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それは寒い冬の朝のことであった。グレジオラ公爵邸の門前にいつの間にか金色のおくるみに包まれた女の子の赤ん坊が泣いていた。手の中には、ダイヤモンドなど宝石の小粒を両手いっぱい握りしめていた。
野犬に襲われていてもおかしくなかった、寒い冬の朝は氷点下にまで気温が下がるというのに、その赤ちゃんからは湯気が立つほど暖かい空気を身に纏っていたのだ。
立派なおくるみに包まれていた赤ちゃんだったこともあって、どこか高貴な身分を物語っていた。グレジオラ公爵夫妻には、男の子を一人産んだ後、産後の肥立ちが悪く病弱な妻で、女の子がいなかったこともあり、また本当の娘のように慈しみ育てることにしたのだ。我が娘として、王国に届け出をすまし おくるみの色からゴールデニアと名付けられた公爵令嬢。
生まれた時から一言のワガママも言わず、素直に元気に育っていく姿は、もはや神がかっていると噂になるほど、まばゆい美しさである。そして生まれた時からなぜか、この子には自我があるように見える。
そのゴールデニアに聖女判定を受けないかとの打診がグレジオラ公爵家にもたらされたのはゴールデニアが拾われて8年が経過したとき。
「もしもわたくしが聖女として、認定を受けたとしてもかわらずこのお屋敷内に留めてくださいますでしょうか?」
「もちろんだよ。ゴールデニアは我が自慢の娘であるから、安心して受けてきなさい。もしも聖女として認められなかったとしても、同じだよ。我が娘に変わりはない。」
結果は、当然のごとく聖女認定される。これで認定されなかったら、教会の水晶玉は壊れているか、偽物かのどちらかである。
王国では、お祭り騒ぎと化す。これでこの国は、安泰と繁栄が保証される。移民はこぞって、この国に定住したがることになり、役所の受付は連日混雑することになったのである。
ゴールデニアが聖女認定されて、ほどなくしてから第1王子の婚約者にしたいとの打診がグレジオラ公爵家に届く。
これをいったん父公爵は断ってくれたのである。
理由は、まだ8歳という幼い娘を妃教育なんかに出したくない。妻である公爵夫人が病弱だから、余計な心配をかけたくないと言ってもらえたのである。
第1王子と同い年の公爵令嬢は、たくさんいる。聖女であるからというだけで、何もゴールデニアがなる必要はない。
断り続けて4年。それでも王家は諦めず、一度会うだけでも会わせてほしいと懇願してきたので、仕方なくグレジオラ公爵は、顔合わせのお見合いをしたのだ。
第1王子は、金髪碧眼の15歳になるブルータス殿下。見た目は確かに美しいが、見た目だけで神経質そうなまなざしは、ゴールデニアとグレジオラに不快感を与えた。
グレジオラ父娘は、恐れながら……即行、断るつもりでいたのだが、なんと!その神経質男のブルータスさまは、一目でゴールデニアの美しさに目を奪われてしまい、
「我が妻に。」
所望されてしまいます。
こうなると公爵の立場では、断りづらい。国王陛下からも懇願され、渋々、婚約に至ったのです。
月日は流れ、3年後、ブルータス殿下は学園を卒業されることになり、入れ替わりにゴールデニアが王太子妃として、学園に入学することが決まった。つまり、卒業式のすぐあと、子作りは、ゴールデニアが卒業してからという条件付きながら、結婚式が執り行われることになったのである。
ところが、結婚式を一週間後に控えたある日のこと、急に養母である公爵夫人の容態が悪化して、療養のためにグレジオラ領地へ引っ込むことになったのです。
ゴールデニアは、結婚式準備のために王都にいなければなりませんが、母がゴールデニアの手を握りしめたまま放してくれません。
ゴールデニアも母とともに、領地へ引っ込みます。これに腹を立てたブルータス殿下より呼出し命令が、すぐかかりますが、ゴールデニアは誰にも言っていなかったけれど、転移魔法を使えるのです。5分後には、王城に両親とともに謁見の間におりました。
「え?グレジオラ夫人、顔色が悪いが領地へ引っ込んだと聞くが、いかがして今ここにおる?つい先ほど、ゴールデニアには、領地から戻ってこいと知らせを送ったばかりなのに、なぜ3人でここにいられる?領地へ引っ込んだという話は作り話であったのか?」
「いいえ、我が娘ゴールデニアは、聖女様の力を遣い、領地からこの場へ舞い戻った次第でございます。妻がゴールデニアの手を握りしめたまま放そうとしないので、妻も連れてきてしまったのです。どうか眼前を汚し申し訳なく、お許しのほどを。」
「ほぅ、聖女様というのは、すごい力の持ち主であることは分かったのだが、息子ブルータスがゴールデニアに聞きたいことがあると申してな。」
ブルータス殿下がサルバカラ公爵令嬢のリリアーヌ様を連れて、謁見の間に入られることになったのである。
「公爵令嬢ゴールデニア・グレジオラ、貴様とは、今をもって婚約破棄するものとする。」
ブルータスさまが高らかに宣言されたことを聞き、全員がポカンと口を開けて呆けてしまったのである。
「待て、待て。ブルータスよ。ゴールデニアは聖女様なるぞ、聖女様と婚約破棄する意味が分かっておるのか?」
「この女は、嘘つきでございますれば、聖女かどうかも怪しいものでございます。」
「「「「「「「「「「は??????????」」」」」」」」」」
「公爵令嬢など、真っ赤な偽物!この女は、15年前の冬の朝、公爵邸門前に捨てられていたみなしごでございます。」
「はい。当時、わたくしは3歳でございましたが、あの寒い朝のことは今でもはっきりと覚えております。向かいのグレジオラ公爵様のところで孤児が拾われた、とたいそうな騒ぎがございましたわ。」
「サルバカラ公爵令嬢、発言を許可しておらぬ!慎め!」
国王陛下に注意をされて、急におとなしく押し黙ったリリアーヌ。正反対に、母は突然、また容態が悪化してしまったのである。今のリリアーヌの発言がショックであったのだろう。そして、うわ言のように
「ゴールデニアは、わたくしが産みました娘……でございます。」
ゴールデニアは、養母が不憫になり、とりあえず、父公爵に目配せをして、転移魔法で領地へと戻り、執事に母を頼み、すぐさまゴールデニアと父が王城の謁見の間に舞い戻ってきました。
「確かに、わたくしはわたくし自身が選んでグレジオラ公爵家へ参った所存でございます。わたくしは、言われる通り聖女ではございません。」
ほれ見ろ!と言わんばかりのブルータスとリリアーヌ。
そこで、ゴールデニアは、本来の自分の姿を現したのである。一瞬の金色の閃光がしたと思えば、そこには背中に羽を生やした女神姿で、その場に現れたのである。
父グレジオラ公爵も驚いて、腰を抜かさんばかりである。国王陛下もしかり、その場にいた全員が即座に跪いている。ただ、ブルータスとリリアーヌは、驚き過ぎて跪くことさえ忘れてしまっている。
「「「「「「「「「「女神様!」」」」」」」」」」
全員がつぶやいているのに、ブルータスとリリアーヌはポカンと口を開けたまま呆けている。
「我が育ての母は、ショックで容態が悪化してしまったではないか。リリアーヌとやら、そなたの汚い心は許しません。神妙に罰を受けよ。」
リリアーヌは、一言の謝罪も発せられぬまま、氷の像へと変身していく。同時にグレジオラ公爵邸の向かい側のサルバカラ公爵邸も氷の館となり、騒然とする。
「そして、その汚い女の戯言を真に受け、嫌がるわたくしと無理やり婚約させてしまったブルータス殿下、そのほうも同罪とする。」
「ま、ま、待ってくれ!俺は、リリアーヌに騙されていただけで……。」
「我が母を苦しめた罰じゃ。」
みるみるブルータスの足元から凍っていく。
そのゴールデニアを射掛けようとした騎士は、弓矢が氷づいたので慌てて、手放すとその場で氷が砕け散ったのである。
「愚かな人間どもよ!この国は、こうしてやる!」
ゴールデニアは、足元をポンと蹴っただけで、床から王城全体は氷に覆われた。外は猛吹雪になっている。
国王陛下は、氷の床に跪いて
「女神様、どうかお許しを!わが命と引き換えに、どうか!ほれ、グレジオラ、そちからも頼んでくれ。」
「父は、関係ない!父に命令するな!」
ゴールデニアが怒るたびに、王冠や玉座が氷と化していく。
茫然としている父の腕を掴んで、そのまま転移魔法で領地へ戻った。このグレジオラ領地だけは、晴天で穏やかに晴れ渡っている。
領地へ戻ったグレジオラ公爵とゴールデニアは、すぐ母のところへ行き、手当てを施す。もう聖女ではなく女神としての姿を出したからには、必ず助ける。そして以前よりも、丈夫な身体にしてあげると心に誓うのである。
野犬に襲われていてもおかしくなかった、寒い冬の朝は氷点下にまで気温が下がるというのに、その赤ちゃんからは湯気が立つほど暖かい空気を身に纏っていたのだ。
立派なおくるみに包まれていた赤ちゃんだったこともあって、どこか高貴な身分を物語っていた。グレジオラ公爵夫妻には、男の子を一人産んだ後、産後の肥立ちが悪く病弱な妻で、女の子がいなかったこともあり、また本当の娘のように慈しみ育てることにしたのだ。我が娘として、王国に届け出をすまし おくるみの色からゴールデニアと名付けられた公爵令嬢。
生まれた時から一言のワガママも言わず、素直に元気に育っていく姿は、もはや神がかっていると噂になるほど、まばゆい美しさである。そして生まれた時からなぜか、この子には自我があるように見える。
そのゴールデニアに聖女判定を受けないかとの打診がグレジオラ公爵家にもたらされたのはゴールデニアが拾われて8年が経過したとき。
「もしもわたくしが聖女として、認定を受けたとしてもかわらずこのお屋敷内に留めてくださいますでしょうか?」
「もちろんだよ。ゴールデニアは我が自慢の娘であるから、安心して受けてきなさい。もしも聖女として認められなかったとしても、同じだよ。我が娘に変わりはない。」
結果は、当然のごとく聖女認定される。これで認定されなかったら、教会の水晶玉は壊れているか、偽物かのどちらかである。
王国では、お祭り騒ぎと化す。これでこの国は、安泰と繁栄が保証される。移民はこぞって、この国に定住したがることになり、役所の受付は連日混雑することになったのである。
ゴールデニアが聖女認定されて、ほどなくしてから第1王子の婚約者にしたいとの打診がグレジオラ公爵家に届く。
これをいったん父公爵は断ってくれたのである。
理由は、まだ8歳という幼い娘を妃教育なんかに出したくない。妻である公爵夫人が病弱だから、余計な心配をかけたくないと言ってもらえたのである。
第1王子と同い年の公爵令嬢は、たくさんいる。聖女であるからというだけで、何もゴールデニアがなる必要はない。
断り続けて4年。それでも王家は諦めず、一度会うだけでも会わせてほしいと懇願してきたので、仕方なくグレジオラ公爵は、顔合わせのお見合いをしたのだ。
第1王子は、金髪碧眼の15歳になるブルータス殿下。見た目は確かに美しいが、見た目だけで神経質そうなまなざしは、ゴールデニアとグレジオラに不快感を与えた。
グレジオラ父娘は、恐れながら……即行、断るつもりでいたのだが、なんと!その神経質男のブルータスさまは、一目でゴールデニアの美しさに目を奪われてしまい、
「我が妻に。」
所望されてしまいます。
こうなると公爵の立場では、断りづらい。国王陛下からも懇願され、渋々、婚約に至ったのです。
月日は流れ、3年後、ブルータス殿下は学園を卒業されることになり、入れ替わりにゴールデニアが王太子妃として、学園に入学することが決まった。つまり、卒業式のすぐあと、子作りは、ゴールデニアが卒業してからという条件付きながら、結婚式が執り行われることになったのである。
ところが、結婚式を一週間後に控えたある日のこと、急に養母である公爵夫人の容態が悪化して、療養のためにグレジオラ領地へ引っ込むことになったのです。
ゴールデニアは、結婚式準備のために王都にいなければなりませんが、母がゴールデニアの手を握りしめたまま放してくれません。
ゴールデニアも母とともに、領地へ引っ込みます。これに腹を立てたブルータス殿下より呼出し命令が、すぐかかりますが、ゴールデニアは誰にも言っていなかったけれど、転移魔法を使えるのです。5分後には、王城に両親とともに謁見の間におりました。
「え?グレジオラ夫人、顔色が悪いが領地へ引っ込んだと聞くが、いかがして今ここにおる?つい先ほど、ゴールデニアには、領地から戻ってこいと知らせを送ったばかりなのに、なぜ3人でここにいられる?領地へ引っ込んだという話は作り話であったのか?」
「いいえ、我が娘ゴールデニアは、聖女様の力を遣い、領地からこの場へ舞い戻った次第でございます。妻がゴールデニアの手を握りしめたまま放そうとしないので、妻も連れてきてしまったのです。どうか眼前を汚し申し訳なく、お許しのほどを。」
「ほぅ、聖女様というのは、すごい力の持ち主であることは分かったのだが、息子ブルータスがゴールデニアに聞きたいことがあると申してな。」
ブルータス殿下がサルバカラ公爵令嬢のリリアーヌ様を連れて、謁見の間に入られることになったのである。
「公爵令嬢ゴールデニア・グレジオラ、貴様とは、今をもって婚約破棄するものとする。」
ブルータスさまが高らかに宣言されたことを聞き、全員がポカンと口を開けて呆けてしまったのである。
「待て、待て。ブルータスよ。ゴールデニアは聖女様なるぞ、聖女様と婚約破棄する意味が分かっておるのか?」
「この女は、嘘つきでございますれば、聖女かどうかも怪しいものでございます。」
「「「「「「「「「「は??????????」」」」」」」」」」
「公爵令嬢など、真っ赤な偽物!この女は、15年前の冬の朝、公爵邸門前に捨てられていたみなしごでございます。」
「はい。当時、わたくしは3歳でございましたが、あの寒い朝のことは今でもはっきりと覚えております。向かいのグレジオラ公爵様のところで孤児が拾われた、とたいそうな騒ぎがございましたわ。」
「サルバカラ公爵令嬢、発言を許可しておらぬ!慎め!」
国王陛下に注意をされて、急におとなしく押し黙ったリリアーヌ。正反対に、母は突然、また容態が悪化してしまったのである。今のリリアーヌの発言がショックであったのだろう。そして、うわ言のように
「ゴールデニアは、わたくしが産みました娘……でございます。」
ゴールデニアは、養母が不憫になり、とりあえず、父公爵に目配せをして、転移魔法で領地へと戻り、執事に母を頼み、すぐさまゴールデニアと父が王城の謁見の間に舞い戻ってきました。
「確かに、わたくしはわたくし自身が選んでグレジオラ公爵家へ参った所存でございます。わたくしは、言われる通り聖女ではございません。」
ほれ見ろ!と言わんばかりのブルータスとリリアーヌ。
そこで、ゴールデニアは、本来の自分の姿を現したのである。一瞬の金色の閃光がしたと思えば、そこには背中に羽を生やした女神姿で、その場に現れたのである。
父グレジオラ公爵も驚いて、腰を抜かさんばかりである。国王陛下もしかり、その場にいた全員が即座に跪いている。ただ、ブルータスとリリアーヌは、驚き過ぎて跪くことさえ忘れてしまっている。
「「「「「「「「「「女神様!」」」」」」」」」」
全員がつぶやいているのに、ブルータスとリリアーヌはポカンと口を開けたまま呆けている。
「我が育ての母は、ショックで容態が悪化してしまったではないか。リリアーヌとやら、そなたの汚い心は許しません。神妙に罰を受けよ。」
リリアーヌは、一言の謝罪も発せられぬまま、氷の像へと変身していく。同時にグレジオラ公爵邸の向かい側のサルバカラ公爵邸も氷の館となり、騒然とする。
「そして、その汚い女の戯言を真に受け、嫌がるわたくしと無理やり婚約させてしまったブルータス殿下、そのほうも同罪とする。」
「ま、ま、待ってくれ!俺は、リリアーヌに騙されていただけで……。」
「我が母を苦しめた罰じゃ。」
みるみるブルータスの足元から凍っていく。
そのゴールデニアを射掛けようとした騎士は、弓矢が氷づいたので慌てて、手放すとその場で氷が砕け散ったのである。
「愚かな人間どもよ!この国は、こうしてやる!」
ゴールデニアは、足元をポンと蹴っただけで、床から王城全体は氷に覆われた。外は猛吹雪になっている。
国王陛下は、氷の床に跪いて
「女神様、どうかお許しを!わが命と引き換えに、どうか!ほれ、グレジオラ、そちからも頼んでくれ。」
「父は、関係ない!父に命令するな!」
ゴールデニアが怒るたびに、王冠や玉座が氷と化していく。
茫然としている父の腕を掴んで、そのまま転移魔法で領地へ戻った。このグレジオラ領地だけは、晴天で穏やかに晴れ渡っている。
領地へ戻ったグレジオラ公爵とゴールデニアは、すぐ母のところへ行き、手当てを施す。もう聖女ではなく女神としての姿を出したからには、必ず助ける。そして以前よりも、丈夫な身体にしてあげると心に誓うのである。
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