法とは、陣痛が始まるとお母さんとともに呼吸を整えることで、陣痛を楽にさせる呼吸法のことを言う。

 「クリスティーヌちゃんは、初産で男の子を出産されるから、男の子が最初だとしんどいよ。」

 「私も男の子だったからさ。夜泣きはするわ。その前に産むとき、痛いよ。女の子は楽だというけどね。できれば初産は女の子に限ると思うけど、これこそ神のみぞ知る。の世界だからわからないね。」

 「クリスが産む子供がもう男の子だとわかっているのですか?」

 「ええ、ああ、本人から聞いていなかったのね。だめよ、クリスティーヌちゃん旦那さんを信頼して、ちゃんと言わないとね。」

 「はーい。」

 クリスティーヌは、妊娠がわかった時、1年後に飛んでいるから、だから知っているのである。別に加奈子さんの診察を受けたから知っているわけではない。だからリチャード様に言わなかっただけなのに、ちょっとムカつく。

 でもリチャード様は別のことでショックを受けている。なんという医療水準の高さだ。我が国にでも同じような大学?病院を作れないだろうか?

 いつもおちゃらけたマヌケが何も言わず黙りこくっているから、急に心配になったクリスティーヌは、必死にフォローしているのだが、リチャード様はクリスティーヌの言葉など気にしていない。どうすれば、病院ができるかだけを考えている。

 その日は、リチャード様も病院で泊まることになった。時空間通路を通れば、簡単に行き来ができるのだから、お城へ帰った方がいいと勧めたのだけど、相談したいことがあるからと、病院に残られた。相談相手は、藤堂潤先生。ナカジュン先生は、異世界で病院を作りたいというリチャード様の願いを聞いてくださるおつもりのようだ。

 その話はナカジュン先生から加奈子先生に、加奈子先生からクリスティーヌも聞いた。さすが、わたくしが選んだ男だけのことはあるわね。惚れ直しちゃった。と一人デレデレするクリスティーヌ。

 「「「???」」」

 他の3人は、ひたすら首をかしげる。

 そして、出産当日、リチャード様は立ち会う気満々で、全身を消毒され、頭にはシャワーキャップをかぶられている。

 「ひっひっふー、ひっひっふー。」

 呼吸法にも熱が入る。陣痛はまだなのに、もう可笑しくて仕方がない。

 「しかし、この病院の飯はうまいな。料理長をスカウトしたいぐらいだ。」

 「管理栄養士という人がいて、その方が献立を考えてくださっているのよ。」

 「ほぅ。では管理栄養士もスカウトしよう。昨日、院長に金はあるか?と聞かれたので。宝石を見せたら、鼻血だして、ぶっ倒れてやんの。どういう意味だ?」

 加奈子先生と同じだ。やっぱり似たもの夫婦ね。わたくしとリチャード様も時が過ぎれば、似てくるのかしらね。ちょっとイヤだけど。

 どうでもいい話をしていたら、突然、お腹が痛くなってきた!これが陣痛というものなのだろう。クリスティーヌはナースコールを押すことすら忘れるほどの痛さ。

 リチャード様は、慌てて先生を呼びに行っている。

 そして、分娩室へ運び込まれる。両ひざの裏あたりを台の上に乗せられ、足を開いた状態になる。恥ずかしい。こんな姿をリチャード様に見られたくないが、他の男性に見られるよりは、マシなので辛抱する。

 リチャード様は、クリスティーヌの手を握りしめ、懸命にラマーズ法を完ぺきにお忘れになっている。完全にパニック状態である。

 「わ、わ、わ、わ、クリスティーヌしっかりしてくれ。神よ!わが命と引き換えにでも、クリスティーヌをお助けください!」

 「ちょっと旦那さん、うるさい!」

 女医に怒られるほど、リチャード様は興奮なさっている。

 そして我が子のうぶ声が!それよりもまして、リチャード様の泣き声がうるさい!

 「おお神よ!無事に生まれてきたことを感謝申し上げます。」

 「奥様、お幸せでございますわね。これほど感動なさる旦那様も珍しいですわ。」

 女医も助産師もクスクス笑う。

 クリスティーヌは本当に幸せ者だと思う。顔は悪いが、いや、それほどのブサメンでもない。もう慣れたからかも?顔はまぁまぁだが、心は錦。そんなリチャード様のことが大好きである。

 リチャード様は入院期間中を一緒に過ごされる。扉一つのことだから、帰ればいいものを、赤ちゃんの傍から離れない。

 名前をどうしようかと、二人で考えていると、横から加奈子先生が

「ジェームズがいいわ。007みたいで、かっこいいわぁ。」

 その一言で、ジェームズに決まったのである。

 だぶるおーせぶん?と思ったけど、黙っていることにしよう。

 子供の名前なんて、案外、無責任に周りが決めてしまうことが多い。

 退院の時、花束をもらって、なぜかリチャード様は嬉しそうだ。日本式のベビーカーと紙おむつもプレゼントでもらう。すべて、異空間にしまい込むのだが、リチャード様は花束を離さないから、持たせたままでいる。

 「また、いつでも来てよ。大学と病院づくりは協力させてもらうわね。」

 加奈子先生と潤先生に見送られ、時空間通路を通る。

 チェインバルーン国では、もう出産が終わられ、すっきりした面持ちの王太子殿下夫妻に城のものは皆、驚いているのだ。時間にすれば、1分間ほどの間に、赤ちゃんは新しいおくるみに包まれ、産湯も済ませておられるように見える。

 そしてなぜかリチャード殿下の手には、見慣れない花束を持っておられる。

 その花束は、退院するクリスティーヌに渡されたものなのだが、クリスティーヌが赤ちゃんを抱いていたので、代理としてリチャードに婦長が、渡されたものを、リチャードは自分がもらったものだと勘違いしているのである。

 「おめでとうございます。」

 本当におめでたいわ。やっぱりマヌケは直らない。でもそこがクリスティーヌが好きなところでもある。
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